巨人・菅野 スガコバで杉内、内海両コーチとの約束「最低15勝」守った! 江川卓超え136勝V

[ 2024年9月28日 21:22 ]

セ・リーグ   巨人8―1広島 ( 2024年9月28日    マツダ )

<広・巨 25>8回を終えた菅野(左)・小林バッテリー (撮影・西川祐介)
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 巨人菅野智之投手(34)が28日の広島戦(マツダ)で今季24度目の先発登板。8回6安打1失点の快投で両リーグ単独トップとなる今季15勝目(3敗)を挙げた。

 4年ぶり優勝へマジック1と王手をかけて迎えた敵地での一戦。開幕から24試合連続で同学年の盟友・小林誠司捕手(35)と先発バッテリーを組んでマウンドに上がった。

 初回、1番・秋山を遊ゴロに打ち取った打球を若い門脇がファンブル(記録は失策)していきなり走者を塁に出したが、矢野に送りバントさせず、小園は二ゴロ併殺打に仕留めて無失点。

 2回は先頭の4番・坂倉に右中間二塁打されたが、後続を3者連続で外野フライに打ち取って進塁を許さなかった。

 すると4回、2死一、三塁から門脇が右前適時打を放って待望の先制点。ベンチ前でキャッチボールしていた菅野はグラブを叩いて喜びを爆発させた。

 その裏、2死二、三塁から菊池に左前適時打されて追いつかれた菅野だったが、1―1で迎えた6回に岡本和の左中間への適時二塁打で勝ち越し、2死三塁の場面で門脇が申告敬遠されると、試合前打率.150の小林が右前適時打を放って大きな3点目。

 7回には岡本和に左中間への2点適時二塁打、途中出場していた増田大にも左中間への適時二塁打が出て一挙3点、9回にも坂本、増田大の連続適時打で2点が入って7点リードとなると、最後のマウンドはリリーフ陣に譲ってベンチで4年ぶりVを見届けた。

 自己ワーストの4勝(8敗)に終わった昨季から驚異的なV字回復。かつてともにプレーした杉内俊哉投手チーフコーチ(43)、内海哲也投手コーチ(42)と約束した“最低15勝”に優勝決定試合で到達した。

 2018年以来6年ぶり3度目となるシーズン15勝目(3敗)を飾り、2020年以来4年ぶり4度目の最多勝と4年ぶり2度目の最高勝率という個人タイトル2冠獲得も確実。セ・リーグ投手初の3度目となる最優秀選手賞(MVP)も最有力候補だ。

 また、菅野はこれが通算136勝目。135勝で並んでいた江川卓を抜き、球団歴代単独10位にも浮上している。

 投球内容は8回で打者30人に対して119球を投げ、6安打1失点。4三振を奪い、四死球なし、直球の最速は149キロだった。

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