はてなキーワード: サリチル酸とは
肌質ガチャハズレ民としてF外失。
いいか、元増田が紹介してるケアはあくまで肌質ちょい皮脂多め〜普通肌〜乾燥肌民のケアだ、肌質負け組はこれ続けても意味ないので指摘しておく。(※元増田は何も悪くないです)
大前提として肌質には偏差値がある。皮脂過多系の肌質下位20%民は普通のケアじゃ綺麗な肌にならない。
所謂“普通のスキンケア“を2-3年続けても肌ガチャハズレ民はニキビ減らないしクレーターも悪化するし、毛穴も開きっぱなしだからもしかして負け組かも?と思ったら読んで欲しい。
・すでにニキビが複数(15以下)あるならまずは初手皮膚科で良い。スキンケア+治療で1年ほどで良くなるだろう。
・ニキビというよりももう顔面が赤い、複数クレーターがある、フェイスラインがボロボロの場合、初手美容皮膚科のが良い。普通の皮膚科だと5年かかる。せめて併設院に行け。
・保険適用治療:初手はおそらく飲み薬の抗生剤+クリーム、抗生剤飲み切ったらクリーム+スキンケアを行いながら2-3年ほど薬を使う。
病院によると思うが、ピーリング系クリーム+抗生剤クリームになるはず。
・自費治療①イソトレチノイン:重症は正味これが1番早い。他国では認可が降りてるが日本では保険適用診療の許可が降りてない、重症ニキビ患者向けの薬。異常分泌皮脂を作り出す皮脂腺をアポトーシスへ促すとかなんとか。副作用が色々あるので自己輸入絶対ダメ。美容皮膚科で医者に様子を見てもらいながら処方してもらうこと。
・自費治療②ケミカルピーリング:中度〜と薬はちょっと、と言う人向け。短期即効性の強めのピーリング剤を用いて肌のターンオーバーを強制的に促す、定期的に通うことで自力でターンオーバーができてない肌をサポート。金ドブ派も一定いるがニキビ系の人に効果ある傾向。
・自費治療③(ただし女性向け)低容量ピルの服用:ニキビの悪化に男性ホルモンが作用しているパターンだとピル飲んでホルモンバランス整えるだけ効くことがある。
他にもあるにはあるが、どちらかと言うとニキビ跡治療と並行して行うものも多いためそれは後述。
・洗顔:泡タイプが正解は認めるが、大半は乾燥肌向けなのでニキビ肌(アクネ菌・サリチル酸云々〜)や皮脂肌向けをセレクトすること、その中でなにが合うかは人による……。ちなみにベビーオイル洗顔は乾燥肌向けなんで真似しないこと。
・洗顔の仕方:もこもこの泡で汚れを取り、大量の水で洗い流す、ゴシゴシしない泡で汚れを巻き込むイメージ。眉間と小鼻横とフェイスライン近くの首も忘れない。皮脂過多民は朝夜2回かな。お湯洗顔じゃ皮脂過多民の皮脂は落ちないので洗顔料使え。
・化粧水:手軽で安いものは多数派の乾燥肌向けがほとんどでハズレ民に効果ない、拭き取り化粧水も向かない。まずは保湿成分が入っていることを確認(ナイアシンアミド、セラミド等)、あとはトライアンドエラー。ニキビの赤みが気になるならツボクサ系もありだが保湿が疎かになりがちなので保湿クリームと併用。
・乳液:皮脂過多民はいらないケースが多い、あれは乾燥肌向け。
・保湿クリーム:治療と並行してスキンケアを行う場合は必須、その他でもインナードライの傾向があるなら塗った方が吉。
・クレンジング:日焼け止め塗るなら必須、何故なら普通の洗顔だと皮脂過多民は毛穴が詰まるから。皮脂が多いならミルク系と拭き取り系以外。ジェル、バーム系おすすめ、オイルはよく取れるけど化粧しないなら選択肢から外す。
・ドクターズコスメ: 化粧水探すのめんどい奴は皮膚科や美容皮膚科でニキビ向けとして売ってるの買っとけ。ゼオスキンシリーズは高いけど一定評価者がいる。その他はXでユーザーの評価を見てから買え。
・(私怨)プロアクティブシリーズ:CMで見た割に試した中で一番効かなかった。お勧めしない。
・アゼライン酸:皮脂の分泌を抑えるのと抗炎化作用がある。治療と並行して入れてもいいはず。
・レチノール:ターンオーバーを促す。効果が強めなので治療と並行しているかは医師に確認したほうがいい。
・ビタミンC誘導体:皮脂を抑制する、私は効果なかったけど効果感じてる人もいるのでいちおう記載。
・枕カバーを毎日変えろ、めんどいなら毎日新しいバスタオル引いとけ。
・顔は絶対触らない、ニキビ跡汚い爪でほじらない、頬杖つかない、ニキビ潰さない。
・極力運動習慣をつけろ、ただし運動後即シャワー→スキンケア、ベタベタの汗放置は肌に悪い。
