八代郡
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人口10,218人、面積33.36km²、人口密度306人/km²。(2024年11月1日、推計人口)
以下の1町を含む。
- 氷川町(ひかわちょう)
郡域
1879年(明治12年)に行政区画として発足した当時の郡域は、上記1町に八代市の大部分(日奈久各町・二見各町・坂本町鶴喰・坂本町田上・坂本町百済来下・坂本町百済来上・坂本町川嶽を除く)を加えた区域にあたる。
歴史
近世以降の沿革
知行 | 村数 | 村名 | |
---|---|---|---|
幕府領 | 長崎奉行 | 5村 | 椎原村、久連子村、樅木村、葉木村、仁田尾村 |
藩領 | 肥後熊本藩[1] | 3町 87村 |
上豊原村、下豊原村、奈良木村、東本野村、西本野村、高下村、西高下村、大福寺村、敷川内村、植柳村、麦島村、萩原村、横手村、松江村、田中村、古閑村、上野村、大村、海士江村、新牟田村、南吉王丸村、吉王丸村、東河田村、猫谷村、北片野川村、上片野川村、中片野川村、下片野川村、長田村、井上村、下井上村、日置村、上日置村、福正原村、西宮地村、東宮地村、古麓村、下松求麻村、上松求麻村、八代町[2]、興善寺村、岡谷川村、岡中村、岡小路村、拵村、早尾村、今村、平島村、北村、河上村[3]、南大野村、新田村、吉本町、吉本村、西吉本村、大野村、上北大野村、立神村、北種山村、南種山村、小浦村、河俣村、栗木村、柿迫村、下岳村、上鏡村、鏡村、鏡町、内田村、鹿島村、東鹿島村、西野津村、北野津村、南野津村、東野津村、野津村、宮原村[4]、上宮原村、下宮原村、下有佐村、小路村、上有佐村、中野村、下村、外牟田村、上土村、西川田村、新地村[5]、高子原村[5]、松崎村[5] |
- 慶応4年
- 明治2年6月20日(1869年7月28日) - 長崎府の管轄区域が長崎県の管轄となる。
- 明治3年(1870年) - 長崎県の管轄区域が熊本藩領となる。
- 明治4年(3町94村)
- 明治6年(1873年)1月15日 - 白川県の管轄となる。
- 明治初年(3町111村)
- 干拓地に芝口村・貝洲村・硴原村・塩浜村・河原町・宝出村・古閑出村・高植村・弥次村・東網道村・中網道村・西網道村・西鹿野村・東鹿野村・北出村・外出村が起立。
- 高子原村が分割して下高子原村・上高子原村となる。
- 明治8年(1875年)12月10日 - 熊本県(第2次)の管轄となる。同年、以下の各村の統合が行われる。(3町101村)
- 片野川村 ← 北片野川村、上片野川村
- 片長村 ← 中片野川村、下片野川村、長田村
- 網道村 ← 東網道村、中網道村、西網道村
- 鹿野村 ← 西鹿野村、東鹿野村
- 下井上村が井上村に、上日置村・福正原村が日置村に、河上村が立神村にそれぞれ合併。
- 明治9年(1876年) - 以下の各村の統合が行われる。(3町77村)
- 本野村 ← 東本野村、西本野村
- 会地村 ← 上野村、大村、海士江村
- 宮地村 ← 西宮地村、東宮地村
- 中島村 ← 平島村、中野村
- 太牟田村 ← 北村、外牟田村、上土村
- 高塚村 ← 吉本村、西吉本村
- 島地村 ← 東鹿島村、新地村
- 宮原村 ← 上宮原村、下宮原村
- 有佐村 ← 小路村、上有佐村
- 松高村 ← 下高子原村、上高子原村、松崎村
- 両出村 ← 北出村、外出村
- 野崎村 ← 南野崎村、北野崎村
- 西高下村が高下村に、南吉王丸村が吉王丸村に、南大野村・上北大野村が大野村に、西野津村・北野津村・南野津村・東野津村が野津村に、硴原村が貝洲村にそれぞれ合併。
町村制以降の沿革
- 明治22年(1889年)4月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足。特記以外は全域が現・八代市。(3町28村)
- 八代町、上松求麻村、下松求麻村、松高村、河俣村(それぞれ単独村制)
- 鏡町 ← 内田村、鏡町、鏡村、芝口村、野崎村、上鏡村
- 龍峰村 ← 西川田村、東河田村、興善寺村、岡谷川村、岡中村、岡小路村
- 太田郷村 ← 片野川村、片長村、日置村、萩原村、横手村、松江村、井上村
- 宮地村 ← 宮地村、古麓村、猫谷村
- 文政村 ← 両出村、貝洲村、塩浜村、宝出村
- 野津村 ← 野津村、河原町(現・氷川町)
- 和鹿島村 ← 網道村、鹿野村、鹿島村、島地村(現・氷川町)
- 宮原町 ← 立神村、今村、早尾村、拵村、宮原町、宮原村(現・氷川町)
- 吉野村 ← 大野村、吉本町、高塚村、新田村(現・氷川町)
- 千丁村 ← 古閑出村、新牟田村、吉王丸村、太牟田村
- 高田村 ← 奈良木村、豊原村、本野村、高下村
- 植柳村 ← 麦島村、植柳村、大福寺村
- 金剛村 ← 高植村、弥次村、敷川内村
- 八千把村 ← 会地村、田中村、古閑村
- 有佐村 ← 中島村、下村、有佐村、下有佐村
- 南種山村、北種山村、小浦村、下岳村、柿迫村、椎原村、葉木村、栗木村、仁田尾村、久連子村、樅木村(それぞれ単独村制)
- 明治29年(1896年)6月1日 - 郡制を施行。
- 明治42年(1909年)4月7日 - 干拓地に郡築村が起立。(3町29村)
