概要
2006年2月1日に上磯町と大野町の合併によって誕生した。市役所庁舎は旧上磯町役場庁舎を使用している。
農業、漁業といった一次産業と峩朗鉱山の石灰石を利用したセメント生産が主な産業といえる。
函館市のベッドタウンとしての役割と、北海道新幹線新函館北斗駅開業による交流人口増加による地場の活性化が期待されている。
かつての旧・大野町は北海道で初めて煉瓦が製造された場所である。函館に近い上に何も無かったので簡単に工場を作ることができたようである。
観光地
観光地としては弱い。それでも桜を中心とした観光産業の育成を行っており、トラピスト修道院(日本初の男子トラピスト修道院)、きじひき高原(パノラマ眺望台がある)、八郎沼公園がある。七重浜駅は鉄道写真の撮影地として有名。温泉としては東前温泉しんわの湯。運送会社が洗車用の井戸を掘ったら温泉が出たとのこと。今は日帰り温泉、温泉ホテル、タクシーも経営している。
時代を読むハイセンスなまちおこし
北海道新幹線の駅開業を起爆剤に函館を越える時代の流行を意識したまちおこし展開で有名だった。
2011年のご当地アイドル、2013年公式ゆるきゃら「ずーしーほっきー」が誕生したが、突如同年登場した京町セイカ(京都府精華町)に代表される人間形のキャラクター(着ぐるみからコスプレイヤーへ)への民族大移動が起き不遇に。時代の流れを読むのは非常に難しい。
決して、「ヒャッハー」とは関係ない。・・・が、その「ヒャッハー」こと北斗の拳で町おこしをしようとする動きはあるようだ(リンク)。とか書いてたら、まさかの「ずーしーほっきー」と「北斗の拳 イチゴ味」とのコラボポスターが制作された(リンク)。さらに後述の新函館北斗駅構内にはケンシロウの銅像(明日への秘孔)まで立つ始末で、本当に北斗の拳で町おこしする日も決して遠くはなさそうだ。
2016年8月7日から旧茂辺地中学校にて寝台特急「北斗星」で使用されていた客車2両を一般公開した。これは北斗市と北斗星が「北斗」つながりであることや、江差線(現在の道南いさりび鉄道)を「北斗星」が通過していたことに由来する。
交通
鉄道路線は、道南いさりび鉄道(旧・江差線。七重浜駅~渡島当別駅間)、JR函館本線(新函館北斗駅)が市内を通っている。なお、市民の多くは道南いさりび鉄道の上磯駅を利用しているようである。
高速道路は、函館江差自動車道(無料・北斗追分IC~北斗茂辺地IC間)が市内を通っており、函館市方面に行くことができる。ちなみにもともと、北斗追分ICは大野IC、北斗中央ICは上磯ICだったのだが、北斗市の要望で改称された経緯を持つ。
バス路線は、北斗市南北市街地連絡バス(100円バス)があり、旧・上磯町と旧・大野町を連絡している。また、函館バスの一般路線バスも運行している。
大野新道上を走る函館と大野を結ぶ路面電車「大野電軌」が計画されていた。後に私鉄「大函急行」に変更されたものの反対されて頓挫してしまった。もしかしたら新幹線アクセス鉄道になっていた可能性がある。
地形
黒松内低地帯につながる低地帯を河川が土砂で埋め立てた「函館平野」の上にある。その西側には函館平野西緑断層帯があり、動くとマグニチュード7クラスの地震が発生するとされ、周辺の函館市、七飯町も含めて地震に対するリスクが高い地域とされる。
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