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* [[1971年]](昭和46年)[[12月24日]] - 『 |
* [[1971年]](昭和46年)[[12月24日]] - 『4時だぜ!飛び出せ!!わいわいワイド』(「公開放送による日本初の子ども向けワイドショー」として毎週金曜日の夕方4時台に編成されていた人気番組)の「クリスマス大会」を放送する予定だった[[リサイタルホール|SABホール]]で、本番前にエントランスの階段で「スタジオ・メイツ」(番組の観覧・参加を認められていた会員)による将棋倒し事故が発生。「スタジオ・メイツ」であった33人の児童が重軽傷を負った。「クリスマス大会」の放送自体はこの事故でタイトルを急遽『おわびショー』に変更し、急遽観覧を中止して非公開に切り替えて実施されたものの、事故に加えて主催者の管理不備(整理券を配布せずに「スタジオ・メイツ」を待たせていたことなど)が翌25日から新聞などで大きく報じられた。この事故は近畿地方を代表する[[雑踏事故]]として知られていて、かつては関西テレビ公式サイトの「会社沿革」ページでも前述の不祥事とともに明記されていた<ref>[https://www.ktv.jp/ktv/outline/history.html#year1970 関西テレビ会社沿革|1970年代]</ref>(2022年秋のページリニューアルで記載終了)。『4時だぜ!飛び出せ!!わいわいワイド』については、後に放送枠を毎週日曜日の夕方4時台に移動。制作体制を見直したうえで、[[1973年]]3月まで放送された。 |
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* [[2004年]](平成16年)[[11月12日]] - [[新潟県中越地震]]で、関西テレビの記者が被災した小千谷市塩谷地区の住民の一時帰宅に際し、[[ボランティア]]を装って取材していた。小千谷市災害対策本部は事前に取材自粛を申し入れていた。市の抗議を受けた関西テレビは謝罪し、撮影したテープを放送しないと約束した。 |
* [[2004年]](平成16年)[[11月12日]] - [[新潟県中越地震]]で、関西テレビの記者が被災した小千谷市塩谷地区の住民の一時帰宅に際し、[[ボランティア]]を装って取材していた。小千谷市災害対策本部は事前に取材自粛を申し入れていた。市の抗議を受けた関西テレビは謝罪し、撮影したテープを放送しないと約束した。 |
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* [[2006年]](平成18年)[[11月15日]]午後11時放送予定の『[[グータンヌーボ]]』が番組開始から午後11時2分34秒まで放送されず、関西テレビでは画面が[[カラーバー]]状態50秒間、その後「しばらくそのままでお待ち下さい。」というお詫び画面<!-- テロップ -->が表示されていた。番組のメインスポンサーである[[帝人]]の[[コマーシャルメッセージ|CM]]30秒分と[[提供クレジット]]に表示されていない[[花王]]のCM30秒に加えて[[本田技研工業]]のCM20秒分を含む2分34秒間放送されていなかった。原因は20時14分に[[千島列島]]中部付近震源の地震で発表された[[津波警報]]・[[津波注意報]]によるテレビ放送中継業務回線の混乱{{efn|同注意報・警報は深夜1時30分に解除されたが、その後場所により最大80cmの潮位の変化があった。}}。なお、同番組中は他局で[[スーパーインポーズ (映像編集)|字幕インポーズ]]で表示していた津波警報・津波注意報の表示もされていなかった。(テレビ西日本は表示。) |
* [[2006年]](平成18年)[[11月15日]]午後11時放送予定の『[[グータンヌーボ]]』が番組開始から午後11時2分34秒まで放送されず、関西テレビでは画面が[[カラーバー]]状態50秒間、その後「しばらくそのままでお待ち下さい。」というお詫び画面<!-- テロップ -->が表示されていた。番組のメインスポンサーである[[帝人]]の[[コマーシャルメッセージ|CM]]30秒分と[[提供クレジット]]に表示されていない[[花王]]のCM30秒に加えて[[本田技研工業]]のCM20秒分を含む2分34秒間放送されていなかった。原因は20時14分に[[千島列島]]中部付近震源の地震で発表された[[津波警報]]・[[津波注意報]]によるテレビ放送中継業務回線の混乱{{efn|同注意報・警報は深夜1時30分に解除されたが、その後場所により最大80cmの潮位の変化があった。}}。なお、同番組中は他局で[[スーパーインポーズ (映像編集)|字幕インポーズ]]で表示していた津波警報・津波注意報の表示もされていなかった。(テレビ西日本は表示。) |
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* [[2014年]](平成26年)[[2月]]、単発バラエティ番組『[[千原ジュニア]]の更生労働省 元ヤン芸人がダメ人間に喝!』(同年3月16日放送)の企画「人生の目標を見失いかけた若者5人を集めて[[カーリング]]のチームを組み、1か月間、共に練習し、小学生の強豪チームに挑戦する」の中で、メンバーの1人の家族として登場した人物が実際の家族とは違う人物だったことが放送後に発覚した。収録時、家族のスケジュールが合わなかったため、制作スタッフが別人に出演を依頼しその人物を家族として出演させていたということで、関西テレビは事実と異なる内容を放送したために視聴者の皆様の信頼を裏切ることになったとして、同年[[5月4日]]の17時25分から5分間の謝罪番組を放送した<ref>[http://www.ktv.jp/kosei/index.html 「千原ジュニアの更生労働省」における問題について] 関西テレビ放送 2014年5月4日</ref>。 |
* [[2014年]](平成26年)[[2月]]、単発バラエティ番組『[[千原ジュニア]]の更生労働省 元ヤン芸人がダメ人間に喝!』(同年3月16日放送)の企画「人生の目標を見失いかけた若者5人を集めて[[カーリング]]のチームを組み、1か月間、共に練習し、小学生の強豪チームに挑戦する」の中で、メンバーの1人の家族として登場した人物が実際の家族とは違う人物だったことが放送後に発覚した。収録時、家族のスケジュールが合わなかったため、制作スタッフが別人に出演を依頼しその人物を家族として出演させていたということで、関西テレビは事実と異なる内容を放送したために視聴者の皆様の信頼を裏切ることになったとして、同年[[5月4日]]の17時25分から5分間の謝罪番組を放送した<ref>[http://www.ktv.jp/kosei/index.html 「千原ジュニアの更生労働省」における問題について] 関西テレビ放送 2014年5月4日</ref>。 |
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* [[2016年]](平成28年)[[4月17日]]朝、[[熊本地震 (2016年)|熊本地震]]の現地取材にあたっていた関西テレビの中継車両が、[[菊陽町]]の[[ガソリンスタンド]]で給油待ちをしている長い車列の途中に割り込み給油していたことが発覚した。翌18日、関西テレビは公式Webサイト上で謝罪文を掲載し、夕方の報道番組内(生放送)で謝罪を行なった<ref>[https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/04/19/kiji/K20160419012430030.html 関テレ中継車 熊本のGS長蛇の列に割り込み給油] [[スポーツニッポン|スポニチアネックス]] 2016年4月18日</ref>。 |
* [[2016年]](平成28年)[[4月17日]]朝、[[熊本地震 (2016年)|熊本地震]]の現地取材にあたっていた関西テレビの中継車両が、[[菊陽町]]の[[ガソリンスタンド]]で給油待ちをしている長い車列の途中に割り込み給油していたことが発覚した。翌18日、関西テレビは公式Webサイト上で謝罪文を掲載し、夕方の報道番組内(生放送)で謝罪を行なった<ref>[https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/04/19/kiji/K20160419012430030.html 関テレ中継車 熊本のGS長蛇の列に割り込み給油] [[スポーツニッポン|スポニチアネックス]] 2016年4月18日</ref>。 |
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* [[2019年]](平成31年・ |
* [[2019年]](平成31年・令和元年)[[4月6日]]および[[5月18日]]に放送された『[[胸いっぱいサミット!]]』で、出演者の[[岩井志麻子]]が「([[大韓民国|韓国]]人は)手首を切るブスのようなものだ」などとの発言を繰り返した。いずれの放送回も事前に収録されていたが、[[民族差別]]や[[女性差別]]とも取れる上記の発言を関西テレビが2回とも編集せずに放送したことを巡って[[ソーシャル・ネットワーキング・サービス|SNS]]などで批判が続出した<ref>[https://mainichi.jp/articles/20190618/ddn/041/040/019000c?pid=14542 関西テレビ 「ヘイト発言」放送 民族差別・女性蔑視編集せず] 毎日新聞 2019年6月18日</ref>。関西テレビでは、[[6月22日]]の同番組冒頭で[[関純子]](本来は出演していないアナウンサー)が局を代表して謝罪した映像を放送した<ref>[https://mainichi.jp/articles/20190622/k00/00m/040/096000c 関西テレビ、岩井志麻子氏の「ヘイト発言」放送、番組で謝罪「真摯に反省」] 毎日新聞 2019年6月22日</ref> うえで、収録から謝罪に至るまでの経緯を[[放送倫理・番組向上機構|放送倫理・番組向上機構(BPO)]]に報告した。報告を受けたBPOでは[[7月12日]]に審議入りを決定した。関係者からのヒアリングなどを実施した結果、民放連放送基準「(5)人種・性別・職業・境遇・信条などによって取り扱いを差別しない」「(10)人種・民族・国民に関することを取り扱う時は、その感情を尊重しなければならない」および、関西テレビの放送倫理規範である「番組制作ガイドライン」内の規定(「すべての人は人種、皮膚の色、言語、宗教、などによって差別を受けることは許されることではありません」)などにおいて、2回の放送とも放送倫理に違反するものだったと認定した<ref name="BPO" />。なお、関西テレビでは上記の認定後も『胸いっぱいサミット!』の放送を続けてきたが、[[日本における2019年コロナウイルス感染症の流行状況|日本国内における2020年からの新型コロナウイルス感染拡大]]などの影響で収益が悪化していることなどを背景に[[2021年]](令和3年)3月末で終了した。 |
