バンギラスとは、ポケットモンスターに登場するNo.0248のポケモンである。初登場は金・銀であり、任天堂のお気に入りである。
基礎データ | |||
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名前 | バンギラス | タイプ | いわ あく |
英語名 | Tyranitar | 高さ | 2.0m 2.5m(メガシンカ) |
分類 | よろい | 重さ | 202.0kg 255.0kg(メガシンカ) |
性別比率 | ♂:50.0% | 特性 | すなおこし |
♀:50.0% | ― | ||
グループ | かいじゅう | 夢特性 | きんちょうかん |
メガ特性 | すなおこし | ||
孵化歩数 | 10240歩 | 捕捉率 | 45 |
世代 | 第2世代 | 努力値 | 攻撃+3 |
進化 | ヨーギラス→ サナギラス(Lv.30)→バンギラス(Lv.55) | ||
図鑑データ | |||
全国図鑑 | #0248 | 図鑑の色 | 緑 |
ジョウト | #246 #251(HGSS) |
ホウエン | #― |
シンオウ | #― | イッシュ | #294(BW2) |
カロス | #104(マウンテン) | アローラ | #― |
ガラル | #385 #141(カンムリ) |
ヒスイ | #― |
パルデア | #318 |
図鑑説明
- ポケットモンスター金、ハートゴールド、リーフグリーン、ソード
- どんな こうげきにも びくともしない からだを もっているため どんどん しょうぶを しかけてくる。
- ポケットモンスター銀、ファイアレッド、ソウルシルバー、スカーレット
- あたりの ちけいを かえるぐらい あさめしまえの ちからもち。まわりを きにしない ふてぶてしい せいかく。
- ポケットモンスタークリスタル、X、バイオレット
- かたうでを うごかしただけで やまをくずし じひびきを おこす とてつもない パワーを ひめる。
- ポケットモンスタールビー・サファイア、エメラルド
- じぶんの すみかを つくる ために やま ひとつ くずしてしまう ほどの つよい パワーを もつ。たたかう あいてを もとめて やまを さまよう。
- ポケットモンスターダイヤモンド・パール、プラチナ、ブラック・ホワイト、Y
- バンギラスが あばれると やまが くずれ かわが うまるため ちずを かきかえる ことになる。
- ポケットモンスターブラック2・ホワイト2、シールド
- じひびきを ならしながら あるくと おおきな やまでさえ くずれ まわりの ちけいは かわってしまう。
- ポケットモンスターウルトラサン
- たたかう あいてを もとめて やまを さまよう。 であっても かくしたが あいてだと むしして さっていく。
- ポケットモンスターウルトラムーン
- すすむ みちの まえに やまが あれば くずし いえが あれば はかいする うごく さいがいポケモン。
概要
- 初登場は金・銀。サナギラスまではいわタイプ・じめんタイプだったが、進化していわタイプ・あくタイプに変化した。
- カイリューに続く種族値600(いわゆる600族)。素早さこそ低いが他の能力は総じて高い。
- 初登場となる金・銀ではタイプ一致の物理攻撃技が威力75の「いわなだれ」止まりであったため、当時環境トップに君臨するカビゴンと比較して火力を大きく後れを取ることとなる。また進化によるタイプ変更で、みずタイプ、くさタイプは2倍になるもののかくとうタイプが4倍弱点に。前述の通り遅いので、先手で格闘技を喰らうとアッサリ沈むことも。「どんな こうげきにも びくともしない からだ」 が格闘に最も弱いって、どういうことなの…。その他の弱点はみずタイプ、くさタイプ、じめんタイプなど、第6世代でフェアリータイプも弱点になったので合計で7タイプ。遅さゆえに弱点を突かれやすいことに注意。
- またカイリュー同様進化レベルが55な都合、ニンテンドウカップ2000のルール(Lv50~55、戦闘に出す3匹のレベルは合計で155以内)ではエースにせざるを得ないのも手痛い。とはいえ高水準なステータスであることには変わらず、種族値では攻撃のほうが高いものの特攻も及第点レベルにはあり、豊富な技レパートリーを持つのでパワータイプの見た目らしからぬ器用な動きができる。特にタイプ一致の「かみくだく」が使える貴重な存在であり、ゴーストタイプやナッシーなどエスパー複合のポケモンに対して大きな圧力をかけられる。
- 第3世代で追加された特性は天候を砂嵐に変える「すなおこし」。この当時こそやはり進化レベルの都合で出番は少なかったものの、第4世代では岩タイプのとくぼうが1.5倍になるという効果が追加され、元々高めの特殊耐久力が更に磨きがかかり、補正有りで特化すると同条件のレジアイスと同様の耐久数値となる。ラティオスの眼鏡流星群を始めとする強力な特殊技の殆ど受けることが出来、4倍弱点や一致弱点を楽々耐えられてうんざりさせられることもしばしば。また新技としては岩版クロスチョップである「ストーンエッジ」を習得。「かみくだく」も仕様変更で物理技となり、一気に躍進する。またフラットルール導入により進化レベルを気にせず対戦で使用できるようになったことも大きい。
- 第5世代ではドリュウズやランドロス、ガブリアスとともに砂パで環境を席巻。ランドロスとのコンビが通称「バンギランド」と呼ばれ、その響きがテーマパークのようであることもネタにされた。
- 第6世代では飛行弱点を狩りまくるファイアローの流行で天敵である格闘タイプが激減。そのファイアローに有利なバンギラスは相対的に地位が向上した。ただし鬼火をもらうとキツい。
