さぁ、ショータイムだ!
仮面ライダーウィザードとは、2012年9月2日~2013年9月29日までテレビ朝日系列で放送された特撮ドラマである。
そして、ウィザード配信開始と思い込み、555配信で灰化したりファントムを産み出してから約2年後の2021年3月14日より本作の無料配信が開始された。
概要
2012年6月27日に発表された平成ライダー第14作目の仮面ライダー。
仮面ライダー史上初の『魔法使い』をコンセプトにし、なおかつ変身アイテムに「指輪」を使用するなど様々な新要素を展開するものと思われる。待機音やアイテム使用音には、ファンキーなBGMとラップ調のボイスを採用している。
メインスタッフは「海賊戦隊ゴーカイジャー」を手がけ、平成ライダーには初参加の宇都宮孝明(プロデューサー)、「仮面ライダー響鬼」の前期でメイン脚本を担当したきだつよし(メインライター)、宇都宮と同じくゴーカイジャーを手がけた中澤祥次郎(メイン監督)、石垣広文(アクション監督)らが担当。ナレーションは声優の平田広明が担当。
例年平成ライダーは9月放送開始~翌年8月放送終了のスタンスをとっていたが、次回作の「仮面ライダー鎧武」以降、10月放送開始~翌年9月終了と形態が変化したため、ウィザードは9月以降も放送が継続した。本編51話に加え、仮面ライダーディケイドら過去の平成ライダーが登場する特別編2話が放送されたため、放送期間及び放送話数共に平成ライダー史上最長となっている。
あらすじ
かつて魔法は科学と並ぶ学問であった。しかし文明の進歩とともに魔法はいつしか忘れ去られた。
時は流れ、現代。科学では解明できない恐怖を魔法で斬り払う一人の男がいた。
操真晴人。日食の日に行われたファントムを生み出す儀式「サバト」の生き残りである彼は、魔法を操る力を手に入れ、人々の希望を守るために戦う。
登場人物とキャスト
- 操真晴人(そうま はると)/仮面ライダーウィザード…白石隼也
本作の主人公。日食の日に行われた儀式「サバト」の生き残りで、魔法を操る力と仮面ライダーウィザードへ変身するアイテムを持っている。普段は輪島が営む骨董品屋「面影堂」に居候しながら、ファントムに襲われるゲートを守るために戦う日々を送っている。
プレーンシュガーというドーナツが大好き。 ファントムから「指輪の魔法使い」と呼ばれている。ちなみに、「魔法を使うのは結構疲れる」と発言している。 - 仁藤攻介(にとう こうすけ)/仮面ライダービースト…永瀬匡
考古学を専攻していた大学生。遺跡の調査で仮面ライダービーストに変身する力を手に入れた。
ファントムの魔力を食べなければ命が尽きてしまうため、自分が生きるために戦っている。人の話を「みなまで言うな!」と聞かない事が多く、晴人と話が噛み合わず対立する事もしばしば。マヨラー。自転車アクションが上手。 - コヨミ…奥仲麻琴
本作のヒロイン。晴人と同じく 日食の日に行われた儀式の生き残りで、儀式の影響で魔法を使えるようになったが同時に記憶喪失となる。「面影堂」に居候し、ファントムやゲートの居場所を探すなどして晴人をサポートする。常にローテンション。ドラゴン○ールの占いババのように水晶を通して遠くの映像を見せる能力を持つ。
実は、晴人から定期的に魔力の供給を受けないと生きていられない体である。人間でもファントムでもないようだ。輪島の見解では、本来はファントムに引き継がれるはずの記憶と体が、コヨミは体だけ残ってしまったようで、ファントムを生み出した後のゲート、つまり抜け殻であるらしい。魔力の受け取りには「プリーズ」のリングを用いる。晴人から希望をもらった嫁0号(正妻)である。 - 大門凛子(だいもん りんこ)…高山侑子
警視庁・鳥井坂署の新人女性刑事。ファントムが起こす事件を通じて晴人らと知り合う。第1話において、助けてもらったにもかかわらず、晴人を投獄した。解決後は精神世界に通じる「エンゲージ」のリングをそのまま付けている。嫁1号の誕生である。晴人からは「凛子ちゃん」と呼ばれているが、実際晴人より年下なのでその呼び方で正しい。
特別編では「スケバン」のような学生服を着て竹刀を持っていた。 - 奈良瞬平(なら しゅんぺい)…戸塚純貴
