ブエナビスタ 単語

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ブエナビスタ

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曖昧さ回避

曖昧さ回避
ブエナビスタ(Buena Vista)とは

  1. スペイン語で「素晴らしい色」や「絶景」を意味する。
  2. ウォルト・ディズニー・カンパニーがかつて使用していた
    配給部門の社名及びブランド名。一昔のディズニーVHS等に記されてる。
    現在ウォルト・ディズニースタジオが事業を継続
  3. 日本中央競馬会所属の元競走馬現在繁殖牝馬本稿で記述。

まだ見ぬ絶景めて。

生まれてきた間から勝利を宿命づけられた良血。

その期待に応えターフに放つ圧倒的な存在感

歴史ってきた女王たちの系譜に、新たな物語が刻まれる。

絶景」と名づけられた才媛よ、強さを極め、美しさを誇れ。

JRA「ヒーロー列伝」No.69 ブエナビスタexit

ブエナビスタ(Buena Vista)とは、2006年生まれの日本競走馬繁殖牝馬である。黒鹿毛

日本総大将スペシャルウィークの最高傑作で、GI6勝、4年連続GI勝利を挙げ、2010年年度代表馬JRA賞を4年連続受賞、引退時点で獲得賞金の歴代1位など数々の記録を打ち立て、2歳上のウオッカダイワスカーレットが切り拓いたの時代を確固たるものにした名

名の由来は、スペイン語で「素晴らしい色、絶景」。

な勝ち
2008年:阪神ジュベナイルフィリーズ(JpnI)
2009年:桜花賞(JpnI)、優駿牝馬(JpnI)、チューリップ賞(JpnIII)
2010年:ヴィクトリアマイル(GI)、天皇賞(秋)(GI)、京都記念(GII)
2011年:ジャパンカップ(GI)

曖昧さ回避 この記事では実在競走馬について記述しています。
このを元にした『ウマ娘 プリティーダービー』に登場するウマ娘については
ブエナビスタ(ウマ娘)」を参照して下さい。

概要

は”日本総大将スペシャルウィーク1995年阪神3歳牝馬ステークス(現:阪神ジュベナイルフィリーズ)を勝ったビワハイジと言う血統。祖は大種牡馬サンデーサイレンスには1989、1991年リーディングサイアーになったカーリアンというなかなかの良血である。

ディープインパクトライバルの1頭で後のYogibo宣伝部長アドマイヤジャパンウオッカダイワスカーレットの両方に勝った数少ないの1頭であり種牡馬として南部杯を連覇したアルクトスを輩出したアドマイヤオーラ
に13人もの外国人騎手を乗せたトーセンレーヴ、半阪神JFを制したが4歳で予後不良になってしまったジョワドヴィーヴルと、フローラSを勝ったサングレアル……と、自身も含め実に重賞が6頭もいるという凄い兄弟姉妹の6番

馬主サンデーレーシング草野仁が一口馬主として出資していたことでも知られる。

アドマイヤジャパンアドマイヤオーラと同じ、東・松田博資厩舎に所属した。

2歳(2008年)

京都競馬場の芝1800メートル新馬戦安藤勝己とのコンビデビュー。1番人気に支持されたが最後の直線で上がり3Fメンバー中最速の脚を使うもアンライバルドリーチザクラウンに続く3着に敗れた。なおこの新馬戦は、5着までが後に重賞(うち3頭はクラシック)勝となり、最下位を除く10着までがJRAで勝ちを上げているという、「伝説の新馬戦」である。

続く未勝利戦では最後の直線でやや斜行しながらも軽々と抜け出し、圧倒的1番人気に応えて勝した。

その後、阪神ジュベナイルフィリーズに登録。抽選を通過し、JpnIの舞台に駒を進めた。1勝ながら1番人気に支持されると、スタートこそ良くなかったが中最後方で脚を溜めると最後の直線で大外から他を抜き去り最後はダノンベルベールに2身半差をつけて快勝。2代の制覇となった。

レース後、手綱を取った安藤は「直線で先頭に立つと、が遊んでいた」と語っている。

3歳(2009年)

