ヒューレット・パッカード(Hewlett-Packard)とは、アメリカに本社を持ち、パソコンやプリンタ等を製造・販売する電子精密機器メーカーである。略称HP。
曖昧さ回避
- ヒューレット・パッカード - 「FREELY TOMORROW」というボカロ曲で生まれたコメント。→詳細はこちら
概要
世界有数のコンピュータメーカーであり、パソコンおよびプリンタの売上では世界トップシェアを誇る。また古参の技術者には計測器・関数電卓のメーカーとしても知られている。
デビット・パッカードとウィリアム・ヒューレットが1939年に設立。社名の順番を「ヒューレット・パッカード」にするか「パッカード・ヒューレット」にするか、コイン投げで決めたのは有名な話。当初はオーディオ発信機を販売し、ウォルト・ディズニースタジオ等に卸していた。
その後は様々な電子機器を手がけて事業を拡大し、60年代に半導体デバイスを開発して自社のミニコンピュータや電子計算機に採用する。72年に世界初のポケット関数電卓(HP-35)を発売し、80年代にはインクジェットプリンタとレーザープリンタを販売。2001年にコンパックを買収してPC大手となる。
2011年8月、PC事業の分離を検討中であると発表し周囲を驚かせたが、年内に撤回した。
2012年のパソコンの販売台数シェアは世界第1位、国内第4位。
なお、現在発売されている国内向けPC製品の多くは東京昭島工場で生産されており、同社の売りにもなっている。
主な製品
- 個人向け
- ノートパソコン (ENVY、Pavilion、SpectreXT)
- デスクトップパソコン (ENVY、Pavilion、h、p、s)
- プリンタ (Photosmart、ENVY、Officejet、Deskjet)
- 液晶モニタ
- PDA (iPAQ)
- 電卓
- 企業向け
- ノートパソコン (ProBook、EliteBook)
- デスクトップパソコン (Compaq Pro、Compaq Elite)
- ワークステーション (EliteBook)
- タブレット (ElitePad)
- シンクライアント
- POS
- 液晶モニタ
- サーバ
- ストレージ
- プリンタ(Officejet、Designjet、LaserJet)
- PDA
- 電卓
- ネットワーク
- ソフトウェア
逸話
- 70年代、HPは当時ミニコンピュータとして扱われていた機器をあえて「計算機」として販売した。ヒューレットいわく、「これをコンピュータなんて呼んだら、IBM(当時のコンピュータ最大手にしてコンピュータの代名詞)と違うじゃないかってお客に突き返されてしまうよ。だから相手をがっかりさせないために、『計算機』と呼ぶことにしたんだ」
- 80年代終盤、コンピュータ関連事業で成功を収めていたが、なかなかパソコンへの参入へ踏み切らなかった。パッカードいわく、「我々は技術の進歩に貢献するような製品を販売している。IBMの規格通りに作ったコンピュータにWindowsを載せて、そこにどんな進歩があると言うんだ」
ニコニコ動画のコメント
ボカロ曲「FREELY TOMORROW」がVOCALOID最速ミリオン再生突破寸前に生まれた言葉であるが、なぜ生まれたのか、どうして生まれたのか、何も分からない状態である。
その後、この動画のコメントが「◯◯◯ヒューレット・パッカード」大量発生状態になった。
例2・「最後までヒューレット・パッカード!!」
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関連項目
外部リンク
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