山陰本線で運用されているキハ121系に関しては「キハ126系」を参照の事。
概要
国鉄の最末期、1987年より投入された車両で、当初から四国向け車両として製造・投入されたもの。投入直後に国鉄が分割民営化された際には全車両が当初の予定通りJR四国に継承されている。
システム上は105系がベースになっているものの、車体にはステンレスを採用している為軽量化が図られている。車体の帯にはJR四国のコーポレートカラーであるライトブルーが施されているが、投入当時は赤であった。
なお、この形式にはトイレがない為注意が必要である。このため瀬戸大橋線での運用はない[1]。
全て2両1編成(1M1T)で構成されており全車両が高松運転所に配属され、投入当時から予讃線・土讃線にて使用されている。
投入後パンタグラフなど一部機器に変更されているものもあるが、基本的には投入当時のままで推移していた。
魔改造~7200系化
2015年より121系はリニューアルを行い改造後の編成は7200系を名乗ることとなった。その改造は徹底的であり車体以外はほぼすべて別物と化している。
- ライトブルーの車体の帯がまたも赤に戻る。同時に『ECO 7200 series train』のロゴが入った。
- 制御方式を抵抗制御からVVVFインバータに換装、性能を7000系に合わせる。7000系との併結運転を可能となる[2]
- 台車も換装、川崎重工業ご自慢のオリジナル台車『efWING』に交換。軸重が大幅に減る。
- ワンマン化編成のみであったスカートを全車に取り付ける。
- ワンマン対応編成は料金表示機を液晶モニターにする。
- 転落防止幌の設置。
- 前照灯、および方向幕をLED化(※前照灯は従来通りのシールドビーム車も存在する)
- 椅子モケット総張り替え、ボックスシートを一部撤去しJR四国名物千鳥型レイアウトに変更。
2023年12月現在、すべての車両が7200系化を完了している。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
脚注
- *橋の真ん中で立往生した時のためトイレのない車両の瀬戸大橋線への入線は制限されている
- *121系時代でも7000系との併結は可能であったが、併結可能なのは制御電動車である7000型であり、電動車ではない制御車である7100型とは併結できなかった。
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