モーニング娘。(もーにんぐむすめ。)とは女性ヴォーカル・アイドルグループ。ハロー!プロジェクトの一員。2024年夏時点では13人で活動している。
2014年1月1日から、グループ名の後ろに西暦の下二桁を入れて活動するようになった。2024年はモーニング娘。'24(-とぅーふぉー)という名義で活動する。
もともとはテレビ東京系で放送されていたオーディションバラエティ番組「ASAYAN」で1997年4月から行われた「シャ乱Q女性ロックボーカリストオーディション」の落選者から選ばれた5人に、「キャンペーン5日間で5万枚を手売り。達成できれば合格者の平家みちよと共にこの5人もメジャーデビューさせる。達成できなかった場合、即解散。」という条件で敗者復活のチャンスを与える、という形で誕生したグループだった。9月14日の放送で、この5人組が「モーニング娘。」と名付けられたことが発表され、この日が正式な結成日とされている[1]。
グループ名の由来は、たこ焼き、バイキングなどといった食べ物で、盛り沢山、お得、手にとりやすい感覚などを表現したいと考えられていた中で、喫茶店のモーニングセットにたどり着いたもの。当初は「。」をつけるつもりはなかったが、「ASAYAN」スタッフがテロップで多用しており、スタジオでグループ名発表の際も、字幕を見せられた番組司会のナインティナインから「。」も名前に含まれているのか疑問が挙がった。
協議の結果、「。」も表記の一部として加えられることとなり、のちに姓名診断でグループの成功を左右する大事な字だと言われたこともある。
その動向と舞台裏は「ASAYAN」番組内で毎週伝えられて注目を集め、同年11月に始まったインディーズシングル「愛の種」手売りキャンペーンは4日目でノルマを無事達成、1998年1月28日に「モーニングコーヒー」でONE UP MUSICレーベル(zetimaレーベルの前身)からメジャーデビュー。
当初はあくまでテレビ番組の企画ものユニットだったが、テレビ番組とのメディアミックスにより、アイドルグループが作り上げられていく過程の舞台裏を見せるという革新的な手法が当たってその人気は加熱していき、20世紀末~21世紀初頭には文字通りの国民的アイドルグループとして大活躍した。モーニング娘。が用いた、アイドルグループとしての数々の革新的要素は、20世紀末当時衰退しきっていた女性アイドルという存在自体の方向性・価値を完全に変えることに成功し、今や日本に存在している女性アイドルグループでモーニング娘。の影響を全く受けていないグループは存在しないと言っても過言ではない[2]。
福田明日香の卒業をきっかけに「脱退と増員を繰り返して成長していくグループ」というコンセプトが成立し[3]、メンバーの卒業および (オーディションによる) メンバーの増員が繰り返し行われ続けてグループは進化・変化し続けている。
2005年1月の飯田圭織の卒業と共に結成時メンバーは全員卒業となり、そして2014年11月26日に道重さゆみが最長在籍記録を残して(在籍4329日・約11年10カ月)卒業したことにより、結成時メンバーと共にモーニング娘。として活動した経験があるメンバーもいなくなった。
2024年現在では現役メンバー13人中11人がモーニング娘。結成後生まれの世代であり、うち最年少の弓桁朱琴は、2008年7月8日生まれで、藤本美貴が脱退(2007年6月1日[4])し、後に「プラチナ期」呼ばれることになる体制となったときのメンバーである8人体制が確立した後に生まれたメンバーである。
プロデューサー(2014年後半ごろからはサウンドプロデューサー)はメジャーデビュー時から一貫してつんく♂で、カバー曲を除くほぼ全楽曲の作詞作曲を行っていた(ただし必ず編曲者が別についている)が、つんくが喉頭がんの治療と声帯摘出後のリハビリの為に仕事量を減らしている事もあり、2014年10月発売の57作目シングルからはトリプルA面の3曲の内1曲はつんく以外の作曲家・作詞家が担当している(60作目は3曲ともつんく作詞作曲)。
メジャーデビューした1998年に日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞。同年NHK紅白歌合戦に初出場し、以来10回連続出場。2008年以降は選出されていない。