魔法使いに憧れ、晴人への弟子入りを志願する青年。 グールに襲われた際、指から火が出る魔法が使えるようになりTV出演するが、実はヘルハウンドの罠だった。結果的にウィザードに救われ見事に嫁2号となり、「エンゲージ」のリングを付けたまま晴人に協力を誓った。ちちんぷいぷい。面影堂で壺を割るなど、あまり役にたっていない印象。また、どう見ても働いているようには見えないのだが、高そうな語学の教材を大量購入するなど金持ちっぽい。やる気を出すほど空回り。公式の説明によるとムードメーカーらしい。 - 輪島繁(わじま しげる)…小倉久寛
骨董品屋「面影堂」を経営する中年男性。突然現れた晴人とコヨミを店に居候させている。宝石職人としての一面もあり、魔法の力が込められた宝石をウィザードリングへ加工する技術を持っている。
本人は加工したリングに秘めた力はどんな物なのかは分かっていないらしい。だが、効果を(ぼんやりとだが)言い当てているので、全く分からないわけではないようだ。第1話と第8話で見事なお茶吹きを披露した。 - ミサ…中山絵梨奈
ファントムの幹部、メデューサの宿主。冷酷な美少女。ゲートを見抜く力を持つ。部下に対しても非情な一面を持つ。 - ユウゴ…篤海
ファントムの幹部、フェニックスの宿主。メデューサよりは能力が劣るらしいが、部下に対して態度が大きく粗暴な性格。グールを生み出す魔石を部下に与える。部下の特殊能力を把握してない事も含め、やはり小者臭がハンパない。 - ソラ…前山剛久
ファントムの幹部(?)、グレムリンの宿主。23話まで人間態であるソラの姿に擬態していたが、フェニックスが退場した後、正体を現す。その後はファントムの幹部として活躍した。 - 木崎政範(きざき まさのり)…川野直輝
国家安全局ゼロ課所属の刑事。凛子にファントム事件から手を引くように命じつつ、凛子を通じてウィザードの正体を探ろうとしている。TV局に圧力をかけて揉消しを図る等、そこそこの権力があるらしい。
第3話で見事なお茶吹きを披露した。第11話でウィザードには頼らないという考えを改め、ファントムと関わるあまり本業が疎かになっている凛子に対して寛容に見てほしい旨を凛子の上司に告げる計らいを見せる。
終盤では白い魔法使いにより襲撃に遭う。 - ドーナツ屋の店長…KABA.ちゃん
晴人が行きつけのドーナツ屋「はんぐり~」の店長。オネエ系であり、髪をかなり盛っている。毎回の髪型にも注目(?)。ドーナツの新作開発に余念がないが、晴人はいつも同じドーナツ「プレーンシュガー」しか買わないので残念がっている。 - ドーナツ屋の店員…田谷野亮
「はんぐり~」の店員。オネエ系の店長といっしょにいるが、女性を好きになった事があるのでノンケである。 - 笛木奏(ふえき そう)/白い魔法使い/ワイズマン…池田成志(正体発覚前の声は白い魔法使いの声は高階俊嗣、ワイズマンの声は古川登志夫が演じている)
ウィザード等に変身ベルトを与えたり新たな魔法石を届けるなど、魔法使いになった者を支援していた。一方ファントムサイドでは自らを「ワイズマン」と名乗りゲートを絶望に追い込むようにメデューサ達に指示していた。笛木の本当の目的は魔法使いを集めサバトでコヨミを蘇らせることだった。 - 稲森真由(いなもり まゆ)/仮面ライダーメイジ…中山絵梨奈
ファントムのメデューサ=ミサ(美沙)の双子の妹。
ミサの手によって絶望しかけたが、それを抑え込んで魔法使いになる資格を得る。
姉を殺したメデューサを倒したいと白い魔法使いに付いて行き、仮面ライダーメイジになり再び晴人達の前に現れた。主に魔法で戦う。
善悪の判断はちゃんとある模様。
仮面ライダーメイジは量産型なため、コヨミに魔力を分け与える事も可能なようだ。 - 飯島譲(いいじま ゆずる)/仮面ライダーメイジ…相馬眞太
仁藤を兄のように慕う少年。マヨラー2号。ファントム・シルフィの手によって絶望しかけたが、それを抑え込んで魔法使いになる資格を得る。魔法使いになるつもりはなかったが、白い魔法使いに拉致され、心まで操られて強制的に魔法使いにさせられた。 - 山本昌宏(やまもと まさひろ)/仮面ライダーメイジ…川口真五
家族思いの青年。ファントム・アラクネに妊娠中の妻が襲われたことで絶望しかけたが、それを抑え込んで魔法使いになる資格を得る。譲同様白い魔法使いによって強制的に魔法使いにさせられた。
ウィザードリング
ウィザードライバーにかざすことで様々な魔法を使えるようになる指輪。魔法を使う「魔法リング」と変身やスタイルチェンジに使う「変身リング」の2種類に大別されている。
「ウィザードリング」の記事も参照。
ファントム
