トップガン(英:Top Gun)とは、以下のいずれかを指す。
朝鮮戦争終了後、アメリカでは戦闘機がドッグファイト(格闘戦)をすることはもはや無いだろうと考えていた。しかし1960年代に始まったベトナム戦争では、ドッグファイトはなくならなかった(戦闘機を参照)。
初期の作戦「ローリング・サンダー」では空中戦におけるアメリカの撃墜被撃墜比率は2.29:1で、朝鮮戦争での数字(7:1かそれ以上)と比較すれば、この数値はとても受け入れ難いものであった。1968年半ばに出されたオールト報告ではパイロットが古典的な機動戦闘の訓練を受けていないことの他に、ミサイル、レーダー、乗員、機体にも問題があることを示唆した。これを受けて米海軍は同年9月にカリフォルニア州ミラマー海軍基地に海軍戦闘機兵器学校、通称「トップガン」が開設した。トップガンではA-4がMiG-17役として、F-8がMiG-21役として使用、後には空軍のF-106もMiG-21役として使用された。最初の卒業生は1969年4月に部隊配置に就き、海軍によると1970-1973年の撃墜率は12.5:1となった。[1]
全米興行成績1位、日本でも洋画配給収入1位を記録し、大ヒットとなった。本作をきっかけに戦闘機パイロットを目指し、軍事に興味を抱いてその道にのめり込んだ若者は少なくない。本作の製作ではアメリカ海軍が全面協力しており、海軍基地や空母での撮影が許可された。また俳優達はF-14の後席で実際に体験訓練飛行をしている。
発艦によって静から動へと切り替わる印象的なオープニングで流れるのは、ケニー・ロギンスの「Danger Zone」。ベルリンが歌う挿入歌「愛は吐息のように」(Take My Breath Away)もシングルチャート1位を獲得、同年のアカデミー歌曲賞・ゴールデングローブ賞主題歌賞を受賞している。
主人公はトム・クルーズ演じる若きパイロット、ピート・ミッチェル。艦上戦闘機F-14を駆る、野生的な直感に身を任せた無鉄砲なパイロット。腕前は確かで、作中冒頭では味方のF-14をロックオンして追い回していたMiG-28に対してMiGの頭上を宙返り飛行して中指を突き付けて挑発、ついでに後部席の相棒はポラロイド写真を撮るというとんでもなく無謀な事を行っている。その後、その時追い回されていた戦闘機に乗っていた仲間がこの出来事をきっかけに戦闘機を降りる。その代わりとしてマーベリック達はエリート航空戦訓練学校「トップガン」への入校を命じられることになる。
教官シャーロットとの出会い、過酷な訓練、同期生との訓練を通した切磋琢磨。不慮の事故と相棒の死、教官から聞かされる父の死の真相……それらを通して成長していく主人公の姿を描いた物語である。
本作品には、戦闘機Mig-28を飛ばしてくる敵役国家が現れる。
もともとトニー・スコット監督は、北朝鮮を敵役とするつもりだった。問題の多いならず者国家という一般的な視点から、敵役としてふさわしいと考えていた。ところが、 いざ撮影という段階になって、国務省(アメリカの外交担当の官公庁)から「北朝鮮との国交回復を図りたいから、北朝鮮の名前を出すな」と言われた。そこで、敵役国家の名前を明言せず、あいまいなままにした。
本作品のクライマックスとなる作戦行動の前に行われた会議のシーンにおいて、ホワイトボードに「POSIT. 20 32 N 64 24 E」と書いてある。これは「北緯20度32分、東経64度24分」を意味する。空母がその位置にある、と解釈するのが自然だろう。つまり、この位置に空母がいるという設定である。
まずはアイスマンたちとハリウッドたちの2機が空母から飛び立った。そのとき「敵機は090(真東)の方向から近づいてくる」と報告している。その後、マーヴェリックたちが発艦した。そのときアイスマンから「090 at 180 miles」との返答があるので、空母から真東に180海里(333.36km)の位置で交戦していることが分かる。つまり、アイスマンたちは、このあたりの場所でドッグファイトをしている。
以上の要素から、劇中の敵役国家はインドであるとされる。ちなみに1986年当時のインドは、アメリカと距離を置いてソ連製の戦闘機MIG-21を購入していた。なぜインドがアメリカと距離を置いていたかというと、1947年にインドから独立したパキスタンに対してアメリカが様々な軍事支援を行っていたので、パキスタン憎しのあまり、インドはアメリカと距離を置くようになったのである。
ただ、1986年に本作品を見たアメリカ人が、「インド洋に展開する米軍空母が戦う敵性国家」として真っ先に連想するのは、やはりイランだったはずである。
1986年当時、インド洋周辺で最も反米的であったのはイランだった。1979年には駐イランのアメリカ大使館に暴徒が乱入、職員やその家族など約50人のアメリカ人を人質に取り、アメリカに対して外交要求をした。監禁は444日の長い間続いた。これをイランアメリカ大使館人質事件というが、イラン革命政府は意図的に放置して支援したため、アメリカ国民のイランに対する恐怖感と不信感が根強い時代であった。
掲示板
96 ななしのよっしん
2024/11/08(金) 22:14:17 ID: TauqjuhW+x
97 ななしのよっしん
2024/11/09(土) 00:05:06 ID: aFbu2NL0LS
森川マベの安定感良かった
平田さんのグースや東地さんのアイスマンもハマってた
98 ななしのよっしん
2024/11/23(土) 05:53:31 ID: PtOJWtLFhr
同じ製作会社が後に作った映画のインターセプターはまだ良い方で、ファイナルミッション(ビリー・ワース主演)のヒドさはもうどうしようも無かった…………
システムを組み込んだFー16の性能を発揮する為にはシステムを起動させるしかないけど、システムを起動させると洗脳されるリスクがあるとかwww
あと、少将が長官のチャーター機をクフィルで襲撃しようとして管制官が少将も洗脳されてるのかと思って「正気に戻ってください!」って語りかけた時の少将の返事が「強いアメリカを維持するために邪魔者は消すーーーッ!!」だった時の「えっ?そんな理由!?」みたいな脱力感もすごかった………
トップガン作ったスタッフが再結集しても、トップガンみたいな面白い映画が出来るとは限らないという現実をまざまざと見せつけられた。
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最終更新:2024/12/23(月) 14:00
最終更新:2024/12/23(月) 13:00
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