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※※視聴者諸君への注意※※ この記事には「D.Cシリーズ全般」及び「杉並」についてのネタバレが多分に含まれる。 |
杉並とは「D.C. ~ダ・カーポ~」シリーズを始めとするCIRCUS作品の登場人物である。
概要だ、同志よ
D.C.関連シリーズのほぼすべての作品に登場するキャラクターであり、男性サブキャラクターでありながらシリーズファンからの人気がかなり高く、CIRCUS代表取締役会長のtororo団長にして「D.C.は杉並」とまで言わしめる、D.C.シリーズにおける重要なポジションに位置し、またエロゲー/ギャルゲー史上最も謎の多いキャラクターである。
現在D.C.本編はⅢまで発売されている。劇中年数にすると123年を跨いで登場しているが、それぞれ同名で瓜二つの人物が登場するので、ここでは各シリーズ毎に紹介する。
D.C. における俺についてだ、読んでおけ同志朝倉よ
声優はPC版では東慎。コンシューマ版、及びTVアニメでは岸尾大輔。
(ただし、『C.D.C.D.』や『D.C.P.K.』などといった『D.C.』『D.C.II』両作品が関わりあう作品では声優が空野太陽になっている。)
主人公・朝倉純一の悪友。クラスも純一と同じく風見学園付属3年1組。
学年内でトップクラスの成績を誇り、スポーツも万能、長身で尚且つ顔立ち・ルックスも申し分無いと、ここまで書くとモテない要素が見当たらないように思えるが、思考・性格は完全に破綻しており、普段の奇怪極まる行動と合わせて前述の長所が一瞬で霞む有様となっている。
超常現象やオカルトの類に至高のロマンを見出しており、オカルト雑誌「ヌー」を愛読している。作品中では宇宙人・紫和泉子に超常現象の真相についてを一通り説明されながらもなお、超常現象のロマンを紫と共に熱く語るエピソードがある。
風見学園にて、「非公式新聞部」という謎の地下組織を絵に書いたような組織を後ろ盾に持ち、巨大な情報網を持っている。そのため、純一と音夢の関係(血縁の無い、義理の兄妹である事)に始まり、ヒロイン・胡ノ宮環の秘密など本人達しか知らないような機密情報までも知っているようである。
(工藤叶の秘密についても、純一がその秘密に気づくより以前から知っていたと思わしき描写があるが。)
ちなみに秘密を知っていても決してそれを口にすることはしないという口の堅さも持ち合わせている。(ルートに入って純一が知った後も知らない振りをしつつ純一やヒロインを時に陰ながら、時に直接的に助けたりしている。)
学園で何かイベントがある度に純一を巻き込んでは様々な悪巧みをしでかしており、音夢や美春を筆頭とする風紀委員の面々に純一共々ブラックリストとして認識されているのだが、彼も全く懲りていない。もっとも、試験近日になって音夢達に「試験の答案を盗もうとしている輩がいる」という情報をそれとなく吹き込んだ後に学園へ「試験の準備」に赴くなど、この状況を彼自身楽しんでいる節が見えるが。
何にしても、音夢や美春達風紀委員の面々とはトムとジェリーのような関係を築いているらしい。
なお卒パにおける計画の内容、及びその成否についてはシナリオによって変わり、シナリオによっては特に語られない場合も。中には音夢を巻き込もうとした事により純一の怒りを買って、失敗に終わるパターンもある。合掌。
しかし一方、先述のような長所・才能を鼻にかけるような嫌味はなく、情に厚い一面もあり、普段の奇怪な言動や行動とは裏腹に時には純一に的確なアドバイスをしたり、行動力や先述の情報網を駆使して登場人物達に見えない場所から影ながらサポートを行ったりと頼れる一面も。メインヒロイン・朝倉音夢を始めとして純一は様々なシナリオで幾度となく杉並に助けられる事になる。(ただし隠しヒロイン・霧羽香澄の場合は逆に杉並のやらかした馬鹿が発端となって新たにストーリーが始まる、という構成になっているのだが。)
