灰と幻想のグリムガルとは、オーバーラップ文庫から発売されているライトノベルである。
概要
作者は十文字青。イラストは白井鋭利。2024年5月現在、既刊23巻(本編21巻+短編集2巻)。
スクウェア・エニックスの漫画雑誌「ガンガンJOKER」にて2015年5月号から2016年7月号まで作画、奥橋睦によりコミカライズが連載された。
また2015年10月16日にアニメ化が発表された。制作はA-1Pictures。
2016年1月からアニメが放送開始され、2016年3月まで放送された。全12話。
名前以外の記憶を失った主人公たちが、突如として見知らぬ世界「グリムガル」に放り出され、パーティを組んで魔物たちと戦い、日々を生き抜いていくファンタジー冒険譚。
特筆すべき点としては、主人公たちは特殊な才能や勇気を持っているわけではない普通の少年少女であり、英雄や勇者などとは程遠い存在であること。先輩冒険者たちや同期たちがどんどん活躍していくのを横目に見ながら、主人公たちは拠点周辺の雑魚モンスターを殺すことだけで精一杯。
そんな主人公たちの一見どうしようもない地味な冒険譚を、本作品は非常に生々しいドラマとして表現している。
主人公らが抱える劣等感、華々しさとはかけ離れた泥臭いまでの戦闘シーン、レトロゲームチックながら生活感を醸し出している世界観など、多様な部分で妙なリアリティを感じることができるのではないだろうか。
いつキャラクターが死んでしまうかもしれない緊張感が味わえる、そんな作品である。
あらすじ
気が付くと暗闇の中にいたハルヒロは、自分の名前以外を思い出せないことに気がつく。
自分と同じ境遇の男女十二人と一緒に暗闇から外へ出ると、そこは全く未知の世界が広がっていた。
この世界「グリムガル」の案内人によって義勇兵団レッドムーンの事務所に連れて行かれたハルヒロたちは、義勇兵となって魔物を討伐することでグリムガルで生きていくことを迫られる。
事態を飲み込み率先して冒険に出る同期たちに出遅れ、ハルヒロたちは余ったメンバー同士でパーティを組まざるを得なくなる。
各々ギルドに入り、基本スキルを覚えたハルヒロたちはようやく冒険へと旅立つのだが…。
登場人物(ネタバレなし)
主要人物
- ハルヒロ (CV:細谷佳正)
- 本作主人公。16歳。クラスは盗賊(シーフ)。
平凡な何処にでもいる少年で、自分の気持ちを言葉にすることを憚る。また主体性に欠け仲間に合わせて行動することが多い。生まれつきで眠そうな目をしているせいで、ギルドの師匠に年寄り猫(オールドキャット)という通り名をつけられてしまう。基本的に及び腰な性格だが物語を通して成長していく。主にパーティ内での(主にランタへの)ツッコミ役。思索したり困惑すると首筋や頭を掻く癖がある。
- マナト (CV:島﨑信長)
- パーティのまとめ役。リーダー。クラスは神官(プリースト)。
容姿はサラサラの髪の爽やかな青年。戦闘・日常にかかわらずメンバーに的確な助言や指示を行うパーティの良きリーダーである。パーティメンバーの安危に関わる重要な役割であるが、本人は特に苦にしている様子もない。常にパーティのことを思って行動している彼を、ハルヒロをはじめとして全員が信頼している。
- ランタ (CV:吉野裕行)
- パーティーのムードメーカー。クラスは暗黒騎士(ドレッドナイト)。
- 容姿は天然パーマで小柄。お調子者で我儘でテキトーな上に、よく喋りそのつどハルヒロから突っ込まれる。非常に口が悪い上に旗色が悪くなるとすぐに撤回する。そのためパーティメンバーからは鬱陶しがられている。
しかしながら、最初は足並みを乱していた戦闘でも指示通りに行動するようになり、パーティーが落ち込んだ時、わざとおどけてみせたりと次第に「仲間」として行動していくようになる。(口の悪さは変わらずだが)
- クラススキルによって「ゾディアックん」という悪霊を招来できる。
- モグゾー (CV:落合福嗣)
- パーティの前衛を務める巨漢の男子。クラスは戦士(ウォーリアー)。
- 180センチを超える長身で横幅も広いが、おっとりした雰囲気で、温和な顔がギャップを感じさせる。性格も温和、というかおどおどしたもので余り自分の意見を述べようとしないし流されやすい。一方で怒るととても怖く、最初にパーティメンバーを叱りつけた時はランタをも委縮させた。若干遅いが剣の扱いは正確で意外と器用。初期は慌てていたが成長するごとに、前衛としてパーティーからの信頼は大きくなり、決める時に決めてくれる。とある出来事から率先して仲間と交流できるようになっていく。
- ユメ (CV:小松未可子)
- パーティー前・後衛を務める女の子。クラスは狩人(ハンター)。
- 長くてまっすぐな長い髪を二つ結びのみつあみお下げにしている所謂天然系少女。自分のことを名前の「ユメ」と言う。微妙な関西弁を使いよく言葉を間違う。特に横文字が苦手。とにかくほわほわした話し方におっとりした性格から癒し系的な位置にいる。「かわいい」が口癖。狩人のクラスだが弓術は苦手だが徐々に上達していく。主に前衛にて剣鉈で戦う。よく胸をネタにランタと喧嘩になる。
- シホル (CV:照井春佳)
- パーティーで後衛を務める。クラスは魔法使い(メイジ)。
小柄な女の子で可愛らしい容姿。性格はかなりの引っ込み思案でめったに自分の意見を述べたりはせず、黙っていることが多い。不安や緊張に晒されると極度のパニック状況になり、泣き出したりしてよくユメに慰められる。しか根を上げずに仲間を助けようとパーティー間の仲を取り持ったり、魔法を習得する頑張り屋で心優しい性格。状態異常系の影魔法(ダーシュマジック)を主に使うようになる。ローブで見えないが隠れ巨乳。ランタに胸の事をネタにされてユメ同様よく口喧嘩をする。
- メリイ (CV:安済知佳)
- パーティーでは後衛を担当。クラスは神官(プリースト)。
- 見目麗しい美貌をもった腰まで届く長い髪の女性。髪の左サイドをワンサイドアップにしている。ハルヒロら義勇兵の先輩だが、目や態度が冷たく、相手に非常に怖い、関わりたくないという印象を与える。話しかけても拒絶的な受け答えしかならず会話が成立しない、神官なのに治療もロクにしてくれないし、前に出ない。しかしパーティー勧誘は拒まない、だが、1つのパーティーに長く留まったことがないため、渡り歩いている状態で義勇兵の間でいろいろ噂になってる。(付いた異名は「性悪メリィ」、「恐怖のメリィ」)
過去に何かあった様子だが……。
- チョコ
- ハルヒロらより後から「塔」より出てきて義勇兵となった後輩。クラスは盗賊(シーフ)
- おかっぱ頭で大きな瞳にクマをつくっている小柄な少女。性格は明るくはなくはないが、打ち解ければ年相応な面を見せる。
ハルヒロは「ここ来る前の世界」で彼女と知り合いではなかったのかという確信を覚え、彼女も同じ様子で互いにそれに気づいてからは、ハルヒロをとても気にしている態度を取る。ハルヒロを「へたれんぼう」と言う。
- クザク
- パーティーでは前衛を務める。クラスは聖騎士(パラディン)。
