マエリベリー・ハーンとは、上海アリス幻樂団の音楽CDに登場するキャラクターである。
愛称はメリー。今貴方の後ろにいるの。
概要
東方Projectの登場キャラクターではあるが、幻想郷とは関係のない外部の人間である。
京都の大学に在学中の大学生であり、宇佐見蓮子とオカルトサークル「秘封倶楽部」を結成している。
メリーという愛称は蓮子によって付けられた。「マエリベリー」が蓮子は上手く発音できないらしい。日本語話者には発音しづらい単語のようだ。
名前の綴りは不明。海外サイトなどでは「Maribel Hearn」などと表記されていることが多いが公式ではない。
地元が東京と判明している蓮子に対し、メリーの地元(出身国)は不明。日本に身寄りはいないらしい。
蓮子と普通に日本語で流暢に会話しているので、日本に長く住んでいるのかもしれない。
大学の専攻分野は相対性精神学。非常によく間違われるが、相対性心理学ではないので注意。
『蓮台野夜行』では蓮子の眼のことを気持ち悪いと思っているが、以降もそう思っているのかどうかは定かではない。ちなみに同じく『蓮台野夜行』ではメリーの眼を気持ち悪いと言っている(とメリーが証言している)蓮子は、『大空魔術』では「メリーの目が羨ましいのよ。不思議な世界がいっぱい見えて。」と発言している。
蓮子からは「東北人並にのんびりしている」と評されている(『卯酉東海道』)。
『伊弉諾物質』では『鳥船遺跡』での出来事がきっかけで、信州のサナトリウムで一ヶ月ほど療養していた。
『燕石博物誌』では蓮子とともに、自身の体験をもとに「Dr.レイテンシー」というペンネームで同人誌「燕石博物誌」を執筆した。
テーマ曲は「魔術師メリー」「月の妖鳥、化猫の幻」(蓮子とメリー二人のテーマ)。『蓮台野夜行』収録。
能力
外界の人間ではあるが「結界の境目が見える程度の能力」を持つ。
そのせいで夢の中で幻想郷に迷い込み、妖怪に追いかけられたりしている(『夢違科学世紀』)。
このことに対して蓮子は、メリーの能力が「結界を操る能力」に進化しているのではないか、と考察している。
『鳥船遺跡』では、蓮子の目に触れることで、その目で見ているビジョンを蓮子と共有することができることが判明。その能力で、『鳥船遺跡』では衛星トリフネの内部に蓮子とともに潜入、『伊弉諾物質』では高千穂峰の天逆鉾を見物した。蓮子にとっては幻像だが、メリーはそれを現実であると認識している。
さらに『旧約酒場』では、鏡にそのビジョンを映し出したり、他人に触れることでその人が異世界を見たかどうかを知ることもできることが明かされた。
二次創作他のメリー
蓮子の嫁。ちなみに公式でも実家に招待した次の話は「(新婚)旅行は宇宙にいこうか?」という話であった。普通の相棒同士から夫婦状態までいろいろあるが、旦那か嫁かでいえば嫁ポジションなのはほぼ共通。
普段はアクティブな蓮子に対して一歩下がったポジションでついていく形が多い。そういう関係性もあってか、片思いの場合、たいてい好意のベクトルはメリー→蓮子である。しかし下記の二次設定がメリーに適用されているときは蓮子→メリーとなることも珍しくない。
蓮子と同様に原作と二次創作でさほど大きくキャラが変わることはないが、「結界の境目が見える程度の能力」、およびその容姿と名前から、八雲紫との関係が二次創作ではよく取り上げられる(下記参照)。
人気投票では毎回、蓮子に大きく差をつけられてしまっている。蓮子のキャラが立ちすぎているせいなのか、紫と被るせいなのか。秋姉妹のようにとは言わないまでも、もう少し相棒の近くの順位に行けるようメリー人気を押し上げるムーブメントの到来が待たれる。
メリーと紫って関係あるの?
あるよ派 ─┬─ 同一人物だよ派
│ │
│ ├─ メリーが過去の幻想郷に飛ばされて紫になったよ派(鬱展開大好きです)
│ │
│ └─ 紫が女子大生に変装して遊びに来ているんだよ派(アバンちゅっちゅ派)
│
├─ 親子だよ派
│ │
│ ├─ メリーは紫の子供だよ派(マエリベリー=マーリー[暗い赤紫]・ベリー[果実] │ │ からの連想)
│ │
│ └─ 紫はメリーの子供だよ派
│ │
│ └─ 蓮子とメリーの子供が紫だよ派(一部が紫の子供が蓮子とメリーと言い │ 出し無限ループに)
│
└─ メリーと蓮子が合体して紫になったよ派(フュージョン派)
|
└─ とにかくちゅっちゅだ、ちゅっちゅをさせろ!(過激派。メリー?)
ないよ派 ─┬─ 神主のミスリードだよ派
│ │
│ └─ もうそんな設定忘れてるよ派(神主「知らn、元気です!」)
│
├─ ZUN絵は見分けがつかないだけだよ派(危険思想集団?)
│
├─ 別次元の紫がメリーだよ派(穏健的あるよ派?)
│ │
│ └─ でも並行世界を渡ってやってくるよ派(いともたやすくおこなわれるえげつない │ ちゅっちゅ)
│
└─そんなことよりちゅっちゅしましょう派(中道派。メリー?)
中立派 ─── 紫とメリーは同一人物じゃないけど何かしら関係があるよ派(穏健的あるよ派)
もう少し具体的に
「ハーン」という姓の元ネタは日本の怪異譚や妖怪についての研究で知られるラフカディオ・ハーン(のち日本に帰化し小泉八雲と名乗った)ではないか、と言われる(マエリベリー・ハーン→八雲紫)。
上記のフローチャートに載っていない「あるよ派」の解釈としては、「幻想郷はメリーの見ている夢で、紫はその夢の中でのメリー本人」「紫の見ている夢の中の姿がメリー」などがある。
なお、『東方香霖堂』での描写や宇佐見菫子関連の描写によれば、幻想郷の外の世界は現実世界と近しい年代のようだが、メリーの暮らす世界は近未来であり、さらに『東方求聞史紀』ではメリーが幻想郷に迷いこんだ際に書いたと思われるメモが数百年前の竹林から発見されている、という時系列の乱れがあり、ここも解釈の分かれる部分ではある。
関係があるにせよ無いにせよ、メリーの存在が幻想郷という世界の謎に一層の深みを与えているのは確かなところである。
なお、メリー=紫説を扱った二次創作では、高確率で秘封倶楽部の2人は別離エンドを迎えることになる。
そのためか、「霊夢=記憶喪失になった蓮子」(もしくは霊夢の先祖や昔の博麗の巫女が蓮子)など、幻想郷でも紫と関係の深いキャラを蓮子に当てはめる二次創作も存在する。
お絵カキコ
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関連項目
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