強力な魔力を持ち、且つ絶望の種を抱えた人間”ゲート”が死亡することで生まれる存在。ゲートを襲い、ファントム化することを目的としている。
普段は人間の姿をして社会に溶け込んでいる。
「ファントム(仮面ライダーウィザード)」の記事も参照。
プラモンスター
魔法使いたちが召喚するプラモデル型の使い魔。タイプによって活動場所が異なる。
魔力によって動いているため、それが尽きると召喚に使ったリングを残して消えてしまう。また、1つの指輪で1体しか召喚できない。
玩具CMでは、他のプラモンスターのパーツを組合わせて遊べることを宣伝している。第11話で初の3体合体をし、ファントムの足止めをした。ちなみに、モンスターの鳴き声は歴代サポートメカのものを流用している模様。
- レッドガルーダ
空中タイプ。インド神話に登場する神鳥がモチーフ。
愛称は「ガルちゃん」。使い勝手がよく、登場回数が最も多い。 - ブルーユニコーン
地上タイプ。馬に似た伝説の生き物、一角獣がモチーフ。
スモールリングで小さくなったウィザードが騎乗することもある。 - イエロークラーケン
水中タイプ。北欧伝承の海の怪物がモチーフ。蛸のような姿。
地上でも運用可能で、第12話では吸盤で車に引っ付いて尾行し、コヨミのサポートで発信機のような役割を果たした。下半身部分を回転させ、ゆっくりだが空を飛ぶことも可能。 - ブラックケルベロス
ギリシア神話に登場する冥界の番犬がモチーフ。
白い魔法使いが召喚するプラモンスター。晴人とコヨミに魔宝石の場所を教えた。 - グリーングリフォン
鷲の上半身とライオンの下半身を持つ伝説の生物がモチーフ。
ビーストが召喚できるプラモンスター。 - バイオレットゴーレム
ユダヤ教の伝承に登場する自分で動く泥人形がモチーフ。
人型タイプだが人見知りする性格。手先が器用で、劇中ではウィザードリングを入れる箱やビーストドライバー(偽物)を作りだした。
主題歌・挿入歌
主題歌
- 「Life is SHOW TIME」
ゴールデンボンバーの鬼龍院翔が歌唱。
挿入歌
仮面ライダーGIRLSが歌唱
- フレイムスタイルのテーマ曲「Last Engage」
- ウォータースタイルのテーマ曲「Mistic Liquid」
- ドラゴンスタイルをイメージした共通歌「Just The Beginning」
- オールドラゴンのテーマ曲「alteration」
- インフィニティースタイルのテーマ曲「Missing piece」
RIDER CHIPSが歌唱と演奏
作曲は野村義男。RIDER CHIPSが仮面ライダーシリーズの楽曲に関わるのは、『カブト』以来実に7作品ぶりとなる。
他媒体への登場
映画
劇場版仮面ライダーフォーゼ みんなで宇宙キター!
恒例の夏の劇場版に先行登場。ホロスコープスに苦戦するフォーゼとメテオを助けるために現れた。
変身前の操真晴人は登場しなかったが、フォーゼたちに倣い「仮面ライダー」を名乗る。
ビッグ、コピー、キックストライクのウィザードリングを使用した。
仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム
仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦
→「MOVIE大戦」の記事参照。
東映ニコニコしあたーで公式配信中。
劇場版 仮面ライダーウィザード イン マジックランド
こちらも恒例となった恒例のネット版 仮面ライダースピンオフムービーを東映特撮ニコニコおふぃしゃるでも配信中。
TV
仮面ライダーフォーゼ
ゲーム
オール仮面ライダー ライダージェネレーション2
アクションゲームのライダージェネレーションシリーズの最新作。昨年のフォーゼに引き続き隠しキャラとして参戦。ボイスや超必殺技などはないが、ウィザードリングをウィザーソードガンにスキャンした音声は流れる。
関連動画・生放送
公式配信
関連チャンネル
関連コミュニティ
外部リンク
関連項目
- 特撮
- シャバドゥビタッチヘーンシーン!!
- ウィザードリング
- ヒーヒーヒー
- ファントム(仮面ライダーウィザード)
- 魔法
- 美少女仮面ポワトリン
- スーパーヒーロータイム
- ニチアサキッズタイム
- エクストリームマーシャルアーツ
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