山田線単語

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山田線とは、東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線である。
伊勢中川駅～宇治山田駅の近畿日本鉄道(近鉄)の路線については近鉄山田線をご覧ください。

概要

岩手県盛岡市の盛岡駅と岩手県釜石市の釜石駅を結ぶ路線。地方交通線である。
途中の宮古駅で系統が分断されており、宮古駅を超えて直通する列車はない。
全線が単線・非電化で、盛岡車両センターのキハ110系が使用されている。宮古〜釜石間ではキハ100形か三陸鉄道の36形が使用されていた。
浪板海岸駅～釜石駅では釜石線と同様にエスペラントの愛称が設定されている。詳細はWikipediaをご覧ください。
運行本数は盛岡〜宮古間全線で運転される快速リアスが1往復+下り1本・普通列車が2往復+上り1本、盛岡〜上米内の普通列車が2往復(内1往復は休日運休)、川内〜宮古間の普通列車が2往復、茂市〜宮古間の普通列車が2往復と、一番多い茂市〜宮古間でも計8往復、一番少ない上米内〜川内間では計4往復とかなり少ない(快速通過駅はさらに少なくなる)。
また年末年始などを中心にキハ58系Kenjiを用いた臨時快速「ふるさと宮古」が1往復運転されることもある。
現在不通となっている宮古駅〜釜石駅間では、岩手県北バスが宮古駅(宮古駅前)〜岩手船越駅(船越駅前・道の駅やまだ)で、岩手県交通が岩手船越駅〜釜石駅(釜石駅前)でそれぞれ代行バスを担当している。

東北地方太平洋沖地震

2011年3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震により釜石駅～宮古間で壊滅的な大被害をうけた。

社会実験の実施

盛岡～上米内間で上下各2本を増発し利便性を向上、上米内駅で無料駐車場を設置と同時にバス接続を改善し列車利用者の増加を検証する。
期間は2013年9月末から2017年3月末。

路線の移管

宮古―釜石駅間が三陸鉄道の運行移管について三陸鉄道、自治体、JR東日本の間で協定が成立し2019年3月23日に同区間は三陸鉄道に移管された。
2014年12月26日、山田線不通区間（宮古－釜石間の55．4キロ）を三陸鉄道に移管することで、岩手県、関係12市町村と三陸鉄道が合意。2015年7月31日、JR宮古駅の宮古市への譲渡を明記した協定書を締結。釜石駅についてはSL銀河の関係でJRが引き続き管理する。また山田線の名称の由来でもある山田町を通らなくなるが、移管後も残る区間の路線名は未定とのこと。

2015・2016年の土砂流入

2015年12月11日に松草〜平津戸間の土砂流入による脱線事故が発生。これにより上米内〜川内の区間で当面運休となった。奇しくも同日に不通区間内の大志田駅・浅岸駅の廃止が発表されていたが、結局この2駅には事故以降、列車が来ることなくそのまま廃駅となってしまった。また2016年8月30日には台風10号による土砂崩れが発生、今度は川内〜茂市間でも当面運休を余儀なくされた。
元より利用客が少なく並行して走るバスの方が利用客が多かったため、廃止を危ぶむ声もあった。それでも川内〜茂市間は2016年12月9日に、残る上米内〜川内間も2017年11月5日に復旧し約2年ぶりに盛岡〜宮古間全線で運転再開を迎えた。

駅一覧

●：停車　|：通過
※：列車交換の可能な駅　★：併合閉塞(13時50分以降)では列車交換不可能　灰色の位置は三陸鉄道に移管
全駅岩手県内

関連動画

関連商品

関連項目

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