全日本高等学校女子サッカー選手権大会
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全日本高等学校女子サッカー選手権大会 | |
---|---|
開始年 | 1992年 |
主催 |
日本サッカー協会 全国高等学校体育連盟 開催都市 |
参加チーム数 | 52 |
前回優勝 | 藤枝順心高等学校(2年連続7回目) |
最多優勝 | 藤枝順心高等学校(7回) |
TV放送 | TBSテレビ |
サイト | JFA.jp |
全日本高等学校女子サッカー選手権大会(ぜんにほんこうとうがっこうじょしサッカーせんしゅけんたいかい、全日本高校女子サッカー選手権)は、高校女子サッカー部の頂点を決めるサッカーの大会。
概要
[編集]1992年に神戸市で第1回大会が開催された。第13回(2004年)からは7月末頃に磐田市で継続開催され、決勝戦はヤマハスタジアム(第21回のみ磐田スポーツ交流の里・ゆめりあサッカーグラウンド)で行われていた。
2005年からは「スポーツ拠点づくり推進事業」に承認されている。
2009年には全国高等学校体育連盟サッカー専門部女子部会が設立され、2012年に全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会としての種目が採用されたため、2012年度から翌年1月開催に変更[1]。2014年度から全国高等学校体育連盟が主催に加わって全国高等学校選抜大会扱いになり、再び神戸市を中心とする兵庫県で開催されている[2]。
2023年度までは9地域代表制で出場校を決定していたが、2024年度からは全国高校選手権同様1都道府県1代表制を導入。しかしながらそれまで地域制であったがために同一都道府県から複数校出場していた実績を鑑み、2024年からの2年間は一部都道府県を増枠し、52校により競われることとなった[3]。
主催など
[編集](2022年度)[4]
- 主催:日本サッカー協会、神戸市
- 共催:全国高等学校体育連盟
- 主管:兵庫県サッカー協会、兵庫県高等学校体育連盟
- 後援:スポーツ庁、兵庫県、兵庫県教育委員会、スポーツニッポン
- 協賛:ナイキジャパン、マイナビ、ローソンエンタテインメント
- 協力:モルテン
試合会場
[編集](2021年度)[4]
- 1回戦
- 兵庫県立三木総合防災公園:陸上競技場、第2陸上競技場、みきぼうパークひょうご第1球技場、みきぼうパークひょうご第2球技場(三木市)
- 洲本市五色台運動公園:サッカー場メイングラウンド、サブグラウンド(洲本市)
- いぶきの森球技場:Aグラウンド、Bグラウンド(神戸市西区)
- 2回戦
- 三木総合防災公園:陸上競技場、第2陸上競技場、みきぼうパークひょうご第1球技場、みきぼうパークひょうご第2球技場
- 準々決勝
- 三木総合防災公園:陸上競技場、同第2陸上競技場
- 準決勝・決勝
- ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)
競技方式
[編集]- ノックアウト方式[注釈 1](3位決定戦なし)
- 準々決勝まで40分ハーフ(ハーフタイム10分)→同点の場合はPK戦
- 準決勝・決勝は45分ハーフ(ハーフタイム15分)
- 準決勝は同点の場合は即PK戦、決勝は同点の場合は20分間の延長戦→さらに同点の場合はPK戦
テレビ放送
[編集]2012年度(第21回)からTBS系列(一部地域のみ)・BS-TBS・TBSチャンネル2・U-NEXTで試合の中継放送や大会ダイジェスト番組が放送されている。
- TBS系列
- BS-TBS
- 第21回大会は1回戦~準々決勝の各1試合を録画中継放送していたが、第22回大会は1回戦~決勝戦までいずれも当日夜ダイジェスト版での放送となった。第23回は準決勝の第1試合を生中継、他は前年同様ダイジェスト番組を放送。
- 第23回大会では全国大会に先駆けて行われた地域予選3大会の代表決定戦(関東・茨城県、東海・三重県、関西・滋賀県のダイジェスト版を放送した。[7]
- TBSチャンネル2(通常は有料放送だが、第22回の全ての試合開催時刻、および第23回は2回戦に当たる1月4日に限り無料開放放送となる)
- 1回戦~準々決勝の全試合を中継放送[8]。
出場枠
[編集]47都道府県協会から選出された47チーム、および配慮5枠(宮城県、東京都、静岡県、大阪府、兵庫県)の各1チームを加えた計52チームとする。