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* [[2022年]](令和4年)12月10日、外部スタッフが関西テレビで放送を予定していた番組の素材([[ロケーション撮影]]映像などを収録)が入った外付け[[ハードディスクドライブ|ハードディスク]](HDD)を紛失していたことが明らかになったとして、同月14日に謝罪した。なお、この2日前(同月12日)には同じ在阪局の読売テレビも番組素材を紛失していたことが判明したとして謝罪しているが、2つの事故は同じ外部スタッフによるもので紛失したHDDに関西テレビと読売テレビの番組素材が一緒に収録されていたとしている<ref>{{Cite web|和書|title=放送前の映像紛失、関西テレビも 読売テレビと同じスタッフ |url=https://mainichi.jp/articles/20221214/k00/00m/040/110000c |website=毎日新聞 |access-date=2022-12-14 |date=2022-12-14 |author=倉田陶子}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=読売テレビの素材紛失スタッフの記録媒体にカンテレの番組素材も入っていた、関係各所に謝罪 |url=https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202212140000471.html |website=日刊スポーツ |access-date=2022-12-14 |date=2022-12-14}}</ref>。 |
* [[2022年]](令和4年)12月10日、外部スタッフが関西テレビで放送を予定していた番組の素材([[ロケーション撮影]]映像などを収録)が入った外付け[[ハードディスクドライブ|ハードディスク]](HDD)を紛失していたことが明らかになったとして、同月14日に謝罪した。なお、この2日前(同月12日)には同じ在阪局の読売テレビも番組素材を紛失していたことが判明したとして謝罪しているが、2つの事故は同じ外部スタッフによるもので紛失したHDDに関西テレビと読売テレビの番組素材が一緒に収録されていたとしている<ref>{{Cite web|和書|title=放送前の映像紛失、関西テレビも 読売テレビと同じスタッフ |url=https://mainichi.jp/articles/20221214/k00/00m/040/110000c |website=毎日新聞 |access-date=2022-12-14 |date=2022-12-14 |author=倉田陶子}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=読売テレビの素材紛失スタッフの記録媒体にカンテレの番組素材も入っていた、関係各所に謝罪 |url=https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202212140000471.html |website=日刊スポーツ |access-date=2022-12-14 |date=2022-12-14}}</ref>。 |
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<!--=== 放送事故 ===--> |
<!--=== 放送事故 ===--> |
2024年9月6日 (金) 14:42時点における版
本社社屋(カンテレ扇町スクエア) | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
略称 | カンテレ、関西テレビ、KTV |
本社所在地 |
日本 〒530-8408[1][注釈 1] 大阪府大阪市北区扇町2丁目1番7号[1] |
設立 |
1957年(昭和32年)2月1日[1] (大関西テレビ放送株式会社) |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 9120001059627 |
事業内容 | 放送法に基づくテレビジョン基幹放送 |
代表者 |
代表取締役会長 福井澄郎 代表取締役社長 大多亮 |
資本金 |
5億円 (2021年3月31日現在)[2] |
売上高 |
連結:566億2500万円 単独:533億2700万円 (2022年度)[注釈 2][3] |
営業利益 |
連結:11億4800万円 単独:9億7400万円 (2022年度)[注釈 2][3] |
経常利益 |
連結:17億1300万円 単独:17億2500万円 (2022年度)[注釈 2][3] |
純利益 |
連結:11億8200万円 単独:13億4100万円 (2022年度)[注釈 2][3] |
純資産 |
単独:924億9500万円 (2023年3月31日現在)[2][4] |
総資産 |
単独:1140億7100万円 (2023年3月31日現在)[2][4] |
従業員数 | 563人(2023年5月22日現在[注釈 3])[1] |
決算期 | 3月 |
主要株主 |
株式会社フジ・メディア・ホールディングス 24.9% 阪急阪神ホールディングス株式会社 19.2% (2020年4月1日時点)[5] |
主要子会社 | #関連企業を参照 |
関係する人物 |
前田久吉(創業者) 横田雅文(元会長)[6] 出馬迪男(元会長、社長、名誉顧問) [7] |
外部リンク | https://www.ktv.jp/ |
特記事項:フジ・メディア・ホールディングスと阪急阪神ホールディングスの持分法適用会社 |
関西テレビ放送 | |
---|---|
英名 | Kansai Television Co. Ltd. |
放送対象地域 | 近畿広域圏 |
ニュース系列 | FNN |
番組供給系列 | FNS |
略称 | KTV |
愛称 |
カンテレ 関西テレビ |
呼出符号 | JODX-DTV |
呼出名称 |
かんさいテレビ デジタルテレビジョン[8][9] |
開局日 | 1958年11月22日 |
本社 |
〒530-8408[1][注釈 1] 大阪府大阪市北区扇町 2丁目1番7号[1] 北緯34度42分16.91秒 東経135度30分36.96秒 / 北緯34.7046972度 東経135.5102667度座標: 北緯34度42分16.91秒 東経135度30分36.96秒 / 北緯34.7046972度 東経135.5102667度 |
演奏所 | 本社と同じ |
リモコンキーID | 8 |
デジタル親局 | 大阪 17ch |
アナログ親局 | 大阪 8ch |
ガイドチャンネル | 8ch |
主なデジタル中継局 |
姫路 17ch ほか |
主なアナログ中継局 | 中継局参照 |
公式サイト | https://www.ktv.jp/ |
特記事項: 設立当初の商号は「大関西テレビ放送」と称していたが、開局前に現商号に変更された。FNN・FNS系列局のない徳島県でも視聴者が多い。 |
関西テレビ放送株式会社(かんさいテレビほうそう、英: Kansai Television Co. Ltd.)は、近畿広域圏を放送対象地域としてテレビジョン放送を行う特定地上基幹放送事業者。 大阪府大阪市北区に本社を置く在阪テレビジョン放送局。
通称は関西テレビ、略称はそれを縮めてKTV(Kansai TV)。愛称はかつての日本語略称「関テレ」をカタカナ表記にした『カンテレ』。コールサインはJODX-DTV(大阪 17ch)。フジテレビ系列(FNN・FNS)の準キー局で、リモコンキーIDはキー局・フジテレビ共々アナログ放送の親局8chから「8」。
フジ・メディア・ホールディングスと阪急阪神ホールディングスの持分法適用会社[10]であり、阪急阪神東宝グループに属している一方、フジサンケイグループには属していない。
コーポレート・スローガンは「超えろ。カンテレ」(2020年2月より使用見合わせ)。ステーション・キャッチコピーは「8ppy(ハッピー)!?カンテレ」。
概説
近畿2府4県で地上基幹放送を行っているが、親局送信所のある生駒山から大阪湾・紀伊水道を超えて徳島県へも電波が届いており、フジテレビ系列局の無い徳島県でも視聴者が多い。また、東海テレビ放送エリアの三重県の伊賀地方[注釈 4]・東紀州地方南部、岡山放送エリアの香川県東かがわ市・小豆島町、岡山県備前市、高知さんさんテレビエリアの高知県東洋町・室戸市東部でも視聴者がいる。このほか、福井テレビエリアの福井県嶺南(若狭・敦賀)地方、山陰中央テレビエリアの鳥取県東部沿岸部にもごくわずかな直接受信波の視聴エリアもある。更に、東海テレビ放送エリアの、三重県の伊賀地方や東紀州地方(熊野市など)ではケーブルテレビを通じて視聴されている(一部を除く)。
スポーツとの関係については、陸上競技では毎年1月に開催される『大阪国際女子マラソン』は同局が制作局となり(1995年(平成7年)は大会前に阪神・淡路大震災があったため中止)全国放送を実施している。また、1996年(平成8年)からはインターネットによるライブ中継も実施している(国際的なマラソン大会でインターネットによるライブ中継を初めて取り入れたのがこの大会だった)。その一方、ゴルフでは1974年のくずは国際トーナメント(1978年放送終了し1990年に大会も終了)の中継が最初であり、日本のテレビ局ではゴルフ中継への進出が相当に遅かったが、1977年より三菱ギャラントーナメント(現・ダイヤモンドカップゴルフ)の中継権を得ている。なお、ゴルフ中継にラウンドリポーター制度を採用した日本で初めての放送局が関西テレビである。
イメージキャラクターについては、1995年(平成7年)から、「ハチエモン」というキャラを採用している[注釈 5]。また導入したフルハイビジョン対応大型中継車(三菱ふそう・スーパーグレート)及び中型中継車、マラソン移動中継対応多目的車、音声中継車などにはハチエモンのイラストが描かれている[11]。
2007年(平成19年)4月19日に情報番組『発掘!あるある大事典II』における捏造事件で日本民間放送連盟(民放連)から除名処分を受けていた(詳細は#『発掘!あるある大事典II』における捏造事件を参照)が、2008年(平成20年)4月17日に会員活動停止の制限付きで会員復帰し、同年10月27日に完全復帰を果たした。
同局でCMを放送している学校法人西沢学園経営の関西テレビ電気専門学校や、BS11などで放送されている『演歌百撰』を制作する番組制作会社の関西放送制作との関係は無い。関西テレビの設立母体の1社で、神戸市に本社を置くラジオ関西(CRK)は、後述の愛称統一までは新聞のテレビラジオ欄に共に「関西」と略して書かれた(愛称統一後はCRKだけ「関西」)が、現在は関係が薄い。
