電球とは、照明器具の一種である。
曖昧さ回避
概要
真空、あるいはアルゴンなどの不活性ガスが封入されたガラスの球体内で、フィラメントと呼ばれる電熱線が電気抵抗により熱され、光を放つこと(熱放射)で周りを照らす。トーマス・エジソンがフィラメントの長寿命化により実用化したこと(エジソン以前にも先行研究は行われていた)、またそのフィラメントは京都の竹が使われていたことも有名である。
原理的にも蝋燭などの光に近く、温かみのある光と評されるが、それはせっかくの電気エネルギーが熱エネルギーに持っていかれてしまっていることに他ならない。電気エネルギーを効率的に光へ変換する蛍光灯やLED(発光ダイオード)が普及した現在、電気エネルギーを可視光に変換する手段としては効率が悪く、光源としての役目を終えつつある。
しかしLEDの光は冷たい印象を与えることが多く、イルミネーション用に再注目されることも増えている。阪神淡路大震災の追悼、復興祈念イベントである神戸ルミナリエでは2011年より節電のためLEDが使用されていたが、2014年は電力供給に余裕があったことから再び電球が採用された。
また、熱を利用し孵卵器(インキュベーター)の熱源として使われることもある。
ひらめきの表現としての電球
| \ __ / _ (m) _ピコーン |ミ| / `´ \ ('A`) ノヽノヽ くく
何かひらめいた様子を表現するため、人物の頭上に電球が点灯するさまを描くことがある。これは1920年代にフィリックス(日本では10円ガムでお馴染みの黒猫キャラ)のアニメで用いられたのが起源とされているようだ。海外ではこの表現を指して“Idea Bulb”と呼ばれている。
ゲーム「ロマンシング・サガ」以降のサガシリーズで、技をひらめく演出に用いられていることでも有名である。
関連項目
外部リンク
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