- チョコのパーティの1人。容姿は190センチを超える長身だが痩せており、さらに姿勢も悪いためにひょろりとした印象を与える男性。またやる気がなそうな表情の上にぶっきらぼうな口調のせいで初対面の印象はあまり良くない。だがあまり感情を出さないだけで根は真面目。最初こそ腰が引けていたが危なっかしくも進んで前線に出るよう成長していく。
チーム・レンジ
- レンジ (CV:関智一)
- ハルヒロと一緒にグリムガルへやってきた人間で、チーム・レンジのリーダー。クラスは戦士。
- 容姿は銀髪の髪に凶悪そうな双眸。「使えそう」な人間をすぐさま選んで、グリムガルの世界へと踏み出していく。自分に従う者しか引き連れないかわりに選んだ者は手厚く扱う。そしてその分腕はかなり立ち、すぐに義勇兵のトップクラスへ食い込むほどの実力を備えてる。
外見によらず有用ならば他の話は聞くし、また他人への配慮もでき、その実聡明で頭も回る。
- ロン (CV:杉田智和)
- チーム・レンジの1人。クラスは聖騎士。
- 最初の義勇兵団事務所にて実力によってレンジに選ばれ行動をともにしているレンジより凶暴な丸刈りの男性。闘い方や態度、喋り方からも柄が悪くとっつきにくい。しかしレンジには服従している。腕はレンジより劣るが新兵の中でも上位クラス。
- サッサ (CV:古木のぞみ)
- ロン達とは違い、レンジに同行させて欲しいと懇願して入った派手目の美人な女性。クラスは盗賊。
- 服装は露出が高いが逆に長身の彼女には似合っている。腕はレンジの元にいるだけあるのか、ハルヒロよりも長けた上位の技術を持つ。
- アダチ (CV:野島健児)
- ロンと同じくレンジに選ばれパーティー入りした黒縁眼鏡をかけた聡明な男性。クラスは魔法使い。
知的な風貌でそれにあって常に冷静に状況判断が出来る。主に氷結魔法(カノンマジック)を使用する。
- チビ
- ロンと同じくレンジに選ばれパーティー入りした女の子。名前は不明。クラスは神官。
150センチに満たない身長で声が小さい為、何を言っているのか聞き取りづらい。レンジにはとても懐いている。
神官であるが、前衛に出て杖によるスキル攻撃を多様する。
チーム・トキムネ
義勇兵団の中でも有名な個性派ぞろいのパーティー。通称「トッキーズ」。または義勇兵団一の「お笑い集団」。
- トキムネ
- チーム・トキムネのリーダー。クラスは聖騎士。白い歯をキラキラ光らせなが笑う仕草をするイケメン。声もイケメン。長年危険な地域でリーダーとしてやっていけているだけあって頼れるが、敵に対して大変好戦的な上、重要な決断をほぼ「気まぐれ」や気分で決めてしまうため他パーティーは振り回される。
しかしそれで危険になっても死地を切り抜ける実力があるため信頼をされている。というか戦闘狂。
チーム内のマスコット的なアンナさんをこよなく愛する。
- キッカワ (CV:浪川大輔)
- チーム・トキムネの1人。クラスは戦士。ハルヒロと一緒に「塔」から出てきた同期で見た目も言動も非常にうるさくノリが軽い。同期で唯一誰のパーティーにも入らず、その性格でトキムネパーティーに入れてもらいハルヒロらより先へ行っていた。見た目とは裏腹に剣の腕は立つ。
- タダ
- チーム・トキムネの神官。元戦士というおかしな経歴をもつ、一見まともに見えるごつい戦鎚をもった眼鏡をした男性。しかしながら「自分が一番最強」というよくわからない思考をもつ生粋の戦闘狂。闘う神官。トキムネとは違い、人間間でも魔物の事でも問題を度々起こす。魔物を前に我慢が切れると走って粉砕、または挑発する等パーティーメンバーも驚くことをする。しかし実際それだけの実力はある。トキムネとアンナさんには従順。
- イヌイ
- チーム・トキムネの狩人。盗賊から戦士、から現在の狩人になったというやはり普通じゃない30代ぐらいの男性。左目に眼帯をし、背に弓矢、腰に2刀の剣に全身ツナギという変な格好。発言の前後に「クッ……」と喉を鳴らす。発言や仕草がよくわからない事が多く、俗っぽくいえば中二病。常時は普通だが、なぜか気分が高揚・落ち込むとふらふらと単独行動し始める。また左目は見えるのに眼帯をしていて、取ると「モード」が変わる、とか。
- アンナ
- チーム・トキムネの神官。150センチくらいの小さい金髪碧眼の「外人」で巨乳。片言の「日本語」で発言し、「英語のスラング」を多用しての下品かつ痛烈な発言が多く、紙面では「●」で伏せられることが多い。語尾は丁寧語でいい、「デショー!」「デスヨネー!?」等を多様する。戦闘ではあまり闘わずパーティーを応援するがなぜかアンナに応援されると元気が湧く。また自分の発言で傷つけたと思う相手には素直に謝罪したりフォローするそのギャップが庇護欲をそそられる為、パーティー内でマスコットとして愛されている。愛称として「アンナさん」と呼ばせる・呼ばれている。トキムネについて発言力が大きい。
- ミモリ
- チーム・トキムネの魔法使い。元戦士という経歴を持つとても背が高い女性。胸も大きい。それ故についた渾名は「巨女」。背の割に小さい顔で小動物のような瞳を持つ。常時沈黙していて目線のみで意志を示すので何を考えているかわからない。なぜか自分が思った「かわいい」ものを人・魔物問わず「飼おう」とする。
戦闘では魔法はあまり使わず前職の戦士であるスキルを使い、特殊コーディングされた剣で戦う。
クラン・暁連隊(DAY BREAKERS)
通常はオルタナ奥地へ行くと、自然魔物も強敵になるため探索するにもクランが必要なるが、それにも関わらずたった既定の6人パーティーで戦いぬいてきた故に「義勇兵の中の義勇兵」とされ、オルタナ辺境伯の晩餐会に義勇兵で唯一招待された過去を持つ。特にリーダーのソウマ始め、パーティーの名前はオルタナ中に知れ渡っている。
- ソウマ
- 「義勇兵の中の義勇兵」、「義勇兵最強」と称される人物。クラスは武士(ぶし)。
すっきりとした顔立ちと哀愁を漂わせた切れ目の男性。黒い金属板がかみ合わさってその間からオレンジ色の光が明滅する不思議な鎧と、下半身には左右非対称の長いスカートのような鎧を装備。
得物は背中の長刀と腰の小刀。
性格は泰然自若とした物腰で口数が少なく大変近寄りがたい雰囲気があるが、話せば長く説法くさなり、仲間に突っ込まれればため息をついて落ち込んだり冗談を真に受けたりと、人間らしい生真面目な面がある。他パーティーが困っていれば助け、命を大事にする姿勢も人を引き寄せる要因の1つ。
- 物語り開始時までクランは設立していなかったが、「とある目的」からクラン“暁連隊”を立ち上げる。
- ケムリ
- ソーマパーティーの1人。クラスは聖騎士(パラディン)。
- 銀色に光り輝く鎧を着た浅黒い肌に、ドレッドヘアの三白眼の男性。かなりの巨漢で見た目では近寄りがたいが、他人と普通に会話しパーティーの仲間を思いやる気持ちを持ち、情に厚い人格者。
- ビンゴ
- ソーマパーティーの1人。クラスは死霊術師(ネクロマンサー)。
- 子供のような体格で不気味な風体をした人物。人造人間というものを「つくり」使役する。常に不気味な笑い方をし、心無い事を言うがパーティーの誰もきにしていない様子。
- ゼンマイ
- ソーマパーティーの1人。ビンゴにつくられた人造人間。