- 大正12年(1923年)
- 大正15年(1926年)7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
- 昭和3年(1928年)9月14日 - 千丁村の一部(昭和)が分立して昭和村が発足。(3町28村)
- 昭和11年(1936年)4月1日 - 太田郷村が町制施行して太田郷町となる。(4町27村)
- 昭和15年(1940年)9月1日 - 八代町・太田郷町・植柳村・松高村が合併して八代市が発足し、郡より離脱。(2町25村)
- 昭和18年(1943年)4月1日 - 郡築村が八代市に編入。(2町24村)
- 昭和25年(1950年)7月1日 - 八代市の一部(築地一番町から築地十二番町)が分立して郡築村が発足。(2町25村)
- 昭和29年(1954年)
- 昭和30年(1955年)
- 昭和30年(1955年)4月1日 - 宮地村が八代市に編入。(2町8村)
- 昭和31年(1956年)4月1日 - 昭和村が八代市に編入。(2町7村)
- 昭和36年(1961年)
- 昭和49年(1974年)4月1日 - 竜北村が町制施行して竜北町となる。(3町4村)
- 昭和51年(1976年)9月1日 - 千丁村が町制施行して千丁町となる。(4町3村)
- 平成17年(2005年)
変遷表
自治体の変遷
明治22年以前 | 明治22年4月1日 | 明治22年 - 大正15年 | 昭和1年 - 昭和19年 | 昭和20年 - 昭和29年 | 昭和30年 - 昭和63年 | 平成1年 - 現在 | 現在 | |
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八代町 | 八代町 | 昭和15年9月1日 八代市 |
八代市 | 八代市 | 平成17年8月1日 八代市 |
八代市 | ||
松高村 | 松高村 | |||||||
太田郷村 | 太田郷村 | |||||||
植柳村 | 植柳村 | |||||||
高田村 | 高田村 | 高田村 | 昭和29年4月1日 八代市に編入 | |||||
金剛村 | 金剛村 | 金剛村 | ||||||
八千把村 | 八千把村 | 八千把村 | ||||||
明治42年7月4日 郡築村 (郡築干拓地) |
昭和18年4月1日 八代市に編入 |
昭和25年7月1日 郡築村 |
昭和29年7月1日 八代市に編入 | |||||
宮地村 | 宮地村 | 宮地村 | 宮地村 | 昭和30年4月1日 八代市に編入 | ||||
龍峰村 | 龍峰村 | 龍峰村 | 龍峰村 | 昭和36年3月1日 八代市に編入 | ||||
千丁村 | 千丁村 | 昭和3年6月28日 昭和村 |
昭和村 | 昭和31年4月1日 八代市に編入 | ||||
千丁村 | 千丁村 | 昭和51年9月1日 千丁町 | ||||||
鏡町 | 鏡町 | 鏡町 | 鏡町 | 昭和30年2月1日 鏡町 | ||||
文政村 | 文政村 | 文政村 | 文政村 | |||||
有佐村 | 有佐村 | 有佐村 | 有佐村 | |||||
下岳村 | 下岳村 | 下岳村 | 昭和29年10月1日 泉村 |
泉村 | ||||
栗木村 | 栗木村 | 栗木村 | ||||||
柿迫村 | 柿迫村 | 柿迫村 | ||||||
久連子村 | 久連子村 | 久連子村 | ||||||
椎原村 | 椎原村 | 椎原村 | ||||||
仁田尾村 | 仁田尾村 | 仁田尾村 | ||||||
葉木村 | 葉木村 | 葉木村 | ||||||
樅木村 | 樅木村 | 樅木村 | ||||||
上松求麻村 | 上松求麻村 | 上松求麻村 | 上松求麻村 | 昭和36年4月1日 坂本村 | ||||
下松求麻村 | 下松求麻村 | 下松求麻村 | 下松求麻村 | |||||
葦北郡 百済来村 |
葦北郡 百済来村 |
葦北郡 百済来村 |
葦北郡 百済来村 | |||||
北種山村 | 大正12年11月1日 種山村 |
種山村 | 種山村 | 昭和30年2月1日 東陽村 | ||||
南種山村 | ||||||||
小浦村 | ||||||||
河俣村 | 河俣村 | 河俣村 | 河俣村 | |||||
宮原町 | 宮原町 | 宮原町 | 宮原町 | 宮原町 | 平成17年10月1日 氷川町 |
氷川町 | ||
野津村 | 野津村 | 野津村 | 昭和29年4月1日 竜北村 |
昭和49年4月1日 町制 | ||||
和鹿島村 | 和鹿島村 | 和鹿島村 | ||||||
吉野村 | 吉野村 | 吉野村 |
行政
- 歴代郡長
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 明治12年(1879年)1月20日 | |||
大正15年(1926年)6月30日 | 郡役所廃止により、廃官 |
脚注
参考文献
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 43 熊本県、角川書店、1987年11月1日。ISBN 4040014308。
- 旧高旧領取調帳データベース