1963年最高裁判所裁判官国民審査
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1963年最高裁判所裁判官国民審査(1963ねんさいこうさいばんしょさいばんかんこくみんしんさ)は、1963年(昭和38年)11月21日に第30回衆議院議員総選挙と共に執行された最高裁判所裁判官国民審査。
総論
[編集]9人の最高裁判所裁判官に対して国民審査が行われ、全員罷免しないとされた。投票率は70.22%であった[1]。
入江俊郎は1952年最高裁判所裁判官国民審査に審査受けており、再審査であった。この国民審査以降は現在に至るまで再審査は1度も行われていない。
国民審査の結果
[編集]裁判官 | 罷免を可とする票 | 罷免を可としない票 | 罷免を可とする率 |
---|---|---|---|
入江俊郎 | 3,101,211 | 34,513,425 | 8.24% |
齋藤朔郎 | 3,004,064 | 34,612,083 | 7.99% |
長部謹吾 | 2,869,346 | 34,747,552 | 7.63% |
山田作之助 | 2,853,898 | 34,762,340 | 7.59% |
城戸芳彦 | 2,753,799 | 34,863,437 | 7.32% |
石田和外 | 2,683,306 | 34,933,350 | 7.13% |
横田正俊 | 2,662,479 | 34,954,421 | 7.08% |
草鹿淺之介 | 2,649,597 | 34,968,074 | 7.04% |
五鬼上堅磐 | 2,812,776 | 34,805,270 | 7.48% |
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 西川伸一『最高裁裁判官国民審査の実証的研究 「もうひとつの参政権」の復権をめざして』(第1刷)五月書房、2012年1月27日。ISBN 978-4772704960。
- 野村二郎『最高裁全裁判官 人と判決』三省堂、1986年9月。ISBN 978-4385320403。