コンテンツにスキップ

母恋南町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 北海道 > 室蘭市 > 母恋南町
母恋南町
地図北緯42度18分32.29秒 東経140度59分54.6秒 / 北緯42.3089694度 東経140.998500度 / 42.3089694; 140.998500座標: 北緯42度18分32.29秒 東経140度59分54.6秒 / 北緯42.3089694度 東経140.998500度 / 42.3089694; 140.998500
日本の旗 日本
都道府県 北海道の旗 北海道
市町村 室蘭市
人口情報2023年令和5年)12月31日現在)
 人口 2,724[1]
 世帯数 1,582[1] 世帯
設置日 1965年昭和40年)5月1日
郵便番号 051-0003[2]
市外局番 0143(室蘭MA[3]
ナンバープレート 室蘭
ウィキポータル 日本の町・字
北海道の旗 ウィキポータル 北海道
ウィキプロジェクト 日本の町・字
テンプレートを表示

母恋南町(ぼこいみなみまち)は北海道室蘭市の地名。母恋南町一丁目から五丁目のがある。住居表示実施済み。郵便番号は051-0003。かつて同名の字が存在した。

地理

[編集]

室蘭市の南端に位置し、北に御前水町、西に新富町、北西に母恋北町に接し、東から南東は太平洋、南から南西は内浦湾に面する。

海洋

[編集]
  • 太平洋
  • 内浦湾

地域の特徴

[編集]

室蘭市の都市計画マスタープランでは蘭西地域に属する[4]

北西部を除いて山に囲まれた地形となっている。太平洋岸の山岳地帯の尾根伝いに北海道道919号中央東線が走り、町域中央を室蘭市道母恋中央通線が縦貫する。北部西寄りには母恋富士がある。 一丁目に室蘭市立星蘭中学校、二丁目に室蘭警察署 母恋交番,すみれ文化幼稚園,室蘭市子ども発達支援センター,室蘭母恋郵便局,室蘭母恋デジタルテレビ中継局、三丁目に母恋神社,トッカリショ浜,トッカリショ展望台、四丁目に金屏風チキウ岬(地球岬)、五丁目に社会福祉法人 室蘭言泉学園・わかすぎ学園がある。トッカリショ,金屏風,チキウ岬はそれぞれ室蘭八景の一つに数えられており、チキウ岬には展望台、チキウ岬灯台がある。

歴史

[編集]

明治維新後、榎本武揚子爵が製鉄所建設と宅地化を企図したため明治20年代には榎本子爵私設市街地と呼ばれたが、1908年(明治41年)には新開地母恋市街地として宅地化が進められた[5]1920年大正9年)にはチキウ岬に灯台と霧笛信号所が設置された[5]

地名の由来

[編集]

アイヌ語の「ポㇰ・オ・イ」(ホッキ貝・群生する・所)に由来する[6]

沿革

[編集]
  • 1922年大正11年)4月1日 - 字名改正により札幌通(大字)の一部が母恋南町(字)となり、札幌通(大字)を廃止[5][7]
  • 1922年(大正11年)8月1日 - 市制施行により室蘭区母恋南町(字)は室蘭市母恋南町(字)となる[8]
  • 1965年(昭和40年)5月1日 - 母恋南町一丁目 - 五丁目新設[5][9]
  • 1973年(昭和48年) - 母恋北町一丁目の一部を母恋南町二丁目に編入[5]

町名の変遷

[編集]
実施内容 実施年月日 実施後 実施前
字名改正 1922年(大正11年)4月1日 母恋南町(字) 札幌通(大字)の小字、
ボコイ,ポンツクイ,トツカリシユ,ポロツクイ[7]
町名新設
住居表示
1965年(昭和40年)5月1日 母恋南町一丁目 母恋南町(字)の一部[9]
母恋南町二丁目 母恋南町(字),母恋北町(字)の各一部[9]
母恋南町三丁目 母恋南町(字),御前水町(字)の各一部[9]
母恋南町四丁目 母恋南町(字)の一部[9]
母恋南町五丁目 母恋南町(字)の一部[9]

