第1話とは、アニメ・ドラマ、漫画などの一番初めのエピソードである。
概要
基本的に物語の起こり、始まりを描くエピソード。視聴者や読者は、第1話を見てこれ以降の話を継続して見るか判断するため、物語の中で最も重要な役割を担うといってもいいだろう(話切りの記事も参照)。
物語の前日譚を描く場合、「第0話」という名称が用いられることもある。
ニコニコ動画で配信されているアニメ作品では、第1話のみ常時無料で、それ以降の話は有料あるいは1週間だけ無料というパターンが多いため、第1話だけ視聴数が多いことが殆ど。
また、dアニメストア ニコニコ支店では、本来の第1話だけでなく、それが2期以降の最初の話だろうが、分割2クールの後半の最初の話だろうが、1本の映画作品だろうが、3分のショートムービーだろうが、「第一話」のタグが固定でつけられている。
特に印象的な第1話
他に該当する話があればどんどん提案・追加してください。
漫画
- 暗殺教室 第1話「暗殺の時間」
- 新連載表紙の時点で異色すぎるキャラクターと『バトル・ロワイアル』を想起させる物騒なタイトル、そして2,3ページ目の「起立」の号令と共に生徒全員が先生に銃口を突きつけるシーンは読者にインパクトを与えた。作者はこのシーンを描くために作品の設定を考えたという。
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- 異世界転生者殺し -チートスレイヤー- 第1話「神の手違い」殺し❶
- いろいろ問題があったのか1話で打ち切りに。
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- がっこうぐらし! 第1話「はじまり」
- ほのぼの日常系と思わせて、終盤で雰囲気が一変。
アニメ化された第1話では日常系アニメ難民達にトラウマを植え付けた。
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- グラップラー刃牙 #1「ヤツの名は刃牙!!」
- 「オイオイオイ」「死ぬわアイツ」「炭酸抜きコーラ」など、ネットで色々ネタにされるシーンが多い。
- 作者にとってこの第1話は反省点が多かったらしく、週刊少年チャンピオン50周年記念で第1話を丸々リメイクしており、上記のネタにされるシーンはなくなった。(炭酸抜きコーラの解説はある。)
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- 進撃の巨人 第1話「二千年後の君へ」
- 当時の担当編集は、第1話及び初期の本作の象徴ともいえる「超大型巨人」を、怖いけどなぜか笑える「シリアスな笑い」であると解説していた。漫画『テラフォーマーズ』でも、同じようなシリアスな笑いが採用されている。
- また、第1話のサブタイトルからすでに伏線が張られていることがわかる。
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- NARUTO -ナルト- ナンバー1「うずまきナルト!!」
- 主人公うずまきナルトのキャラ紹介と伴せて、ナルト最初の師であるうみのイルカの成長も描いている。この第1話がきっかけで、イルカは出番の少なさの割に読者人気は高く、2022年に行った人気投票では国内15位である。
- また、第1話の木ノ葉の里の忍の台詞「どの道ろくな奴じゃねーんだ 見つけ次第殺るぞ!!」はナルトを迫害していた民をネタにする際によく話題に挙がり、キャラデザから言い逃れできない秋道チョウザはネット上で「どの道一族」と呼ばれることがある。(カラー版では髪の色が違うので、実際には別人である()。)
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- DEATH NOTE page.1「退屈」
- 読切では「自由に人を殺せることの苦痛・是非」をテーマとしていたが、連載版では「悪人を殺して新世界を作る」という退廃的なテーマに変更。決して肯定してはいけないが、小学生にも大人にも「ちょっと共感できる」テーマは連載開始からたちまち話題となった。
- 余談だが、この第1話が掲載された次号の週刊少年ジャンプで連載を開始した『銀魂』は、完全にデスノートに話題を食われてしまい初期は人気が出ず苦戦したと作者自らボヤいている。
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- Dr.STONE Z=1「STONE WORLD」
- 謎の光によって全人類の時が静止。主人公の千空は復活までに3700年の時を要したが、この3700年という時間を「ずっと毎秒数えていた」と説明。
- 本作は科学漫画だが、主人公のあり得なすぎる能力を先に披露することで、本作が緻密な科学漫画ではなく、もっと気楽に読める少年漫画であることを示している。
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- ファイアパンチ 第1話
- カニバリズムや近親相姦など妙に不快感を催すシーンを散りばめながら、最終的にそれを行った主人公とその妹が火だるまになって殺されるという、モヤモヤがモヤモヤを呼ぶ無情な展開はコメント欄をざわつかせた。また、最終的に主人公が全裸の大男となるシーンは、ある種のシリアスな笑いとなっている。
- 同作者による漫画『チェンソーマン』でも、「頭がチェーンソーの怪物人間がゾンビを薙ぎ倒しながら血まみれで高笑いをする」という、読者に印象を与える映像を第1話で見開きページにして披露している。
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- ポケットモンスターRéBURST 第1話「冒険の始まり!」
- 「なったのね…ゼクロムに…!!」
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- ボボボーボ・ボーボボ 奥義1「毛」
