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田嶋翔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
田嶋翔
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 群馬県
生年月日 (1981-12-19) 1981年12月19日(43歳)
身長 162cm
体重 52kg
血液型 O型
騎手情報
所属団体 JRA
所属厩舎 美浦大江原哲(2000.3.1 - 2006.6.30)
栗東・小島貞博(2006.7.1 - 2011.4.30)
栗東・フリー(2011.5.1 - 2012.4.20)
初免許年 2000年
免許区分 平地・障害
騎手引退日 2012年4月20日
重賞勝利 1勝
通算勝利 2048戦104勝
経歴
所属 JRA騎手(2000.3 - 2012.4)
作田誠二/調教助手(2012.4 - 2020.2)
吉岡辰弥/調教助手(2020.3 - )
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田嶋 翔(たじま しょう、1981年12月19日 - )は、日本中央競馬会(JRA)・栗東トレーニングセンター所属の元騎手調教助手

妻は小島貞博調教師の次女。

経歴

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2000年に美浦・大江原哲厩舎所属で騎手デビュー。同期に梶晃啓西原玲奈らがいる。2000年3月4日中山競馬12競走でエイキューガッツで初騎乗(2着)。ジョウノシーザーで初勝利を挙げる(3月26日中山競馬第2競走)。デビューの年は5勝を挙げた(同期の西原玲奈は9勝、騎手デビュー1年目の勝ち頭は嘉藤貴行で19勝)。なおデビュー初年度からしばらくの間障害競走にも参戦、一時中断した時期もあったが2011年より騎乗を再開している。

2003年には前述の小島の次女と結婚2004年には中山グランドジャンプGI初騎乗。同じ日には娘も生まれている。

2005年には、桜花賞で平地GIおよびクラシックに初騎乗。このときのパートナーであるテイエムチュラサンはのちにアイビスサマーダッシュで重賞制覇。これが田嶋にとって唯一の重賞勝利だった。

2006年には、美浦から栗東へ拠点を移し、義父である小島の厩舎に所属する。自厩舎所属馬への騎乗が多く、とくに2006年は小島厩舎の出走馬のほとんどに騎乗していた。これは上記の血縁関係のほかに小島の騎手時代の師匠である戸山為夫と同じく「自厩舎の馬には自厩舎の騎手」というポリシーに基づくものである。また、小島と懇意にしている佐山優厩舎からの依頼も多かった。

晩年は騎乗機会が減少し、田嶋のほとんどの騎乗馬が小島厩舎の所属馬となっていた矢先に、後ろ盾であった小島が2012年1月24日に急死。小島厩舎が管理していた全所属馬が臨時貸付を受けた湯窪幸雄(小島の義兄)厩舎に転厩したものの、田嶋の騎乗機会はまったくなくなり[注 1]2012年4月20日付で騎手を引退。作田誠二厩舎の調教助手となった[1]

2020年2月に作田厩舎が解散、翌月からは吉岡辰弥厩舎の所属となり、吉岡厩舎初の重賞馬となったスマッシャー宝塚記念GⅠ初制覇となったブローザホーンなどを担当している[2]

騎手成績

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日付 競馬場・開催 競走名 馬名 頭数 人気 着順

初騎乗 2000年3月4日 2回中山3日12R 5歳上900万円下 エイキューガッツ 12頭 4 2着
初勝利 2000年3月26日 3回中山2日2R 4歳未出走 ジョウノシーザー 16頭 2 1着
重賞初騎乗 2002年8月25日 3回新潟6日11R 新潟記念 ロードフォレスター 15頭 10 6着
重賞初勝利 2005年8月21日 3回新潟4日11R アイビスサマーダッシュ テイエムチュラサン 13頭 7 1着
GI初騎乗 2005年4月10日 2回阪神6日11R 桜花賞 テイエムチュラサン 18頭 18 16着

初騎乗 2000年12月3日 6回中山2日5R 障害未勝利 モルフェジン 10頭 5 7着
初勝利 2002年7月6日 1回福島7日9R 福島ジャンプステークス ガルフィンドリーム 10頭 3 1着
重賞初騎乗 2002年8月17日 3回新潟3日10R 新潟ジャンプステークス ガルフィンドリーム 10頭 4 2着
JGI初騎乗 2004年4月17日 3回中山7日11R 中山グランドジャンプ ジュピテリアン 15頭 15 11着
年度 平地競走 障害競走
1着 2着 3着 騎乗数 勝率 連対率 複勝率 1着 2着 3着 騎乗数 勝率 連対率 複勝率
2000年 5 8 13 159 .031 .082 .164 0 0 0 1 .000 .000 .000
2001年 6 5 10 170 .035 .065 .124 0 1 0 8 .000 .125 .125
2002年 11 13 16 241 .046 .100 .166 1 3 3 17 .059 .235 .412
2003年 12 19 14 202 .059 .153 .223 2 2 0 28 .071 .143 .143
2004年 3 3 2 110 .027 .055 .073 3 5 2 37 .081 .216 .270
2005年 11 14 15 184 .060 .136 .217 -
2006年 7 7 16 221 .032 .063 .136 -
2007年 12 11 9 164 .073 .140 .195 -
2008年 11 9 7 158 .070 .127 .171 -
2009年 11 15 8 147 .075 .177 .231 -
2010年 9 7 6 120 .075 .133 .183 -
2011年 0 4 4 53 .000 .075 .151 0 1 1 15 .000 .053 .105
2012年 0 1 1 6 .000 .167 .333 0 0 0 3 .000 .000 .000
通算 98 116 121 1935 .051 .111 .173 6 12 6 113 .053 .159 .212
地方 4 3 0 15 .267 .467 .467

主な騎乗馬

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  • ガルフィンドリーム (2002年福島ジャンプステークス、新潟ジャンプステークス2着)
  • テイエムチュラサン (2005年アイビスサマーダッシュ)
  • ヒシカツリーダー (2007年昇竜ステークス)

脚注

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注釈

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  1. ^ 小島が死去して4日後の1月28日、第2回京都競馬第1日第4競走の障害戦(西橋豊治厩舎の管理馬)での11着(13頭立て)を最後に騎乗機会がなかった

出典

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関連項目

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