世帯数と人口

[編集]

2023年(令和5年)12月31日現在(室蘭市発表)の世帯数人口は以下の通りである[1]

世帯数 人口
母恋南町一丁目 234世帯 408人
母恋南町二丁目 549世帯 929人
母恋南町三丁目 352世帯 600人
母恋南町四丁目 190世帯 344人
母恋南町五丁目 257世帯 443人
1,582世帯 2,724人

人口の変遷

[編集]

国勢調査による人口の推移。

1995年(平成7年) 4,711人 [10]
2000年(平成12年) 4,275人 [11]
2005年(平成17年) 3,868人 [12]
2010年(平成22年) 3,590人 [13]
2015年(平成27年) 3,260人 [14]
2020年(令和2年) 2,894人 [15]

世帯数の変遷

[編集]

国勢調査による世帯数の推移。

1995年(平成7年) 1,973世帯 [10]
2000年(平成12年) 1,881世帯 [11]
2005年(平成17年) 1,781世帯 [12]
2010年(平成22年) 1,703世帯 [13]
2015年(平成27年) 1,581世帯 [14]
2020年(令和2年) 1,446世帯 [15]

学区

[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[16]

街区 小学校 中学校
母恋南町一丁目 全域 室蘭市立地球岬小学校 室蘭市立星蘭中学校
母恋南町二丁目 全域
母恋南町三丁目 全域
母恋南町四丁目 全域
母恋南町五丁目 全域

交通

[編集]

バス

[編集]

室蘭市道母恋中央通線沿いに道南バスが路線バスを運行する。

道路

[編集]

施設

[編集]

役所・公的機関

[編集]
  • 室蘭警察署 母恋交番

教育施設

[編集]
  • 室蘭市立星蘭中学校
  • 北斗文化学園 すみれ文化幼稚園

金融機関

[編集]
  • 室蘭母恋郵便局

社会福祉施設

[編集]
  • 室蘭市子ども発達支援センター
  • 社会福祉法人 室蘭言泉学園・わかすぎ学園

寺社

[編集]
  • 母恋神社

公園

[編集]
  • 母恋南町公園

その他

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c 町別の人口と世帯数(日本人のみ)”. 室蘭市 (2024年1月4日). 2024年1月20日閲覧。
  2. ^ 郵便番号”. 日本郵便. 2024年1月4日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2024年1月4日閲覧。
  4. ^ 室蘭市都市計画マスタープラン”. 都市建設部都市政策推進課都市政策推進係. 2024年1月4日閲覧。
  5. ^ a b c d e 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 1.北海道 上巻』角川書店、1987年、1344,1345頁。ISBN 4040010116 
  6. ^ 室蘭市市史編さん委員会『新室蘭市史 第1巻』室蘭市役所、1981年3月25日、174頁。 
  7. ^ a b 室蘭市市史編さん委員会『新室蘭市史 第2巻』室蘭市役所、1981年3月25日、107頁。 
  8. ^ 室蘭市市史編さん委員会『新室蘭市史 第2巻』室蘭市役所、1981年3月25日、65頁。 
  9. ^ a b c d e f “自治省告示第102号”, 官報 (国立印刷局) 号外第88号, (1965-07-23) 
  10. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2023年7月17日閲覧。
  11. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2023年7月17日閲覧。
  12. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2023年7月17日閲覧。
  13. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2023年7月17日閲覧。
  14. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2023年7月17日閲覧。
  15. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2023年7月17日閲覧。
  16. ^ 室蘭市内小中学校通学区域”. 室蘭市 教育部・学校教育課. 2024年1月4日閲覧。
  17. ^ 道路台帳図”. 室蘭市オープンデータサイト. 室蘭市. 2024年3月3日閲覧。

関連項目

[編集]