- 見た目は男性、のように見えるが、恐ろしげな仮面をかぶっておりかなり長い両腕が目立つ。皮や金属の防具を身体に巻きつけており、背中には鋸刃の大剣を背負っている。固有の意思があるらしく、返事は鳴くように返す。
- シマ
- ソーマパーティーの1人。クラスは呪医(シャーマン)。
- 胸や脚が覗く大胆な服に、指輪や首飾り等で飾り立てている美人。短剣と杖を装備し、それも装飾されているが彼女の雰囲気に合ってまったく華美装飾な雰囲気は受けない。パーティー内ではソウマのお姉さん役という立場でよく諫める。
- リーリヤ
- ソーマパーティーの1人。クラスは剣舞師(ソードダンサー)。
- 銀髪にサファイアのような碧眼のエルフ。人間離れした精緻な容姿をした美貌で透き通った色白の肌と尖った耳を持つ。彫刻が施された胸当てのみの軽装で剣を装備している。性格は冷たく、本音と正論を憚るなく言う。しかしソウマには甘い。
現在チーム・アキラ、チーム・ハルヒロ、“颱風(タイフーン)ロックス”、イオ様隊が加入している。詳細は上記、下記参照。
チーム・アキラ
- アキラ
- チーム・アキラのリーダー。クラスは聖騎士。40代の男性で180センチを超える髭をたたえた偉丈夫。ソウマや他クランリーダーが台頭してくる前に辺境で名を馳せ、「義勇兵最強」と呼ばれていたがソウマが辺境奥地で名を上げ始めるともう年だ、という理由にソウマに「最強」の名を預け、パーティーを引き連れてどこかへと行方知れずとなっていた、という噂があった「生ける伝説」「別枠」とまで称され、無類の戦闘力を誇る。
- ゴッホ
- チーム・アキラの神官。40代の知的な印象与える容姿の男性。カヨとは夫婦で、タロウは息子。元魔法使いでもあり、魔法は使えるが、従来のエレメンタル文字ではなく、独自に解釈し「解放」した文字で魔法を使用し基本4属性とは全く異なる広範囲高出力魔法を使用する。またミホとの同時詠唱の魔法も使用する。しかし病弱らしくすぐ疲れる。
- カヨ
- チーム・アキラの戦士。30代。ゴッホの妻でタロウの母。ゴッホをハニーと呼ぶ。身長がとても高くてデカイと印象付けされる。難敵とされる魔物をいともあっさり片付けてしまう、アキラと同様の超人。
- タロウ
- チーム・アキラのエルフ。エルフ族の白皙の美少年。血は繋がっていないが、ゴッホとカヨを父さん、母さんと呼び、2人へ過剰な愛情を見せる。遠距離からの弓矢の攻撃をするがそれが動く小さな的であろうとも必中で当てる腕前を持つ。
- ブランケン
- チーム・アキラのドワーフ。短い脚に筋肉の塊のような体を、体毛で包んで顔の髭と一体となっている。そのため身長はないが随分大きい印象を与える。体長よりもデカイ斧を持ち、刃が通りにくい敵でも笑いながら易々と切り裂く。普段は大人しいが戦闘になると少々好戦的になる。
- ミホ
- チーム・アキラの魔法使い。37歳。年齢を聞いても驚くほどの美人でゴッホと同様、未知の魔法を使用する。エレメンタルを「解放」したらしい文字を使用する魔法は従来の魔法とは異なる色、作用をみせ、ゴッホと同時詠唱による高出力な魔法も使用する。
颱風(タイフーン)ロックス
- ロック
- 颱風のリーダー。クラスは戦士。髪を逆立てた160cm程度の小柄な男性。
ゲッツーという飼いミルミを肩に乗せている。2本の仕様が異なる剣を扱う変わった剣技を使う。
性格は大変女性に惚れやすくその女性のために行動するが、女性と結ばれるというより「それが面白いかどうか」で行動の指針を決める変人。
常時テンションが高く、面白いことに関しては全てをかけて望む才能の無駄遣いをしている。しかし彼の有り余る元気さと類稀なぬ様々な技術からのカリスマ性からロックスのメンバーから、変人と認知はされてても絶対の信頼を得ている。
- カジタ
- 颱風メンバー。クラスは戦士。禿頭の頭、口髭に黒眼鏡をかけた男性。
性格は寡黙ではあるが人を気遣いパーティーの意思に従う仲間思いだが、少々戦闘凶な面もある。親指を立てて笑みを見せ「――ですな」と言うのが癖。得物は剣先が左右に広がっているキノコを横からスライスしたかのような形状の、1.5mもある規格外の大剣を振るう。隙が多いため尋常じゃない蹴り等を交互に繰り出し「ええい!」等その度掛け声を言うのが特徴。
- モユギ
- 颱風メンバー。クラスは暗黒騎士。「現役最強の暗黒騎士」を自称する軽装で眼鏡をかけた男性。
敬語で話し、話の節や思案中に眼鏡のブリッジを上げる癖がある。ロックの面白いことに賛同してる面もあり、彼が起こす出来事を「酔狂」を言いながらも対処している。紳士的で女性を愛するが抱けるか抱けないかで判断する変態。
ロックスの戦術を考える参謀的位置におり、メンバー全員が彼の練った戦術で動く。彼は長い黒髪のような物体の悪霊(デイモン)「モイラ」を常に使役し、独特の身のこなしをしつつモイラと連携して敵を仕留める。
- クロウ
- 颱風メンバー。クラスは元狩人の戦士。ファー付きのコートにニット帽を被った顎鬚の男性。
目鼻立ちがこく表情豊かで軽くひょうしょうとした性格。義勇兵やって10数年のおっさんと嘯く。戦士ではあるが、周囲に溶け込み狩人スキルの弓術で遠距離狙撃を行う。その穏行スキルは非常に高く、さらに正確無比な矢を放ってくる。本人はあまり前に出ずに気分で援護射撃をしている。
- サカナミ
- 颱風メンバー。クラスは盗賊。2刀流で武器を扱う痩身の男性。
戦闘中も常時もなにか意味不明なことを口走りながら行動し、敵はこれほどかというぐらい虐殺する可笑しな性格。急に大人しくなったと思えば爆笑するというロック曰く「キテる」。戦闘は盗賊スキルはかなり熟練しているようでなんなく相手の後ろを取る。
- ツガ
- 颱風メンバー。クラスは神官。五部狩りの小柄な男性。
ロックスの中では大変大人しく常識人。雰囲気を読んでかメンバーをからかったりつっ込んだりする。武器は金棒。神官の護身法スキルらしきもので敵の攻撃いなし、反撃することに長けている。
クラン関係者
- シノハラ (CV:高橋広樹)
- 有名クラン・オリオンのリーダー。優しげで礼儀正しく、物腰が柔らかい男性。白いマント、鎧を装備しており、マントにはX字にクランのシンボルである7つ星が描かれている。彼の温和な人柄からか、オリオンの人達は一様に礼儀正しい。初期の頃からハルヒロと関わり、様々な助言を行っている。
- ハヤシ (CV:木内秀信)
- 有名クラン・オリオンのメンバー。元メリィのパーティーの一員で単髪で細い目をした戦士。過去にあった出来事でメリィには負い目を感じ、話はするが元の彼女に戻れない一旦が自分にあるのではと悩んでいる。
- カジコ
- 有名クラン・荒野天使隊(ワイルドエンジェルス)のリーダー。白い羽のストールを首に巻き、兜・帽子など装備品すべてに羽があしらっている。長身に筋肉質な身体に長い刀のような武器を装備し、恐ろしい印象を与える。戦い方は荒らしいが確かな実力を持つ。常時は常識を弁えた物腰だが、ブリトニーとは軽口を叩き、古い間柄であるらしい。
- マックス
- 有名クラン・鉄拳隊(アイアンナックル)のリーダー。通称「タイマン」。丸刈りで身体もさして大きくないが威圧感を感じる男性。武闘派で簡単に言えば喧嘩屋。そのため「虐殺してもいい」と判断した場合は敵が何であろうが殲滅する。「最強の義勇兵」であるソウマをライバル視している。
