『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』とは、原作:佐藤大輔、作画:佐藤ショウジによる漫画である。
概要
富士見書房『月刊ドラゴンエイジ』で2006年9月号より連載。現在は休載中。
原作者の佐藤大輔が遅筆のこともあり長期休載することが多ぬく、休載の間に作画担当の佐藤ショウジが別の連載を持ったことも度々あった。
2017年に原作者逝去を理由に連載は無期限休止、代筆での連載も行われていない。
ストーリー
ある日、私立藤美学園は、<奴ら>と呼ばれる一人の侵入者によって地獄の坩堝と化した。
<奴ら>は人を襲い、喰らい、新たなる<奴ら>を生みだし、急速に学園内を席巻。
悪夢の世界と化した学園内で、主人公・小室孝らは学園からの脱出を決意する。
しかし、学校の外もすでに・・・
主な登場人物
主人公一行
- 小室孝 (CV:諏訪部順一)
- 宮本麗 (CV:井上麻里奈)
- 鞠川静香 (CV:福井裕佳梨)
- 高城沙耶 (CV:喜多村英梨)
- 平野コータ (CV:檜山修之)
- 毒島冴子 (CV:沢城みゆき)
- 希里ありす (CV:竹達彩奈)
- ジーク (CV:原田ひとみ)
その他
モブキャラ
<奴ら>役として出演した声優以外の人物 (出演回、本来の役職)
- 賀東招二 (第1話、『フルメタル・パニック!』シリーズ作者)
- 黒田洋介 (第2話、脚本家)
- 佐藤大輔 (第2話、『学園黙示録』原作者)
- 田中将賀 (第3話、総作画監督)
- 三浦慧 (第3話、設定制作/制作進行)
- 高橋龍也 (第4話、脚本家)
- 佐藤ショウジ(第8話、漫画版作画担当)
- 陵久美(第8話、佐藤ショウジのアシスタント兼師匠・アニメ版企画協力)
- 小林未来(第8話、佐藤ショウジのチーフアシスタント)
- ichigo(第12話、OP曲担当・岸田教団&The明星ロケッツのヴォーカル)
- 黒崎真音(第12話、ED曲担当歌手)
※第5・6・10・11話にはクレジットそのものが存在せず、第7・9話での担当は全て声優。
作中に登場した武器
銃火器・手持ち武器
- 工具改造釘打銃(平野コータ即席、本物の銃程ではないが、平野の腕前、適切な改造により「奴ら」の射殺に活躍する)
- 木刀(毒島先輩が使用。達人が扱ってるとは言え、あんだけ「奴ら」を撲殺しながら、恐ろしく頑丈である)
- 小銃兼正・村田刀(毒島先輩が高木総帥より「娘を守って欲しい」と譲渡された、旧軍村田少将の拵えた軍刀。高精度で実用的なことから、日清日露戦争でも活躍した)
- 木杖(槍術部の宮本が使用。リーチが長いので、凪ぎ払いなどに活躍。やはり頑丈(ry・・・アニメだから仕方ないね)
- M37拳銃日本国警察仕様(事故死した警察官より、小室、宮本が拝借。後に平野の手に。執行実包は予備含め10発)
- PSG-1狙撃銃(南リカ巡査長が、洋上空港上の「奴ら」を狙撃。排除するのに使用。「あの」俳優も射殺)
- MP5短機関銃(市警の一部が使用。「奴ら」が市民に接近するのを、効率的に排除している)
- 89式小銃(各地の道路を封鎖している自衛隊の描写の中で、陸自隊員が所持)
- スプリングフィールド M1A1 スーパーマッチ自動小銃(南巡査長の私物を借用、宮本が所持。着剣の上で槍のように使われることもある)
- アーマライト AR10自動小銃(改造によりSR25狙撃銃風にしてある。南巡査長の私物を借用)
- イサカ M37 ライオット散弾銃(南巡査長の私物を借用、照準眼鏡装備、小室が使用)
- チェコVz61サブマシンガン(沙耶の母が愛用する小型SMG。護身コースで射撃を習ったと当人は語っており、近接射撃の腕はかなりのもの)
- ルガーP08(ドイツ製大型自動拳銃、沙耶が護身用に持つことになる。コータによるとオランダ植民地軍モデル、6ないし8インチのロングバレルと、木製ストック。32発入りドラムマガジンを装備)
車両
- 82式指揮通信車(89式小銃と同じシーンにて登場。62式機関銃の代わりにMINIMI軽機関銃を搭載している)
- 10式戦車(陸自最新のMBT。やはり上の描写で登場。もしかしたら、本邦アニメ初登場?)