チューリップ賞から始動した。単勝1.1倍の圧倒的人気に支持されるなか中最後方に位置し、3からマクリ気味に進出すると直線で逃げサクラミモザを残り200mから快な脚で差し切り、1身差以上の差をつけて勝利

4月12日クラシック1冠桜花賞に出走。レーススタートから後方を進み、4を回ったところで他に挟まれる不利があったが、最後の直線では大外に持ち出してゴール前で逃げ込みを図るレッドディザイアを交わして優勝し、クラシック1冠を獲得した。

その後はトライアルを挟まずオークスに直行。初の2400mや長距離輸送などが懸念されたが、ここでも1.4倍の圧倒的支持を得た。レースでは桜花賞と同じく後方から進み、最後の直線で上の仕掛け判断で抜け出しあぐねたがすぐに強な末脚を見せ、先に内から抜け出したレッドディザイア差差しきり優勝、史上11頭スティルインラブ以来の牝馬二冠を達成。二冠の勢いもあり5/26付けで凱旋門賞(GI、芝2400m、10月4日 ロンシャン競馬場)への挑戦も決定した。

8月23日、古との初対になる札幌記念に参戦したが、大外から追い込むも2着に惜敗する。小回りコース札幌で大外から伸びたので、それなりの洋芝適性を示す結果になった。

しかし、札幌記念で負けたので凱旋門賞挑戦は白紙に。おりしもこの年、同年GI6連勝と勢いに乗りまくっていた名シーザスターズ勝したことにより、ニコニコ動画では「ブエナ行かなくてよかったな(笑)」というコメントもチラホラ。

10月18日秋華賞に挑戦。牝馬三冠がかかったレースだったが、内側で包まれ苦しい状態になり、直線で追い込むも、桜花賞オークスで2着に下したレッドディザイアハナ差2着で敗れる。しかも、審議の結果4コーナーで他を妨したことが分かり3着に降着。連を買ってた人たち涙目。妨されたローズステークス勝ちのブロードストリートはその後しぶとく追い込み3着に入線し、ブエナ降着で2着となった。

敗れはしたもののエリザベス女王杯ではレッドディザイアが出走しないこともあり圧倒的1番人気に支持された。しかしクィーンスプマンテテイエムプリキュア大逃げめ切ってスローペースで追走、上がり3Fを32台で猛追するも捉えられずに3着。
横山騎手に乗り替わりとなった有馬記念も軽量ということもあり1番人気。先行して好位に着け直線で群を突き放したものの、最終コーナーから捲ってきたドリームジャーニーの末脚に屈し半身差の2着に終わった。

4歳(2010年)

ドバイ叩き台として選んだ京都記念で快勝するとドバイシーマクラシックでも2着と好走。帰初戦となったヴィクトリアマイルでは本調子ではなかったものの勝ち、ファン投票1位宝塚記念に挑んだが8番人気ナカヤマフェスタ(のちの凱旋門賞2着)に敗れ2着。

は前戦を使わずに天皇賞(秋)へ。騎手スミヨンへ乗り替わりとなった。危なげない競馬勝すると、ジャパンカップでも単勝1倍台の人気に応える競馬で1着入線。しかし最後の直線で2着入選のローズキングダムの進路を妨していたため2着に降着となってしまった。

有馬記念からジャパンカップまで7走連続で2着、1着を繰り返している。

5歳(2011年)

初戦にはドバイワールドカップを選択。上にライアン・ムーアを迎えヴィクトワールピサとの二枚看板、この年の帝王賞スマートファルコンとの名勝負を繰り広げたトランセンドという体制で臨むも、捲ったヴィクトワールピサ逃げトランセンドワンツーを決めるスローな流れを追い込み切れず8着に敗れる。帰ヴィクトリアマイルに出走するが一個下で牝馬三冠を達成したアパパネを差し切れず2着、宝塚記念でも積極的な競馬レコード叩き出したアーネストリーに敗れ2着と詰めが甘いところを発揮してしまった。シルバーコレクターっぷりはから遺伝したのだろうか。