脇役ながら主人公やヒロイン達に負けず劣らず、色々な意味で存在感をかもし出していることは間違いない。(MyCIRCUS ID内限定配信アプリの"D.C.I.F. featuringシリーズ"において、一話ごとにヒロインたちの個別ストーリーが収録されている中、「ヒロイン?」という形で堂々丸々一話枠をとっている。)
なお作品中での彼の行動は全て世界の平和のためであり、「大佐」と呼ばれる司令官からの極秘任務である、と杉並は語っている。
他にも、月城アリスの家にいる執事・瀬場をセバスチャンと呼んで尊敬しつつ意気投合したり、彩珠ななこの元へ災いをもたらす謎のヤギを「長官」と呼んで頭を下げるなど、サブキャラ同士でいろいろと縁が深いようだ。また、ヒロインの1人・水越眞子に好意を持っているという裏設定も存在し、シナリオによってはそれらしい描写を垣間見る事が出来る。(もっとも大半のシナリオでは、この設定は無いものとして扱われているようだが。)
D.C.IIにおける俺についてだ、読んでおけ同志桜内よ
声優はPC版では空野太陽。コンシューマ版、及びTVアニメでは岸尾だいすけ。
主人公・桜内義之の悪友。クラスも義之と同じく風見学園付属3年3組。
容姿や顔立ちが前作の杉並と似ているのみならず、基本はD.C.における杉並と同じ立ち位置・役どころである。制服の襟はきっちり詰めていかにも優等生という感じだが、やや人相が悪い。作品中の彼を見る限り、基本的な設定は大体前作の杉並と同じと考えていいと思われる。
尤も、今作では板橋や雪月花など他のサブキャラやヒロインの存在が際立っているためか、前作ほど積極的にはシナリオの進行に関わってこない。
「非公式新聞部」の後ろ盾も健在で(作品中の会話から、非公式新聞のバックナンバーやオカルト雑誌「ヌー」も50年以上健在だったらしい)、今作では義之や親友・板橋渉と共に学園のイベントでいろいろやらかしており、その暴走ぶりも前作以上の規模となっている(具体的には、イベント会場に爆弾を仕掛けるなど)。そのため、高坂まゆきを筆頭とした生徒会や風紀委員の面々からはやはりブラックリストとして認識され、イベントがある度に(前作以上に?)厳重にマークされている。もっとも、陸上部に所属している高坂まゆきから軽快に逃走してみせたり、義之を巻き込んで生徒会メンバー達に情報を流しては思うがまま撹乱・翻弄するなど、イベントの悪巧みと合わせてこの逃亡劇を楽しんでいる節があるが。
何にしても、高坂まゆきとはルパン三世と銭形警部のような関係を築いているらしい。事実、まゆきは杉並を「学園卒業までに決着を着けるべき宿敵」としてライバル意識を燃やしているが、杉並はまゆき(というか生徒会)を「計画実行ついでの退屈凌ぎ・暇潰し相手」程度にしか認識していない。
なお本作において、杉並・義之・渉の3人はよく「3バカ」と呼称される。「雪月花」とは偉い違いである。
ちなみにこちらの作品ではプライベートで眼鏡をかけている姿を確認できる。伊達眼鏡の可能性も高いが。
前作(D.C.)の杉並と同じく一部のヒロインの秘密も知っていたりするがやっぱり決してそれを口にすることはしない。ただし美夏の件に関しては義之と同じくモロ当事者なので、結構協力的だったりする。
コンシューマ版以降で明らかになる茜の秘密も以前から知っていると思われ、茜が点呼で2回返事しても気にとめることはなく、むしろそれが正しいという空気さえ感じるほどである。
「DCDX」で過去に飛んだ際の、音夢に対する呼び方は朝倉祖母であったがやっぱり本人から強く否定されたということで朝倉嬢になっている。
また、Ⅱと同じ時間軸で展開される物語、「D.C. Girl's Symphony ~ダ・カーポ~ ガールズシンフォニー~」にも登場している。白河ななかも登場しており、二人共「学園の有名人」としてゲスト出演しているようだ。なので、こちらではストーリーの本筋にはあまり絡んでこない。
D.C.Ⅲにおける俺についてだ、読んでおけ同志芳乃&葛木よ
