英紙「ガーディアン」が報じた「東京オリンピック誘致裏金疑惑」が波紋を呼んでいる。 「ガーディアン」によれば、東京五輪の招致委員会側が、当時の国際オリンピック委員会(IOC)の委員で、国際陸上競技連盟(IAAF)の会長を務めていたラミン・ディアク氏の息子が関与する口座に130万ユーロ(約1億6000万円)を支払った疑惑があると報じたのだ。 本報道の真偽はいまのところ不明であり、フランス当局の捜査の結果を待つだけだが、こうした話には前例がある。 五輪史上記憶に残る招致スキャンダルとして悪名高いのは2002年、アメリカはユタ州ソルトレイクシティで行われたソルトレイク冬季五輪に絡んだものだろう。