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2024-08-05

【夏】 アンデッド一覧

ゾンビ

 腐敗した死体活動するもの。肉が残っていることが多い。人間以外のゾンビもいる。

 アンデッドの中でもっと映画化されており人気がある。放送コードなどの兼ね合いで服を着ていることも多い。

 死体活動を再開させる方法はいろいろある。「ゾンビに噛まれたらゾンビになる」というものが多く、その伝染性が恐怖を増幅する。

 ゾンビパウダーというもの実在するとされるが仮死状態にした肉体から意識を奪っただけのものもあり、そうして作られたものは腐敗はしておらずゾンビではないのかもしれない。

スケルトン

 人骨が活動するものゾンビとの違いは肉があるかどうかくらいしかない場合が多い。広い意味ではゾンビ一種なのではないだろうか。

骨女

 骨の形をした女性生前愛した男性を訪れて戯れる。ターゲットにされた男性は骨女を骨だと認識できないようで、

 美しい女性だと思って骸骨と毎晩のように絡み合う姿が他人に目撃されたりする。

キョンシー

 中国まれ活動する死体という点でゾンビと似ている。が、死体が新しいので「死後硬直」のせいで動きがピョンピョンしているのが特徴。

マミ

 ミイラ活動するもの。ただ乾燥した人体の場合と、包帯でぐるぐる巻きの場合がある。包帯を武器にして麻痺攻撃をしてくる。

 「ミイラ男」として表現されがちだが初期のマミーは女性が多くラブロマンス対象でもあったようで、ホラーでの登場が定番化した後も恋愛対象マミーがたまに現れるそう。

 ミイラといえば豪華な副葬品のイメージがあるが、倒した時の所持金額はそうでもないことが多い。それもそのはず、古代エジプトでは王族貴族に限らずあらゆる人や動物ミイラにされていたそうだ。

ワイト

 これといってイメージが定まっていないがアンデッドとされることが多い。

 語源をたどれば「人間」とか「あらゆる生物」など広い意味を持つ言葉だが、中世以降「超自然的なもの」という意味を持つようになったようだ。

 ゾンビのように、「ワイトに殺されたらワイトになる」とされることも多い。

レヴナント

 語源は「戻ってくる」とか「帰ってくる」といった意味を持つ。多くは蘇った死体や骨の姿。「アンデッド」の総称のように使われることもある。

 倒すためには「首を切り落とす」、「聖水をかける」など作法が定められていることもある。正しく行わなければ再び「戻ってくる」のだろうか。

ドラウグ

 ルーツ北欧のようだ。「顔色が悪く、無力で、頭の回転が遅く、足を引きずって歩く人」のようなもの語源らしいが、

 アンデッドとしてはむしろ超人的な力を持つ凶悪存在とされることが多い。死んだら本気出すタイプ

 レヴナントと同じくアンデッド総称のような意味を持つことも多かったが、墓守りや守護者のような役割を与えられていることが多い。

レイス

 ゾンビのような実態を持たない霊体だけの存在。肉体が別の場所にあることもある。スコットランド出身

フェッチ

 まだ生きている人間と瓜二つの霊体。

 その人間がもうすぐ死ぬ前兆とされるが、朝方に現れた場合はむしろ長生きする前兆とされたりする。

 霊的な存在ではあるが、アンデッドとしての正体があるのか、単なる自然現象なのかは不明

ファントム

 お化け幽霊といった存在のなかでも幻影や幻、錯覚のようなあいまいさと共に語られる。

 肉眼で見えなかったりする。

スペクター

 霊体としてのおばけといった意味を持つことが多い。

 幽霊や霊に惹かれる性的倒錯のことをスペクトロフィリアと言ったりする。

デュラハン

 首なしの騎士。首を抱えていたり首をどこかに落として探していたりする。

 本来アイルランド妖精で、厳密にはアンデットではないとされる。

バンシー

 これもアイルランドスコットランド妖精だが、人の死を予言して叫んで回るというイヤミ性格からアンデッド扱いされることが多い

 老婆の姿をした妖精であり、バンシーの垂れたおっぱいを吸えばバンシーの養子になり、望みが叶うという。

リッチ

 姿はゾンビスケルトンに似ている。空を飛んでいたりする。

 強力なアンデッドとされ、生前人格能力を維持しているなどチート気味なことが多い。

 優れた魔法使いが禁術でリッチになるなどの場合回想シーン込みで3話くらい使って語られたりする。

ヴァンパイア

 アンデッド会の貴族だったり王だったりする。

 ニンニクに弱かったり光が苦手、十字架が苦手など、どう考えても弱そうな設定モリモリであるが、基本的イケメンであり強いとされる。

ダンピール

 ヴァンパイア人間の子供。普段人間社会に溶け込んでいるがヴァンパイアを見分けることができ、

 その血は吸血鬼にとっては酸のようなもので噛まれ心配がないため、ヴァンパイアハンターを稼業にするものもいる。

 ヴァンパイアと違い血を飲まなければならないということはないが、飲めば寿命を延ばすことができる。

 体が柔らかい。柔らかすぎて真のダンピールは骨が無いなどといわれる。

グール

 アラビア出身人を食うというのが特徴。墓を漁って死体を食うもの、生きた人間を家に招き入れて襲うものがいる。

 女性の姿で男性旅人を騙して食うタイプもいる。女性場合はグラというらしい。

 最後に食った人間の姿になれるらしく、真の姿は男でも女でもない、野獣でも人間でもないなどとされる。

ノーライフキング

 日本まれ本来は「無機の王」という意味だが不死の王という意味が定着しておりアンデッドの仲間とされる。

アンシマイエン

 火の玉の正体と目される、子供死体から作られたアンデッド

アキイニ

 イヌイットに伝わる骸骨の幽霊音楽を好み年中踊り続ける陽気な幽霊だが、彼が踊る振動地震津波が起き大勢死ぬ

ドレカヴァ

 夜になると墓から出てきて、金切り声をあげて誰かの死を予言する。人間の姿といわれたり鳥や猫、犬の姿といわれたり、

 光る眼をもつ一本足の人間だったり、まだら模様の細長い紡錘形の体と不釣り合いに大きな頭を持つ生き物の姿だったりする。

 むしろ幻覚を見せる霊体なのではないかという気もする。

ディルガスト

 隣人の土地との境界に置かれた石を動かして所有地を広げるズルをしたもののなれ果て。境界石をもとに戻すまで魂の安寧は得られないが、

 石に触れようとするとつるっと滑ってしま永遠に元の位置に戻せず悲痛な叫び声を上げ続けた。

フェクスト

 弾丸に強いことが特徴だがガラス製の弾丸にはなぜか弱い。

がしゃどくろ

 戦場飢餓など、大量死が発生した場所に発生する。その正体は死んだ者たちの怒りの総体とも。

 破壊を尽くして怒りが収まれ消滅するようだ。

ジェンガンガー

 北欧出身。「再び歩き出すもの」というような意味。殺されたもの自殺したものなど、未練があるものがなりやすいようだ。

 葬儀の際に棺を持ち上げて教会の周りを3周するというのがジェンガンガー化の予防策とされた。

ルガット

 アルバニア出身日光が当たらない場所を好み、空を飛ぶこともできる。死者の皮を被り、長い爪をもち、凶悪な顔をしている。

 闇に隠れて子供を攫ったりする。基本的に不死身だが墓の中で焼き殺すことはできるようだ。

ククド

 守銭奴の亡霊とも、ペストを運ぶ亡霊ともされる。ルガットを焼き殺す際に焼きが甘いとククドになるとも。

ランスヤール

 妊娠中・出産中に死んだ女性幽霊。生まれたばかりの赤ちゃんを好んで食べるが、とくに男児の血が好きなようだ。

 死体の口にガラスビーズを入れ、脇の下に鶏卵を入れ、手のひらに針を入れることで、死んだ女性ランスヤールとして戻ってくるのを防ぐことができる。

ナッハツラー

 最近死んだ人が墓から出てきて、生きている知り合いなどを死に引き込もうとする。ドイツ出身アンデッド

 埋葬の時に故人の衣服名前が書かれている場合にはナッハツラーになりやすい、死体の目や口が開いているとなりやすい、死体の唇が赤いとなりやすい、

 死体が柔らかいとなりやすい、死体の手が反対側の手の親指を握っているとなりやすいなどとされ、なりやすすぎるアンデッド

 

 
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