声優はコンシューマ版、及びTVアニメでは岸尾だいすけ。
D.C.ⅢR、及びD.C.ⅢRX(18禁版)でも同じく岸尾だいすけが担当する。(公式サイトには声優の名前は明記されていないが。)
さて、現状の最新作であるⅢであるが、これにももちろん杉並は登場する。はⅡの17年後である『初音島編』と、Ⅰの53年前である『風見鶏編』の2つにより構成されるが、なんとそのどちらにも登場するのだ。(まぁ今更驚くことでもないが)
さてではまず『初音島編』の方から見ていこう。
やはり杉並は容姿や顔立ちも過去の杉並と瓜二つである。そしてイベントがあると何がしかのトラブルを巻き起こさずにいられない点も共通しているが、今までは主人公のクラスメイトだったものが今作では主人公の「先輩」という立場に変わっている。こちらでもやはり伝統の「非公式新聞部」に所属している。
今回は主人公・芳乃清隆が「公式」新聞部に所属しており、その部長・森園立夏とは犬猿の仲である。清隆を「同志」と呼び、新聞部から非公式新聞部へと引き抜きたがっている。
さらに今作では同じく非公式新聞部のアホというハンデメンバーとして下級生の女子生徒・美琴と行動を共にしている。美琴からは「杉並様」と慕われ、「杉並1人しかいないんじゃないか?」とさえ言われていた事があった非公式新聞部に杉並以外の部員が登場する事になった。
プロローグで初音島が3度目の桜の開花を迎えると、公式新聞部の面々に清隆を懸けた発行部数バトルを仕掛け、桜の謎をテーマに新聞を作ろうとしている公式新聞部とは別に、桜の謎を調査し始める。敵であるはずの清隆に対して、色々助言をしたり天枷探偵事務所を紹介したりと、手助けをしている。
そして話は過去にさかのぼり、今作の目玉である後編の「風見鶏編」にも登場する。だがこちらは上にも記したように舞台が20世紀であり、しかも場所はロンドンの「魔法学校」である。しかもそして、「非公式新聞部」と呼ばれる謎の組織に所属している。
例によって素性は一切不明で、舞台が外国なだけに「杉並」という名前が本名なのかすらも解らない。まず日本国籍なのかどうかも疑わしいが・・・。
風見鶏編にて初登場時(普段着の服装時)にはⅡ同様眼鏡をかけているが、普段学園で姿を見せるときは眼鏡を外している。やはり伊達眼鏡なのか。
例によって独自の情報網で様々な秘密を知っており、清隆の秘密ほか様々な方面の機密情報を掴んでいるらしい。また、この時代にはないはずの「ツンデレ」という言葉も使用しており、更に謎が深まる。
リッカに曰く「こういう事(選挙活動など)に関しては天才的に悪知恵の働く奴」。
D.C.4における俺についてだ、読んでおけ同志常坂よ
2019年春発売予定の最新作、D.C.4にもやはり杉並が登場する。プロフィールを見ると基本的なキャラクター性は変わらないようであるが、「自称名探偵」「ヘアピンのようなものをしている」等今までの杉並とは違う設定も見受けられる。ちなみにⅠの工藤叶、Ⅱの板橋渉ポジションには、女装好きの「叶方」という男子が新たに登場し、Ⅲの美琴ポジションのキャラは存在しない。
身長は177cm、体重は63kgであり、やはり他作品の杉並と身体プロフィールは違う。(尚、歴代杉並の中では一番背が高いものと思われる。)
サイト上でもある意味特別扱いされている。通常このようなゲームのストーリー文の最後は各ヒロインの特徴が書かれている場合が多い。D.C.4にももちろん書かれており、その内容は「笑顔を褒めると怒るくせに機嫌の良くなる妹」「だだ甘で世話焼きな隣のお姉さん」「恋愛請負人として人気の破天荒な残念美人」「無口系クールでちょっとぼっちな毒舌少女」「謎の情報通の悪友」「そして、不思議の国のメインキャストにそっくりなお嬢様」と書かれ「こそばゆい物語が始まるー。」で〆られている。・・・・・・・なにかおかしくはないだろうか、そう、ヒロインの特徴文の中に「謎の情報通の悪友」が紛れ込んでいるのである。杉並はヒロインだった・・・・?
