森雪とは、宇宙戦艦ヤマトシリーズのメインヒロインである。旧作では唯一のメイン女性クルーであった。
担当声優は麻上洋子(初代~完結篇、ゲーム版)、由愛典子(復活篇)、桑島法子(2199)。
初代においては中央大病院の看護師を務めており、サーシアとそっくりなこともあくまで偶然であった。
ヤマト乗艦後はコスモレーダー担当要員から佐渡先生と協働しての看護要員、時には偵察機の操縦さえ短時間とはいえこなすなど、様々な意味でスーパーウーマンだった。そしてアナライザーのセクハラ対象でもあったりする。
2199の出渕総監督によると「西崎プロデューサーの意向で女性クルーは雪一人にして、男どもが奪い合う展開のほうがいい」ということでメインの女性クルーは森雪一人に絞りこまれた。
ただ製作当初はこのことがスタッフ内で周知されておらず、太陽系を離れるでは女性クルーが登場しているカットがあったりするが太陽系を離れてからはほかの女性クルーは冷凍睡眠しているという設定になっていたりする。
物語の中盤から古代進と相思相愛となり、マゼラン星雲に到達したあたりでは結婚を意識した発言をしたりするようになっていた。最終話でデスラー艦が白兵戦を仕掛けた際、古代を助けるためにコスモクリーナー起動させ、マシンの副作用で一度は死亡する。しかし沖田十三艦長の戦病死と前後して、まるで沖田艦長が命を授け、託していったかのように蘇生し古代と抱擁する場面は、ご都合主義といえばそれまでだが、初代の名シーンの一つである。
「さらば」では、結婚式を目前に控えていたが、謎のメッセージやヤマトの廃艦をめぐってご破算となる。反乱覚悟の出撃を前に古代のもとから離れるも、密航して古代の傍にいたいと献身的な姿を見せる。中盤のデスラーとの戦いで負傷し、その傷がいえぬまま都市帝国の戦いで命を落とす。終盤の古代と共にむかえる「結婚式」に多くのファンが涙した。
「ヤマト2」は負傷した古代を助けようとデスラー総統に銃を構えるなど彼の心情に大きな影響を与えた。一方でこの時の雪の無茶な行動が原因で島が行方不明になったりしている。
「ヤマトよ永遠に」は唯一、雪がヤマトに乗り込まず、地球に取り残されるという意味で、異色の作品であった。そこにおいてデザリアム帝国軍のアルフォン少尉との擬似的な恋愛関係、そして彼の目溢しによるパルチザン活動への参加など、かなりアクティブな活躍も見せている
そして完結篇では沖田艦長に「お前たちの子供は私にとっては孫のようなものだ」と祝福され涙を流す。
アクエリアスによる地球滅亡阻止のため、沖田艦長ただ一人を乗せて旅立つヤマトを、古代、佐渡先生、真田さんともども、見事な挙手の礼で見送った。そして沖田艦長の遺言通り、一女に恵まれるが…
昭和のヤマトシリーズの続編に当たる復活篇では、あまり家庭事情に恵まれていなかった模様である。
夫である古代進はヤマト沈没の喪失感、その代償行為から宇宙貨物船の船長として家庭を顧みず、一人娘の古代美雪いわく「お母さんはいつも寂しそうだった」とのこと。事実上の母子家庭状態だったのかもしれない。
そして地球防衛軍将校としての籍も捨ててはおらず、スーパーアンドロメダ級戦艦の艦長に就任。
SUS連合の移民船団襲撃に応戦しつつ、移民船の避難確認後のワープ寸前で乗艦が被弾。乗艦自体は大破しつつもワープに成功するが、彼女本人は行方不明となっており、今に至るまで行方は定かではない。
この点に関して西崎Pは「30代の雪なんて見たくないでしょ」とのこと、ふざけるんじゃねえよ。
当初は沢尻エリカなどの名前が挙がっていたが、最終的に黒木メイサが演じた。
短い尺の中で活躍を増やすためにレーダー員からブラックタイガー隊のエースパイロットに役柄が変更になった。(初代アニメも設定段階では女戦士の予定だった)