- 第33・34回大会のみ52チームとし、第35回大会以降は48チーム(47都道府県代表+開催地1枠)に変更する。
- これまでの9地域代表制により一つの都道府県から恒常的に複数チームが全国大会に出場していた状況に鑑みるとともに、それらのチームや在学中の選手に配慮し、2024年度からの2年間は経過措置として、配慮5枠を加えた52チームにより開催する。
- 配慮5枠は、過去3大会(第30・31・32回)における5項目(1.開催 2.JFA加盟登録チーム数 3.出場チーム 4.2校出場実績 5.戦績)の偏差値平均による上位5都道府県とする(1枠は開催地)。
2023年度までの出場枠は以下の通り。
- 北海道:2校
- 東北:3校
- 関東:7校
- 北信越:3校
- 東海:3校
- 関西:4校
- 中国:3校
- 四国:2校
- 九州:4校
- 開催地域(通常は兵庫県)から1校
結果と統計
[編集]- 括弧内の数字は優勝回数
回 | 年度 | 出場 校数 |
決勝戦 | 開催地 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
優勝校 | 結果 | 準優勝校 | ||||||||
1 | 1992年 | 聖和学園(1) | 宮城 | 1 - 0 | 埼玉 | 埼玉 | 神戸 | |||
2 | 1993年 | 本庄第一(1) | 埼玉 | 3 - 1 | 啓明女学院 | 兵庫 | ||||
3 | 1994年 | 埼玉(1) | 埼玉 | 2 - 1 | 啓明女学院 | 兵庫 | ||||
4 | 1995年 | 埼玉栄(1) | 埼玉 | 2 - 1 | 埼玉 | 埼玉 | ||||
5 | 1996年 | 埼玉(2) | 埼玉 | 5 - 1 | 啓明女学院 | 兵庫 | ||||
6 | 1997年 | 啓明女学院(1) | 兵庫 | 3 - 0 | 埼玉 | 埼玉 | ||||
7 | 1998年 | 聖和学園(2) | 宮城 | 0 - 0 aet (PK 4 - 2) |
神村学園 | 鹿児島 | ||||
8 | 1999年 | 湘南女子(1) | 神奈川 | 4 - 2 | 神村学園 | 鹿児島 | ||||
9 | 2000年 | 啓明女学院(2) | 兵庫 | 1 - 0 | 湘南学院 | 神奈川 | ||||
10 | 2001年 | 聖和学園(3) | 宮城 | 1 - 1 aet (PK 5 - 3) |
湘南学院 | 神奈川 | ||||
11 | 2002年 | 常盤木学園(1) | 宮城 | 2 - 0 | 聖和学園 | 宮城 | 磐田 | |||
12 | 2003年 | 鳳凰(1) | 鹿児島 | 1 - 0 | 常盤木学園 | 宮城 | 越谷/妻沼 | |||
13 | 2004年 | 神村学園(1) | 鹿児島 | 2 - 1 | 常盤木学園 | 宮城 | 磐田 | |||
14 | 2005年 | 神村学園(2) | 鹿児島 | 3 - 3 aet (PK 4 - 3) |
常盤木学園 | 宮城 | ||||
15 | 2006年 | 藤枝順心(1) | 静岡 | 2 - 1 | 常盤木学園 | 宮城 | ||||
16 | 2007年 | 鳳凰(2) | 鹿児島 | 3 - 1 | 神村学園 | 鹿児島 | ||||
17 | 2008年 | 32 | 常盤木学園(2) | 宮城 | 0 - 0 aet (PK 5 - 3) |
鳳凰 | 鹿児島 | |||
18 | 2009年 | 常盤木学園(3) | 宮城 | 3 - 1 | 神村学園 | 鹿児島 | ||||
19 | 2010年 | 日ノ本学園(1) | 兵庫 | 1 - 0 | 常盤木学園 | 宮城 | ||||
20 | 2011年 | 常盤木学園(4) | 宮城 | 3 - 1 | 大阪桐蔭 | 大阪 | ||||
21 | 2012年 | 常盤木学園(5) | 宮城 | 2 - 0 | 神村学園 | 鹿児島 | ||||
22 | 2013年 | 日ノ本学園(2) | 兵庫 | 4 - 1 | 藤枝順心 | 静岡 | ||||
23 | 2014年 | 日ノ本学園(3) | 兵庫 | 0 - 0 aet (PK 4 - 2) |
常盤木学園 | 宮城 | 神戸 | |||
