かかったなアホが!
ダイアーさんとは、荒木飛呂彦作「ジョジョの奇妙な冒険」の第一部(ファントムブラッド)に登場した波紋の戦士の一人である。
概要
初登場は単行本第4巻。 ツェペリの要請で師匠のトンペティ、同門のストレイツォと共に援軍にかけつけた。
主人公のジョナサン・ジョースターの実力を試すために稲妻空烈刃(サンダースプリットアタック)を仕掛けるがあっさりと破られてしまう。
この際、ジョナサンと行動を共にしていたスピードワゴンには屍生人(ゾンビ)と間違えられている。
単行本第5巻においては今まさにディオ(DIO)と対しようとするジョナサンを制止し、「奴への恨みならこのダイアーが先にはらす権利がある!」と単身ディオに挑みかかり、稲妻空烈刃の改良技である稲妻十字空烈刃(サンダークロススプリットアタック)で攻撃を仕掛けたが、ディオの気化冷凍法で首から下を凍らされて波紋を封じられたあげく、凍った体をバラバラに粉砕されてしまった。
その後、残った頭がガシャン!となる前に波紋入りのバラを口から飛ばし、「フ・・・は・・・波紋入りの薔薇の棘はい、痛か・・・ろう・・・」とバラの茎をディオの右目に突き立てて一矢を報い、ジョナサンの勝利に影ながら貢献する。
上記の通り相手が悪かったとはいえ、ダイアーさんはかませ犬一直線なキャラクターである。
しかし第一部の登場人物の中ではカルト的な人気を誇り、敬意を込めて「ダイアーさん」と呼ぶファンは多い。
ダイアーさんの技
- 稲妻空烈刃(サンダースプリットアタック)
空中からスローの蹴りを放ち、相手が油断し蹴りを受け止めた瞬間に両脚を開脚してガードを外し、無防備となったところへ両手による手刀を叩き込むという回りくどい技。
しかし、正面からのカウンターに弱く、ジョナサンに対して使った際は頭突きを喰らって技を破られる。 - 稲妻十字空烈刃(サンダークロススプリットアタック)
技の内容は稲妻空烈刃とほぼ同じだが両脚開脚でガードを外した後、「かかったなアホが!」のセリフと共に両手を交差した形で手刀が繰り出されるため、正面からのカウンターに弱いという弱点がなくなった。
ストレイツォ曰く「これを破った格闘者は一人としていない!!」
しかし、前述の概要に書いてある通りディオの気化冷凍法の前に敗れ去る。
このように原作では、全ての対戦相手にことごとく技を破られているが、
PS3用ソフト『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』では、キャンペーンモードにイベント「かかったなアホが!」で登場し、ちゃんと技を成功させている。
イベント発生の際、選択肢が表示され(選択の拒否はできない)、対戦相手の体力(HPではなく、バトル時のライフゲージ)を減らしてくれる。エネルギーを消費しない場合は『稲妻空烈刃』で30%、エネルギーを1個消費した場合は『稲妻十字空烈刃』で60%減らすことができる。
歴代担当声優
ダイアーさんの動画
ニコニコ動画ではPS2版のプレイ動画でダイアーさんにお目にかかることができる。
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関連項目
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