エースパイロットだった古代にあこがれて入隊するも、すれ違うように古代が除隊。過酷な戦いから逃げていた古代を軽蔑していたが、航海を続けるなかで次第に惹かれていくようになっていく。
初代のリメイク版である宇宙戦艦ヤマト2199では、階級及び所属などがきちんと明確化されている。
当初は国連宇宙軍司令部付の3尉(コミック版では1尉)であり、メ号作戦の詳細を知りうる立場かつ、イズモ・ヤマト計画に当初から参画しているなど、若年ながらも歴とした正規の将校として位置づけられている。
また、旧作で雪が多数兼任していた役回りは、原田真琴、新見薫、山本玲、岬百合亜などに分担された。
司令部勤務時代は孤児相手のボランティアも行なっており、コミック版の描写では子供たちから非常に慕われており、包容力のある優しい女性という一面もある。反面、当初、余りに非礼だった古代を叱責する気骨も持っている。
ヤマト乗艦後は1尉の船務長を拝命。レーダー担当だけでなく、広汎なヤマトの船体安定維持を担当する。
当初は悪印象であった古代とも、旧作よりはかなり丁寧な段階を踏んだ上で、徐々に好意をいだいていくことになる。
両親は逝去していて、土方竜提督が後見人になっている。記憶喪失を患っていて一年前より過去を思い出せないでいた。その原因はイスカンダルの使者であるユリーシャ・イスカンダルと護衛中にテロに巻き込まれ、ユリーシャは意識不明、雪はその時に負傷し記憶喪失を起こしてしまった。
イスカンダルの女性の瓜二つの風貌を持っていたため、物語中盤から精神操作で深く干渉を受けたり、ユリーシャと誤認されてガミラス軍に拉致されデスラー総統と面通りする最初の地球人になったりと旧作以上に波乱の展開を見せる。また自身がユリーシャと瓜二つなことについてなんらかの理由があるような示唆があったが本編中では具体的な説明なされなかった。
地球への帰還中に襲撃してきたデスラー艦との白兵戦で負傷。そのまま一度は死亡するが、コスモリバースシステムの輝きにより蘇生。古代とキスを交わし地球に帰還した。
続編の「宇宙戦艦ヤマト2202」では、地球連邦防衛軍中央統括本部のオペレーターを務める。記憶喪失は回復していないが、古代との愛を育み結婚を控えている。
アンドロメダを筆頭とする波動砲艦隊構想に対しては大きな憤りを感じている。古代を含む他のヤマトクルーが宇宙からのメッセージを感じ取る中で自身はそれを感じ取ることがなかったため、思い悩んでいる。
掲示板
14 ななしのよっしん
2019/03/16(土) 17:25:55 ID: gBhceQ2G/H
別冊宝島349「空想美少女読本―モニター画面で出会った、禁断の初恋女性100人」にて、女性のライターが「私は森雪が嫌いだ」と繰り返しつつ、最後に「私が男だったら、森雪に惚れていただろう」と締め括っていたのが印象に残っている
15 ななしのよっしん
2020/12/13(日) 18:59:13 ID: wiyGSvXZL+
そういや、ユリーシャと瓜二つだったのって特に理由は無いんだっけ?
16 ななしのよっしん
2021/01/13(水) 22:57:39 ID: wiyGSvXZL+
2202で再び記憶を無くした(取り戻した?)時に、西条さんから「森さんの席です」ってレーダー席を紹介されていたけど、多分、2199~2202の時間だと西条さんが座ってる時間の方が長いよな。
七色星団以降の2199と2202ほぼ全編なんだし。
星巡るじゃ、雪は技術解析席に座って全任せになってたし。
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最終更新:2025/01/13(月) 23:00
最終更新:2025/01/13(月) 22:00
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