- 機動隊放水車(封鎖を突破しようとした不良学生の排除に使用。放水で済んだのは寧ろ幸運かもしれない)
- ハンヴィー(米陸軍の大型野戦四輪駆動車。何故か、南巡査長が自宅に私有。因みにAFVと異なり装甲はないが、対EMP装備はきちんとしてあった模様)
航空機・船舶・誘導弾
- OH-1(陸上自衛隊の観測ヘリコプター。作品序盤で学校の屋上を通過していく)
- UH-60J(同上のシーンで登場。孝が「ブラックホーク?」と呼んでいる)
- RF-4E(F-4を改造した空自の偵察機。バイクに乗った孝と麗の横を通過し、写真を撮影していく)
- DDG-173「こんごう」(第12話冒頭にて登場したイージス艦。SM-3をサルヴォーで発射、東風21型を撃破。07年に実際、BMD対応改修を受けている。第1護衛隊群所属)
- DDG-174「きりしま」(こんごうと同じく、12話冒頭で東風21型MRBMを撃破。こんごう型2番艦。2010年度にBMD改修完了、対MRBM迎撃試験成功。第4護衛隊群所属)
- CG-67「シャイロー」(横須賀を母港とする米海軍第7艦隊に所属する、イージス巡洋艦。海自イージス護衛艦共々迎撃に成功。やはりBMD対応改修を受けている)
- DDG-54「カーティス・ウィルバー」(第12話冒頭に登場したイージス駆逐艦。<奴ら>の巣窟となる。シャイローと同様、BMD改修を受けた上で第7艦隊に所属)
- DDH-183「あかぎ」(コミック第七巻に登場するヘリ搭載護衛艦。床主湾にて生存者救助活動を実施。後部甲板にVLSが存在しないこと。艦番号などから、19500トン型護衛艦がモチーフと思われる)
- 「あきづき」型護衛艦(艦番号DD-120、コミック第七巻に登場。上記のDDH「あかぎ」及び民間輸送船舶の護衛に当たっている。ネームシップ「あきづき」がDD115なので、通算6番艦と推察される)
- SM-3対弾道弾迎撃ミサイル(日米イージス艦が使用し、東風21型を破壊。高度100km以上を飛翔する準中距離弾道弾を、運動エネルギー弾頭の直撃で迎撃。各艦、2発を一つの目標へ向かわせるサルヴォーで発射)
- 東風21型弾道ミサイル(中国がアメリカが発射したトライデント弾頭による核攻撃の直撃直前に吉林省通化基地より4発を放った、準中距離弾道弾等。核弾頭搭載。カーティス・ウィルバーの迎撃失敗により、1発が日本至近で炸裂。EMP障害を起こす。東風21型の中国語読み(Dong-Feng-21)の略称DF-21から、NATOフォネティックコードにより「デルタ・フォックストロット21」と呼称されている)
テレビアニメ
2010年7月~9月に、AT-XやUHF系などで放送された。全12話。
過激なテーマ上テレビ放送では一部規制が入っている(1話で教師が頭から飛び降りる場面のラスト、2話でドリルをゾンビの頭に挿し込んで殺す場面、等々)。
この規制は全てのテレビ放送で同じ規制がなされており、衛星放送も地上波も同一の規制後の映像のみをオンエアしている。例外的にテレビ愛知だけはさらなる規制が入ったが、その他の局は全て同一の映像である。規制のないバージョンはDVD発売前の現状、何処にもオンエアされていない。
スタッフ
主題歌
オープニングテーマ
エンディングテーマ
曲名 | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 歌 | |
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ACT1 | 君と太陽が死んだ日 | akane | setzer | MintJam | 黒崎真音 |
ACT2 | color me dark | 高田龍一(MONACA) | |||
ACT3 | Return to Destiny | a2c | MintJam | ||
ACT4 | cold bullet blues | 帆足圭吾(MONACA) | |||
ACT5 | Memories of days gone by | 田中秀和(MONACA) | 田中秀和(MONACA) 岡部啓一(MONACA) |
||
ACT6 | Under The Honey Shine | 神前暁(MONACA) | |||
ACT7 | fuss fuzz | 米山玩具 | a2c | MintJam | |
ACT8 | The place of hope | 松井敬治 | glanzenda | ||
ACT9 | 宝石のスパイ | サエキけんぞう | 藤末樹 | ||
ACT10 | THE last pain | akane | glanzenda | ||
ACT11 | Hollow Men | 佐藤大輔 (英訳:大塚翔一) |
柳英一郎 | glanzenda | |
ACT12 | The Eternal Song | akane | デワヨシアキ |
挿入歌
曲名 | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 歌 | |
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ACT4 | O,Spirit | Minako"mooki"obata | 和田貴史 | --- | 福永紗代 |
ACT7 | Infection | MELL (英訳:seven-lon) | 井内舞子 | MELL |
公式配信
ニコニコ動画「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEADチャンネル」において、最新話が1週間限定で無料配信中。配信日は毎週金曜日。配信されている映像はAT-X放映版と同じ。
関連動画
関連チャンネル
関連項目
外部リンク
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