コナミコマンドとは、コナミが独自に持っている隠しコマンドである。
ポーズをかけた後「上上下下左右左右BA」(SFC: 上上下下LRLRBA、PS系: 上上下下左右左右×○) という基本スタイルは現在でも踏襲されている。
概要
初登場はファミコン版のGRADIUS (グラディウス)であり、これを使用することによって完全パワーアップ状態になることができた。
このコマンドが出来た経緯については、アーケード (業務用) 版グラディウスをファミコンに移植する際、あるメンバーの部下がアーケード版を難易度に苦戦しつつもプレイしていた事がきっかけで組み込んだ、と当時のスタッフが雑誌のインタビューに答えている。
コマンドの意味は特に無く、メンバーが覚えやすいからという理由である。
また一部の作品ではこれを使用されることを見通して、自爆 (マイナス効果) がついたり、変形コマンド (基本形ではない) が使用されたりする。
パラメーター変更の改造ツールが無かった当時、ゲーム雑誌においても「裏ワザ (ウラワザ)」を取り扱ったコーナーが、雑誌の売り上げを左右するほど人気の時代であった。当然この「ウラワザ」人気は、ソフトの売り上げまで左右するほどの重要なファクターであった。ウラワザ合戦は過熱し、各社とも様々なウラワザ・裏コマンドをゲーム中に盛り込んでゆくこととなる。
このコマンドは余りにも有名なため、他社メーカーのゲーム作品にもパロディーとして登場することがある。
コンパイル社のMSX用ソフト『ディスクステーション』収録のミニゲーム、『仮面さむダー』の変身ポーズ (コマンド入力) や、ゲームアーツ制作のセガサターン用RPG『グランディア』での、要塞内部のドアロック間違いパスワード (パスワードを忘れてしまった女性幹部が、「上上下下左右左右・・・だっけ?」とつぶやくシーンがある) などがあげられる。
コナミコマンドの生誕35周年の節目となる2022年には、コナミコマンドのテーマ曲『↑↑↓↓←→←→BA』(うえうえしたしたひだりみぎひだりみぎびーえー)がひなビタ♪などで知られるTOMOSUKE氏プロデュースの元で制作された。
使用された作品
- グラディウスシリーズ
- 魂斗羅シリーズ
- サイレントヒルシリーズ
- pop'n musicシリーズ
- beatmaniaシリーズ
- GuitarFreaks & DrumManiaシリーズ
- Dance Dance Revolutionシリーズ
- jubeatシリーズ
- メタルギアソリッドシリーズ
- 対戦ぱずるだまシリーズ
- その他 (全ては書けていないので誰か追加お願いします)
- KONAMI作品以外
ゲーム内でコナミコマンドをネタにした作品
(他にあれば追加お願いします)
関連動画
関連商品
関連項目
- 15
- 0pt