2015年(平成27年)3月30日以降に愛称が「カンテレ」に統一、社歌としてシンガーソングライターの槇原敬之の書き下ろしによる『超えろ。』が制定(カンテレにとっては開局以来初の社歌である)、またロゴも変更・統一された(詳細は後述)[12][13]。『超えろ。』は『ゆうがたLIVE ワンダー』(制定日から2年間放送)や番組宣伝のスポットCMなどにも使われていたが、槇原が不祥事で逮捕された2020年(令和2年)2月13日以降は、放送での使用を見合わせている。
会員制サービス「カンテレfriends」[注釈 6] を展開している。かつては「フジテレビクラブ」と同様の有料会員制だったが、2008年(平成20年)4月から無料に移行した。
事業所の所在地
この他、上海市にも支局を設置していたり、パリやロサンゼルスに特派員を派遣していたりしており、公式サイトには掲載されていないが、京都府京都市と兵庫県神戸市に報道支局を置いている。京都・神戸ではかつては広告営業も行っていたが、現在は広告営業は本社に集約して報道事業のみの業務となっている。この他奈良県奈良市と和歌山県和歌山市、新宮市、滋賀県大津市、京都府福知山市、兵庫県豊岡市、姫路市、徳島県徳島市、関西空港に報道分室を置いている(滋賀県の報道業務は京都支局が担当)。また過去には岡山県岡山市、広島県広島市、福岡県福岡市にも支局を置いていた。
- 出典[1]
資本構成
概要
筆頭株主のフジ・メディア・ホールディングス(24.9%)と 第2位の阪急阪神ホールディングス (19.1%) の持分法適用会社である。
会社設立ならびに開局準備にあたっては、産業経済新聞社(産経新聞)が免許申請した「関西テレビジョン」と京都新聞社、神戸新聞社、京都放送(KBS京都)、神戸放送(現・ラジオ関西)などが免許申請した「近畿テレビ放送」の2社が統合し、京阪神急行電鉄(現・阪急阪神ホールディングス)が資本に加わって「大関西テレビ放送株式会社」(だいかんさいテレビほうそう)として設立された。開局前に「大」の字を取って「関西テレビ放送」と商号を変更した。
この経緯もあり、設立以来阪急電鉄と、産業経済新聞社創業者の前田久吉一族が大株主であった(久吉長男の前田富雄名義)。その後前田家の株式売却もあって、フジサンケイグループの影響が強まっている。なお、阪急阪神東宝グループの東宝は、フジ・メディア・ホールディングスの筆頭株主 (7.86%) でもあり、関西テレビ自身もフジ・メディア・ホールディングスの2.60%(第6位株主)を所有している。2012年にはフジ・メディア・ホールディングスが株式を追加取得し、持分法適用会社化した。
2017年1月1日
株主 | 比率 |
---|---|
フジ・メディア・ホールディングス | 24.9% |
阪急阪神ホールディングス | 19.1% |
過去の資本構成
株主 | 比率 |
---|---|
フジ・メディア・ホールディングス | 19.85% |
阪急阪神ホールディングス | 19.10% |
大和証券キャピタル・マーケッツ | 6.80% |
三井住友銀行 | 4.51% |
文化放送 | 4.00% |
三菱東京UFJ銀行 | 3.32% |
産業経済新聞社 | 3.10% |
りそな銀行 | 2.40% |
大和証券グループ本社 | 2.40% |
関西テレビ社員持株会 | 2.10% |
沿革
- 1958年(昭和33年)
- 2月1日 京阪神急行電鉄(現:阪急阪神ホールディングス)や産業経済新聞社、京都新聞社、京都放送、神戸新聞社、神戸放送(現:ラジオ関西)などが出資し、大関西テレビ放送を設立。
- 7月5日 関西テレビ放送に社名変更。
- 8月 放送局免許取得(第8チャンネル、コールサイン:JODX-TV)。
- 11月22日 この日開局で、本放送が開始(大阪 第3局)(16:30 - 21:55。最初の番組は、関西テレビの社内の裏側を紹介する特別番組『これがコマーシャルだ』〔作・演出:三木鶏郎〕を放送。開局当日の最後の番組は21:45 - 21:55の『KTVニュース』であった)。なお、このときの民放テレビ局の数は東京が2局[注釈 7]、大阪が3局であった。
- 1959年(昭和34年)3月1日 フジテレビジョンが開局し、同局をキー局とする。また、フジテレビジョンと東海テレビ放送、九州朝日放送との間で番組交換協定を結ぶ。
- 1964年(昭和39年)
- 1966年(昭和41年)
- 10月3日 ニュースネットワーク組織フジニュースネットワーク(FNN)が成立。
- 12月3日 『ハイ!土曜日です』放送開始。
- 1967年(昭和42年)
- 1969年(昭和44年)
- 4月 自社制作に於いての「競馬中継」が、完全カラー化される。
- 10月1日 ネットワーク組織FNS発足。21社。
- 1970年(昭和45年)4月 フジネットワーク(FNS)確立。27社。
- 1971年(昭和46年)12月24日 『わいわいワイド』の公開収録会場(大阪SABホール)で雑踏事故が発生。
- 1973年(昭和48年)
- 10月2日 ドラマ『どてらい男』放送開始。
- 10月7日 『パンチDEデート』放送開始。
- 1975年(昭和50年)1月 『ノックは無用!』放送開始。
- 1978年(昭和53年)
- 1979年(昭和54年)
- 1985年(昭和60年)4月8日 『さんまのまんま』放送開始。
- 1986年(昭和61年)11月 文字多重放送(JODX-TCM)開始。
- 1987年(昭和62年)1月17日 映画『首都消失』封切。
- 1992年(平成4年)3月 東京都世田谷区砧5丁目にレモンスタジオ開設。
- 1993年(平成5年)
- 1994年(平成6年)1月15日 『たかじん胸いっぱい』(『胸いっぱいサミット!』の前身)放送開始。
- 1995年(平成7年)
- 1997年(平成9年)10月1日 本社を大阪市北区西天満6丁目から同区扇町2丁目のキッズプラザ大阪内の扇町キッズパークへ移転。これにより、北区に移転したテレビ局は毎日放送に続く2番目となる。旧社屋は関連会社が入居したうえで、デジタルエイトビルとして残されたが2011年に老朽化のため閉鎖された。
- 1998年(平成10年)11月1日 CSテレビ放送の京都チャンネル(後の関西テレビ☆京都チャンネル)が本放送を開始。
- 2003年(平成15年)12月1日 午前11時 地上波デジタル放送(JODX-DTV、17ch)が開始。リモコンキーIDは在阪広域4局揃ってアナログ親局を引き継ぎ「8」。フジテレビジョンも同じ理由から「8」で、キー局と同じ理由で同じリモコンキーIDを獲得した唯一の広域テレビ局となった[注釈 14]。
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)4月19日 日本民間放送連盟から除名(『発掘!あるある大事典II』における捏造事件を参照)。
- 2008年(平成20年)
- 2009年(平成21年)
- 2010年(平成22年)7月5日 NHKと日本民間放送連盟の申し合わせにより、地上デジタル放送への完全移行を前提として地上アナログ放送の全番組をレターボックス放送に統一(画角4:3サイズで制作されたCMは除く)。
- 2011年(平成23年)7月24日 この日正午をもって地上アナログ放送の通常放送が終了し、23時59分59秒に完全停波。地上デジタル放送に完全移行。
- 2012年(平成24年)6月6日 フジ・メディア・ホールディングスが株式を追加取得して同社の持分法適用関連会社に。
- 2013年(平成25年)
- 2015年(平成27年)3月30日 統一呼称「カンテレ」ならびに新ロゴマーク「8 カンテレ」使用開始。制作局クレジット、新聞やテレビ情報誌[注釈 15] のテレビ欄表記も「関西テレビ」から「カンテレ」に、地上デジタル放送のアイコン・ウォーターマーク[注釈 16]表記も「8 カンテレ」のロゴにそれぞれ変更された(ただし、『とくダネ!』等の制作協力局のクレジットロゴは、2015年4月以降も、2021年3月26日の同番組の終了までは、旧「関西テレビ」ロゴを使用)。また会社設立以来初となる社歌として大阪府出身のシンガーソングライター・槇原敬之の作詞・作曲・歌による楽曲『超えろ。』も併せて発表された[注釈 17]。
- 2016年(平成28年)7月 本社屋上の鉄塔のロゴマークを「8 KTV」(旧ロゴ)から「8 カンテレ」(現ロゴ)に付け替える工事に着手。同年9月1日までに完了[注釈 18]。
- 2018年(平成30年)
- 2021年(令和3年)
- 2月24日 地上一般放送局を廃止[24]。
- 2022年(令和4年)
- 11月7日18年ぶりとなるマスター更新を実施[東芝製]ウォーターマーク位置と時刻表示が変更された。
社史・記念誌
関西テレビでは、以下の4冊を発行している(2010年(平成22年)4月時点)。
- 関西テレビ放送10年史(関西テレビ放送株式会社総務局社史編集室 編集) 1968年12月1日発行、772ページ[25]。
- 関西テレビ放送30年史(関西テレビ放送 編) 1989年3月発行、214ページ[26]。
- 関西テレビ放送50年史(関西テレビ放送 編) 2009年3月発行、271ページ。
- 関西テレビ放送50年 資料編(関西テレビ放送 編) 2009年3月発行、106ページ。
ネットワークの移り変わり
- 1958年(昭和33年)11月22日 近畿地方で3局目の民放テレビ局として開局。キー局を持たずに開局したため自社制作番組を中心とした編成であったが、大阪テレビ放送(現・朝日放送テレビ)の番組編成から漏れたラジオ東京(現・TBSテレビ)のテレビ番組も一部ネットされていた。なお、ニュースは共同テレビジョンニュース社制作のものを購入していたため、開局前のフジテレビから送り出し(事実上裏送り)を受けて放送していた。このため、この局の開局からフジテレビが開局するまでは、「独立局」とみなすことがあった。
- 1959年(昭和34年)3月1日 キー局のフジテレビが開局。同局の番組を中心とした番組編成になる。フジテレビ・東海テレビ・九州朝日放送の3社と共に「番組交流に関する協定書」を締結する。しかし、一部のフジテレビ制作番組は毎日放送(MBSテレビ)にネットされ、MBSテレビ制作の番組もまた一部フジテレビに逆ネットされるなど、複雑なネットワークになっていた[注釈 19]。
- 1960年(昭和35年)2月1日 JNN基幹5社の「5社協定」が発足したことに伴い、ラジオ東京のテレビ番組は朝日放送テレビに移行(当時朝日放送テレビはJNNに加盟)、MBSテレビにネットされていたフジテレビの番組が移行し、以降一貫して番組全般はフジテレビとなる。
- 1964年(昭和39年)10月1日 福岡地区のネット局が九州朝日放送からテレビ西日本に変更。フジテレビ・東海テレビ・テレビ西日本と共に「ネットワークに関する業務協定」(4社業務提携)を締結する。
- 1966年(昭和41年)10月3日 FNN発足と同時に加盟。
- 1969年(昭和44年)10月1日 FNS発足と同時に加盟。