しかし、天候特性が技使用時と同じく5ターン制限になってしまったのは大きな痛手。第五世代ではしょっちゅう天候が変わりまくっていたが砂パを含む天候パーティは大きくその数を減らした。
新アイテムの「とつげきチョッキ」との相性もいい。持たせれば格闘以外の特殊技ではまず落ちない不沈艦と化す。「メガシンカ」に関しては後述に記載。 - 第8世代では新システムの「ダイマックス」と非常に相性がよく、従来の「とつげきチョッキ」を持たせての要塞っぷりに磨きがかかっただけでなく、弱点技でも落ちにくくなったおかげで「じゃくてんほけん」発動からの返り討ち戦法が早速猛威を振るっている。
- 第9世代で追加された新システム「テラスタル」のPVにてゴーストタイプになることでバンギラスが格闘技を無効化するという度肝を抜く紹介をされた事で弱点だらけのバンギラスがその欠点を補って大暴れする・・・かに思われた。
ところが実際は新しく実装された強力なゴーストタイプとそれに対抗するかのようにパオジアンやトドロクツキなど強力なあくタイプが跋扈。そのあくタイプに対抗するべくゴーストタイプ達が悉くフェアリータイプやかくとうタイプのテラスタルを仕込むという環境に。元々極端なまでの有利不利がつきやすいバンギラスにとって凄まじい向かい風が吹き付ける事となった。- またバンギラス自身はいわ以外のテラスタルでは砂嵐による特防1.5倍の補正上昇が消滅。いわに加えてじめん、はがね以外のテラスタルでは自分の撒いた砂で勝手に自傷していくという問題により耐性を補おうとすると数値以上に耐久力がない。
つねに相手のテラスタルには気をつかわなければならないのに、自分はテラスタルとシステム相性が劣悪というドツボにはまり歴代でも最悪クラスの立ち位置となってしまった。 - 自身のテラスタルとの相性問題は追加DL蒼の円盤で耐性を変えずに火力を上げられる「ステラタイプ」で一定の決着はついたものの有利不利の見極めに全く気が抜けないのは変わらないのもキツい。
- ダブルバトルではテラスタルによる逆風は少なめだが、強力な格闘ポケモンの増加をはじめとした全体的な環境のインフレにより、8世代以前と比べると勢いは落ちている。
- またバンギラス自身はいわ以外のテラスタルでは砂嵐による特防1.5倍の補正上昇が消滅。いわに加えてじめん、はがね以外のテラスタルでは自分の撒いた砂で勝手に自傷していくという問題により耐性を補おうとすると数値以上に耐久力がない。
- パラドックスポケモンとしてそっくりさんのテツノイバラも登場。流石任天堂のお気に入り。
とはいえ此方もこちらでじめん4倍、特殊防御面がバンギラスと比べると頼りない、タイプ一致であるでんき技の選択肢が反動技ばかりと使い勝手が悪く不人気。
- シナリオにおいては、FRLGでグリーンが強化パーティの手持ちに入れている。HGSSの強化パーティにも再登場した。このためバンギラス=グリーンの手持ちという印象を持っている人も多い。バンギラスグリーン
- 他、プラチナのしょうぶどころでは、ヒョウタの切り札。トウガンのボスゴドラより強いらしい…が、仮に直接対決したとすると、ボスゴドラは「じしん」、バンギラスは「ほのおのキバ」がダメージソース。どう考えても勝ち目は無い。
- 映画とポケモンコロシアムではダークポケモンとして登場する。
- スタイルが似てなくもないがゴジラではない。名前の方は、そのシリーズの常連怪獣『アンギラス』から取ったであろうことは確定的に明らか。
- アニメでは「みだれひっかきでサヨウナラ」で密猟者のサナギラスがバンギラスに進化した。X・Y編ではアランのポケモンとして登場し、サトシのピカチュウと戦った。
メガシンカ
- ポケットモンスターX・YではXのみで手に入るバンギラスナイトを使ってメガバンギラスへとメガシンカする。
胴体の刺や頭の角が1本大きく伸び、腹の青い部分は膨大なエネルギーにより赤くなっている。 - 攻撃が特に大きく上昇し、他に防御・特防・素早さが上昇する。
- その代わりHP・特攻は変化なしとなっている。メガシンカ前と違い物理1本の方が動きやすいだろう。
- 特性は「すなおこし」のまま。
天候を取られてもメガシンカを使うことで取り返す事ができるようになっただけでなく、使いづらかった夢特性「きんちょうかん」をちらつかせながらメガシンカで天候を取る事も可能に。惜しむらくは5ターン制限がかかった事だが…。 - タイプは変わらないので引き続き砂嵐の特防強化の恩恵を受ける。
無補正・無振りVの時の実数値は140だが、1.5倍補正のおかげで実際は210(種族値だと190相当)となる。
それを踏まえた実質的な種族値合計は770とアルセウスを凌駕する驚異的な数値となる。
メガレックウザやゲンシカイキ軍団にはさすがに勝てないが - 但しバンギラスは元々メガシンカ前も強力なポケモン。
メガシンカは上記の天候取りやアイテムの競合を避ける為の採用が主になる。
「メガシンカするから強い」と言うよりは「メガシンカの可能性があるから強い」と言うべきだろう。
任天堂のお気に入り
- 下記にあるHG・SSの任天堂CMにおいて、インタビューに答える人々の「思い入れのあるポケモン」にやたらめったらバンギラスが登場するため、「バンギラスグリーン」のタグが付くなどネタにされている。
- また、2013年6月11日に放送されたニンテンドーダイレクトで公開されたポケットモンスターX・YのPV第2弾では新要素「ポケパルレ」の紹介部分で可愛がられていた。
- 結論:かいじゅうグループはロマンである。
レベルアップで覚える技
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※第9世代準拠。
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