速弾き(ハヤビキ・ソクビキ) とは、楽器を速く演奏するテクニックの一つである。
概要
速弾きは楽器を演奏するスキルの一つで、通常演奏されるテンポに比べ約2倍速~5倍速ぐらいで演奏する。基本的に譜面を編曲しカットするといったものとは違い、「人間が楽器を演奏し、譜面を確実にこなした上で速度(テンポ)をあげる」といった高度な技が要求される。演奏楽器では、ギターやベース、バイオリン等の弦楽器の他ピアノのような打楽器でも速弾きが行われる。
エレキギターにおいては、古くからガットギターにおいてクラシックなどで多用され、ロックでもある程度速ければ「速弾き」とされていたが、80年代にシュラプネル・レコードなどから、イングヴェイ・マルムスティーンやマーティ・フリードマン、ポール・ギルバート、 クリス・インペリテリ、マイケル・アンジェロ先生などの、今まで見たこともないような速度でギターを演奏するギタリストが現れたことにより、「速弾き」はブームとなった。
90年代になるとオルタナティブロックやへヴィロックなど、ギターソロがない音楽が流行したことにより、「速弾きはダサい」と見られるようになり、廃れたが、2000年代、再びのメタルブームにより、速弾きが注目されている。
もっとも、ただ速いだけではダメでメロディや曲との整合性など求められる技術は80年代よりも上がっている。
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関連項目
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