- 2007年(平成19年)4月19日 『発掘!あるある大事典II』における捏造事件で日本民間放送連盟から除名される。一方、会員資格停止については、「全国放送番組で起こった事件であり、先に受けた総務省からの警告処分を放送した全局で受けたものと認識して再生・信頼回復に努めるべき」との判断から見送られた。
キャッチコピー
- 明るく楽しい関西テレビ(昭和40年代)
- チャンネルそのまま8チャンネル(1975年(昭和50年)4月 - 1994年(平成6年)。当時毎日放送と朝日放送(現:朝日放送テレビ)のネットチェンジがあったため、関西テレビは今まで通りのネットワークであることをPRした)
- Dash(1994年(平成6年) )
- ピーチクパークステーション(1995年(平成7年) 10月 - 1997年(平成9年)9月)
- カンテーレ(1997年 (平成9年)4月 - 2015年 (平成27年) 3月)
- デジタルで伝えたい関西がある(2003年(平成15年)12月 - 。地上デジタル放送の開始により、デジタル放送のみのオープニング・クロージングのID映像でこのコピーを使用。2010年(平成22年)7月5日からはアナログでも使用開始)
- 超えろ。カンテレ(2015年(平成27年)3月 - 2020年 (令和2年) 2月)
- カンテレ見たろっ(2016年(平成28年)4月 - 9月、当時放送されていた『ニッポンのぞき見太郎 あなたは多数派?少数派?』に擬えている)
- カンテレ変えてみた(2016年(平成28年)10月 - 2017年 (平成29年) 3月)
- “実”はカンテレ(2017年(平成29年)4月 - )
- ゲツドラ カッバラ(2021年(令和3年)9月 - )
番組一覧
- ニュース番組:『カンテレNEWS』や『newsランナー』などは報道局・報道部が制作。
- 情報番組:『よ〜いドン!』『土曜はナニする!?』『旬感LIVE とれたてっ!』『LIVEコネクト!』などは制作局・制作部/情報制作部が制作。
- スポーツ番組:『野球道』『KEIBA BEAT』『うまんちゅ』『Jリーグ中継』(スカパー!・日本プロサッカーリーグからの委託でセレッソ大阪主催試合の中継担当)などをスポーツ部が制作。
- バラエティ番組(全国ネット版):東京支社・制作部が制作。主に『火曜は全力!華大さんと千鳥くん』『ひらけ!パンドラの箱 アンタッチャブるTV』など。
- バラエティ番組(ローカル版):制作局・制作部が制作。主に『ちゃちゃ入れマンデー』『やすとも・友近のキメツケ!※あくまで個人の感想です』『ちまたのジョーシキちゃん』など。
- ドラマ:東京支社・制作部が制作。主に『月10ドラマ』『火ドラ★イレブン』など。
番組編成の特色・緊急時の対応など
全国ネット番組
FNSの準キー局として、定時の全国ネット番組を複数制作・放送している。現在は、月曜22時台『月曜22時枠の連続ドラマ』、火曜21時台『アンタッチャブルの早速行ってみた』、火曜22時台『火曜は全力!華大さんと千鳥くん』、火曜23時台前半『火ドラ★イレブン』、土曜8時台後半・9時台『土曜はナニする!?』の5つがあり、また日曜22時から23時15分『Mr.サンデー』をフジテレビとの共同制作で行っている(関西テレビはフジテレビと共同でスポンサーセールスを担当)。ほとんどの番組は東京支社が制作を担当しており、単独制作番組は主に東京メディアシティ内にあるレモンスタジオで収録が行われているが、『土曜はナニする!?』のみ大阪本社のスタジオから生放送されている。
2007年1月まで日曜21時枠にも全国ネットの枠を持っていたが、放送していた『発掘!あるある大事典II』における捏造事件が発覚し、番組が打ち切られたため、同年4月からはフジテレビに制作枠を返上している[注釈 20]。
2015年4月の改編で火曜21時枠がフジテレビから移管され、火曜21時から23時半までの2時間半[注釈 21]にわたり関西テレビ制作の全国ネット番組が並ぶことになった。特に、火曜日の関西ローカルでは、16時45分から23時半にかけてのほとんど[注釈 22] を関西テレビ制作の番組が集中することとなる。更に、2016年10月の改編で、当局制作のドラマ枠(火10→火9)はバラエティ枠(火9→火10)と交換されていた。2021年10月の改編で後述にも記載しているが当局制作のドラマ枠(火9→月10)はバラエティ枠(月10→火9)と交換。また、2017年2月28日および2018年3月6日には『R-1ぐらんぷり』が放送され、その日の火曜ゴールデン・プライム帯は全て関西テレビ制作の全国ネット番組が独占したことになる[注釈 23]。
日曜 16:05 - 17:20の特番枠でも関西テレビ制作・全国ネットの単発バラエティ番組が年数回に渡り放送されており、同局が主催するACNチャンピオンシップゴルフ最終日の中継もこの時間帯で行われている。特別番組は改編期中に自社が担当している火曜22時枠を中心に放送されるケースもある。 また、毎年1月2日22:00 - 23:30[注釈 24]、1月3日14:30 - 16:00に関西テレビ制作・全国ネット単発バラエティ番組を放送している。
2017年1月から月曜22時台は、関西テレビ・フジテレビ共同制作の『SMAP×SMAP』の次番組として、『ちょっとザワつくイメージ調査 もしかしてズレてる?』が開始したため、関西テレビ東京支社の単独制作枠となった。
2022年10月からは、全国向けの番組に限り[注釈 25]、「提供」文字の表示が無くなり、白いすかしの絨毯上で企業カラーの表示に移行した。
2024年10月改編で火曜21時枠が再びフジテレビ制作のドラマ枠となり、本局単独制作によるプライム帯の全国ネット枠は月・火曜22時台の2枠となる。
また、準キー局で唯一全国ネットのアニメ枠が存在しない。
火曜22時枠→火曜21時枠→月曜22時枠ドラマ
このドラマ枠は1965年(昭和40年)10月の『京の川』(中村玉緒主演)から始まり、1985年10月から10年半の中断を経て1996年4月に復活した関西テレビ伝統の枠である。主なヒット作は『GTO』、『僕の生きる道』、『僕と彼女と彼女の生きる道』、『アットホーム・ダッド』、『鬼嫁日記』、『アンフェア』、『結婚できない男』、『チーム・バチスタシリーズ[注釈 26]』などがある。連続ドラマは東京支社制作部が企画し、外部の制作プロダクション(フジテレビを傘下に置くフジ・メディア・ホールディングスの子会社である共同テレビや、MMJ、ホリプロが制作する作品が大半を占めている)に委託して制作されているが、2005年(平成17年)夏季の『がんばっていきまっしょい』は監督・スタッフなどを関西テレビの従業員のみで構成し、26年ぶりに完全自社制作によって制作された。近畿圏の広域局では過去、プライムタイム枠で全国ネットの連続ドラマ枠があったが、21世紀以降は時期によって関西テレビだけとなることがある[注釈 27]。前述の通り、2016年10月改編で火曜22時枠から火曜21時枠に移動し、その後2021年10月改編で月曜22時のバラエティ枠と交換する形で月曜22時台に移動した。月曜22時にドラマ枠が設置されるのは1996年3月以来25年半ぶりである[27]。2023年4月改編からは、火曜23時台前半にドラマ枠が新設。同局の連続ドラマ枠は既存の『月10ドラマ』との2本体制となる。[注釈 28][28]
ローカル編成
火曜の19時台及び20時台にはそれぞれ『ちゃちゃ入れマンデー』、『やすとも・友近のキメツケ!※あくまで個人の感想です』などのローカルバラエティ番組を編成している。そのため、フジテレビ等一部地域で同時間帯に放送されている『今夜はナゾトレ』(19時台)と『突然ですが占ってもいいですか?』(20時台)のネットには消極的となっており[注釈 29]、19時台と20時台に特番が放送される場合でも上述のローカルバラエティ番組を優先する都合上、未放送(実質上はネット返上扱い)となるケースがあるが、稀に視聴者保護の観点から数日後(最短でも4日後の土曜午後の時間帯)に遅れネットで放送される事例もある。この他、長時間番組(主に改編期の特番)が編成される場合でも21時からの短縮版(生放送の場合は途中飛び乗り)となる場合があり(一部例外あり)、また両方ともローカル枠のため2時間のローカルバラエティ番組を編成する場合がある。ただし、スポーツ中継が組まれる時はネットワークセールスとなることが多いため[注釈 30]、ローカルバラエティ番組を休止してスポーツ中継を優先している。
1990年代以降、準キー局はやしきたかじんと上沼恵美子の冠番組を編成することが多くなったが、関西テレビは土曜日昼に『たかじん胸いっぱい』、金曜の19時台に『快傑えみちゃんねる』の2番組を放送しており、いずれも20年以上続く人気番組となった。しかし新型コロナウイルス感染症の流行に伴う収益悪化もあり、2021年3月までに両番組は終了し、長らく自社制作が続いていたローカル枠も返上した。後番組については前者は自社編成枠、後者は『坂上どうぶつ王国』(フジテレビ制作)としていたが、2021年11月より金曜19時台にて『ちまたのジョーシキちゃん』が放送されている。
また、木曜深夜(金曜未明)に、関西ローカルの自社制作ドラマを放送することもある。かつては火曜深夜(水曜未明)にも自社制作ドラマを放送していた[注釈 31]。
なお、過去には関西テレビ側でも、クロスネット局の編成に対応するために月曜夜10時枠の連続ドラマの90分拡大版を1時間に編集したものを裏送りしたことがあった。
昭和末期までは、阪急ブレーブス主催試合の優先的中継[注釈 32]、ミニ番組『ブレーブスリポート』、宝塚歌劇舞台中継、阪急グループ単独提供、宝塚映像制作のドラマ枠など、「阪急系のテレビ局」という色合いがそこかしこにうかがえたが、現在はそうした傾向はやや弱まっている。ただし、阪急・阪神経営統合以降は阪神タイガースの主催試合の中継が増える傾向にある。
テレビアニメ
テレビアニメに関しては、元々キー局であるフジテレビの制作本数が多かったため、積極的に制作に関与している毎日放送・朝日放送テレビ・読売テレビと比べると実績では大きく水をあけられており(テレビアニメの制作に参入したのは1973年で、在阪広域4局では最後発だった)、全日帯全国ネット枠を担当したのは1970年代の『ワンサくん』と『ゼロテスター』の2作品のみであり、在阪局で唯一継続的にテレビアニメの全国ネットレギュラー担当枠を受け持った経験が無い。しかも当時は民放が4局以上の地域が少なかったため、クロスネット局(日本テレビの番組の同時ネットを優先した広島テレビ[注釈 33]など)や、同地域内の先発または後発の競合他系列局(『ゼロテスター』における山口放送[注釈 34]やフジテレビ系離脱後の福島中央テレビ[注釈 35]など)、系列局不在地域の他系列局などへの遅れネットや、系列内外を問わずの本放送終了後の再放送に準じた扱いの番販購入での初回放送(『ワンサくん』における福島テレビなど)も多く、同時ネット局が少なかった。