・顔に髪がかかるのは論外。髪って肌にとってすっごい汚いので。
この辺りはプラシーボと眉唾もあるが効果がある人はあるので一応記載。
・乳製品抜く/グルテンフリーを心がける/油っこいもの食べない/お菓子(糖分・砂糖)取らない
・食物繊維多めに取る
男女問わず肌ガチャハズレ民は適切な治療法や対処法の存在を知らないがために5年10年も費やしてしまった同志が多い。ここに私がこれまで集めたニキビ治療の一部を記した。
私は普通の皮膚科と普通のスキンケアで5年費やしてもあんまり綺麗にならなくて試行錯誤+美容皮膚科導入してやっとちょっと汚いかな〜レベルに収まった人間だ。さっさと美容皮膚科行きゃよかった。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170208/k10010869281000.html
blueboyですらまともなことを書くほどひどい。
問題を混乱させるのが、「インフルエンザ脳症」という疾患定義だ。これ、アメリカの医学教科書(つまり世界最高レベルということになる)には書いてない。「インフルエンザの合併症としての脳炎」とか「中枢神経合併症」みたいな書き方。向こうで、日本におけるインフルエンザ脳症と同様の重症感を持って語られていると思われるのは「ライ症候群」。「ライ症候群」は致死的な脳炎+脂肪肝炎などを起こす。死亡率が非常に高い。そしてアメリカでは、ライ症候群発症とサリチル酸投与との関連が指摘されたため1980年頃にインフルエンザの時にサリチル酸(つまりアスピリンとか)を使用することについての重大な注意喚起をしたところ、撲滅された、とされている(Belay et al. NEJM 1999.)。
「インフルエンザ脳症」なのか脳炎なのかわからないが、インフルエンザの脳の合併症は、現在のアメリカではまれなのだそう。例えば、神経系の合併症を併発するインフルエンザの発症率(罹患率)は10万人年あたり4人程度とされ、そのうち脳症は10%程度、調べたデータの842人のインフルエンザによる入院患者(アメリカでインフルエンザで入院、って時点で相当重症ってこと)の中で死亡例ゼロ(Newland et al. J Pediatr 2007.)。あるいは2009年のH1A1パンデミックの際、中枢神経系の合併症は8.8%(これは多い!アメリカでインフルエンザを検査で同定した患者というわけで重症感のある患者群ではあろうがそれでも多い。さすがパンデミック)、しかし死亡例はゼロ(Wilking et al. Pediatr Neurol 2014.)。
たまに日本の医者で、「アメリカ人と日本人は違うのだ」みたいな話する奴がいるが、冷静に考えてアメリカには数十万人の日本人がいるわけ。そのアメリカの日本人も無事なのはなぜ??
基本的によく調べられていて悪いのはアスピリンとされるが、薬学的にそんなに変わらないので、アセトアミノフェンを除くその他のNSAIDsと呼ばれる鎮痛剤も全て欧米ではインフルエンザには禁忌。
そうだ。僕はこういうことを書いているくらいだからMDなのだけれど、これは冷静に考えて日本の医療界の犯罪的な状況だと思われる。インフルエンザにNSAIDsなんて絶対出しちゃいけない、出さなくてアメリカでは死亡するほどの脳症が撲滅されたとBelayらが報告している。別にアセトアミノフェンならいいって言ってんだからアセトアミノフェンにすればいい話なのだ。量的リスクが十分わかっている劇症肝炎(アセトアミノフェンの副作用)を恐れているのか?いや、そんなことすら知らないだろう。何も考えず「ブルフェン」とか出してんのだ。ありえん。
市民団体は、ワクチンとか放射能とかくだらないこと言ってる前に、発熱・風邪の時のNSAIDsの全面禁止を訴えるべきなんだ(インフルエンザかどうかなんて特に早期は必ずしもわからないので、季節性の感冒っぽい症状の時は全面禁止すべき)。
市民団体はイギリスのワクチン反対運動とかそういうの見てるだろう。でもね、欧米ではすでに市民団体がどうとかする前に策が講じられているようなことを日本では見過ごされていて、しかも死に至るものがある。忘れちゃいけないが、どっちだかわからない(多分関係ない)ワクチンなんかより、明らかに科学的に誤りであるインフルエンザ時のNSAIDs使用の方が大罪であり、それを見過ごす医師系の団体も大罪であるが、市民団体も何やってんだというところなのだ。