ヨハネス・ブラームス (Johannes Brahms、1833-1897) とは、19世紀ドイツの作曲家、ピアニストである。ドイツ三大Bの一人。
概要
ハンブルク出身。19世紀後半の後期ロマン派の時代に活躍し、音楽の都ウィーンで生涯の大半を過ごした。同時代の作曲家に比べると絶対音楽志向で、この時代には珍しくオペラを書いていない。極度の完璧主義者として知られ、焼き捨てた作品は数知れず、交響曲第1番の完成に20年以上も費やすなどしたため残された作品の数はそう多くない。生涯独身だった。
当時はワーグナーなどの革新派に対して保守派とみなされていた。しかしそれはあくまで形式についてだけ言えることで、内容的には以前の音楽より革新的だったのは言うまでもない。"擬似古典主義者"などと呼ばれることがあるが全くの偏見であり、正確には新古典的ロマン主義と言うべきであろう。
代表作は『4つの交響曲(交響曲の8番はない)』、『ピアノ協奏曲』、『ヴァイオリン協奏曲』、『間奏曲集』、『ハイドンの主題による変奏曲』、室内楽、歌曲などである。
協奏曲を含むピアノ作品のパートが非常に難しいことでも知られ、特に『パガニーニ変奏曲』はほとんど拷問である。
主な楽曲
- 交響曲第1番(ブラームス)
- 交響曲第2番
- 交響曲第3番
- 交響曲第4番(ブラームス)
- セレナード第2番
- ハイドンの主題による変奏曲
- 大学祝典序曲
- 悲劇的序曲
- ピアノ協奏曲第1番
- ピアノ協奏曲第2番
- ヴァイオリン協奏曲
- ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
- ピアノ三重奏曲第1番
- ピアノ四重奏曲第1番
- 弦楽六重奏曲第1番
- チェロ・ソナタ第1番
- ホルン三重奏曲
- ヴァイオリン・ソナタ第1番"雨の歌"
- チェロ・ソナタ第2番
- ヴァイオリン・ソナタ第2番
- ピアノ三重奏曲第3番
- ヴァイオリン・ソナタ第3番
- 弦楽五重奏曲第2番
- クラリネット三重奏曲
- クラリネット五重奏曲
- クラリネット・ソナタ第1番
- クラリネット・ソナタ第2番
- ピアノ・ソナタ第1番
- パガニーニの主題による変奏曲
- 2つのラプソディー op.79
- 3つの間奏曲 op.117
- 6つの小品 op.118
- ワルツ第15番 op.39-15
- ドイツ・レクイエム
- 哀悼の歌
- 子守歌
- ハンガリー舞曲(編曲作品。自作曲ではない)
関連動画
~してみた系
ブラームスを使用したMAD
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関連項目
- クラシック
- ロマン派音楽
- 作曲家一覧
- 民族音楽(民謡、ジプシー音楽、ウィンナー・ワルツ他)
- バッハ
- ベートーヴェン
- ロベルト・シューマン(先輩)
- クララ・シューマン(友人。ロベルトの妻でピアニスト)
- ヨーゼフ・ヨアヒム(友人。ヴァイオリニスト)
- アントニン・ドヴォルザーク(後輩)
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