ただ深夜アニメに関しては、2003年に製作された『ギルガメッシュ』がFNS系列局全局ネットを果たした(2019年現在でもFNS系列深夜アニメとしては唯一の事例)ほか、その後も金曜未明(木曜深夜)に放送の『ノイタミナ』枠の『四月は君の嘘』『冴えない彼女の育てかた』シリーズ、および『暗殺教室』シリーズ(BSフジも参加)ではすべてフジテレビと共同で製作委員会に参加している。そのほか、UHFアニメに関しても2000年代半ばから後半にかけて週1枠ネットしていた時期があったが、2016年10月より本局としては7年ぶりとなる『刀剣乱舞-花丸-』のネットを皮切りに、2017年4月期には『覆面系ノイズ』(BSフジと共同)と『サクラダリセット』の製作委員会に参加、『ウマ娘 プリティーダービー』シリーズにも参画するなど、次第にテレビアニメの製作実績を増やしている。
「部屋を明るくしてテレビから離れて見る」テロップは2019年までは全日時間帯において表示していたが、2022年10月現在は表示していない(フジテレビのネット受けを除く)。
その他
夜間から早朝にかけて緊急事態が発生することに備えて、宿直勤務制度を実施。ニュース担当のアナウンサー(1名)と、制作・技術・報道部門のスタッフ数名が、毎日交代で本社内へ泊まり込んでいる。深夜(22時台)から早朝(7時台)にかけて放送される近畿地方および三重・徳島・福井の3県向け天気予報(フジテレビ制作・全国ネット向け番組への内包分を含む)では、宿直勤務のアナウンサーが放送上顔を出さずに、字幕付き映像の放送と同時に原稿を読んでいる。
大災害等により東京・台場のフジテレビ本社『FCGビル』が機能不能になった場合において、当局より全国ネット放送及び関東ローカル放送を行う旨の合意が両社で行われており、過去に首都直下型地震や南海トラフ巨大地震を想定した訓練が行われている[29][30][31]。詳細はフジニュースネットワーク#災害時の対応を参照のこと。
フジサンケイグループの関連会社であるフジテレビやラジオ大阪(OBC)との間で、アナウンサーの交流企画(レギュラー番組への出向など)を実施することがある。フジテレビとの間では、桑原征平が1985年4月から『おはよう!ナイスデイ』の司会を(東京支社からの出向扱いで)2年間担当したほか、関西テレビ制作の番組でフジテレビのアナウンサーがアシスタントを務めることもあった[注釈 36]。ラジオ単営局であるラジオ大阪との間では、1976年度にアナウンサーの相互番組出向企画を実施(桑原が関西テレビ・水本貴士がラジオ大阪から生放送番組へ出向)。2021年度(2021年4月 - 2022年3月)にラジオ大阪で月・火曜日の深夜に放送されていた『カンテら!』(事前収録の1時間番組)では、関西テレビの現職アナウンサーから基本として2名が日替わりでパーソナリティを務めているほか、一部の回でラジオ大阪の現職アナウンサー(藤川貴央など)をゲストやパーソナリティに迎えていた。ちなみに、『カンテら!』で頻繁にパーソナリティを務めていた堀田篤は、番組終了の半年後(藤川が夏季休暇を取得していた2022年9月)に「カンテレアナウンサー」としてラジオ大阪で3日間にわたって『藤川貴央のニュースでござる』(本来は藤川が単独で進行している平日早朝の生ワイド番組)のパーソナリティ代理を任された。
なお、京都放送(KBS京都)が「近畿放送」時代の1970年(昭和45年)にテレビの本放送を開始するまでは、同社と報道協定を結ぶ京都新聞のテレビ番組表で、関西テレビの番組表のスペースを他の在阪局よりも大きく取っていた。また、KBSとの資本関係を強化した直後には、KBS京都テレビで放送される番組に関西テレビのアナウンサーが出演する機会が強化前より増加していた。もっとも、KBS京都ラジオの番組へ出演した事例や、KBS京都のアナウンサーが関西テレビへの番組へ出演した事例はほとんどない。
放送技術概要、送信所・中継局等一覧
デジタル放送概要
送信所
- 呼出符号(コールサイン) - JODX-DTV 関西テレビデジタルテレビジョン
- 3桁 - 081、082、083。
- 空中線電力3kW・実効輻射電力29kW(送信アンテナ移設前は30kW)(放送区域内世帯数 約580万世帯)
- UHF送信アンテナはデジタル放送開始当初、仙台放送の大年寺山親局(デジタル)、放送大学の東京タワー親局(アナログ)、四国放送の眉山送信所(デジタル)などと同じく、鉄塔から張り出す形でスキューアンテナを採用していたが、アナログ放送終了に伴って2012年に撤去されたVHF送信アンテナがあった場所に事実上移設する形でUHF送信アンテナが鉄塔部分の増築とともに設置された。
中継局
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
- 神戸 17ch
- 姫路 17ch
- 北淡垂水 17ch (垂直偏波)
- 三木 17ch (垂直偏波)
- 神戸兵庫 17ch
- 西宮山口 17ch
- 香住 17ch
- 城崎 17ch
- 龍野 17ch
- 福崎 17ch
- 西脇 17ch
- 猪名川 40ch
- 市島 34ch
- 姫路西 17ch (垂直偏波)
- 篠山 17ch
- 氷上 17ch
- 和田山 17ch (垂直偏波)
- 八鹿 29ch (垂直偏波)
- 日高 29ch
- 山崎 29ch
- 一宮安積 34ch
- 神戸妙法寺 39ch (垂直偏波)
- 赤穂 17ch (垂直偏波)
- 相生 17ch
- 川西けやき坂 17ch
- 中町 32ch
- 浜坂 42ch
- 長田 39ch
- 神崎 44ch
- 相生若狭野 17ch
- 佐用 34ch
- 青垣 34ch
- 南淡 17ch
奈良県
和歌山県
- 和歌山 17ch
- 紀ノ川 17ch (垂直偏波)
- 海南 17ch
- 御坊 17ch
- 吉備 17ch
- 有田 17ch
- 橋本 44ch (垂直偏波)
- 田辺北 48ch
- 田辺 17ch
- 南部川 48ch
- 下津 17ch
- 新宮 17ch
- 串本 17ch
- 由良 48ch
- 印南切目 41ch
アナログ放送概要
- JODX-TV
- 映像10kW、音声2.5 kW
- 生駒山送信所 8ch
中継局
大阪府
滋賀県
京都府
兵庫県
- 神戸 43ch[注釈 39]
- 神戸灘 58ch
- 神戸妙法寺 58ch(垂直偏波)
- 神戸兵庫 60ch
- 神戸長田 42ch
- 北淡垂水 59ch(垂直偏波)
- 西宮山口 59ch
- 日高 59ch
- 猪名川 39ch
- 三木 40ch (垂直偏波)
- 龍野 40ch
- 姫路 60ch
- 姫路西 37ch(垂直偏波)
- 赤穂 60ch(垂直偏波)
- 西脇 60ch
- 和田山 60ch(垂直偏波)
- 城崎 60ch
- 香住 37ch
- 篠山 37ch
- 氷上 37ch
- 相生 37ch
- 相生若狭野 57ch
- 山崎 37ch
- 福崎 37ch
- 八鹿 38ch(垂直偏波)
- 佐用 39ch
奈良県
和歌山県
- 和歌山 46ch
- 紀ノ川 59ch(垂直偏波)
- 御坊 59ch
- 下津 59ch
- 由良 60ch
- 吉備 60ch
- 海南 60ch
- 田辺 60ch
- 橋本 29ch(垂直偏波)
- 有田 39ch
- 串本 59ch
- 新宮 40ch
エリア放送
扇町スクエア内に地上一般放送局1局を設置[33] しフルセグおよびワンセグ放送を実施していた。
チャンネル 番号 |
免許人 | 局名 | 呼出符号 | 周波数 | 空中線電力 | ERP | 業務区域 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
29ch | 関西テレビ放送 株式会社 |
KTV扇町エリア放送 | JOXZ7AB-AREA | 569.142857MHz | 10mW | 4.5mW | 関テレ扇町スクエアー1F アトリウム及び扇町公園内 |
区域外再放送
毎日放送・朝日放送テレビを区域外再放送している福井県(若狭・嶺南地方)では、同一系列の福井テレビがあるため一切実施されていない。
三重県
- アドバンスコープ
- 伊賀上野ケーブルテレビ(ICT)
- ZTV(東紀州(紀南)地域のみ)
徳島県
- 阿波市ケーブルネットワーク
- 石井町有線放送農業協同組合(IHK 石井CATV)
- エーアイテレビ
- 上板町有線テレビ(KCI)
- ケーブルテレビあなん
- ケーブルネットおえ
- ケーブルテレビ徳島(テレビトクシマ)
- 国府町CATV(KBC)
- テレビ阿波
- テレビ鳴門
- 徳島県南メディアネットワーク(MTC)
- 徳島中央テレビ(JCTV)
- 那賀町ケーブルテレビ(WHK)
- 東阿波ケーブルテレビ(e-あわネット)
- ひのき(CUEtv)
ロゴマーク
開局当初は、ロゴは特に設定されておらず、社名表記、コールサイン、8の表記はゴシック体、ブーメランをモチーフにしたものにゴシックのイタリックで「KTV」のロゴ[注釈 40] が組み込まれたものが表示されていた程度であった。
1964年8月より、同局のアナログ放送のチャンネル番号である「8」を図式化したロゴマーク(早川良雄の作)を使用。局の社章および社旗などに使用されている。
ちなみに、関西テレビのキー局であるフジテレビは、現在の目玉マーク登場(1986年)以前に「8」をモチーフとしたマーク(通称・8マーク。亀倉雄策の作)をシンボルマークとして社章・社旗などに使用していた。また、同じFNS系列で沖縄県の沖縄テレビでも、同じく8をモチーフとしたマークが使用されている。ただしフジは曲線基調、関西テレビは直線基調、沖縄テレビは直線ベースながら曲線も取り入れたデザインと各局差別化がなされていた。
2015年(平成27年)3月30日からは放送・広報向けのロゴは「8 カンテレ」に変更・統一された[13]。「カンテレ」はシルバーのゴシック体を基調として、上下回転されたピンク色の「8」のロゴは動き出したKTV(カンテレ)の姿と、「カ」の「/」となっているピンク色のはらいの部分は、キャッチコピーにも使われている「超えろ。」を表現している[34]。ただし、『情報プレゼンター とくダネ!』→『めざまし8』等の制作協力局のクレジットロゴは、2015年4月以降も企業の正式ロゴとして存置された「関西テレビ」の従来からのロゴが使用されている。また、「関西テレビ」・「KTV」ロゴは関西テレビの番組『よ〜いドン!』のコーナー「となりの人間国宝さん」にて人間国宝さん認定時に、現在でも使用されている。なお、就活生向け資料の表紙では2015年9月時点でも同様となっているが、愛称は変更後の「カンテレ」となっている。さらに一部の中継車の全面には現在も従来の8マークが書かれており、ベリカードは現在も従来の8マークと関西テレビのロゴが使われている。また、一部の子会社でも従来の8マークを使用したロゴが残されている。
2021年の日本シリーズはオリックス主管分もフジテレビ主導の制作(番組の著作・全国配信・スポンサーセールス・スコア表示などをフジテレビが担当)となり、関西テレビは制作協力団体の扱いとなったが、第1戦では制作協力のクレジットが地上波では「関西テレビ」の正式ロゴが、フジテレビONEでは「8 カンテレ」の愛称ロゴが使われた。