- 既に赤マルジャンプで読切掲載をし、週刊少年ジャンプ及び増刊誌で短期集中連載も行っていたボーボボ。当時の読者には「鼻毛を武器に登場」というギャグは既にバレており、登場時のネタとして使用するのはインパクトに欠ける状況となっていた。
- そんな中始まった新連載第1話。主人公ボーボボは「関東野菜連合によって磔にされながら登場(させられる)」という、誰も予想できない形で登場。既存・新規読者共にしっかり衝撃を与えた。
- テレビアニメでは読切同様、「鼻毛を武器に登場」をギャグとして使っている。また、アニオリのシーンとして、第1回は前回のあらすじから始まる(?)。
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- 名探偵コナン FILE.1「平成のホームズ」
- 映画冒頭でもおなじみ、工藤新一の身体が縮んだ経緯。
- 初っ端からグロすぎる事件、無理やりがすぎるトリック、後から見返すとキャラ崩壊しているジン・ウォッカなど、色々ネタにされている。
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- ONE PIECE 第1話「ROMANCE DAWN―冒険の夜明け― 」
- 全世界発行5億部を超える世界的人気漫画の第1話は、主人公ルフィの人となりを紹介するのではなく、「シャンクス」の人となりを紹介する主人公の過去話にほぼ費やすという、連載漫画の第1話としてはかなり挑戦的なものとなっている。当時編集長だった鳥嶋和彦はONE PIECEの連載を反対していたが、当時の担当編集の熱意に押され連載を通したという。
- なお、テレビアニメでは漫画における第2話を第1回に放送しており、漫画の第1話は第4回に放送している。
- 「「ハラ減った〜」から始まる主人公もうやめない?」の記事も参照。
アニメ
- エルフェンリート 第1話「邂逅」
- 萌えラブコメアニメ風予告PVからの、開幕血しぶき四肢切断首チョンパの大量殺戮グロ戦闘シーン、特に開始5分でのドジッ娘秘書の首チョンパで原作未読者の度肝を抜いた。地上波では規制だらけに。
- 【推しの子】 第1話「Mother and Children」
- 物語のターニングポイントまで見てもらう為に90分の拡大版。さらに劇場で先行上映もされた。
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- おそ松さん 第1話「ふっかつおそ松くん」
- パロディネタを入れ過ぎて配信サイトから削除、BD&DVDにも未収録、封印作品に。
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- 喰霊-零- 第1話「葵上」
- 漫画「喰霊」を原作としたアニメオリジナル前日譚。
メインキャラっぽい奴らが全滅する衝撃の1話。
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- ガングレイヴ 第1話「黄昏の破壊者」
- いきなり全26話のうちの第18話に相当する内容。第2話から第17話は原作ゲームでは描かれていない過去編で、1話=18話からゲーム本編に戻ってくる構成になっていた。
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- 鬼滅の刃 無限列車編 第1話「炎柱・煉獄杏寿郎」
- 本作は劇場版を再編集してテレビアニメとして放送したものだが、この回のみ新作エピソード。
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- このヒーラー、めんどくさい 第1話「魔物やモンスターがはびこる世界で冒険者の道を歩もうとするアルヴィン(主人公/甲冑の戦士)は熊の怪物と戦いピンチのところに運良くダークエルフのヒーラーの女の子カーラ(ヒロイン/ダークエルフ)が通りかかったがカーラの性格があまりにもあまりなので言い合いになり熊の怪物も困惑しさらにそのあと熊の自宅に連れていかれるという原作コミックスにない展開があるので原作ファンの中には『あれ?』と思うかたもいらっしゃるでしょうけれどこれは雑誌連載以前にネットで発表されていた『これ、何の話ですか?』という同じ世界観の漫画を元にしているのでご了承くださいというスタッフと原作サイドの意向をこの場を借りてご説明させていただきつつなおこの長いサブタイトルには縦読みや斜め読みのような仕掛けはないのでそのこともおことわりしておきたいそんな第一話」
- 359文字とサブタイトルが異常に長く、それまでのアニメ史上第1位であったスクールランブル第26話『突然の「さよなら」…迷い込んだラビリンス…あなたはだれ?…教えて。「すれちがい」「片想い」とどけ、ボクの気持ち。とどけ、ワタシの想い。たぶん一度しかない季節、青春の1ページ。これが最後のチャンス、確かめたい…キミの気持ち。伝わる言葉、伝わらない想い。あの日の告白、永遠の一日、だけど…いつまでも続いていく、わたしたちの「いま」。そして明日へ…「スクールランブルフォーエバー」』の記録187文字を大幅に更新してしまった。
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- 邪神ちゃんドロップキック 第1話
- 原作の59話にあたる部分を第1話として放送。いきなり見知らぬキャラたちのすき焼きパーティーを見る羽目に。
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- 終末のハーレム 第1話「女たちの世界」
- 放送直前に第2話以降の放送が延期。第1話のみ放送され残りの放送期間は別アニメの再放送に。
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- 人造昆虫カブトボーグV×V 第1話「親父越え!勇気のライジング・プロミネンス」