- ダッキー
- 有名クラン・凶戦士隊(バーサーカーズ)のリーダー。通称「赤鬼(レッドデビル)」。髪、口、鼻等を赤く染めた大男で武闘派。基本鉄拳隊と同じようだがダッキーは慎重で狡猾な性格。しかし喧嘩は日常茶飯事。髑髏が交差する赤い派手な剣と斧が武器。ソウマをライバル視している。
その他登場人物
- ひよむー(アニメ未登場)
- 「塔」から出てきた「志願兵」を義勇兵団事務所まで案内する仕事をしている女の子。髪をツインテールにしている非常に騒がしいくも明るい性格。「塔」のことについて知っているのか、どうか等は一切不明。ハルヒロら12人もひよむーに案内された。
- ブリトニー (CV:安元洋貴)
- オルタナ辺境軍義勇兵団レッドムーン事務所所長兼ホスト。剃った緑色の髪に黒い口紅、ばさばさの付け睫に頬紅という風貌だが顎は割れていて体格もいいつまりおかま。話す節々に腰をくねくねとさせ、「おねぇ」口調で話す。「塔」から出てきた志願兵に義勇兵団に入るか否かを問い、その後の管理もし、未熟な団員に助言をすることもある。所長ということあり、それなりに修羅場をくぐってきたのか有名クランのリーダー並の剣の腕を持つ。
- ヨロズ(アニメ未登場)
- オルタナで「ヨロズ預かり商会」を運営している少女の見た目をした人物。現在は四代目。
- 紅白に金の刺繍の衣服。金縁眼鏡に金の煙管と目立つ格好をしている。高価な荷物は紛失、窃盗の危険があるため義勇兵は不要な物をここに預けている。
- 詳しくは→『その他:ヨロズ預かり所商会』の下記項目を参照
- バルバラ (CV:能登麻美子)
- 数ある盗賊ギルドの中のオルタナ西町の地下にあるその1つのうちの助言者(メンター)。黒い髪の毛で顔半分を隠し、露出の多い服を着た女性。物腰や話し方は妖艶だが、修行内容に加減はなく非常に厳しい。しかし教え子には親身になって相談にも乗る。
- ホーネン (CV:中田譲治)
- 神官ギルドのルミアリス神殿に務めている神官。声が大きく巌のような大男。マナトの修師で助言者。
外見からはとっつきにくそうな老人ではあるが、とある出来事でマナトへはちゃんとした師弟愛を持って教育し、接していたことがわかる。
- ミチキ(CV:武内駿輔) ムツミ(CV:戸松遥) オグ(CV:増田俊樹)
- 元メリィのパーティーだった3人。男性で戦士のミチキ、女性の魔法使いのムツミ、男性で盗賊のオグ。過去見習い義勇兵時代からの付き合いで団章も直ぐに買い、サイリン鉱山でコボルドの攻略をしていた。
- ララ
- ノノと2人のみで行動している女性の義勇兵。肉付きが良い体が見えてしまう際どい服装をしている。不遜な態度に命令口調ので、利害を優先する性格。「女王様」のような印象を受ける。未知の領域に分け入り、それを情報として売ったりしている。危機察知能力がずば抜けており、基本は戦闘は避けるが戦闘は主にノノがする。
- ノノ
- ララに使える義勇兵。白髪にマスク、首輪、拘束具のような服装で寡黙。ララの命令を絶対遵守する。戦闘スキルの錬度は大変高い。
異種族
オルタナ周辺地域
- ゴブリン (CV:ゴブリン(声優)、その他)
- 醜悪な小人族。身長は120~140センチほどで黄緑色の肌に耳がとがっている。それなりに賢く不利な戦闘は避け、集団行動をする。かつてのアラバキア王国第二の都市ダムローを根城に、血族社会による王国らしきものを築いており、上位の者は新市街、あぶれた者は旧市街かオルタナ周辺へ墜ちて来る。ゴブリン袋というものを下げており、大切なものしまっておく習性をもつためゴブリンとの戦闘後にはそれが戦利品となる。上位のものほど鎧などで固めているため戦闘が困難になる。他に泥ゴブリンなどがいる。
諸王連合時代から王国を築いてからも人間族とは現在も戦争状態で、敵対関係にあるが、技術力が違う人との全面戦争を恐れオルタナなどに攻め入ったりはしてこない。
- ホブゴブリン
- ゴブリンの亜種で個体数が少ない。人ほどの体格で力も強く凶暴だが知能が低く、ゴブリンに飼いならされて奴隷戦士化していることもある。しかし知性的なホブゴブリンらは部族社会を形成してゴブリンと敵対関係にある。まれに従順なホブゴブリンは上位にいるゴブリンに飼われてボディーガードをしていることもある。
- 穴鼠(あなねずみ)
- 猫ほどの大きさの鼠で大変ずばしっこい上に堅い毛を体中にもった、ハリネズミを思わせる動物。雑食だが集団で得物を襲う習性がある。非常にすばしっこい上に数が多い為になかなか攻撃が当らず厄介な相手。しかし少しでもダメージを与える去る。
- ゾンビ
- 「不死の王の呪い」によってグリムガルで死亡した者は、適切な処理しなければゾンビ化してしまう。早くて3日、長くて5日以内。「不死の王の従者」となるが、肉が腐り落ちるとスケルトンとなる。脳を破壊すれば動かなくなるが放って置くとゴーストかスケルトンパーツになる。
- コボルド(CV:ゴブリン(声優)、その他)
- 犬頭で全身体毛に覆われた人型種族。体長は150~170センチと小柄、大柄な個体がいる。人間ほど知的ではないが見た目どおり犬のように上下関係がはっきりしており、他種族に排他的で厳密な階級社会を築いている。穴居生活を好みノーム・ドワーフほどではないが独自の治金技術をもって武器・防具を製造している。コボルドは呪術的な信仰の元タリスマンと呼ばれる宝石等加工したお守りを持っている。
身分が高いコボルドほど細工の込んだタリスマンや装備を有しており、これが高く売れ戦利品となる。
レッサー(下級)コボルド、エルダーコボルドと身分ごとに呼び分けている。レッサーは上層の下級労働者。
コボルドは中層の労働者でローワーカー・ワーカーに分かれる。
エルダーは監視役でフォアマンと呼ばれ、フォロアという手下を連れている。
- デッドスポット (CV:杉田智和)
- 通称「死の斑」。体長2メートルは超え、黒い披毛に白い毛が混ざってまだらのようになっている規格外のコボルド。幾多の義勇兵を手にかけてきたことからその姿と合わせ「死(デッド)の斑(スポット)」と呼ばれ、義勇兵内では出会ったら逃げろと言われている。刃渡り1.2メートルはあろうかという巨大な出刃包丁のような剣を装備し、物がいい兜、鎧、楯を装備した手下(ミニオン)を数匹をつれてサイリン鉱山中を巡って歩いている。
何人もの義勇兵を葬っただけあり、その剣は重く早い。また体毛も堅く容易く剣を弾いてしまう。また傷つくごとに興奮するためか俊敏になり強くなっていく。
- オーク
- 緑色の肌をした醜悪な外見の人型種族。鼻が潰れ、耳が小さく尖り、口は大きく両端から大きな牙が生えている。体格は人間族より少し大柄で横幅も厚みもある。目立ち力を誇示したいものは頭髪を派手な色に染髪する風習があり、特別な地位名者ほどその傾向が強く、刺青や牙に模様を刻んだりする。
オークの装備品はほぼ人間族と同じ大きさの為、そのまま使えたり修理すれば使用できる上に戦利品となる。オークは人間族と遜色ない知的な文化を持っており知能も人と変わらず人語を介する個体もいる。
