涙が育てた「家族」の絆 阪神大震災30年、岡本由美さん
涙が育てた「家族」の絆 阪神大震災30年、岡本由美さん
6400人以上の死者が出た1995年1月17日発生の阪神大震災から30年がたつ。放課後等デイサービス事業所長、岡本由美さん(77)は、建物が倒壊し母子4人と職員1人の計5人が亡くなった「神戸母子寮」(神戸市兵庫区)の母子指導員として苦しい時代を母子と生き、職を離れた後も陰で支え続けた。今も成長した元寮生を見守る。
母子寮は、生活に困窮した母子家庭や事情があって父親と離れて暮らす母子を支え、自立を助…