- 1話なのに最終回みたいな内容。
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- 涼宮ハルヒの憂鬱(2006年版) 「朝比奈ミクルの冒険 Episode00」
- 時系列をすっ飛ばし、本来なら11話にあたるエピソードを放送。エピソードのシャッフルは1クール続いた。
- さらに、素人映像作品あるあるをこれでもかと再現し、大ヒットを呼び込む掴みとなった。
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- ゾンビランドサガ 第1話「グッドモーニング SAGA」
- 開始1分で主人公死亡。
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- 鉄腕アトム(1963)第1話「アトム誕生の巻」
- 日本のアニメ作品において全ての始まり。
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- ハイスクール・フリート 第1話「初航海でピンチ!」
- 「はいふり」というタイトルで始まったが、第1話放送後に「ハイスクール・フリート」に変更された。その為、自動録画失敗者が続出するハメに。
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- パンティ&ストッキングwithガーターベルト 第1話「仁義なき排泄」
- 一見カートゥーンアニメの手法に則ったアニメだが、変身シーンは日本アニメの手法で描かれており、2頭身のキャラクターがいきなりリアル頭身になる様は、作画崩壊に因んで「作画解放」とネタにされた。
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- PUI PUI モルカー 第1話「渋滞はだれのせい?」
- 1話でアニメ監督が逮捕される前代未聞の事態に(勿論、作中のお話)。
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- フリージ 第1話「ラマダン」
- 1話から主人公にアニメをけちょんけちょんにけなされる。
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- ポプテピピック #1「出会い」
- 先行上映と全く違うキャスト(と内容)で始まった1話Aパート、更にBパートでは同じ内容を違う声優で放送。自称クソアニメの正体は声優クソ無駄遣いクソアニメであった。なお再放送も本放送時からキャストが変更されていた。
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- 魔法少女リリカルなのはA's 第1話「はじまりは突然になの」
- 「仲間か?」「友達だ」
リリカルなのはが一時代を築くきっかけになった1話。
- 勇気爆発バーンブレイバーン 第1話「待たせたな、イサミ!」
- 事前情報からはリアルロボットによるミリタリーものと思われており、実際第1話もそのような流れで進んでいた。
- だが、ラスト5分で勇者ロボを思わせる主役機ブレイバーンが登場し、すべてをひっくり返した。
特撮
- ウルトラマンメビウス 第1話「運命の出逢い」
- 「バカヤロー!!なんて下手くそな戦い方だ!周りを見てみやがれ!」
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- 月光仮面 第1話「月光仮面現わる」
- 日本で初めてのヒーロー番組の始まり。
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- 仮面ライダーディケイド 第1話「ライダー大戦」
- 全ての平成仮面ライダーがディケイドに倒される衝撃の冒頭。
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- 手裏剣戦隊ニンニンジャー 忍びの1「俺たちはニンジャだ!」
- 実家が爆発する所まで見て欲しい。
ドラマ
- 家政婦のミタ 第1話「崩壊寸前の家庭にやって来た笑顔を忘れた氷の女…」
- 言われた事を何でもやる家政婦…そう、”何でも”
「なんなのこの展開」
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- 半沢直樹 第1話「やられたら倍返し! 悪い上司に立ち向かうニューヒーロー誕生!! 5億を取り戻せるか? 社宅での妻たちの戦い 出世か? 友情か?」
- 「やられたら、やり返す。倍返しだ!」
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- 探偵ガリレオ 第1話「燃える! 変人天才科学者」
- 変な物理学者:湯川学の推理…ともとい実験により犯人は捕まったが…
第1話じゃないけど第1話に関係する話
- 漫画 ケロロ軍曹 第百四拾弐話「初回記録、大改竄計画!!」(アニメ 第257話「ケロロ 第一話改訂! であります」)
- ドキュメンタリードラマ「ケロロ小隊戦記」の見るに堪えない第一話を作り直そうとするケロロ小隊だったが…。
- アニメ ONE PIECE 第1000話「圧倒的戦力! 麦わらの一味集結」
- 神谷浩史、999話越しに再び「海賊A」に。
- 映画 ポケットモンスター キミにきめた!
- アニメ第1話「ポケモンキミにきめた!」を基に、新たなストーリーが展開されるリメイク作品。
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- 第1話
- テレビドラマの第1話だけを制作するそういうタイトルのバラエティ番組。第1回はタイトルがパクリな恋愛ドラマ。
ニコニコ大百科に存在する「第1話」の記事
関連項目