ともかく、今回の彼がどのような活躍をしてくれるのかはゲームの発売を待つしかない。
その他
上記の概要以外にも、「D.C.シリーズ」における「杉並」の共通点は以下のようなものがある。
- 下の名前は結局最後まで謎。頭文字Dの登場人物みたいな感じか?そして美琴も苗字が不明で・・・
- 住まいも謎。(D.C.では、月城家の執事・瀬場が杉並にどうやったのか招待状を届けており、ここで純一が杉並の住所について改めて気にするシーンがある)
- 普段の私生活も一切謎。
- 基本的に、登場人物を名前で呼ばない。
(主人公→同志○○、音夢&由夢→朝倉妹、音姫→朝倉姉、白河一族→白河嬢、頼子さん→サギー、姫乃→葛木妹など) - 尾行や鍵開け、手話や暗号など、怪しげな技術を数々持っている。D.C.では頭髪の中に隠し持っていたヘアピンで手錠を開錠するという芸当も見せた。
- また学園の地下や、初音島のいたる場所に秘密のアジト・地下通路及び逃走経路などを張り巡らせており、その全貌は本人しか知らない。特にD.C.Ⅱでは50年以上かけて開発・増築が進められたのか、アジト内には電気や水道などのライフラインまで開通し、空調設備も完備している。ちなみに教室の、自分の席の床下にも入口があるらしい。
ちなみにこの地下通路の事は生徒会をはじめ杉並を追い続ける相手には大体存在を知られているようだが、「知らない者が一度入ったら杉並の案内無しでは迷い込んだまま二度と出られなくなる」とされ、杉並を追跡する際は杉並が通路へ逃げ込まれる前に捕える、というのが暗黙のルールとされているとか。 - 更に、「秘密の七つ道具」という謎の小道具を携帯しているらしい。「君が主で執事が俺で」における上杉美鳩の「49の秘密道具」みたいなものであろうか。ちなみに作品中で確認されているアイテムは煙玉、ペンチ、鍵束等。
- 何にしても、本気で敵に回したら恐そう。
余談となるが、杉並を始めとして当シリーズの男性サブキャラ達は東京23区内の地名から名前を頂いているケースが多い。
Ⅰにはグラフィックはないが「田端」というキャラが、Ⅱにはお馴染み「板橋」が、そしてⅢには「江戸川」というキャラがそれぞれ登場している。杉並、板橋ときてもⅢのキャラは「練馬」ではなかったようだ。
また、2016年発売のD.S.であるが、この作品はD.C.と同一世界の別の島の話であるためおそらく杉並本人は出てこない。が、その代わり彼のファンであり、非公式新聞部に加入している「辻谷大和」という人物がサブキャクターとして登場する。
並行世界の杉並
CIRCUSの関連作品では上記のタイトル以外にも様々なところで杉並というキャラクターが登場するのだが、
D.C.シリーズとは世界観の異なる所謂パラレルワールド的な位置づけとなっている(と思われる)ので、
ここでは上記で紹介した人物とは別人として扱い、項も別に設けて説明させて頂く。
uni.
