「先生の白い嘘」という漫画を読んでいる。巷で話題になっていたから、というあまりにも気軽な気持ちで読んだ。
読んで後悔はしなかった。でも、頭をガツンと殴られたような衝撃を覚えた。
内容はネタバレを含みたくないから簡潔にいう。語彙力のない感想で申し訳ないと思うが、エグかった。
そのあまりのエグさに作者の怒りを感じた。何かを訴えかける気持ちが見えた。だから、きっとこの漫画を読んだ時に思う感情は「エグい」でいいんだろうなと思った。
読み進めていくうちに、嫌な記憶を思い出した。
高校生の時に痴漢にあった記憶。大学生の時に「欲望の目線」に晒された記憶。一人暮らしの男性の家に遊びに行って、強姦された記憶。
それはかつて私が体験した、自分の人生から抹消した嫌な記憶だった。
私は当時、そういった性被害を恥じた。自分が傷物になったことを、自分自身で否定した。
私は傷ついてないし、むしろ怒りを感じている。だから、こんなのはどうってことないんだってプライドで嫌な記憶に蓋をしたのだ。
あんなことが起きたんだ。苦しかったんだって、私は誰にも相談しなかった。
むしろ自分の身に起きたことを、誰にも知られたくなかった。きっと、私は恥じたのだ。
かわいそうだって言われたくなかった。同情なんて真っ平御免だった。
「私はかわいそうなんかじゃない」
そう思わないと、やってられなかった。
そうやって考えるようになったのは、無意識にでも自分を守るためだった。
性被害を受けた時、人々は加害者を疎み、被害を受けた人を憐れむ。
「可哀想に」という安易な同情は、簡単に被害者を傷つける。そういった憐憫によって自分は可哀想なことをされた人間なんだと思ってしまう。
女性としてのプライドも、いち人間としての尊厳も、全部粉々にされた。
それでもどうにかして立ち上がろうと思った矢先、腫れ物を扱うかのような視線に晒される。
ただでさえ傷ついて苦しいのに、そういった周囲の行動はさらに被害者を傷つける。
でも、そう思う反面、被害者である私たちは「可哀想であること」をちゃんと受け入れるべきなんだろうとも、今ならば思う。
被害に遭ってから10年あまりがすぎた。今の私はアラサーで、幸せなことにパートナーもいる。
嫌な記憶に蓋をして、見なかったことにする術も覚えた。傷つかないふりをすることもできるようになった。
私は大人になってしまったから、あの時よりも随分と器用に生きれるようにもなった。
でも、それじゃダメだったんだよなあ。
私は……私は、あの時、嫌だって言うべきだった。
苦しかったんだって。やめてほしかったんだよって。傷ついたんだ、怒りを感じたんだ。虫唾が走るほど嫌なことをされたんだって。
助けを求めるべきだった。自分のことを、恥じちゃいけなかった。
性被害を受けたことと向き合わなかったせいで、私は、自分のことを傷つけてしまった。
あの時それを認めて、己の心と向き合って、きちんと声をあげるべきだった。
傷ついた自分を認めなければいけなかった。
今になって。
あの漫画を読んで。
私はそのことに気づいた。
気づけてよかったと、心から思う。
まだあどけなく、幼く、純情であった私の蓋をした記憶と向き合うきっかけになったから。
きっと時間はかかるだろう。思い出すだけで、呼吸が荒くなり、目からは涙がこぼれ落ちる。
誰かに言う勇気もないし、きっとパートナーにも両親にも、友人にも私は言わない。言えない。
でも、私は自分と向き合いたいのだ。
あの時傷ついた自分を無視して、今の今まで記憶に蓋をしてしまったことを許したい。
己の心の痛みを紛らわすために、現実から目を背けてしまった自分を、許してあげたいのだ。
そのきっかけを作ってくれた「先生の白い嘘」に、私は心から感謝している。
こんなに多くの人に読んでいただけるとは……大変恐縮です。
一人暮らしの男性の家に遊びに行くこと=性行為の同意であることも、体のラインが出る服を着ることで「誘ってる」と思われることも、当時の私には恥ずかしながらそれが当たり前であることが、わからなかったのです。それはある一定の方からみれば、迂闊なことで、若さゆえの無知であったのかもしれません。
それは怖くて、恥ずかしくて、消してしまいたい記憶でした。だから感情と記憶に蓋をして、見ないふりをしました。
私が言いたかったのは、男性だろうが女性だろうが関係なく、性被害に遭ったときは、自分のことをきちんと労わってあげてほしいということです。見ないふりをして、記憶に蓋をして、自分を恥じたりしないで、自分は被害者なんだと認めてあげられれば、ほんの少しでもその肩の荷がおりるのではないかと思ったのです。
これはただの「書き散らし」です。
2巻まで無料で読めるねhttps://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/209643/A000217797/
読んだ ありがとう こんなに読むのがしんどい漫画はたぶん初めて。よく描けたな。描かなきゃいけないと思ったのか。 そんで、こんなセックスというかレイプがメインの作品でイン...