は前年同様天皇賞(秋)にぶっつけで臨むが、シルポートアホみたいなペースで大暴走し、末脚自慢の彼女には向いてるペースになったと思われたが伸び切れず4着に敗れ、年齢的なこともあって限界説がいよいよ本格的に言われるようになった。しかしそれを跳ね返すかのようにジャパンカップを制覇し、スペシャルウィークとの制覇、そして前年の後味悪いレースを帳消しにしてみせた。

そして引退レース有馬記念、二個下の三冠馬オルフェーヴルについに一番人気を明け渡しデビュー以来の連続一番人気記録を途切れさせ、レースでも超絶スローにもかかわらず全く伸びず7着に敗れ、ターフを去った。

総評・引退後

その姿こそ絶景

誇れるものがいくつもある。
男を蹴散らした自信と
世界と戦った経験と
最強女王プライドと。

そのすべてを守りたいから
とどけ! とどけ! とどけ!

熱い想いを強な末脚にかえて
駆ける、追う、弾ける。
その懸命な姿こそが
絶景と呼ぶにふさわしい。

JRA「名馬の肖像」ブエナビスタexit

5歳シーズンは衰えとの戦いであったが、遠征のドバイワールドカップ以外はジャパンカップまで上位で駆け抜け古大将として恥ずかしくないレースを見せ、オルフェーヴルバトンを渡し舞台を降りた彼女はやはり2011年役であった。 デビューから同年秋天まで、歴代1位となる19戦連続で1番人気に支持されたという安定感がそれを物語っている。流石はスペの

有馬記念は案外だらしない負け方になったが、ジャパンカップ制覇で燃え尽きたのかも知れないし、もしかするとジョワドヴィーヴルGIを勝ったから安心したのかも知れない。相は神のみぞ知る。

ちなみにこの年、生産者ノーザンファームの観光施設ノーザンホースパーク内にオープンしたレストラン名前が「ブエナビスタ」だったり。

そして2012年から繁殖牝馬入りし、2023年1月現在4頭の子がデビューしている。そのうち2頭が新馬戦勝利し、もう2頭も2戦で勝ち上がっている。第1こそ500万下引退したが、第2のソシアクラブは最終戦で勝ち上がりオープン格として引退。第3のタンタラスオープン入り後、クラブ規定での引退間近に京都牝馬ステークスに挑み3着となった。第5のブエナベントゥーラは初めてで走った産駒で、1勝クラスだが、4歳までは掲示板を外すことはなかった。今後重賞を勝ち上がる産駒は出てくるだろうか?

産駒実績

性別 実績 賞金額
2013 キングカメハメハ (流産)
2014 キングカメハメハ コロナシオン 12戦1勝(繁殖) 1293万円
2015 キングカメハメハ シアクラブ 19戦4勝(繁殖) 7889万円
2016 ルーラーシップ (不受胎)
キングカメハメハ タンタラス 21戦4勝(繁殖) 7731万6000円
2017 キングカメハメハ (名未登録)
2018 モーリス ブエナベントゥーラ 9戦1勝(引退) 1329万2000円
2019 ルーラーシップ (不受胎)
ロードカナロア ブエナエルドラード 不出走(繁殖) 0円
2020 ロードカナロア アルビスタ 10戦2勝(現役) 1443万円
2021 モーリス (不受胎)
2022 レイデオロ オブラマエスト デビュー
2023 ドレフォン (名未登録)
2024 ルーラーシップ (血統未登録)

血統表

スペシャルウィーク
1995 黒鹿毛
*サンデーサイレンス
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
キャンペンガール
1987 鹿毛
マルゼンスキー Nijinsky II
*シル
レディーシラオキ *セントクレスピン
ミスアシヤガワ
ビワハイジ
1993 青鹿毛
FNo.16-c
Caerleon
1980 鹿毛
Nijinsky II Northern Dancer
Flaming Page
Foreseer Round Table
Regal Gleam
*アグサン
1985 青毛
Lord Gayle Sir Gayload
Sticky Case
Santa Luciana Luciano
Suleika
競走馬の4代血統表

クロスNijinsky II 4×3(18.75%)Hail to Reason 4×5(9.38%)、Turn-to 5×5(6.25%)

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最終更新:2024/12/30(月) 09:00

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