モザイクアプローチとは
事後的に言うならば「自分が特定できる情報を投稿しなきゃよかったのに」である。
写真や文章といった様々な情報の断片から、個人情報を特定させる手段。
対象の情報をモザイク画像の一枚一枚のようにかき集め、アプローチ(接近)することから。
インターネット上の情報、SNSなどの情報を用いるケースが多い。
※既に相手の容姿や名前をリアルで見知っている状態・関係性では指しづらい。
極論、(悪い意味で)犯人は家に居ながら探偵やコナン君みたいな事が可能。
運が良ければジグゾーパズルのように大量に集めなくとも1枚でほとんど特定できてしまう場合もある。
「俺が特定できる情報をネットに載せやがって!どこの誰だ、絶対に許さねぇ!」
「それはお前だ」「お前が言うな」…という笑えないジョークになってしまう。
その情報を自分自身で発信しているという悲しいパターンである。
近年は特にインターネット・SNSの普及によって、誰もが匿名で手軽に情報を発信できるようになった反面、閲覧数やバズるのが目的で迂闊な情報を投稿してしまうと自分自身を容易に特定しうる情報を不特定多数に無償で与えてしまうリスクも高まっている。
「東京都に住んでいます」「名古屋市に住んでいます」程度なら特定は困難だが、特定の事件・事故・電車の遅延といったトラブルが起きた際に書き込んでしまうと、地域が一気に絞り込まれることになる。
それひとつではなく、過去の投稿も含めた様々な文章の情報を組み合わせて特定する。
東京で一人暮らしなのに「いま旅行で沖縄に来てます!」なんて言えば、留守だとバレる。
※沖縄でなくとも、投稿時間から容易に帰ってこられない場所にいれば同じ話である。
日頃からSNS等に顔出しでアップロードする方、動画配信している方もいる。
その場合は整形や変装をしなければ顔自体が大きなヒントとなりやすい。
「顔出ししなければ大丈夫では?」
…と思うじゃん?残念ながら何気なく撮影した部屋や近所の写真からも推測できる。
類似するもので「玄関にクワガタ」(項目参照)もある。厳密には玄関・クワガタとは限らないのだが、対象の家の前や通学/通勤経路に珍しい物を置き、対象がSNSでそれの写真や感想をうpすることで、本人とネット上のアカウントを紐づけするもの。
「珍しい物」を餌としているのが特徴。
モザイクアプローチとは異なり、既に相手の容姿や名前をリアルで見知っている状態・関係性であるが、SNSのアカウントが分からない場合などの特定に用いられる場合はある。
モザイクアプローチの場合、餌を置かなくとも本人のSNS等の文章・写真といった投稿内容から個人情報を推測できてしまうため、自業自得、盛大な自爆といった部分もある。
学校や利用駅・通勤経路といったある程度の特定であっても、相手も暇なのか地道な調査を続ける人間もおり、後に公開した情報と組み合わせて特定完了させる場合もあるため将来的な安全までは保障できない。
特定に便利な情報を投稿しない。
情報がなければ特定する手段が無くなってしまうため。
「SNS等で何も投稿するな」という意味ではなく、一定の対策で特定困難にできる。
「私のSNSをもっと見てくれ!」と言っても、不特定多数に発信している以上は
見てくれるのが好意的な人、肯定的な人、悪意を持たない人だけ…とは限らない。
ストーカー、特定してくる相手に悪い意味で「いいね!」をもらってはいけない。
特定というリスクを無くしたとしても、既に人だらけのSNSの人気は既に高い競争状態。
普通の事をしている普通の凡人が訳もなく全国的にバズる、時の人になるのは極めて困難である。
自己顕示欲・承認欲求モンスターのかまってちゃんとなる人もいるが
決定的瞬間を待つ以外、地道にアイデア・企画を練ったほうが良いかもしれない。
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最終更新:2024/12/20(金) 13:00
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