現在は諸王連合時代に滅ぼされたオルタナより西約40キロにあった旧ナナンカ王国領に国を造り、オルタナを監視している。オーク間では通貨制度もあり、水晶製のボタンのような貨幣が流通しており、これが銅貨5~500倍の価格で売れる。
過去より不死族に匹敵する種族とみなされ、不死の王亡き今では人間族にとって天敵、最大の敵で現在でもオルタナに攻め込んでくる。
寂し野前哨基地周辺
- メルルク
- ワンダーホール入り口付近に生息している鶏を数十倍大きくしたような生物。短時間なら飛翔することもできるが、すぐに地におち、基本、脚の爪で攻撃してくる。攻勢が悪くなると一旦離脱し戻ってくる。
主に三亜人に刈られ食料とされている。
- 三亜人(さんあじん)
- 地下ダンジョン、ワンダーホールに入ってすぐの狭いトンネルの横穴から湧いて出てくる3種の亜人。棍棒を武器にもつ小人のような「デュルガー」、全身毛に覆われ鋭い爪で攻撃してくる「ボギー」、宝石のような目をもった黒く子供ぐらいの体格でナイフを武器にする「スプリガン」。
彼らは互いに敵対しており人の前で殺戮し合ったりもする。主にワンダーホール周辺の生物、メルルク等狩って捕食しなんとか生き延びている最弱の種族。基本的に「自分達より強い人間」には手を出してこないが弱いと判断されると集団で襲ってくる。
- ムリアン
- ワンダーホール内部のあちこちに巣を造っている巨大アリ。葡萄色の体色で黒い刀のような石器で攻撃してくる「サムライ」、巣穴を守る前肢が鋭い刃になっている「ソルジャー」、生殖体のクイーン、スタリオンといるが、義勇兵が主に闘うのはサムライとソルジャーである。サムライの黒い刀や金色の個体などが金になる。ムリアンはアリの習性と同じく「個」というものがなく、群れ全体を最優先にする。ウストレルが現れると逃げ出す。
- ウストレル
- 体長は2メートルを越す巨体に黒い雨合羽のような衣にフード、フードの下の頭には頭蓋骨のような兜に鋭利な穂先を持つ長い薙刀を武器に持つ種族。左腕に防具をつけ、逆三角形のような体格で頭は妙に小さいく、前傾姿勢で薙刀を杖のようにしてムリアンの巣穴周辺を歩き回っている。
なぜか移動時の音は無音で戦闘時も位置を把握しずらい上に見た目より移動が物凄く早い強敵。またそれなりに知能はあるのか、フェイントや相手に応じて攻撃の方法を変えてくる。
さらに「スゥゥ…」という不気味な音を発すると腕が倍以上に伸び、リーチが広がるが逆に懐に入られると弱くなる。また伸び切るまで隙ができる。また同じ音を発して腕を元の長さに戻す。
ある程度ダメージを食らうと口から舌打ちのようなものを鳴らし、尋常じゃない脚力をもって脚蹴りをしてくる。また低い姿勢から薙刀を前にしての突進、身体に付かれると歯軋りをして暴れるという行動をするがどれも凄まじい脚力による速さと攻撃力をもつ。瀕死になると薙刀を前に旋回するという攻撃もしてくる。
- グレムリン
- 発見者はハルヒロらとチーム・トキムネ。当初はキッカワが「リーコモ」と名づけていたが、後に探索にきたララ&ノノによって現在の名称にされ普及した。そのまま蝙蝠のような哺乳種族でワンダーホールのとある洞窟奥にて発見された。グレムリンは一切の攻撃手段を持たず、また攻撃もしてこない。
卵倉(ストレージ)と名づけられた多数の部屋に卵を生みつけ、共同住居(フラット)と呼ばれる天井がとても高く横穴がある場所に成獣がおり生活している。
旧ナナンカ・イシュマル王国領周辺
- 不死族(アンデッド)
- 不死の王によって新しく生み出されたもので不死族の一派。スケルトン・ゾンビ・ゴースト等はアンデッドではない。アンデッドは一度死亡したが死んでいない腐ることも無い生物で強力な再生能力があり、脳を破壊か焼き払わないと滅びない。
不死の王がいた頃は彼の黒い血により作り出されていたといわれているが、彼の者亡き今、不死族の司祭らが不死儀を行って死体をアンデッド化している。アンデッド化したものは記憶を失い不死の王に忠誠を近う。それは彼亡き今も同じである。
用語集
- 下記は簡易的なものです。外部リンクより公式用語集「グリペディア」、「オルタナニュース」もご覧下さい。
世界設定
- グリムガル
- この「世界」を示す言葉で、それが「どこまでなのか、一部なのか包括したものなのか」この「世界」に住んでいる者は誰も知らないし理解していない。ただ、この「世界」を指すときに使われる単語である。
そもそも大陸なのか島なのかすら判別していない。主には天竜山脈とその南広がるアラバキア王国「本土」、北の「辺境」の広大な大地のことを差す。衛星は「月」らしきものがあり、満ち欠けをするが「赤い」。
この「世界」に関して、過去の不死の帝国に滅ぼされた旧イシュマル王国領に何か手がかりがあるのではないかという噂がある。
- 通貨
- 主人公ら義勇兵団が所属するアラバキア王国内で流通しているものを概ね差す。種類は金貨(ゴールド)・銀貨(シルバー)・銅貨(カパー)。
通貨単位は不明であるが、王国では「銅貨」が貨幣制度の基本となりそれが通貨単位となっていると推察される。金貨1枚で100シルバー、銀貨1枚で100カパーとなる。
ちなみに銅貨を英語に直すと「カッパー」となりそこが語源であると思われる。
(基準例:串焼き1本、ビール1杯で4カパー。義勇兵団宿舎見習いで1晩1部屋10カパー、贅沢をしなければ1日10カパーで生活可能。)
- 時間・距離
- 現代と変わらない24時間制。また同じく距離もメートル法が使われる。時間は街にある時計塔か、個人で購入できる機械時計で確認できる。また、舞台となる要塞都市オルタナでは朝午前6時をめどに2時間おきに鐘が1回づつ鳴らされ、午後6時の7回目を告げると終る。季節などは描写が無い為不明であるが、数ヶ月たっても薄着である主人公らをみるとアラバキア王国地域は温暖な気候と推察されるが、「寒い時期なったら」等の懸念があるため四季は存在する様子。しかし積雪や紅葉の描写が無い。暦が存在するかは不明。
- 不死の王(ノーライフキング)
- 約150年前に突如現れた不死身の王。彼は大変狡猾で各魔物の部族の中の有力者を王に仕立て上げ、その王らは諸王連合を結成、諸王連合は不死の王を皇帝に祭り上げ、不死の帝国を建国、「辺境」で勢力を伸ばしていた人間族の国々を次々と滅ぼし、天竜山脈の南側へ追いやった。
しかしそれから50年、約100年前に突然不死の王は「死亡」し、王がいなくなった諸王連合はあっけなく瓦解、互いに戦争をし合い、自分の領地を決め、治めるまでにアラバキア王国は「北側」の辺境に要塞都市オルタナを建設することが出来た。不死の王の亡骸は旧イシュマル王国を領地としている不死族の首都「不死の天領(アンデッドDC)」にあるという。
また、不死の王の呪いにより、グリムガルで人間が死亡すると数日でゾンビとなる。
- エレメンタル
- この「世界」に存在する魔法生物のこと。人間の目にはみえず、常に偏在している。魔法を使用するというのは魔法生物エレメントの力を「使用」し、文字・呪文によって「決められた」効果を生み出すこと。
エレメンタルは「鉄や銅(金属)」を嫌う為(装飾品、金具程度は例外)、主に使役する魔法使いはどうしても軽装になる。
