三菱・ミニキャブ 単語

21件

ミツビシミニキャブ

3.1千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

三菱・ミニキャブとは、三菱自動車工業1966年から製造している軽トラック&軽1BOXバン&軽1BOXワゴンである。軽自動車商標の中では5番に古い歴史がある。

概要

ミニキャブの名の由来は、『は小さいが、広い荷台をもつキャブオーバー』という意味で命名される。駆動方式は初代からFR駆動である。

2003年から2013年まで日産自動車OEM供給をしていて名称はクリッパーとなる。

2014年2月登場の七代モデルは、電気自動車を除き自社開発を撤退。スズキからのOEM供給へと切り替わる。

1970年代三菱製の軽自動車の特徴である、サブネームを年ごとにコロコロと替えるというパターンがあるのだが、このミニキャブも例外ではない。

初代・(トラック:1966年~1971年 バン:1968年~1976年)

1966年トラックのみが登場。2年後の1968年にバンが登場する。

1971年にバンをマイナーチェンジ。同時にバンの名称を「ミニキャブEL(エル)」とする。

1974年にバンを「ミニキャブEL」のまま現行の黄色ナンバーに対応すべくナンバープレート架台を大化し、番号を増設。

二代目・(1971年~1976年)

1971年トラックのみモデルチェンジ。名称は「ミニキャブEL」とし、バンは先代モデルマイナーチェンジをして継続販売。

1972年エンジン冷式から冷式に変更。同時に名称を「ミニキャブW」とし、ヘッドランプから丸となる。

1973年マイナーチェンジフロントグリルデザインを変更。給油キャップ付きとなる。またスーパーデラックスはホイールキャップのデザインが変更される。

1974年に「ミニキャブW」のまま、現行の黄色ナンバーに対応すべくナンバープレート架台を大化し、番号を増設。スーパーデラックスシートベルトが2席とも3点式化され、安全性がさらに増す。

三代目・(1976年~1984年)

1976年に登場。エンジンの排気量が360ccから、500ccに変更となる。名称は「ミニキャブ5(ファイブ)」となる。

1977年マイナーチェンジ。ボディサイズを拡大し排気量が550ccとなる。名称も「ミニキャブ55(ゴーゴー)」となる。

1979年マイナーチェンジフロントグリルの形状変更が行われたほか、営農仕様を追加。

1981年マイナーチェンジ。名称を「ミニキャブ」に戻し、同時にシリーズ初の4WD仕様が登場する。

1982年フロントグリルに"MMC"のエンブレムが付く。

四代目・(1984年~1991年)

1984年モデルチェンジ

1987年マイナーチェンジエンジンを2気筒から3気筒に変更され、同時にスーパーチャージャー仕様も登場する。後に三菱マークであるスリーダイヤ復活

1989年に乗用仕様ブラボーが登場。五代まで存在していた。

1990年マイナーチェンジ。規格変更により、排気量が550ccから660ccに変更となる。ただし、スーパーチャージャー仕様は550ccのままとなる。

なおこのが登場時のみイメージキャラクター俳優・宅麻伸を起用。三菱製の軽自動車イメージキャラクターでもあったためでもある。

五代目・(1991年~1999年)

1991年モデルチェンジ。最廉価グレードを除き3気筒SOHCシングルキャブエンジン搭載とおよび12インチフロントディスクブレーキを搭載する。

1994年に初のマイナーチェンジ。最初のマイナーチェンジヘッドランプSAE規格の2式に変更となる。

1996年に二度マイナーチェンジヘッドランプが乗用仕様の”ブラボー”と同じと共通の異形レンズハロゲンバルブ式になり、最高峰グレードではエンジンが電子制御のECIマルチ化がされる。

六代目・(ガソリンモデルは1999年~2014年 電気自動車は2011年~)

1999年に軽規格が更新されたことに対応してモデルチェンジ。同時にこれまでの座席の下にあったフロントタイヤが、運転席前方に変更したセミキャブオーバー方式となる。衝突安全基準に合わせてのものである。軽トラック及び軽1BOX、NA初の4ATがラインナップされた。ミニキャブバンをベースに乗用グレードの「タウンボックス」が登場する。

2000年マイナーチェンジ。初期のフロントマスクエアロパーツ改造したような大胆な外観が特長であったが、不評だったために軽乗用車ekワゴンに似たオーソドックスなフロントグリルとなる。また、運転席ドア側にあったサイドブレーキは一般的な中央部に変更される。

2003年日産自動車OEM供給を開始。

2005年に一部改良。全グレードにトリップメーターやヘッドランプレベライザー等を標準装備。日産クリッパーも同時に一部改良。 2006年に40周年特別仕様が登場。トラックの4速ATはこのマイナーチェンジ止される。

2007年マイナーチェンジ。二代に移行した軽乗用車ekワゴンを彷彿とさせるフロントグリルデザインとしたほか、インストネルを2トーンカラーに変更、後席に3点式ELRシートベルトを追加、液晶トリップメーターがA・B2区間対応になるなどの改良を施した。また、追加装備「ラグジュアリパッケージ」の内容を変更して「エクシードパッケージ」に変更した。

2008年に一部改良。上級グレードにパワーステアリングを標準装備化がされる。またラジオAMのみから、AMFM対応となるが、スピーカーは本体組み込み式となる。

2009年マイナーチェンジフロントデザインを変更をし、内装のインパネ上部の刷新と、ステアリング乗用車系のiやekワゴンと同様の形状となる。バン及びトラックATに存在をしていたフットレストも止される。特別仕様としてバン&トラックにボディカラーの特別仕様の「バン」&「トラ」が発売される。

2010年に一部改良で、「バン」&「トラ」を止する代わりにトラックシルバーの「トラ」が登場をする。

2011年マイナーチェンジグレードでフロントデザインを変更をし、バンのリアデザインも刷新される。また5ナンバーゴンの「タウンボックス」が止となり、4ナンバーのバンにターボエンジンを搭載したグレード「ブラボー」が登場をする。

また同年にはバンをベースにした電気自動車ミニキャブMiEVも発売される。この同年には通販会社・ジャパネットたかた日本初の自動車通販を行い、3回の紹介では70台を売り上げたという記録を持つ。

2012年に一部改良。姉妹クリッパーと同様に運転席エアバックシートベルトリミッターが標準装備化がされた。同年にはトラックにも電気自動車仕様が追加される。なお駆動方式はFRのみとなる。

2013年日産へのOEM供給を終了。

七代目(2014年~)

2014年2月モデルチェンジ。この代より自社生産ではなく、スズキからのOEMモデルとして、トラックキャリイ、バンがエブリイとなる。またワゴン仕様の「タウンボックス」も復活をする。

なおトラックは全グレードにエアコンパワーステアリングが標準装備となった。

関連動画

関連商品

関連リンク

ミニキャブバン公式ホームページexit

ミニキャブトラック公式ホームページexit

関連項目

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

急上昇ワード改

最終更新:2025/01/02(木) 10:00

ほめられた記事

最終更新:2025/01/02(木) 09:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP