四季映姫・ヤマザナドゥとは、同人弾幕STG「東方花映塚」の最終ステージボス&自機、同「東方文花帖」のLv10ターゲット。
テーマ曲は「六十年目の東方裁判 ~ Fate of Sixty Years」。
概要
種族:閻魔
地獄にて死者を裁く閻魔様。中でも幻想郷地域の担当であり、小野塚小町の上司でもある。
なお彼女の名前は「四季映姫」であり、「ヤマザナドゥ」は役職名である(ヤマ=閻魔、ザナドゥ=楽園(=幻想郷)と言う意味)。
東方花映塚のラスボスとしての初登場時にはEasyでも倒すことは難しく、最終面残機なしのEasyシューターならまず勝つことはできない。しかも、最後のライフ半分からが異常に硬く、ここからが本番のようなものである。
さらにExtraステージ登場時には(全員いくらかの無敵時間はあるが)、スタートから2分無敵まで備えている。一度でもこちらがやられればその設定は緩和されるが、その無敵っぷりは彼女の威厳をそのまま体現している。
人物
自身の中に絶対的な善悪の基準を持っており、迷う事が無い。裁判は完全な一審制であり、下った判決に対して死者は上訴やら抗告やらをする権利も当然なく、判決を覆す方策は存在しない。(地獄の裁判のシステムがそうなっている)それどころか死者は裁判において弁明する事すらできない。その必要すらないのである。
ここまで強権的な裁判を行える根拠として、花映塚の鈴仙・優曇華院・イナバのセリフによると、 「彼女はそもそも他の生き物と干渉することが無い特殊な波長を持っており、何者にも染まらず惑わされない別次元の存在であるから他人を裁ける」 のだと言われている。
なお彼女の肩書きは「地獄の最高裁判長」となっているが、別に閻魔の頂点に立つ存在という訳ではない。昔は現在で言うところの「閻魔王」10人(十王)で裁判をやりくりしていたが、人口の増加に伴う死者の増加で10人では手が足りなくなり、途中で閻魔を募集したのである。元々地蔵であった映姫はこの時に中途採用され、幻想郷に派遣されて閻魔となった経緯がある。閻魔の序列としては、トップに十王が並びその下に映姫たち中途採用組の閻魔が並ぶ構図となっている。また、幻想郷の閻魔の仕事は二交代制であるため、彼女のほかにももう一人幻想郷を担当する閻魔が存在するようである。
ただ良く勘違いされるが、そもそも裁判長という言葉自体は、一つの裁判単体においてそれを長として取り仕切る裁判官に対して用いられ、裁判所組織のトップを指すわけではない。(一般に裁判所のトップは裁判所長官である)閻魔の裁判は合議審ではなく一人で担当する単独審であり、必然的に映姫は裁判中は常に裁判長となる。また、映姫の出した判決は絶対に覆されないため(十王やもう一人の担当閻魔が再審理するシステムにはなっていない)、そういう意味での最高裁判長とも考えられる。
花映塚のストーリーモードでは、殆どのルートで小町を叱っている。
ただしこれは小町に嫌がらせをしているのではなく、根が説教臭いだけであり、単に上司部下と言う関係上叱る機会が多いだけである(もっとも、小町はしょっちゅうサボるのでいつも叱られていても不思議では無いが)。
さらに、説教臭いのは職業柄かと思いきや、地の性格である。
閻魔の仕事は2交代制なので彼女にもプライベートの時間があるが、その時間を幻想郷に出てきて説教して回るという事に費やしているらしい。そのせいで八雲紫を始めとした幻想郷の者にも映姫の説教好きはある程度知られており、そしてその殆どに嫌な顔をされている。
能力
文字通りである。
この能力をもって判決を下すため、一度白黒はっきりつけられた罪状は如何なる手段をもってしても覆す事が出来ない。
八雲紫が映姫を苦手とするのは、単に彼女が説教臭い事だけではなく、カオス的なものを好む紫は白黒はっきり付けられるのを嫌うと言う説もある。
持ち物
- 悔悟棒(かいごぼう)
- 映姫がいつも手に持っている棒。笏(しゃく)の一種。
- この棒に罪状を書き記すと、罪の重さによって重さが変わり、罪人を叩く回数が決まる。そして叩く。
- 要するに閻魔用のお仕置きグッズである。
- 昔は罪人一人につき1つの棒を用意して使い終わったら捨てていたが、最近エコのために文字を消して書き直せる素材に変えたらしい。
- ちなみに、この悔悟棒の設定は(元ネタは何かあるのかもしれないが)ZUN独自の設定である。実際のお寺などにある閻魔像も笏を持ってることがほとんどだが、ただの笏であり悔悟棒のような意味合いはないので注意されたい。(間違っても、「あの笏で罪人を叩いて懲らしめるんだよ」とか言わないように…)