エレメンタルも生物である以上、多様な効果を生み出すことが出来るが、ギルドではそのような使い方は教えてくれない。
- 遺物(レリック)
- 現代の技術では作ることは不可能であるが、過去に作られたことがわかっている物の総称。概ねは武具であったり、便利な道具であったりする。
- 別世界
- 「グリムガル」とはまったく異なった世界、つまり異世界のことで、「とあるダンジョン」から洞窟を通じて発見された。徒歩で移動可能。
- 気象、天候、生態系、信仰などがそれぞれの世界ごとに大きく異なっている。
国・組織・地域
- アラバキア王国
- この「世界」でほぼ唯一の人間族の国。天竜山脈という巨大な山を境に南側を「本土」、山脈を越えた北側を「辺境」と呼称する。かつては別の王国とともに「辺境」全土へも版図を伸ばし隆盛を極めていたが、不死の王の登場により人間族は撤退、山脈南側を前線とするも不死の帝国瓦解によって魔物同士が争っているうちにオルタナが建設され今に至る。
- 要塞都市オルタナ
- 約100年前に不死の王が死亡したことにより、魔族同士が争っているうちに「辺境」に築かれた人間族の最前線、かつ唯一の防衛拠点。治めているのはオルタナ辺境伯、ガーラン・ヴィドイー。グラハム・ラセントラ将軍を筆頭にオルタナ辺境軍を擁する。
影森のエルフ、黒金連山のドワーフ、風早荒野のセントール3部族と同盟を結ぶことでなんとか辺境前線を維持している。他に全てが「塔」出身の「よそ者」で構成された義勇兵団も要する。
- 天竜山脈(てんりゅうさんみゃく)
- アラバキア王国「本土」と北の「辺境」をわける標高が高い峻険な山々。先の戦争でアラバキア王国はこの山脈のおかげで辺境にオルタナを築くことが出来、現在も辺境地域の不死族初めとした種族らと睨みあっている。
山脈を越えた本土には南部に蛮族はいるにしてもその仲介役をしてむしろ支配しているような状態で、戦いとは縁遠く大変平和。山脈にはオルタナに物資等をおくる貫通トンネルがあり、そこから本土からの人材や物資がくる。しかし、この山脈はどこまで続いているのか、誰が名づけたのかなどは一切不明。
- ダムロー
- アラバキア王国第二の巨大都市であったが、過去、不死の帝国の諸王連合に滅ぼされた。オルタナ北西4キロに位置する。滅ぼされた後に魔族間でもっとも下の身分で奴隷扱いされていたゴブリンが反乱を起こし不死族と争いとなった。後にダムローに王国を築くようになり、住み着くこととなった。現在はゴブリン間でも階級社会となっており、「新市街」には上層のものが、「旧市街」には下層、またはあぶれた物が住み着くようになっている。
- サイリン鉱山
- アラバキア王国がかつて管理していた鉱山でオルタナ北西8キロに位置する。不死の帝国により王国が撤退してからコボルドが占領、住み着くようになり独自の階層社会を築いている。
坑内は十数層からなる階層でできており、上階ほど弱いコボルトがいて下に潜っていくほど危険である。
- デッドヘッド監視砦
- オルタナ北約6キロにあるオークが常駐している3棟の塔を中心とした堅牢な砦。現在オークが常駐してオルタナを監視している。この砦を基点に過去、何度もオークの軍勢が侵攻してきたが今の所全て辺境軍に撃破されている。また過去に何回か砦を奪還しているが、のろしをあげて援軍を呼ばれてしまう為また撤退するということを繰り返している。強襲されると予め敷設しておいたのろしが直線的に上がるようになっている。
- リバーサイド鉄骨要塞
- デッドヘッド監視砦西約40キロに位置する旧ナナンカ王国領に国を要しているオークの重要拠点。噴流大河(ジェットリバー)の湖畔にあり、母国からの援軍・追加物資を川に沿って移送することによって万全の兵站で闘うことが可能であり、過去、デッドヘッドを人間族に陥落させられるとすぐさまこの要塞より援軍を派兵、奪還していた。オークは竜騎兵を擁しており、この馬竜は早馬でデッドヘッドまでたった1時間で到達する。噴流大河を遡上するとすぐに旧ナナンカ王国領にはいる為オーク達の地理的・戦略的重要地点である。
- 風早荒野(かぜはやこうや)
- デッドヘッド監視砦より北へ約1時間歩いた所に広がっている広大な高原。とにかく広く強い風が吹いているため「荒野」と呼ばれる。数百メートルの「巨人」が住んでいるという噂がある。
人間族と同盟を組んでいるセントール種族が住んでいる。
- 寂し野前哨基地
- 風早荒野より西へ約35キロへ行ったところにある広大な台地の中にある盆地に気づかれた辺境軍の基地。
盆地周辺に見張り台が囲み、基地と野間には壕が走って基地内にある泉から水を引いて堀となっている。
他種族の国と近いため前線基地になったり未踏地域やワンダーホールへいく基点となる。基地、とはいっても軍人・義勇兵目的に集まった商人達が住居まで造って街のようになっている。
- ワンダーホール
- 寂し野前哨基地より北へ1.5キロ進んだ風早荒野に巨大な入り口を開けている迷路のような地下ダンジョンのこと。曰く「びっくり穴」からワンダーホールと呼ばれる。中は複雑な構造でマッピングをしても迷う上にいまだ地図作成すら達成されていない。そのためなぜこんな穴が出来たのかも不明である。
一説では穴の再奥は異世界と繋がっているらしく、そのため見たこともないような魔物や動物の生態系が存在する。また種族争いに負けた異種族・獣が逃げ込んで住み・発展していることもあり種の多様性は複雑怪奇となっている。そのため未知の領域が多く、それを求めて多くの冒険者・義勇兵が訪れる。
戦闘・技術関連
- ギルド
- この「世界」における特定職業団体のこと。様々な職業ギルドが存在するが、全組合協定によって1つのギルドにしか入ることが出来ない。また、組合には殆どの場合、組合員間で必ず守らなければならない掟等が存在する。破った場合は組合を追放され二度とその組合入れなくなるか、最悪追われ、命を狙われる。中には掟が一切ない組合もある。
またギルド不所属のまま仕事をすると他ギルドの妨害等があるため、仕事をするのであれば組合加入は必須である。組合には助言者(メンター)という指導員がおり、金を払うことで技術と知識の指導を請うことが出来る。
助言者の呼び方は組合ごとに異なり、数人ほどいるがギルド加入希望者は選べない。
- スキル
- 所属ギルドにて助言者より教えてもらうことが出来る戦闘技術のこと。訓練によって修める技・魔法。
ただスキルを習って使わないでいても実践ではまったく使えない。使用することによっていわゆる熟練度が溜っていき、その技や魔法の効果を十分に発揮することが可能となる。
とはいっても「パラメータ」のようなものは当然ながら一切存在せず、現実的に何度もの実践での使用、繰り返しの鍛錬による技術習得である。実践使用は練習の10倍の効果があるとされる。
また、使用しているうちに技の決まった型から自分なりの使用法等を見出すことが出来る。
- クラス
- 特有能力別に所属している各ギルド名ごとに呼び分ける役職の総称。その者の能力と役割分担をわかりやすく単語で表したもの。グリムガルでは戦士ギルドや盗賊ギルドといった組合にはいってスキル・技を習得し、そのクラスとなる。しかし、一部の組合を除いて抜けてはならないという掟がなければ、別の組合に鞍替えしてクラスを変更することは可能である。
