そして、
友情。
シン・ウルトラマンとは、2022年5月13日公開の日本の映画作品である。
2019年8月1日に正式発表された、現在テレビ放送などで展開中の「ウルトラシリーズ」とは別ラインの映画作品。
「シン・ゴジラ」で話題となった庵野秀明が企画・脚本を担当。庵野監督作品ではないので注意。庵野といえばかつて同人作品として「帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令」を作ってしまった事で有名だが、その庵野が公式のウルトラマン映画を制作することになった。主なスタッフに監督を樋口真嗣、音楽を鷺巣詩郎が担当するなど「シン・ゴジラ」とも共通するスタッフが名を連ねている。ほか、円谷プロダクション・東宝・カラーの三社が共同制作という体制を取っている。その為、他ウルトラシリーズ同様にULTRAMANブランドのロゴがタイトル上部に表記されている。
2021年初夏の公開を目指して制作されていたが、新型コロナウイルスの流行により制作スケジュールを変更した都合で公開日が2022年5月13日に延期となった。作中に登場するウルトラマンや怪獣の関連グッズは予定通り2021年夏頃から発売を開始している。
2022年11月18日からAmazon Prime Videoにて独占配信開始。
本作に登場するウルトラマンのデザインは2019年12月14日に初公開された。
ウルトラマンのデザインを担当した成田亨氏が初期に考案したデザインを徹底的に再現した結果、現代に続くヒーロー然としたデザインというよりもどこか不気味な雰囲気を備えたウルトラマンが誕生した。
本作のウルトラマンのデザインについて、庵野氏は以下のコメントを残している。
成田亨氏の描いた『真実と正義と美の化身』を観た瞬間に感じた「この美しさを何とか映像に出来ないか」という想いが、今作のデザインコンセプトの原点でした。
我々が『ウルトラマン』というエポックな作品を今一度現代で描く際に、ウルトラマン自身の姿をどう描くのか。その問題の答えは、自ずと決まっていました。
それは、成田亨氏の目指した本来の姿を描く。現在のCGでしか描けない、成田氏が望んでいたテイストの再現を目指す事です。世界観を現代に再構築する事は挑戦出来てもあの姿を改める必要を感じ得ず、成田亨・佐々木明両氏の創作したオリジナルへの回帰しか、我々の求めるデザインコンセプトを見出せませんでした。その為に―――
『真実と正義と美の化身』と成田氏が当時から後年にかけて描いていた様々なウルトラマンのイメージを踏襲し融合し再構成させた新たな体表のライン。
成田氏が監修した、佐々木明氏制作によるマスク。
成田氏が望んだ、古谷敏氏の体型データをベースとした体躯。
成田氏が望まなかった、眼の部分に覗き穴を入れない。
成田氏が望まなかった、スーツ着脱用ファスナーに伴う背鰭を付けない。
そして、成田氏が望まなかった、カラータイマーを付けない。と、いう作業を行った結果が今回のデザインです。
ウルトラマンの美しさに、少しでも近づきたいという願いから生まれた姿です。この想いが、わずかでも観客の皆様に伝わる事が出来れば、幸いです。
次々と巨大不明生物【禍威獣(カイジュウ)】があらわれ、その存在が日常となった日本。
通常兵器は全く役に立たず、限界を迎える日本政府は、禍威獣対策のスペシャリストを集結し、
【禍威獣特設対策室専従班】通称【禍特対(カトクタイ)】を設立。
班長・田村君男(西島秀俊)
作戦立案担当官・神永新二(斎藤工)
非粒子物理学者・滝明久(有岡大貴)
汎用生物学者・船縁由美(早見あかり)
が選ばれ、任務に当たっていた。
禍威獣の危機がせまる中、大気圏外から突如あらわれた銀色の巨人。
禍特対には、巨人対策のために
分析官・浅見弘子(長澤まさみ)
が新たに配属され、神永とバディを組むことに。
浅見による報告書に書かれていたのは・・・
【ウルトラマン(仮称)、正体不明】。
今までのウルトラシリーズにおける怪獣・宇宙人は本作ではそれぞれ『禍威獣』『外星人』と呼称される。ウルトラマンも外星人である。
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最終更新:2025/01/07(火) 02:00
最終更新:2025/01/07(火) 01:00
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