- 浄玻璃の鏡(じょうはりのかがみ)
- 同じく閻魔用の裁判用品である。この鏡に罪人を映すと、その者の過去の行いが全て映し出されるという。
- プライバシーもへったくれもないとても恐ろしい道具であるが、立ち絵に描かれていないせいか殆ど忘れられている感がある。
- なおこの鏡は閻魔によって思い思いの形をしているというが、彼女の鏡は手鏡の形をしている。
- ちなみに、浄玻璃鏡は辞書にも載ってるほど有名な伝承なのでご安心を。(話してOK)
身長について
映姫は低身長のイメージが強かった。
これは体格に対して大きな服・ZUN帽を着用しているように見えることと、東方キャラでも指折りの高身長キャラである小町との対比からだと思われる。
しかし、花映塚の立ち絵で比べると、十代前半の少女として「高い」グループに入る咲夜よりもさらに高く、小町に次ぐ。
なお花映塚の立ち絵はてゐが鈴仙よりわずかに高いことからわかるように縮尺自体が揃っておらず、そのまま比較することはできないが、顔の大きさで比較して拡大縮小すれば各キャラ既知の身長差として不自然でないものになるとされる。
が、そうしたところで映姫の顔が大きく描かれているわけでもないため、彼女の身長は変わらず高いままである。
また比良坂真琴氏の意向により身長比が正しいことがわかっている東方三月精でも、等身が低く描かれてはいない。
同じ場所には霊夢がいたが、真横に並んでいるコマがなく高低差もあったため単純な比較は難しいものの、霊夢が映姫を見下ろしている描写は一つもなく、映姫が霊夢を見上げている描写もない。それどころか、霊夢が映姫を大きく見上げている描写がある。
以上のことから、原作設定において映姫の身長はかなり高いと考えるのが妥当であろう。
髪形について
ショートヘアーに片側だけ少し長くなっている特徴的な髪形をしている。花映塚パッケージのシルエットや、霊夢や映姫のエンディング等によれば、一人称視点からみて右側の髪が長い事がわかる。
二次創作においては左のほうが長く描かれている場合もある。これは対戦型である花映塚では1P側と2P側とで左右反転するためで、ボスとして登場する場合2P側のため右側が長く、自らがプレイヤーとして使用する場合は1P側のため反転して左側が長くなる。このため中には意図して左側の髪を長く描く人もいるようだ。
二次設定
「ハーモニー」っつーんですかあ~ 「味の調和」っつーんですかあ~っ
小町が映姫を! 映姫が小町を引き立てるッ!
えーき様、山田、シャバダバドゥなど色々な呼ばれ方をする(後ろ二つは蔑称に近いので使用には注意されたし)。
身長の項目の通り、低身長のロリ幼女として扱われる事が多い。小町と一緒に登場する時はほぼ間違いなく子供である。しかし見た目が子供で頭脳まで子供なことの多いどこかの神様と違って、中身は公式設定どおり説教臭い。
小町がサボりまくるため苦労人の中間管理職的な立場になっている時もある。
また二次設定では小町を叱る理由に個人的な嫉妬が混じっている場合がある。具体的に言うと乳の大きさ。
二次創作での映姫はロリ幼女扱いであることが多いため胸は当然まな板であるが、大抵隣にいる小町は公式の立ち絵の時点で既に巨乳という東方屈指のボインであるため、二次創作ではしばしば小町に嫉妬している。暴走すると見境が無くなって小町だけではなく幽々子などの他のボインキャラにまで被害が及ぶことも。
公式には小町からは「四季様」(花映塚)、「うちのボス」(緋想天)と呼ばれており、二次創作界隈でも主に「四季様」と呼ぶのが主流になっているが、三月精3部1巻では「映姫様」と呼んでいるコマがあるところからもあまりこだわらなくてもいい部分かもしれない(似たような例として東風谷早苗の八坂神奈子への呼称が挙げられる)。
お絵カキコ
枚数が増えたため、四季映姫・ヤマザナドゥのお絵カキコに分離しました。
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関連項目
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- 0pt
- ページ番号: 234613
- リビジョン番号: 3195946
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