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フェアリーステークスとは、JRA(日本中央競馬会)が毎年1月に開催する中山競馬場の3歳牝馬限定、芝1600mの重賞競走である。格付けはGⅢ。
概要
中央競馬にグレード制が導入された1984年に創設されたGⅢ「テレビ東京賞3歳牝馬ステークス」が前身。
当時の施行条件は旧3歳（現2歳）牝馬限定・中山競馬場・芝1600m、12月中旬開催で、年内最後の旧3歳牝馬限定重賞であった。同年に創設された阪神競馬場の「ラジオたんぱ杯3歳牝馬ステークス」とともに、東西の旧3歳牝馬の年末決戦という位置づけとなる。
1991年、GⅠ「阪神3歳ステークス」が「阪神3歳”牝馬”ステークス」にリニューアルし、12月の牝馬限定芝1600mに変更されたことで、本レースは芝1200mのスプリント戦に変更。逆に牡馬・騙馬限定戦になったラジオたんぱ杯3歳S（2014年より中山競馬場へ移動し、ホープフルステークスに改名）と同日の12月下旬開催となった。
1994年に「フェアリーステークス」に改称。2000年に開催が1週早くなり12月中旬開催となる。2008年は開催されなかった。
2009年から1月開催の3歳限定、芝1600m戦に変更[1]。3歳牝馬クラシックの前哨戦という、同週開催のシンザン記念の牝馬版的な位置づけとなり、現在に至る。
トピックス
第1回では後に桜花賞を勝ったエルプス、第2回では後に初の牝馬三冠馬となったメジロラモーヌが勝利しているが、それ以降は牝馬クラシックどころか、30年以上にわたって勝ち馬からGⅠ馬が出ていない。こんなところまでシンザン記念の牝馬版でなくても……。
単に「出走した馬」に限っても、複勝圏内ならタカラスチール、アエロリット、スターズオンアース、掲示板内を含めればアローキャリー、掲示板外まで広げてもゴールドティアラとスマイルトゥモローが加わるのみである。
2014年の第30回は出走馬16頭が全て収得賞金400万円の1勝馬で開催され、3歳以上の重賞としてはグレード制導入以降初の珍事となった。2022年の第38回でも同様のことが発生している。
レース結果
年齢表記は2000年以前も現在の年齢で表記。
第1回～第7回,第25回～中山競馬場,芝1600m、第8回～第24回中山競馬場,芝1200m
関連項目
脚注
- *同じ中山競馬場で1月に開催されていたダート重賞・ガーネットステークスとの開催時期入れ替えだったのだが、この影響でガーネットステークスが廃止され、カペラステークスが新設された。詳しくはガーネットステークスの記事を参照。
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