そのため、元狩人の戦士なの弓術が使えたり、元魔法使いなのに神官でも魔法が使える、というクラスにはまらない者もいる。ちなみにこれは職業であるため当然、大工、調理師、鍛冶といった一般職のギルドも存在する。
- パーティー
- 正式には「小団」と言う。義勇兵団のある特定の仲間。戦闘上、5,6人が必須となり6人が既定人数である。
大きな理由はパーティーには前衛の「戦士」と後方でパーティー全員の傷を癒す「神官」2職は必須となる。
また、「神官」が唱える身体強化魔法「光の護法(プロテクション)」の範囲が最大6人までという理由のため。
そしてそのパーティーごとに戦闘に幅を持たせたい場合は他のものがそれを補助するクラスにつく。
もっとも、パーティーとはいえ人の集まりである以上、リーダー及び仲間との信頼や連携がしっかりしていないと、まったく機能せずに危険な状態になることもある。
- クラン
- 義勇兵のパーティーは既定6人であるが、強力なモンスターや攻略が困難な地域を踏破するのには力が足りない場合、同じ目標を持つ他パーティーと結成する集まりのこと。戦い方の必要性上、自然とそうなったものであって「集まり」程度の意味で、別段掟や決まり事はないが、結成時には事務所へ申告することが推奨されている。
- 魔法
- 魔法を扱えるクラスがギルドによって取得できるスキル・その戦闘技術のこと。
- 魔法使い
- 魔法には炎熱(アルヴ)、氷結(カノン)、電磁(ファルツ)、影(ダーシュ)マジックの4種が存在し、それぞれに「魔法生物エレメンタル」がいる。4系統には「統御法(マスタリー)」という物が各存在し、魔法使用時に使用する「エレメンタル」の知識をそれぞれ理解し、経験や実践における実感全てを含め各エレメンタルを従わせる方法。
魔法使用時にエレメンタル文字を書き呪文を詠唱するのもこの内の1つである。
但しいくらでも使えるというわけではなく、エレメントの力を行使する時、自身の魔法力という精神の力を与え・消費して行使するため、各人使用限度がありそれは本人にしか把握できない。これを回復するには瞑想することである。日常での瞑想が好ましいが、戦闘中でも可能。また、影魔法系統は杖の性能に影響されないため杖がなくても魔法が使える。
厳密に魔法使いは「統御法」でエレメントの力を使用しているが実質「飼いならしている」状態で、4種のエレメントの区分も人間が勝手につけたものである。従って区分けされた「エレメント」ではなく、「魔法生物」自体を理解し魔法を行使することで従来とは異なった効果を発揮できる可能性がある。
- 神官・聖騎士
- 光明神ルミアリスの加護を祝詞を唱え、魔法力を与えることにより、神の力である癒す力を行使する。五本の指で額に五芒を作り中指を眉間に当てて六芒を作る。その後に「光よ、ルミアリスの加護の下に――」と祝詞を唱え行使する。魔法力に関しては上記魔法使いと同じである。光魔法は「光徳」を積むことで上位の光魔法を使用することが出来るが詳細は不明。祝詞を間違えると発動しない。
- 暗黒騎士
- 暗黒騎士には暗黒魔法と悪霊招来(デイモンコール)いうものがある。悪霊招来は暗黒騎士特有のスキルで悪徳を積むことでスカルヘルの眷属を一時的に召還できる。暗黒魔法は悪徳(ヴァイス)を積むことにより使用が可能になる。暗黒神スカルヘルの加護を魔法力を代償にし、呪文を唱え、主に戦闘における身体強化・状態異常を起こす霧のようなものを纏い闘うことが出来る。呪文は「暗黒よ、悪徳の主よ、――」
その他
- 塔
- オルタナより離れた丘にある墓地の傍に聳え立っている高い塔のこと。義勇兵団の「志願兵」を定期的に輩出している。
塔は刷り上げ式の石の扉と地下にある洞窟のようなものとを繋ぐ階段がある。甲冑を着た兵士が管理しているが、アラバキア王国が管理しているのか、「地下」に定期的に現れる「志願兵」をどう扱うようになったのかなどの経緯は一切不明。
義勇兵からは「開かずの塔」と呼ばれ、中にはなぜ塔があるのかと塔の存在自体を忘れているものもいる。
- 義勇兵団
- 塔からあらわれた「志願兵」がレッドムーン事務所を通して義勇兵となった兵によって構成されている非正規軍。
団、とあるが団長が存在するかは不明。正規軍の辺境軍は前線維持で精一杯であるため、継戦中の種族を少数のパーティーを作り、各個敵を撃破・退治することを主とする遊撃隊のような任務をする。
しかしながら連携などは一部のクラン以外はほぼなく、生活の為の金銭稼ぎや未知の領域探索など目的が「辺境維持」とは程遠い者が殆どで、結果異種族排除をしている。功績を上げ、稀な才能を持った者は軍や辺境伯の目にとまることもある。「辺境軍」にとってみれば得体の知れない「よそ者」であり、そんな集まりと作戦を一緒にするなどごめんだという風潮があり、基本見下している。
義勇兵はなぜか「名前しか」覚えていない記憶喪失者であり、月が赤いのはおかしいと言う。
- ファイト一発
- 主人公のハルヒロらが、戦闘前に気合を入れるために円陣を組んで言う掛け声。
「某製薬会社の栄養ドリンク」のCMのキャッチコピーと同一である。なぜかパーティー全員が「記憶にはない」が思い当たる節があるような描写がある。しかし物語後半になるとこの円陣を組む描写がなくなっている。
ちなみに、このCMは日本国内のみの放送で元祖は「ファイトを飲もう!」だった。
- ヨロズ預かり商会(アニメ未登場)
- オルタナ南区にある金銭・物品の預かり、両替を行っている商会。現在の会長にして頭取は4代目「ヨロズ」。
派手ないでたちで、10代ぐらいの目鼻立ちがくっきりとした碧眼の異常に態度のでかい美少女である。基本、案内や応対、記録全て「ヨロズ」のみで行い、「顧客の帳簿、名前、顔、預金残高、取引記録」等全て「記憶」しており、それが「ヨロズ」の証しとなるらしい。忘れるようなことがあれば次の代へ席を譲る事になる。また職業上様々な情報も集まる様子。もちろんながらあくまで頭取であり、大勢の番頭、手代、丁稚、荷運びなどが働いている。
営業時間は朝7時から夜7時まで昼休憩等はない。業務内容は、金銭の両替は基本無料だが、預けた場合預かり料とし100分の1差し引かれ、これは金銭を預けた累積分増え100分の1超えた時点で差し引かれる。物品の預かりの場合は鑑定の評価額の50分の1である。また無価値の物を預ける事は出来ない。
- また、故人の資産(遺産)を引き出したい場合は、義勇兵団事務所を通して辺境伯が発行する死亡証明書及び代理人証明書が必要となり、これを確認した後に「ヨロズ」が代理人へ資産を返却する。
身元がいなく、信頼できるのは実質パーティーのみという義勇兵らはこのヨロズ商会をよく利用している。
- 線
- 戦闘中に敵と相対していると不意に見える、敵の急所までの道筋を現す線状のもののこと。その線に沿って武器をなぞっていき、敵の身体に到達している部分を攻撃すると急所である為一撃で殺すことが可能。
正確には「ぼんやりと光る線」のようなもので、その正体は、戦場の場数を踏み、その上で何度も繰り返し戦闘で経験した敵の動き・弱点等から、「相手はこうするからこうすればいいのではないか」といういくつもの予測が線となってイメージとして見える「予測の線」、のようなものである。