また、1999年に発売された「LOVEマシーン」はミリオンセラーを記録し、代表曲となった。
グループ内ユニットもいくつか結成されており、タンポポ、プッチモニ、ミニモニ。の他、15人体制になった2003年にはモーニング娘。さくら組とモーニング娘。おとめ組が結成され、2組に分かれて活動していた時期もある。
2007年に結成10周年を迎え、歴代メンバー5人によるモーニング娘。誕生10年記念隊の結成や、記念イベント等が行われた。また、同年3月にジュンジュンとリンリンが加入して以降、2009年12月に久住小春が卒業するまで2年9ヶ月間体制の変動が起きず、現在モーニング娘。のメンバー固定期間最長記録となっている[5]。結成15周年を一年後に控えた2011年には大半のOGメンバーが参加したドリームモーニング娘。が結成された。(翌2012年3月より実質活動休止)
2013年8月、約6年ぶりに現役モーニング娘。単独でミュージックステーションに出演、しかも「ハッピーサマーウェディング」と当時の新曲「わがまま 気のまま 愛のジョーク」の二曲を披露し、それ以降は新曲リリースの度に同番組に出演している。これは今まであった何らかの圧力が無くなったのを意味しメンバーにもファンにも希望を与える事になった。
2014年、ソチ冬季五輪日本代表選手団公式応援ソング(55thシングル、君の代わりは居やしない)を担当。五輪関係の歌はソルトレイクシティ以来12年ぶりとなる。
結成17年目の2013年に52作目のシングルCD「Help me!!」(13年1月発売)と53作目の「ブレインストーミング/君さえ居れば何も要らない」(13年4月発売)、54作目の「わがまま気のまま愛のジョーク/愛の軍団」(13年8月発売)がオリコン週間ランキングで全て1位となり、11年ぶりかつグループ結成以来二度目の3作連続1位になるなど活動は好調である。
そして55作目の「笑顔の君は太陽さ/君の代わりは居やしない/What is LOVE?」(14年1月発売)と56作目の「時空を超え 宇宙を超え/Password is 0」でも1位になり遂にグループ史上初の5作連続1位を獲得した(ただし、57作目の「TIKI BUN/シャバダバ ドゥ~/見返り美人」は関ジャニ∞に阻まれて連続1位記録は途絶えてしまった)。
また、メジャーデビュー以来シングルCDは全てがオリコントップ10入り(最低でも6位)しており49作目シングル「恋愛ハンター」で浜崎あゆみの記録を追い越し邦楽の歴代1位記録を更新し続けている。(2015年8月リリースの「Oh my wish!/スカッとMy Heart/今すぐ飛び込む勇気」の時点で59作、2位はSMAP(55作)、3位浜崎あゆみ(50作)これは同時にシングルトップ10獲得年数記録(22年・女性グループ1位)にもなっている。
他にも女性グループ史上初の1990年代、2000年代、2010年代の三つの年代で1位獲得など様々な記録を持っている。
1999年から2019年まで21年間連続で年2回(2002年までは年3回)全国ホールコンサートツアー(人気絶頂期の2000年春から2004年春まではアリーナツアー)を継続していたが、2020年春ツアーが新型コロナウイルス禍で全公演中止となったことで途切れてしまった。
海外での人気も高くYouTubeの公式chで公開されている動画のコメントの大半が英語その他の外国語で占められている事も珍しくない。
2008年に台北・ソウル・上海、2009年にロサンゼルス、2010年にパリ、2014年にニューヨーク、2016年にヒューストンでコンサートを行っている。また2012年には当時高校生以上のメンバーだけで台北・バンコク・パリ・ソウルで世界握手会を実施した。
2011年より2018年7月までNHKの海外向け英語放送であるNHKワールドTVの日本音楽番組「J-MELO」にTeam J-MELOの一員としてレギュラー出演していた(日本では公式サイト及びBSプレミアムで視聴可能)。2013年には55枚目のシングル曲「What is LOVE?」がエンディングテーマ曲として採用された。
2015年には60枚目のシングル曲で、全英語歌詞の「One and Only」がオープニングテーマ曲として採用された。