当作品では何と女性キャラとして杉並が登場する。CVは斎賀みつき。
そして相変わらず下の名前が解らない。
こちらでも同様に風見学園非公式新聞部に所属し、主人公・綺羅々たちの住む「桜刻館」に居候している。
もっとも居候といっても正式な住人(=風見学園学生風紀連盟のメンバー)ではないのだが、面白そうという理由から寮に住み着き、ちゃっかりと朝晩の食事も共にしていたりする。
自らを師匠と仰ぐ非公式新聞部の期待の病人新人「天野平礼奈」と行動を共にしているが、奇行の限りを尽くす礼奈と違い本作の杉並は基本的に自分から面倒事・トラブルを持ち込まない。しかし一方、何がしかイベント・トラブルが進行すると面白がって高見の見物を決め込む厄介な性分。
後述する杉並(T.P.さくらver.)も含め、D.C.Ⅱに登場した杉並の影響なのか本作では眼鏡さん眼鏡っ娘として登場。
また従来作品の杉並と同様に?容姿もまた端麗で、作品中では水着姿も披露する。
公式のキャラ紹介ではスペックが書いてあるが彼女のみほぼすべて「unknown」となっている。さすがである。
T.P.さくら
こちらの杉並は従来作品と同様に、男性キャラとしての登場。CVは岸尾だいすけ。
風見学園付属3年生で、中央委員会の会長を務める学園のエリート的存在。
しかしその正体は主人公・芳乃さくら達「歴史事象保護局」のライバル的存在たる「時空怪盗団」の団長である。
ちなみに時空怪盗団のメンバーには「D.C.」で敵対関係にあった朝倉音夢や天枷美春が存在。
ところで生徒会長と怪盗の二面性キャラと聞くと、何だかどこかで見た設定に思えるかもしれないが気にしない。
こちらの彼もまた、従来作品の杉並と同様に自らの持ちうる揺るがない正義・信念に基づき行動する人物となっており、自らの行動や思想を正義と信じて疑わない。
しかし、さくらには不覚を取ってばかりいるようだ。
結局、彼は(彼等は)何者なのか?
結論から言うと、さくら・朝倉一族・魔法の桜のルーツが判明したD.CⅢが発売された現状においても、その存在は「謎」である。
名前だけではなく顔立ちや容姿がよく似ていて、劇中では123年をまたいでシリーズ作品に登場しているにも関わらず、公式文章・設定などでも杉並というキャラクターについては明言がされていない。
公式のD.C.ⅡP.S.開発日記(5/20の記事)には「彼に関しては、語れば語るほど謎が深まってしまいますので、敢えて明言することは避けさせていただきますが、プレイしていただいた皆様の中で、それぞれ想像していただき、答えを出していただくのが良いのではないかと思っています。」という旨が明記されており、公式からの正体の暴露にはまだ時間がかかりそうである。
なら答えを出してやろうではないかということで、ここでは色んなサイトで説かれていたり、編集者が説いたり巷で説かれている様々な考察を幾つか紹介させて頂く。
- 普通の血族(子孫)説
同じ血縁の一族で、「D.C.」以降の杉並達が「D.C.Ⅲ風見鶏編」の杉並の普通の子孫であるという説。非公式新聞部や秘密のアジト・逃走経路の存在が健在である事なども踏まえればこの説が最も合理的で現実的である。
この説の杉並達は、何の特殊能力も役割も持たない一般人である。なお、特殊な子孫説については後述する。 - 長寿(人外)説
D.C見鳥編の世界から、殆どそのままの姿で1世紀以上の時を過ごして初音島の平和を見守ってきていたという説。この場合杉並はロボットとか改造人間とか長寿族とか、とにかく普通の人間でなく膨大な寿命を持つ事が大前提にならざるを得なくなるのだが、そのような描写はあまり本編では見かけることが出来ない。 - タイムトラベラー説
上にも書いたとおり、D.C.のメインシリーズの時代は
[D.C.Ⅲ風見鶏編→(53年後)→D.C.→(53年後)→D.C.Ⅱ→(17年後)→D.C.Ⅲ初音島編]
となっており、総計123年をまたぐこの時代全てに杉並が登場する。こうなると子孫や長寿でなかった場合を考えると「タイムトラベラー」だという説が最も説得力がある。これならば何時の時代かに居た杉並が、他の時代における桜の魔法やその時代のゴシップ情報に関する現地調査などをするために未来へ過去へと時間を奔走して、各時代の物語に登場しているとすると説明がつく。方法に関しては分からないがD.C.の世界では魔法・枯れない桜・超高度なアンドロイドなどのオーバーテクノロジーが存在するし、実際に魔法使いとはいえさくらが過去に飛んでいるので決してタイムスリップは不可能な事ではないだろう。 - 神様(超越者)説
2.の説と発想はほぼ同じだが、実はロボットでも改造人間でもなく、D.C.の世界における神様であるとする説。
C.D.C.D.では神様が杉並と同じ声という事もあり、シリーズの主人公やヒロイン達を人知れず見守る様子やその浮世離れした行動・言動から杉並=神、と考えているシリーズファンも少なからず存在するようである。 - 魔法使い説(本人・子孫両説)
長寿説に新要素を加えたような発想だが、D.C.Ⅲの風見鶏編(魔法学校編)で杉並が出ているため杉並は魔法使いであり、さくらと同じく不老でメインシリーズ全体を通して同一人物として登場しているとする説。
また、各杉並が子孫であった場合にもこの説は説得力が強く、音姫が由姫から魔法使いとしての役割を引き継いでいるという一例から、子孫の杉並達も魔法使いとしてのなんらかの役割を引き継いでおり、それぞれの時代をまたいで全作品に登場しているとすると辻褄も会う。
この説だと、杉並が主人公たちが知らないような情報(特に魔法絡みのこと)を知っていることを伺わせたり、常人とは思えないような行動、そして魔法に耐性があるような描写など今まで謎であるとされていた部分もある程度フォローできる。 - 襲名説(他人・子孫両説)
これもD.C.Ⅲが発売されたことで浮上した説だが、実は風見鶏編の魔法学校に登場する「非公式新聞部」の正体は「イギリス王家直属の情報機関」であると明かされた。
これと風見学園の非公式新聞部との繋がりは不明であるが、もし何らかの形で繋がっていれば「杉並」という名前はその情報機関のある役に就いた者に代々受け継がれていく名前であると説明をつけることができる。
だがしかし、名前と役職を受け継いだ他人というだけでは容姿や性格があそこまで似ている人物が何人も時代を跨いで登場する説明は付かず、そこに関しては少々弱い説であることを記さなければならない。
そこで登場するのが「魔法使い説」と同様の子孫説である。「非公式新聞部」の使命を代々受け継いでいるとすれば合理的で説明も付く。 - 赤の他人説
上記のどれにも結びつかず、血・由縁・起源その他諸々の繋がりが何もない。全くの他人の空似であるとする説。
(上記以外にも仮説・考察などあれば随時追加して頂いて結構です)
取り敢えず、上記が現状出ている仮説である。もっと考察するのであれば、各時代の杉並はプロフィールが微妙に違う(「身長・体重が違っていたり秘密になっている」「D.C.Ⅲでは初音島編と風見鶏編の杉並が出てくるが、初音島編はすべて[秘密]であり、風見鶏編は[身長体重]が公開され後は[謎]になっており、意味深な表記の違いが見える」)ので、やはり同一人物ではなく別人という線が濃厚ではある。
まあシリーズ作品の杉並たちが別人にしろ同一人物にしろ、結局謎は謎のままだからいいのだという事でもあるかもしれないが。
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関連項目
- CIRCUS
- D.C. ~ダ・カーポ~
- D.C.II ~ダ・カーポII~
- D.C.III ~ダ・カーポIII~
- uni.
- T.P.さくら
- 朝倉純一
- 桜内義之
- 芳乃清隆
- 大佐
- 岸尾だいすけ
- 中二病
- カノッサ機関
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