- これはこの世界の者であれば、「誰でも」見ることがあり、別段固有の才能や特技というわけではない。
一般的には1度や2度見ることがあるぐらいだが、人それぞれであり頻度も疎らである。個人個人の戦闘中の「予測の結果」であることには変わりないため、色々考えてしまうと何本もの「線」が見えてしまうことがある。
- 主観のイメージなので「見る」というより「感じ取る」というほうが正確で、周囲の時間が遅く感じられ、線の道筋が暗転して大写しになって見える。
この線を利用して必殺するには見えたときに、逆らわず、冷静にまた線からはみ出さずなぞって行くことで成功し、逆に躊躇ったり興奮した状態だと見えなくなってしまう。というものの、「自分がこうする・すべき」と言う「予測」なので、「線」が見えた途端に自然と自動的に身体は動いてしまっている。慣れると線を応用することも可能。
作中は主人公のハルヒロ視点のために、ハルヒロ以外が「線」をみているかは一切不明である。
- 光明神ルミアリス
- 神官・聖騎士ギルドが信仰している女神。組合であるギルドだけではなく「辺境」や「本土」での信仰はあるのかは不明。主に光魔法の加護を与えているとされる女神であり、ルミアリス信仰の対象。
しかしどのような教義があるのかは作中では語られていない。暗黒神スカルヘルとは対立しているらしく、過去に戦い、疲れ果てグリムガルへ降り立ったらしいが詳細は不明。
- 暗黒神スカルヘル
- 暗黒騎士ギルドで信仰されている髑髏のような風貌の神。ルミアリス同様、どのくらい信仰されているかは不明。主に暗黒魔法の加護を与えているとされる。全ての生物はスカルヘルに抱かれるために生があるという考えがあり、暗黒騎士もスカルヘルの隷僕であり、神への死を捧げる為に殺傷(悪徳)するということから戦闘でも進んで敵を殺すためその残虐さ故に暗黒騎士の人口は少ない。
生物は全て死ぬのだからそれを進んで行い、その証し(殺傷した生物の一部)をスカルヘルへ捧げる行為などもある。光明神ルミアリスとは対立しており、昼の間は力は弱まるらしい。
過去に戦い、ルミアリスとともにグリムガルに来たらしいが詳細は不明。
- 黄昏世界(ダスクレルム)
- ワンダーホールからいける異世界。常に夕方のような空である為、黄昏世界と名づけられた。文明を持った一つ眼の人型人種や巨人などが生息している。
- 夜の世界(ナイトヘルム)
- ワンダーホールからいける異世界。常時夜のためにまったく探索が進んでいない。
- ダルングガル
- 黄昏世界と通じる異世界。常に暗く、朝日~日中は申し訳程度の太陽らしきものがでているが常時暗い。危険な生物が多く生息しており文化や文明が違う他種族が住んでいる。貨幣制度でなりたって物品と交換できる。文明自体は崩壊しており、衰退していくだけの世界。過去に光明神ルミアリスと暗黒神スカルヘルが存在し、ちゃんと昼夜もあり多くの国が隆盛を極めていたが2神が争い互いにどちらに付くかで地は荒れ、戦いが終り2神がどこか去ってから現在の世界に成ったと言われている。
アニメ
2015年10月16日に、東京・秋葉原のアイバシアターで、作者の十文字青をゲストに招いた新刊発売記念の公開ニコ生トークショーとサイン本お渡し会が開催された。この際にアニメ化が発表、PV第一弾も公開された。
2016年1月よりTOKYO MX や BS11 などでテレビアニメが放送中。
スタッフ
放送局・配信サイト
各話リスト
Webラジオ
「灰と幻想のグリムガル 何もないラジオ」
パーソナリティは、小松未可子(ユメ役) と 照井春佳(シホル役) の二人。
ラジオについては個別記事を参照。
主題歌
- オープニング曲 『Knew day』
- 作詞 (K)NoW_NAME:eNu
- 作曲 / 編曲 (K)NoW_NAME:R・O・N
- 歌 (K)NoW_NAME:AyakaTachibana
- エンディング曲 『Hervest』
- 作詞 (K)NoW_NAME:Genki Mizuno
- 作曲 / 編曲 (K)NoW_NAME:Shuhei Mutsuki
- 歌 (K)NoW_NAME:NIKIIE
- 歌 シホル (CV:照井春佳 - 8話)
- 最終話エンディング曲 『Cultivate』
- 作詞 (K)NoW_NAME:Genki Mizuno
- 作曲 / 編曲 (K)NoW_NAME:Shuhei Mutsuki
- 歌 (K)NoW_NAME:NIKIIE
挿入歌
これらはアニメのカット(尺)が完成した物に合わせて作曲する「フィルムスコアリング」で制作されている。
- 「Head Wind」 (1話)
- 作詞・歌 (K)NoW_NAME:AIJ / 作曲・編曲 (K)NoW_NAME:R・O・N
- 「Brave Storm」 (2話)
- 作詞・歌 (K)NoW_NAME:AIJ / 作曲・編曲 (K)NoW_NAME:R・O・N
- 「seeds」 (2話)
- 作詞 (K)NoW_NAME:eNu / 作曲・編曲 (K)NoW_NAME:Shuhei Mutsuki
- 歌 (K)NoW_NAME:NIKIIE
- 「Stand on the Ground」 (3話)
- 作詞 (K)NoW_NAME:Kohei by SIMONSAYZ/LEE / 作曲・編曲 (K)NoW_NAME:Makoto Miyazaki
- 歌 (K)NoW_NAME:Ayaka Tachibana
- 「rainy tone」 (4話)
- 作詞 (K)NoW_NAME:eNu / 作曲・編曲 (K)NoW_NAME:Makoto Miyazaki
- 歌 (K)NoW_NAME:NIKIIE
- 「Nutrient」 (7話)
- 作詞 (K)NoW_NAME:Kohei by SIMONSAYZ/LEE / 作曲・編曲 (K)NoW_NAME:Makoto Miyazaki
- 歌 (K)NoW_NAME:Ayaka Tachibana
- 「Growing」 (8話)
- 作詞 (K)NoW_NAME:Kohei by SIMONSAYZ/LEE / 作曲・編曲 (K)NoW_NAME:Makoto Miyazaki
- 歌 (K)NoW_NAME:Ayaka Tachibana
- 「sun will rise」 (9話)
- 作詞 (K)NoW_NAME:Kohei by SIMONSAYZ/LEE / 作曲・編曲 (K)NoW_NAME:Makoto Miyazaki
- 歌 (K)NoW_NAME:NIKIIE
- 「Swelling of Buds」 (9話)
- 作詞・歌 (K)NoW_NAME:AIJ / 作曲・編曲 (K)NoW_NAME:R・O・N
- 「Sudden Storm」 (11話)
- 作詞・歌 (K)NoW_NAME:AIJ / 作曲・編曲 (K)NoW_NAME:R・O・N
関連動画
関連生放送
振り返り放送
キャスト出演
関連チャンネル
関連項目
外部リンク