棺姫のチャイカとは (ヒツギノチャイカとは) [単語記事]

『棺姫のチャイカ』とは、原作：榊一郎、イラスト：なまにくATKによるライトノベル作品である。作風はファンタジー。

概要

富士見ファンタジア文庫（富士見書房）より2010年 12月から2015年 3月にかけて刊行された。全12巻。コミック版は2011年より2015年にかけて月刊少年エースにて茶菓山しん太によりコミカライズされている。こちらは全5巻。

4コマnanoエースにおいてもスピンオフ 4コマ漫画「棺姫のチャイカっか」が連載されていた。作者はかにかま。
コミックエイジプレミアムにて「学園チャイカ」連載されていた。作者は水瀬せり。

2013年 7月にアニメ化企画進行中と発表され、2014年 4月から6月まで放送。第2期が2014年 10月から12月まで放送された。12話+10話+1話で全23話。

登場人物

トール・アキュラ - CV：間島淳司: 主人公。乱破師（サバター）で20歳。; 戦争の終結によって目的意識を失いゴロゴロとニートになっていたが、チャイカと出会い依頼を受けた事件がきっかけでチャイカの目的に付き合うことになる。; 元々孤児でアカリとは里が同じなだけで血の繋がりはない。; 武器は機剣と呼ばれる特殊な武装であり、その中でも双小剣を得意とする。; アキュラの奥義として身体能力を一時的に高める＜鉄血転化＞という技を修めている。
チャイカ・トラバント - CV：安済知佳: ヒロイン。常に棺を背負っている14,15歳の少女。
一人で山で彷徨っていた奇妙な少女で、成り行きで山に入っていたトールと出会う事になる。; 北方出身で母語はラーケ語。そのためトールやアカリたちが使う大陸公用語は苦手で片言になる。; 職業は魔法師（ウイザード）で棺におさめている機杖（ガンド）を使い攻撃をするが、遠距離戦は得意なものの近距離戦は不向きで苦手。太い眉毛が特徴。
アカリ・アキュラ - CV：原優子: ヒロイン。トールと同じく乱破師（サバター）。; 17歳でトールを兄と慕っているが、その愛情は若干間違った方向に向いている。; 表情が乏しく、トールに対して行き過ぎた発言も多いため、いまいち何を考えているのか分かりづらい; トールが働かないのを忌々しく思っており、一方アカリは働いているため主な収入源はアカリが担っていることになる。; 使用武器は鉄槌。こちらも機剣の一つであり、トールと同じく＜鉄血転化＞を修めている。

アルベリック・ジレット - CV：細谷佳正: ＜戦後復興推進機関＞クリーマン所属の騎士（キャバリエ）。; 名門貴族の出身でバリバリの武闘派。; 戦争終結のちクリーマン機関所属となった後は数名の部下を引き連れて様々な任務をこなしている。; 金髪碧眼で聡明、職務にも忠実でお人好しと非の打ち所がない。; 使用武器は長剣。; 騎士（キャバリエ）は直接戦闘に特化しており、トールでも＜鉄血転化＞を使用して; ようやく互角の勝負に持ち込めるほどの戦闘力を誇る。
ヴィヴィ・ホロパイネン - CV：野水伊織: ジレット隊所属の暗殺者（アサシン）の少女。
元々は孤児で、とある貴族に政略結婚兼暗殺の道具として育てられた。; 紆余曲折を経てアルベリックに拾われる事になり、その縁で彼に明確な好意を持つ。; 暗殺者（アサシン）の名の通りに特化しており、暗殺や破壊工作も行う乱破師（サバター）とは折り合いが悪い。; 使用武器は針。
ニコライ・アフトトル - CV：佐藤健輔: ジレット隊所属で副官を務めている元傭兵（マーセナリ）。; 威圧感を与える風貌の巨漢だが、悩めるジレットの相談に乗ったり恋するヴィヴィの後押しをしたりと; 外見に似合わず気さくで気配りのできるいい男。; 貴族でありながら差別を嫌うアルベリックを好ましく思い、彼を支え続けるジレット隊の大黒柱。; 武器は大型の両手機剣。巨躯に見合わぬ俊敏さも持ち合わせている実力者。
ズィータ・ブルザスコ - CV：幸田夢波: ジレット隊所属の魔法師（ウィザード）であり機車（ヴィーグル）等の修理を得意とするメガネ機工士。; ＜エイプリル号＞の操縦や遠距離通信の術式など細かい点でサポートする。; ヴィヴィとは姉妹のように仲が良い。
マテウス・キャラウェイ - CV：森嶋秀太: ジレット隊所属の小柄でハゲ頭の魔法師（ウィザード）。; 動物や棄獣（フェイラ）などを操る同調魔法を得意としている。; 同調深度は己の裁量で自由に決められ、簡単な目的を与えて自由徘徊させたり、深度を深める事で己の手足のように動かす事もできる。; しかし操作している動物が殺されると深度の分まで痛みもフィードバックし、; 死の疑似体験による激しい消耗を味わう事になる。
レオナルド・ストーラ - CV：山本和臣: ジレット隊に所属する亜人のネコミミ少年。; 戦争の為に胎児に魔法をかけ生み出されたのが亜人であり、彼らは高い身体能力と人ならざる獣の一部を持つ。; 被害者とも言うべき彼らだがその地位は低く、戦時中はまともに扱われる事はなかった。; ヴィヴィと同じように拾われ、アルベリックに深い恩義を感じている。; 隊での主な役割は斥候や情報収集。機転の効く性格でときおり核心を突いたような発言をすることも。; 使用武器は短剣。