- プロ野球選手一覧 > 小松聖
小松聖(こまつ さとし、1981年10月29日-)とは、福島県いわき市出身の元プロ野球選手(投手)である。現在はオリックス・バファローズのスカウト。
名前の読みは「さとし」であり、「せい」でも「ひじり」でも「きよし」でも「たかし」でもない。
一部のファンからは「こまっちゃん」と呼ばれている。
概要
OB | |
---|---|
小松聖 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 福島県いわき市 |
生年月日 | 1981年10月29日 |
身長 体重 |
180cm 80kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 2006年希望入団枠 |
引退 | 2016年 |
経歴 | |
選手歴 コーチ歴 | |
プロ野球選手テンプレート |
国士舘大学までは目立つ選手では無かったが、社会人のJR九州で頭角を現し、都市対抗では同僚の藤岡好明、補強選手の川崎雄介・草野大輔らと共にチームを四強へ導く。
2006年のドラフト希望枠でオリックス・バファローズに入団した。背番号28。
オリックス時代
2007年(1年目)はシーズンの大半を二軍で過ごした。7月16日の千葉ロッテマリーンズ戦でデビューし、9月9日の福岡ソフトバンクホークス戦でプロ初勝利を挙げた。1年目は8試合の登板で1勝2ホールドだった。
2008年、開幕前から先発陣が故障者続出で崩壊寸前となったため、山本省吾と共にリリーフ陣から急遽先発ローテーション入りする。セ・パ交流戦で連続KOされ一旦リリーフに戻されるが、再び先発に戻った夏場には破竹の9連勝を挙げチームの快進撃を支え、Aクラス入りに貢献した。最終的には15勝3敗・防御率2.51と、岩隈久志・ダルビッシュ有に次ぐ好成績を挙げて新人王を獲得した。
2009年WBC日本代表に選出。第2ラウンド1位決定戦にて登板、2回1/3を無失点、5奪三振の力投を見せた。
ソフトバンクとの開幕戦で7失点しKOされると、前年の活躍が嘘のような大炎上を繰り返し、1勝9敗、防御率7.09という別人どころの話ではない成績に終わる。登板のたびに当たり前のようにKOされていく姿に、「KO松」と呼ばれるまでになった。
2010年は中継ぎで迎える。好成績を残していたことと、岸田のストッパー転向もあり先発に復帰。先発でもまずまずの投球を見せていたが、夏以降調子を崩すと8月末に右肋骨が疲労骨折していたことが判明し登録抹消。そのままシーズンを終えた。リリーフに限れば防御率は1点台で、完全復調とはいかないまでも光の見えたシーズンだった。
2011年は、5月10日のソフトバンク戦にリリーフで登板、1アウトしかとれずに5失点。一軍ではその1試合の登板のみに留まった。成績は1試合、0回1/3、防御率135.00。2010年から行っている、1アウトごとに1000円、1勝・1ホールド・1セーブごとに1万円、タイトル獲得で10万円を愛犬保護団体に寄付する「ONE アウト ドネーション」では1000円しか寄付できないという哀愁漂う結果となる。一方、2chではこのドネーションの計算式を用いて投手のチームへの貢献度を測る「小松式ドネーション」という新指標が提唱され話題になった。
2012年は6月に一軍昇格。リリーフと先発を兼任してシーズン終盤まで一軍に帯同した。21試合に登板(先発9試合)し、3勝5敗2ホールド、防御率4.90。前年1000円だったドネーション金額は243倍の24万3000円。
2013年は開幕直後に一軍昇格するも打たれてすぐ二軍落ち。復帰後は主に敗戦処理のロングリリーフやビハインド要員として登板し、27試合で1ホールド、防御率4.35という成績だった。ドネーション金額は前年の約半分の12万8000円。
2015年も終盤の8月まで二軍暮らしが続いたが、9月18日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦にてプロ初セーブを挙げた。
2016年は開幕一軍に残ったが、3月26日の埼玉西武ライオンズ戦にて早速炎上したためすぐに登録を抹消される。その後5月終盤に再登録されるも2度の登板後6月半ばに再び抹消。そして9月21日にこの年限りで現役を引退することを表明した。9月29日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦が引退試合となり、先頭打者の島内宏明に安打を許したが、マウンドに集まった同僚達からねぎらわれ、金子千尋と交代し現役最後の登板を終えた。なお金子がゼラス・ウィーラーにタイムリーを許したため、小松には自責点1が付いた。
引退後
2017年からはオリックスの二軍投手コーチを務める。2020年は一軍投手コーチを務め、同年限りでコーチを退任。2021年からはオリックスのスカウトを務める。
人物
ヒーローインタビューでは「キターッ!!」と山本高広のモノマネをするパフォーマンスでおなじみだった。
成績
通算投手成績
通算:10年 | 登板 | 先発 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
NPB | 159 | 62 | 6 | 0 | 25 | 26 | 1 | 11 | .490 | 482.2 | 154 | 388 | 254 | 235 | 4.38 |
国際大会での投手成績
年度 | 代表 | 大会 | 登板 | 先発 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
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2009年 | 日本 | WBC | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2.2 | 1 | 5 | 0 | 0 | 0.00 |
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関連項目
外部リンク
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