なあ あの男はきちんと報いを受けるんだよな? 被害者はちゃんと救われるんだよな?
勤務先に身バレしうっかり切断された後に極小ゲイ男優コンテストで優勝しコンテナハワイ丸で輸出されます
このマンガすごいなと思ったのは レイパーの方が世間のウケがいい、というのがとても上手く描けてるところ そう、レイパーってこんななんよ 娘を犯す父親もおなじ感じ
理解のあるご夫君
だから女ばかりがそーやって被害者づらすんなって話だろーが
これは被害者が男性だろうと女性だろうとそんな目に遭った人はなんかしら救済とか同情とか対策とかがあって然るべきって話だと思う。 女性のほうがそういう被害に遭いやすいから訴...
男が悪い説の漫画か 商売以外の婚外性交渉は女にほとんどメリットなしだ 未婚女とタダでやる方法など存在しないほうが良い
あの漫画、バイト先の店長の妻に強引にセックス迫られて苦しむ男子高生も出てくるし男だけが悪いって内容でもないよ
いやそれは被害者に男がいるってだけの話で 悪者は全部男じゃん。
>一人暮らしの男性の家に遊びに行って、強姦された記憶。 こんな感じの女の記憶を書きかえそうな漫画ではあるよな
ぼくは違う感想を抱いたかな 「つねに言い訳用意しながら交尾してるんだな男って」っていう新鮮な発見があった 言い訳する男の描き方がすごく上手いなって
本能である性欲の解放が罪悪視される悪しきジェンダーロールによって社会的に抑圧されているから言い訳しないと解放できないのだ。社会によって言い訳をさせられているのだ。
男?女の間違いでは?
読めばわかるよ あの女の方から股を開いてきた そう言い訳するためだけの小細工がそこかしこにある じわじわ追い込んでいく 嫌なら言いなよ?と口では言うが抵抗不能な環境をつくり...
それにしても「男は」って主語デカくね? どう考えてもセックスの 言い訳が必要なのは女の方が圧倒的に多いでしょ。 終電逃したからとか、魚を綺麗に食べるからとかね。
(鍵垢から引用) 自分の意見もろくに書けない増田でした
増田特有の自分語りポエム嫌いじゃないよ。
だが鬼畜話はハッピーエンドでなく、人物が法律相談や告訴や民事訴訟に進まないとなーw 鬼畜男らが司法にどんだけ庇われてるか、立証責任が被害者にある重さ、法律の抜け道、極め...
anond:20240705134820 『先生の白い嘘』で違和感があったことが二つ。 一つは、何人もの女性がレイプされているのに、誰一人訴えたり友人に相談したりせず、それどころか相手のことを好き...
あと、男性・女性が逆なだけで、大人が高校生を恋愛対象とするのもダメだろ。
あのマンガ読むのキツかった。
結局レイパーにもつらい過去があったってことで許して、教え子の男子高校生に救いを求めるっていうのもファンタジーだよな。
レイパー❌ レイピスト⭕️ 「(名詞)+ ist」で、「(名詞)する人」 「(動詞)+ er」で、「(動詞)する人」 になるんやで。 rapeは名詞だから、rapistが正しいんやで。
お前また復活したのか
rapeは名詞だから 動詞としての用法も普通にあるんやが
所詮はフィクションだからね。 お前もそうだがこの漫画を読んで フィクションと現実をごっちゃにして現実の事例をもちだしてくる馬鹿女共は害悪オタクと変わらない。
いや、だからまさにフィクションだからこそ、フィクションとして必然性はあったのか、って話。
つまりは「その方が話が面白くなるから」ってことかねえ(横)
作り話にこういう疑問呈するやつってガイジでしょ
戦争だろうがっ…… 疑ってるうちはまだしも それを口にしたら…… 戦争だろうがっ……!
哀しき過去…
> Hate6752na774 マジで本当に理解できないんだけど、なんで一人暮らしの男性の家に遊びに行くの?? 自ら喰われに行ってるようなもんじゃん。考え無さすぎだし甘すぎでは? 自分だ...
2巻まで読んだ 辛気臭いぜ 登場人物誰一人共感できないからどう読んだらいいかわからん 健康なアホの成人男性向けではなかった
弱者男性だけど女に関わると何もいいことなさそうだな
日本人女ってレイプされた時はさも自分の性を神聖な物や尊い物として扱うけど、実際はパパ活や売春しまくってる売女だよね? 海外に入国拒否されてる 日本人女を恥じた方がいいよ。