ゼミにおける論文輪読とその発表 多くの大学では三年生の頃からゼミというものが始まる。ゼミの内容は、それを受け持つ教授や出席する学生によって様々だが、多くは学生側からのなんらかの研究や勉強の成果発表という形を取るだろう。その中でもとくに多いのが論文輪読や論文のまとめ発表だと思う。 そこで今回は私自身が多く経験してきたゼミにおける論文発表の際に何が求められているのかを説明したい。 「論文を読む → 内容を発表」という機会は多い ゼミや勉強会において、何らかのテキストを用意し、それを担当者を決めて発表するというスタイルは非常に多い。大きくわけるとその中では輪読と論文発表というふたつのスタイルがある。輪読は分厚い単行本の章ごとに担当者を決めて、何週間かにわたってそれぞれの賞の内容を発表してもらうという形である。いわゆる回し読みである。もうひとつは何らかの大きなテーマを決めて、それに沿った論文を集め