地上デジタル放送のピクトは開始当初から2015年のロゴ変更まで1964年制定の8マークと局のマスコットキャラクター・ハチエモンが表示された。8マークは水色のふちに8は白であった。ロゴ変更後のピクトは「カンテレ」が2段組となっており(「8」の右に、上段「カン」、下段「テレ」)、番宣ポスターでも頻繁に使われる。
情報カメラ設置ポイント
※ 滋賀県のみお天気カメラが設置されていない。 梅田の情報カメラは、カメラアングルにより毎日放送本社が映る。『FNN Live News days』放送時、全国ニュースが終わり関西ローカルのニュースが始まる前に映るときがある(アイキャッチ動作丸ごと連動)。
スタジオ
扇町本社内
- なんでもアリーナスタジオ(1階、200坪[注釈 42])※一般出入り口の絵は、ハチエモンと生き物仲間だけ:『ウラマヨ!』
- 第1スタジオ(6階、155坪):『よ〜いドン!』『旬感LIVE とれたてっ!』『カンテレ通信』『桃色つるべ』
- 第2スタジオ(6階、155坪):『マルコポロリ!』『モモコのOH!ソレ!み〜よ!』
- 報道スタジオ(7階、90坪):『newsランナー』『FNN Live News days(平日版の関西ローカルパート)』『FNN Live News イット!(週末版の関西ローカルパート)』 ※『BSフジLIVE プライムニュース』(BSフジ)『日曜報道 THE PRIME』(フジテレビ)『Mr.サンデー』(東京支社とフジテレビの共同制作)向けのリモート出演などでも使用[注釈 43]
現在の本社の正面玄関には2010年(平成22年)12月まで火曜10時枠連続ドラマの大型ポスターが掲示されていたが、2011年(平成23年)1月1日に番組宣伝の街頭ビジョンが設置された。
東京・レモンスタジオ
西天満旧社屋
- 大阪府大阪市北区西天満6丁目5番17号
現社屋への移転後改装され、「デジタルエイトビル」(屋上の鉄塔には以前の名残として「8」マークが残されていたが後に撤去)と称して、旧社屋内の4つのテレビスタジオのうち第1、第2スタジオのみを貸しスタジオ(エイトスタジオ)として継続使用していた。建物自体の老朽化などを理由として2011年に閉鎖の後に解体され、2022年現在はtimesによる時間貸し駐車場となっている。
アナウンサー
公式ホームページ上”8カンテレannouncers"において出身地や血液型[35] など簡略なプロフィールを記載。所属部署のコンテンツデザイン局アナウンス部では、わかぎゑふの演出・一部のアナウンサーの出演による「カンテレアナウンサー朗読会」を、「なんでもアリーナ」での有料(当初は一般向け→現在は「カンテレfriends」への登録者限定)イベントや関西テレビYouTube公式チャンネルからのライブ配信企画として年に1回のペースで開催している。
2018年からは、現職アナウンサー総出演の特別番組を、年に1回のペースで日曜日の深夜(2021年の第5弾では土曜日の午後)に編成(第1弾からカンニング竹山が「アナウンス局長」、第5弾からはぺこぱの松陰寺太勇・シュウペイもそれぞれ「局長秘書」「危機管理官」という架空の役職で登場)。谷元星奈の新卒採用が内定していた同年と、山本大貴・舘山聖奈の新卒採用が内定していた2020年には、正式入社前のお披露目を兼ねて2月に放送していた。
2021年度には、坂元龍斗・高橋真理恵を除く当時の現職アナウンサー21名から、基本として2名が『カンテら!』(事前収録によるラジオ大阪の深夜番組)のパーソナリティを日替わりで担当。谷元以降に入社したアナウンサーは、「習うより慣れろ」という方針の下で、入社式の直後(新人研修の期間中)から自社制作番組へのレギュラー出演を始めている。
現職
入社年順に表記[36]。
男性
- 1989年 大橋雄介(コンテンツデザイン局アナウンス部長)
- 1992年 豊田康雄(コンテンツデザイン局アナウンス部次長)
- 1995年 若田部克彦(コンテンツデザイン局アナウンス部企画担当部長)
- 1997年 岡安譲(コンテンツデザイン局アナウンス部次長)
- 2001年 林弘典
- 2005年 吉原功兼
- 2006年 堀田篤(コンテンツデザイン局アナウンス部主事)
- 2007年 川島壮雄
- 2008年 坂元龍斗
- 2012年 新実彰平
- 2014年 石田一洋(コンテンツデザイン局アナウンス部主事)
- 2016年 服部優陽 ※2023年には4月から7ヶ月間休職(アメリカ合衆国で藤浪晋太郎を取材)。
- 2020年 山本大貴
- 2024年 秦令欧奈
女性
- 1988年 関純子(コンテンツデザイン局アナウンス部専門部長)
- 2000年 藤本景子
- 2003年 村西利恵(コンテンツデザイン局アナウンス部主事)※2021年12月上旬から産前産後休暇を取得中。
- 2009年 高橋真理恵 ※2021年3月中旬から産前産後休暇を取得した後に復帰したが、2024年1月から休暇中。
- 2010年 中島めぐみ
- 2015年 竹上萌奈(コンテンツデザイン局アナウンス部主任)
- 2018年 谷元星奈
- 2020年 舘山聖奈 ※2024年2月下旬から産前産後休暇を取得中。
- 2021年 橋本和花子
- 2024年 田中友梨奈
元アナウンサー
※はアナウンス部長経験者。●は故人。
- 男性
- 1958年
- 松本暢章※●( - 1991年定年退職、1998年3月に死去)
- 1959年
- 1962年
- 1964年
- 1967年
- 杉浦治男
- 出野徹之(FNNの海外特派員を務めた後、大阪センチュリー交響楽団(現・日本センチュリー交響楽団)事務局長に就任。2021年7月1日現在、同楽団評議員[37])
- 1969年
- 1974年
- 馬場鉄志( - 2010年定年退職、フリーアナウンサー〔関西テレビとの出演者契約〕。その後CS放送・フジテレビNEXT ライブ・プレミアムでのサッカー中継を中心に出演)
- 岡本栄( - 2011年定年退職、地元の三重県伊賀市長。定年後も、2012年秋に同市長選挙へ出馬するまで嘱託扱いで子会社に在籍)
- 1978年
- 毛利八郎※( - 2011年、スポーツ局長を経て嘱託の形で2020年3月までアナウンス部に在籍)
- 1982年
- 岡林豊明( - 2003年、スポーツ局スポーツ部長などを経て現在は東京支社総務部担当部長)
- 1983年
- 梅田淳( - 2004年、フリーアナウンサー)
- 1985年
- 山本浩之( - 2013年、2020年度入社の山本大貴の実父[38]で、退職を機にフリーアナウンサーへ転身。転身前から転身後の2013年9月まで『FNNスーパーニュースアンカー』のアンカーマンを務めていた)
- 1986年
- 石巻ゆうすけ※( - 2018年、営業局への異動を経て関西テレビ青少年育成事業団事務局長)
- 1991年
- 山田恭弘( - 2017年、スポーツ局所属。2022年からは同局へ所属したまま、アナウンサー時代と同様に、『J SPORTS STADIUM』のオリックスバファローズ主催公式戦中継でベンチリポートやヒーローインタビューを担当)
- 入社年度不明
- 早見昭彦
- 中村東助※ 初期のアナウンス部長
- 毛利功(もうり・こう、在職中に『テレビナイトショー』火曜日の司会などを担当)
- 女性
- 1965年
- 山室洋子( - 1968年3月、結婚後の本名である「植田洋子」として箕面FMの番組で1995年の開局当初からパーソナリティを担当。2022年3月30日未明の『カンテら!』最終回にゲストで出演)
- 1987年
- 片山三喜子( - 2005年、編成局宣伝部専任部次長)
- 1988年
- 中島優子(-2006年、総務局人事部)
- 1993年
- 吉岡美賀子( - 1997年、母校神戸松蔭女子学院大学の非常勤講師)
- 藤岡由佳( - 1998年、フリーアナウンサー)
- 1997年
- 2006年
- 2015年
- 入社年度不明
その他のアナウンサー
- 笹原秀夫(元アナウンス部長<2011.6 - 2014.6.22>、現:視聴者情報部長。報道出身の書家)
その他著名社員
関連企業
- 出典[1]
子会社
一部の社名や団体名は2015年3月以前の"8"マークや"KTV"のロゴを引き続き使用している。
- 関西テレビライフ
- メディアプルポ
- 関西テレビハッズ
- 関西テレビソフトウェア[1]
- レモンスタジオ
- ウエストワン
- セントラルテレビジョン
- ウエルネスライフ
- 公益財団法人関西テレビ青少年育成事業団[2] - 日本の民間放送局で唯一の青少年育成事業団体。1978年(昭和53年)発足。平日の『国分太一のおさんぽジャパン』直前の11時24分30秒頃にCMを放送している。
- (事業清算)
- エイトプロダクション
- メディアワークス - 角川書店グループの企業「メディアワークス」(現 アスキー・メディアワークス)と同じ社名だが関連は無い。
その他のグループ企業・関係放送事業者
その他のグループ企業については「阪急阪神東宝グループ」の項目を参照。また、関係放送事業者については「FNN」又は「フジネットワーク」の項目を参照。
- 阪急阪神東宝グループ
- フジサンケイグループ
- フジ・メディア・ホールディングス
- フジニュースネットワーク(FNN)
- フジネットワーク(FNS)
- フジテレビジョン
- BSフジ
- ポニーキャニオン
- 岡山放送(準大口出資。23.40%)
- テレビ新広島(準大口出資。11.85%)
- テレビ愛媛(準大口出資。20.00%)
- テレビ長崎(準大口出資。16.33%。なおNNN・FNNクロスネット時代の名残で、読売新聞グループ本社(19.83%)が筆頭株主。)
- 長崎国際テレビ(日本テレビ系列局。準大口出資。9.00%)
- テレビ熊本(準大口出資。10.33%)
- テレビ大分(日本テレビ系列・フジテレビ系列とのクロスネット局。読売新聞グループ本社と同比率の大口出資(19.90%)。)
- テレビ宮崎(フジテレビ系列メインで、日本テレビ系列・テレビ朝日系列とのトリプルネット局。大口出資かつ筆頭株主(19.40%)。)
- 鹿児島テレビ放送(準大口出資。8.50%)
- フジニュースネットワーク(FNN)
- 産業経済新聞社
- 文化放送(大株主)
- フジ・メディア・ホールディングス
- 設立母体(現在は京都放送以外は関係が薄い)
主催イベント
- キンダーフェスティバル
- 3000人の吹奏楽
- アマチュアトップコンサート
- 大阪国際女子マラソン
- ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント
- MAGMA30(開局30周年記念イベント/1989年)
- アスメディア88祭り(開局35周年記念イベント/1993年)
関西テレビの冠が付くイベント
不祥事
放送倫理・番組向上機構における人権侵害紛争
関西テレビの番組である『たかじん胸いっぱい』の2005年(平成17年)6月25日の放送で杉田かおるがゲスト出演し、面白可笑しく脚色し、結婚生活や離婚騒動について語った。このことに関し、元夫の鮎川純太が、人権侵害を受けたとして訂正放送や謝罪を要求。関西テレビは「取消し・謝罪放送を行う必要は無い」として鮎川の要求を拒否。鮎川はこれに対し、放送倫理・番組向上機構(BPO)の人権委員会に人権救済の申立てを行った。