2014年1月1日よりグループ名が「モーニング娘。'14」(もーにんぐむすめ わんふぉー)に変更された。尚1年ごとに'15、'16と変わる予定であるが、つんく♂曰く「いざ、進めてみてかえってややこしくなるようでしたら、返上させて頂くかもしれませんが、(笑)」と新呼称発表時点で既に廃止の可能性に触れていたが、2015年からも予定通りに「モーニング娘。'15」→「モーニング娘。'16」→「モーニング娘。'17」となっており、メジャーデビュー20周年を迎える2018年も「モーニング娘。'18」名義で活動し、現在に至っている。
グループの活動としては他に「LOVEセンチュリー~夢は見なけりゃ始まらない~」「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」等のミュージカルの主演、「モーニング刑事。抱いてHOLD ON ME!」「ピンチランナー」等の映画の主演、テレビ番組「モー。たいへんでした」「ハロー!モーニング。」→「ハロモニ@」「よろセン!」→「美女放談」→「美女学」→「ハロプロ!TIME」→「ハロー!SATOYAMAライフ」→「The Girls Live」→「A.I.Doll プロジェクト」および「J-MELO」のレギュラー出演(※美女放談以降のテレビ東京のレギュラー番組は全てがハロプロメンバー共同出演)、シルク・ドゥ・ソレイユの「サルティンバンコ」、シドニーオリンピック、バレーボール中継の応援キャラクター参加等がある。JT「飲茶楼」やグリコ・ポッキー、読売新聞など多くのCM・広告キャラクターとしても活躍した。
2014年には久しぶりにKDDI(au)、カゴメ(野菜生活)のCMキャラクターとして起用され、結成20周年記念イヤーとなる2017年はマルコメみそとのタイアップ企画「モーニングみそ汁」、さらにプロ野球セパ交流戦応援大使として活動した。
さらに2018年には第1期メンバーと当時の現役メンバーとのコラボレーションユニット、モーニング娘。20th名義で「愛の種(20th Anniversary Ver.)」をデジタルシングルとしてリリース、8月にはグループ初の大型野外ロックフェス出演としてROCK IN JAPAN FES.2018に出演、好評を得た。
それ故にROCK IN JAPAN FES.2019では同フェスの中で一番大きいGLASS STAGEのトップバッターアーティストの一組として抜擢された[6](同じステージのトップバッターはゆず、欅坂46、ももいろクローバーZ、MONGOL800という錚々たるアーティスト)。
現在のメンバーは生田衣梨奈(リーダー)、石田亜佑美(サブリーダー)、小田さくら(サブリーダー)、野中美希、牧野真莉愛、羽賀朱音、横山玲奈、北川莉央、岡村ほまれ、山﨑愛生、櫻井梨央、井上春華、弓桁朱琴の13名である。道重リーダー期(田中れいな卒業以降)と譜久村リーダー期、生田リーダー期はサブリーダー二人体制。
以下歴代メンバー、および各メンバーがモーニング娘。と並行して活動、もしく卒業後に加入しているユニットについて記す (シャッフルユニットは除く)(名前が細字のメンバーは芸能活動を引退している)。
※メンバーカラーは2005年春以前は明確に定まっていなかった。そのためそれ以前にハロプロを卒業したメンバーには明確なメンバーカラーは無い。
娘。卒業後にハロプロに残留したメンバーについては、個人グッズなどに使用された代表的と思われるカラーを取り上げている。
------- ここ↑までが「ASAYAN」で募集されたメンバー -------
------- ここ↑までが「ハロモニ」に出演していたメンバー -------
メンバー個人、および派生ユニットを扱った動画については各メンバー・ユニットの項目を参照。
タイトル赤字はオリコン週間ランキング1位獲得曲、黄背景はミリオンセラー曲。
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最終更新:2024/12/20(金) 13:00
最終更新:2024/12/20(金) 13:00
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