- 阿修羅のこと。「阿修羅」や「ASURA」の記事を参照。
- アシュラ(漫画)・・・ジョージ秋山による、1970年に連載開始された漫画作品。本記事で説明。
- アシュラ(ファイアーエムブレム)・・・ゲーム「ファイアーエムブレムif」の登場人物。当該記事参照。
概要
週刊少年マガジンに1970年から1971年にかけて連載された。
しばしば飢饉が起こっていた平安時代を舞台としている。生きるために人を殺して食らっていた獣のような少年アシュラが出会いを通じて人間らしい心を持ち始める姿や、獣のようにしか生きざるを得ない現実に対して苦悩する姿を描いている。
少年漫画誌に掲載されたにもかかわらず、タブーである人肉食を真正面から描いたため非難を受け、掲載雑誌の該当号が有害図書指定を受けるなどの批判的影響を招いた。
作中では「なんで生んだ」「うまれてこないほうがよかったギャア」といった、苦しみに満ちたこの世に生まれ落ちた哀れが繰り返し触れられている。ラストも、母の墓を見ているアシュラが「生まれてこないほうがよかったのに」と母を哀れんでいるシーンで締めくくられる。
なお連載から10年経過した1981年には、このラストシーンの後を描いた読み切り作『アシュラ 完結編』が「週刊少年ジャンプ」にて発表されている。
『アシュラ外伝』という、アシュラが登場する2ページのみの作品もある。だがこれは公害問題に関する内容で、最後の4コマにあまり脈絡なくアシュラが無言で描かれているのみであり『アシュラ』本編とはほぼ関連がない。
連載から40年以上を経た2012年にアニメ映画化された。監督は『TIGER&BUNNY』『THE ビッグオー』『鴉-KARAS-』等で知られる「さとうけいいち」氏。
関連動画
関連静画
関連項目
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