委員会は検討の結果、2006年(平成18年)3月に、関西テレビが鮎川の名誉とプライバシーを侵害した事を認定し再発防止に向けて放送事業者としての制作体制の整備を行うよう、勧告する処分を下した。「勧告処分」は人権委員会決定の中で最も重いもので、重大な人権侵害事件が発生する時にのみ下される。
なお、バラエティ番組においてBPOから人権侵害と認定された放送局は、関西テレビが初めてであった。この認定を機に番組制作体制の立て直しが求められていたが、後継番組の『胸いっぱいサミット!』についても、2020年(令和2年)1月にBPOから放送倫理違反があったと認定された[41]。
『発掘!あるある大事典II』における捏造事件
2007年(平成19年)1月7日に放送された情報番組『発掘!あるある大事典II』において実験データの捏造や効果の誇張等番組制作上「やらせ」があったと記者会見を行った。
同放送回では「納豆」を特集し「納豆にダイエット効果がある。」と放送した。放送直後から全国各地のスーパー等食料品店において一時全国的に「納豆」が品薄となる現象が相次ぎ「新聞記事」になる程の反響を引き起こした。 ライブドアのPJニュースは放送前に内容が大手スーパーに通知されていたことを報道した[42]。放送内容における問題点として「血液検査の捏造(実際は行っていない検査を捏造し、虚偽データを公表)」や「外国人研究者の発言とは異なる日本語訳のコメント付与」「痩身の比較写真の捏造(実験前後で別人物の写真を使用)」等が挙がっている。
関西テレビは調査委員会を立ち上げて原因究明にあたると発表。また、翌日1月21日に通常通り放送予定だった同番組を放送休止、『スタ☆メン』を1時間繰り上げて21時からの2部構成の放送(21:00 - 21:54, 22:00 - 23:15)とし、冒頭の5分間、同局の毛利八郎アナウンサーが番組内での制作の経緯などを説明した。
このことを受けて、1月22日、『花王名人劇場』(1979年(昭和54年)10月7日開始)以来27年3か月2週間に渡って一社提供を続けてきた花王石鹸→花王が一社提供から降板することが決まった(ヒッチハイクのスポンサーも降板)[注釈 44]。翌1月23日には同番組の打ち切りが決定し、同時に制作局長の解職、千草宗一郎社長の役員報酬カットなどの処分も発表された。しかし、この処分については「甘すぎる」という批判が各方面から出てきている。また、総務省の調査結果次第では千草の引責辞任、関西テレビの筆頭株主であるフジ・メディア・ホールディングスからの役員などの多人数の送り込みも考えられ、予断を許さない情勢になってきていたという。
2007年(平成19年)3月27日、民放連は関西テレビを除名する方針を固め、4月19日の民放連総会で正式に除名処分にした。民放連の除名は静岡第一テレビに次いで2例目で、準キー局では初めてとなった。除名により、関西テレビは民放連行事には一切参加できない、特に民放連加盟社とNHKで構成される「ジャパンコンソーシアムからも外れた事になるため、オリンピックやFIFAワールドカップの放送が一切できない(放送権がない)」など、経済的に大きな損失を伴うこととなった。関西テレビの民放連復帰には、関西テレビが再発防止を実行しているか、他の在阪民放局(毎日放送など)の判断によって決めるということとなった。フジテレビ制作の北京オリンピック中継をほかの在阪準キー局や独立テレビ放送局で振替放送することも検討したが、番組編成などの理由で関西の地上独立テレビ放送局を含む他の関西地区の放送局がフジテレビ制作の北京オリンピック中継を振替放送するのは難しいことから、関西の民放連加盟全18局は関西テレビの民放連一時復帰を提案し[43]、捏造事件が発覚してから約1年後の2008年(平成20年)4月17日、民放連は緊急理事会で関西テレビの条件付き再入会を認める事を決定し、関西地方でのフジテレビ制作の北京オリンピック中継が見られなくなる事態が回避された[44]。 2008年10月9日に開催された近畿地方の民放19社で構成する「近畿民放社長会」の会合で関西テレビの会員活動停止措置の解除を求めることを提案、同年10月27日に行われた民放連の理事会で会員活動停止措置の解除が正式に決定し、関西テレビは1年8か月振りに民放連に完全復帰した。なお放送倫理・番組向上機構も同時に除名されたが、2007年(平成19年)6月22日に再加盟を認められている。
総務省は3月30日、放送法に違反したとして総務大臣名で関西テレビに対して、行政指導としては最も重い「警告」を行なった。菅義偉総務大臣(当時)は、今後も放送法違反が見られたら電波停止もありうることも示唆した。なお、「あるある - 」を同時ネットしたフジテレビと系列26局(時差ネットで放送されていたテレビ大分も含む)に対する行政指導は見送った。同日、フジテレビの村上光一社長(当時)は定例会見で、全国放送番組での捏造だった経緯から、関西テレビが総務省から受けた警告処分をネット局全局で受けたものと認識させるため、「関西テレビの再生を系列局あげて支援すべき」方針を発表し、同時にFNSの関西テレビへの会員活動停止などの処分を見送る方針を明らかにした。
2007年(平成19年)4月3日、関西テレビは臨時の取締役会を開催し、千草宗一郎社長は正式に社長職を辞任し、取締役に降格した。後任の社長には関西テレビ常務取締役の片岡正志の就任が発表された。同日夜22:00 - 23:09に検証番組「私たちは何を間違えたのか 検証・発掘!あるある大事典」が毛利八郎・関純子アナの司会によりFNS27局ネット(番組をネットしていなかったテレビ宮崎は除く)で放映された。同年5月23日、同月30日の取締役会をもって千草宗一郎前社長他に一部の取締役が退任(千草は相談役に退く見込み)、また執行役員制度を導入し役員数を削減するとの報道があった。
この事件を受けて、BPOには放送倫理検証委員会が新設された。奇しくも同委員会では、『胸いっぱいサミット!』における出演者の発言の扱い(詳細後述)について、2020年(令和2年)1月に放送倫理違反があったと認定している[41]。
その他の不祥事
- 1971年(昭和46年)12月24日 - 『4時だぜ!飛び出せ!!わいわいワイド』(「公開放送による日本初の子ども向けワイドショー」として毎週金曜日の夕方4時台に編成されていた人気番組)の「クリスマス大会」を放送する予定だったSABホールで、本番前にエントランスの階段で「スタジオ・メイツ」(番組の観覧・参加を認められていた会員)による将棋倒し事故が発生。「スタジオ・メイツ」であった33人の児童が重軽傷を負った。「クリスマス大会」の放送自体はこの事故でタイトルを急遽『おわびショー』に変更し、急遽観覧を中止して非公開に切り替えて実施されたものの、事故に加えて主催者の管理不備(整理券を配布せずに「スタジオ・メイツ」を待たせていたことなど)が翌25日から新聞などで大きく報じられた。この事故は近畿地方を代表する雑踏事故として知られていて、かつては関西テレビ公式サイトの「会社沿革」ページでも前述の不祥事とともに明記されていた[45](2022年秋のページリニューアルで記載終了)。『4時だぜ!飛び出せ!!わいわいワイド』については、後に放送枠を毎週日曜日の夕方4時台に移動。制作体制を見直したうえで、1973年3月まで放送された。
- 2004年(平成16年)11月12日 - 新潟県中越地震で、関西テレビの記者が被災した小千谷市塩谷地区の住民の一時帰宅に際し、ボランティアを装って取材していた。小千谷市災害対策本部は事前に取材自粛を申し入れていた。市の抗議を受けた関西テレビは謝罪し、撮影したテープを放送しないと約束した。
- 2006年(平成18年)11月15日午後11時放送予定の『グータンヌーボ』が番組開始から午後11時2分34秒まで放送されず、関西テレビでは画面がカラーバー状態50秒間、その後「しばらくそのままでお待ち下さい。」というお詫び画面が表示されていた。番組のメインスポンサーである帝人のCM30秒分と提供クレジットに表示されていない花王のCM30秒に加えて本田技研工業のCM20秒分を含む2分34秒間放送されていなかった。原因は20時14分に千島列島中部付近震源の地震で発表された津波警報・津波注意報によるテレビ放送中継業務回線の混乱[注釈 45]。なお、同番組中は他局で字幕インポーズで表示していた津波警報・津波注意報の表示もされていなかった。(テレビ西日本は表示。)
- 2013年(平成25年)7月5日、バラエティ番組『SHINPUU3 奇跡の確率』(同年7月26日未明放送)の収録が大阪市内の格闘技道場において行われ、この際に目隠しをされた状態でプロレスラーなどからビンタを受け、ビンタをしたのが誰かを当てる企画を実施したが、出演者のうち、GAG少年楽団の福井俊太郎と坂本純一、コマンダンテの安田邦祐の計3人が脳震盪や鼓膜損傷などの怪我を負った。関西テレビは、当該企画について放送を取り止めた[46]。
- 2014年(平成26年)2月、単発バラエティ番組『千原ジュニアの更生労働省 元ヤン芸人がダメ人間に喝!』(同年3月16日放送)の企画「人生の目標を見失いかけた若者5人を集めてカーリングのチームを組み、1か月間、共に練習し、小学生の強豪チームに挑戦する」の中で、メンバーの1人の家族として登場した人物が実際の家族とは違う人物だったことが放送後に発覚した。収録時、家族のスケジュールが合わなかったため、制作スタッフが別人に出演を依頼しその人物を家族として出演させていたということで、関西テレビは事実と異なる内容を放送したために視聴者の皆様の信頼を裏切ることになったとして、同年5月4日の17時25分から5分間の謝罪番組を放送した[47]。
- 2016年(平成28年)4月17日朝、熊本地震の現地取材にあたっていた関西テレビの中継車両が、菊陽町のガソリンスタンドで給油待ちをしている長い車列の途中に割り込み給油していたことが発覚した。翌18日、関西テレビは公式Webサイト上で謝罪文を掲載し、夕方の報道番組内(生放送)で謝罪を行なった[48]。
- 2019年(平成31年・令和元年)4月6日および5月18日に放送された『胸いっぱいサミット!』で、出演者の岩井志麻子が「(韓国人は)手首を切るブスのようなものだ」などとの発言を繰り返した。いずれの放送回も事前に収録されていたが、民族差別や女性差別とも取れる上記の発言を関西テレビが2回とも編集せずに放送したことを巡ってSNSなどで批判が続出した[49]。関西テレビでは、6月22日の同番組冒頭で関純子(本来は出演していないアナウンサー)が局を代表して謝罪した映像を放送した[50] うえで、収録から謝罪に至るまでの経緯を放送倫理・番組向上機構(BPO)に報告した。報告を受けたBPOでは7月12日に審議入りを決定した。関係者からのヒアリングなどを実施した結果、民放連放送基準「(5)人種・性別・職業・境遇・信条などによって取り扱いを差別しない」「(10)人種・民族・国民に関することを取り扱う時は、その感情を尊重しなければならない」および、関西テレビの放送倫理規範である「番組制作ガイドライン」内の規定(「すべての人は人種、皮膚の色、言語、宗教、などによって差別を受けることは許されることではありません」)などにおいて、2回の放送とも放送倫理に違反するものだったと認定した[41]。なお、関西テレビでは上記の認定後も『胸いっぱいサミット!』の放送を続けてきたが、日本国内における2020年からの新型コロナウイルス感染拡大などの影響で収益が悪化していることなどを背景に2021年(令和3年)3月末で終了した。
- 2022年(令和4年)12月10日、外部スタッフが関西テレビで放送を予定していた番組の素材(ロケーション撮影映像などを収録)が入った外付けハードディスク(HDD)を紛失していたことが明らかになったとして、同月14日に謝罪した。なお、この2日前(同月12日)には同じ在阪局の読売テレビも番組素材を紛失していたことが判明したとして謝罪しているが、2つの事故は同じ外部スタッフによるもので紛失したHDDに関西テレビと読売テレビの番組素材が一緒に収録されていたとしている[51][52]。
脚注
注釈
- ^ a b 但し、大阪北郵便局と新大阪郵便局に私書箱を設けており、そこにも番組別に私書箱4 - 8号の郵便番号が使われているので、この番号を使うことは局全般の問い合わせや受信報告書を出す場合などを除いてあまりない。なお、新大阪郵便局宛の郵便番号は一貫して「539-8691」で、火9ドラマなど一部番組は東京支社宛てになることがある。
- ^ a b c d 100万円未満切り捨て
- ^ 出向者含む
- ^ 伊賀市・名張市においても近鉄大阪線利用で大阪市内への通勤客も多い事から、在名局より在阪局を選んで視聴する世帯も少なくない。伊賀地区在住で元同局従業員(現伊賀市長の岡本栄が該当)もいる。
- ^ 在阪各局はマスコットキャラクターの売り込みに熱心な傾向が見られ、大阪市内の土産店でそれぞれのグッズが売られているほど。
- ^ 2015年3月29日までは「クラブカンテーレ」。
- ^ 関東地方の総合電波塔である東京タワーの完工式を1958年12月23日に控えており、1958年度中に新規開局の2局の試験電波の発射開始時期をそれに合わせたため。
- ^ 社章はキー局のフジテレビジョンと同じくチャンネルナンバー“8”を図案化したものだが、フジテレビのもの(亀倉雄策作)は丸みを帯びているのに対し、同局の社章は角張っている。同じく8を図案化した沖縄テレビ放送のマークはフジテレビと関西テレビの8マークを折衷したようなデザインである。
- ^ 最初のカラー番組は、外国テレビ映画「海底大戦争」。関西テレビホームページ「会社案内」の項の「会社沿革」に記載。
- ^ 同日、毎日放送、北日本放送も共に、同予備免許を受けている。
- ^ 同放送の初の番組は、同日23時50分からの映画「冬のライオン」の二か国語放送だった。
- ^ この回の内容は、「豪華!8大スター勢揃い」だった。
- ^ この時、フジテレビ制作の同番組はモノラル放送だった。
- ^ 在名広域4局にキー局と同じ理由で同じIDを獲得した局はない。
- ^ 日本経済新聞やスポーツニッポンなど一部の新聞は3月30日以降も「関西テレビ」のままであった。一方、週刊TVガイドは放送局表記は3月30日の番組表が掲載される号の初日(3月28日)より「カンテレ」と表記され、一部例外は存在した。なお地上デジタル放送の局名表示・EPG表記は3月30日以降も「関西テレビ」の表記のままである。
- ^ 前者は8マークとハチエモン、後者はKTVロゴより変更。
- ^ 槇原の不祥事により2020年(令和2年)2月13日をもって使用中止。
- ^ 鉄塔のリニューアル工事の際、「8 KTV」の下部に付けられていた「キッズプラザ大阪」のロゴが、新ロゴ付け替えの際に撤去された。
- ^ 開局準備段階では、関西テレビはフジテレビの他にも同じく産経新聞から資本参加と役員派遣が行われていたNETテレビ(現:テレビ朝日)と系列関係を結ぶことも想定されていたが、産経新聞の社長が創業者の前田久吉から文化放送・フジテレビ社長の水野成夫に交代したことに伴い、NETから産経資本と役員が引き上げられたことから、フジテレビと系列関係を結ぶことを選択した。逆に毎日放送もラジオにおけるニッポン放送・文化放送との関係からフジテレビとネットワークを組むことを希望していた。
- ^ ちなみに現在、この枠は『まつもtoなかい』(21:00 - 21:54)が放送されている。
- ^ ただし、間のミニ番組は除く。
- ^ ただし、17:48 - 18:09に『報道ランナー』内包扱いでフジテレビ発の全国ニュースが放送されるが、新聞のテレビ欄は16:45から19:00まで枠分割なし、EPGでは全国ニュースに切り替わる17:48で枠が切れるが、その後の枠も『報道ランナー』表記のため、番組表上では、このほぼ全てを関西テレビが独占することになる。さらに、後述のように火曜21時台のドラマ枠が自社制作のため、ローカルネット枠である14:45あるいは、15:50から、おさらいを兼ねた前話の再放送を行うこともあり、 これを含めると、7時間40分自社制作番組が続く。
- ^ なお、『R-1ぐらんぷり』は2019年から2022年までは放送曜日を日曜日に移動し、さらに2021年には『R-1グランプリ』に改称され、2023年以降は放送曜日を土曜日に移動している。
- ^ 2000年、2021年を除く。2000年は1月2日の21:04 - 23:30に『ショムニ 新春ドラマスペシャル』が放送され、関西テレビ担当枠は翌1月3日の『SMAP×SMAP』の新春特番に充てられた。2021年は1月2日の18:30 - 23:30に『逃走中×千鳥のクセがスゴいネタGP』新春合体5時間SPが放送されたが、関西テレビ担当枠の別時間帯への振り替えは行われなかった。
- ^ 『Mr.サンデー』を除く。
- ^ 最終作の『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』は映画作品。
- ^ 2000年以降、関西テレビ以外の近畿広域局がプライムタイムで全国ネットのドラマ枠を担当した例は、朝日放送テレビが2006年4月から2011年3月までテレビ朝日との共同制作で金曜21時枠と2023年4月から日曜22時枠を、読売テレビが2004年3月までの月曜22時枠と2020年1月以降の日曜ドラマ(毎年7月クールのみ制作)の例がある。
- ^ 在阪局が全国ネット向けの連続ドラマ枠を2本体制になるのは読売テレビ・ABCテレビに次いで3番目となる。
- ^ なお、『今夜はナゾトレ』については日曜日の自社編成枠で散発的に放送している他、『潜在能力テスト』も特例(改編期に同局制作による全国ネットの新ドラマの番宣を兼ねた内容となった場合)で週末午後に遅れネットで放送される場合がある。
- ^ 火曜日のプロ野球『ヤクルト対巨人戦』(フジテレビ制作)は全編ローカルセールス枠のため、通常通り自社制作番組を優先している。
- ^ 2021年1月時点で、これに当たるドラマは『はんなりギロリの頼子さん』であるが、関西テレビは幹事制作会社(番組クレジットでは「制作幹事」)として関わっている。
- ^ 阪急西宮球場には、関西テレビの広告が掲出されていた。
- ^ 本放送終了後の再放送は、1975年にフジテレビ系フルネット局として開局したテレビ新広島でも行われた。
- ^ 放送当時はテレビ山口がFNSに加盟していたが、TBS系列(JNN)の排他協定によりフジテレビから求められたFNNへの加盟が困難なことから、1987年10月に離脱している。
- ^ 資本関係との整合性から、1971年に福島テレビとの間で日本テレビ系列(当時はNNNのみ成立)と交換した。
- ^ 東京都内で収録の『発掘!あるある大事典』ではフジテレビの女性アナウンサーがアシスタントを担当していた。この他、『土曜大好き!830』(現在の『土曜はナニする!?』枠)にも番組初期はフジテレビの女性アナウンサーがアシスタントとして出演していた。
- ^ 系列外では地上独立テレビ局の岐阜放送(ぎふチャン)も「8」を使う(東海テレビが「1」を使っており、地上独立テレビ局の大半が使用する「3」もNHK名古屋が使うことで、「8」が空いたため)。なお、アナログ親局8chの高知放送はキー局の日本テレビと同じ「4」が使われる(エリア内で「8」は高知さんさんテレビが使用)。
- ^ 在阪放送局でキー局とリモコンキーIDを合わせたのは府域局のテレビ大阪(19ch。テレビ東京(12ch)と同じ「7」)だけである。
- ^ ※指向性が西に向いているため、大阪湾沿岸部での受信が難しく、大阪8chか神戸灘を受信している。
- ^ 関西テレビと同じフジテレビ系列の東海テレビ放送も開局当初から現在の「1マーク」に変わるまではブーメランをモチーフにしたものに「THK」のゴシックロゴが組み込まれていたものが使われていた。
- ^ 本来は放送エリア外だが、徳島県にFNN・FNS系列がなく本局視聴者が多いことから徳島支局とともに設置されている。
- ^ 2019年1月31日に同業他社の読売テレビが竣工した、3代目社屋誕生前までは在阪民放局のテレビスタジオとして最大面積であった。
- ^ 特に、『Mr.サンデー』では新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化した2020年4月以降、男性司会の宮根誠司が大阪から東京への移動による感染リスクを避けるため大阪から中継で出演する場合に、宮根がこの報道スタジオから出演している(この場合でも、女性司会の三田友梨佳〈フジテレビアナウンサー〉やコメンテーターは通常通り東京のフジテレビ本社のスタジオから出演する)。
- ^ 花王はこのほか、『ナイナイサイズ!』(日本テレビ)『愛の劇場』(TBS)『恋するハニカミ!』(同)も降板。
- ^ 同注意報・警報は深夜1時30分に解除されたが、その後場所により最大80cmの潮位の変化があった。
出典
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- ^ a b c 第79期決算公告 - 産経新聞大阪本社版2021年6月21日付朝刊7面
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- ^ 倉田陶子 (2022年12月14日). “放送前の映像紛失、関西テレビも 読売テレビと同じスタッフ”. 毎日新聞. 2022年12月14日閲覧。
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関連項目
- 関西テレビ☆京都チャンネル(メディア事業局運営 2009年(平成21年)4月30日で放送終了)
- ラジオ関西(CRK)
- 大阪放送(OBCラジオ大阪)
- 京都放送(KBS京都)
- 関西テレビの日
- 関ジャニ∞ - 関西ジャニーズJr.で「J3 KANSAI」に出演していた8人で結成された。関ジャニ∞の「関」は「関西」及び「関西テレビ」の「関」で、「∞=無限大(エイト)」は8チャンネルと8人(結成当時。現在は5人)を意味している。
外部リンク
- 関西テレビ放送 カンテレ - 公式サイト