24 | 2015年 | 藤枝順心(2) | 静岡 | 3 - 2 | 神村学園 | 鹿児島 | ||||
25 | 2016年 | 十文字(1) | 東京 | 1 - 0 | 大商学園 | 大阪 | ||||
26 | 2017年 | 藤枝順心(3) | 静岡 | 2 - 0 | 作陽 | 岡山 | ||||
27 | 2018年 | 星槎国際湘南(1) | 神奈川 | 1 - 0 | 常盤木学園 | 宮城 | ||||
28 | 2019年 | 藤枝順心(4) | 静岡 | 1 - 0 | 神村学園 | 鹿児島 | ||||
29 | 2020年 | 藤枝順心(5) | 静岡 | 3 - 0 | 作陽 | 岡山 | ||||
30 | 2021年 | 神村学園(3) | 鹿児島 | 3 - 0 | 日ノ本学園 | 兵庫 | ||||
31 | 2022年 | 藤枝順心(6) | 静岡 | 1 - 0 | 十文字 | 東京 | ||||
32 | 2023年 | 藤枝順心(7) | 静岡 | 3 - 0 | 十文字 | 東京 | ||||
33 | 2024年 | 52 | - |
得点王
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
回 | 年度 | 選手 | 得点数 | 試合数 | 所属校 | 成績 | サッカー関連の進路 |
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1 | 1992年 | ||||||
2 | 1993年 | ||||||
3 | 1994年 | ||||||
4 | 1995年 | ||||||
5 | 1996年 | ||||||
6 | 1997年 | ||||||
7 | 1998年 | ||||||
8 | 1999年 | ||||||
9 | 2000年 | ||||||
10 | 2001年 | ||||||
11 | 2002年 | ||||||
12 | 2003年 | ||||||
13 | 2004年 | ||||||
14 | 2005年 | ||||||
15 | 2006年 | ||||||
16 | 2007年 | ||||||
17 | 2008年 | ||||||
18 | 2009年 | 仲東那奈 | 7 | 5 | 神村学園 | 準優勝 | |
19 | 2010年 | 道上彩花 | 5 | 5 | 常盤木学園 | 準優勝 | INAC神戸レオネッサ |
20 | 2011年 | 10 | 5 | 優勝 | |||
21 | 2012年 | 星山彩香 | 8 | 2 | 大谷室蘭 | ベスト16 | 武蔵丘短期大学 |
22 | 2013年 | 入江未希 | 8 | 5 | 日ノ本学園 | 優勝 | ベガルタ仙台レディース |
23 | 2014年 | 白木星 | 7 | 5 | 常盤木学園 | 準優勝 | 浦和レッズ・レディース |
24 | 2015年 | 児野楓香 | 6 | 5 | 藤枝順心 | 優勝 | 日本体育大学 |
25 | 2016年 | 平川杏奈 | 8 | 4 | 修徳 | 3位 | ニッパツ横浜FCシーガルズ |
26 | 2017年 | 小林和音 | 6 | 4 | 福井工大福井 | 3位 | 武蔵丘短期大学 |
27 | 2018年 | 福永季和 | 7 | 4 | 東海大福岡 | 3位 | 帝京平成大学 |
28 | 2019年 | 片山由菜 | 4 | 4 | 修徳 | 3位 | ニッパツ横浜FCシーガルズ |
小畑羅南 | 3 | 鳴門渦潮 | ベスト8 | 東京国際大学 | |||
29 | 2020年 | 窓岩日菜 | 4 | 5 | 藤枝順心 | 優勝 | 日体大SMG横浜 |
末次結依 | 4 | 帝京長岡 | 3位 | メンフィス大学 | |||
30 | 2021年 | 三冨りりか | 4 | 5 | 神村学園 | 優勝 | ちふれASエルフェン埼玉 |
篠田帆花 | 日ノ本学園 | 準優勝 | 日体大SMG横浜 | ||||
31 | 2022年 | 高岡澪 | 3 | 3 | 藤枝順心 | 優勝 | 東洋大学 |
正野瑠菜 | 5 | 伊賀FCくノ一三重 | |||||
三宅万尋 | 十文字 | 準優勝 | 早稲田大学ア式蹴球部女子 | ||||
高橋亜優 | 4 | 日ノ本学園 | 3位 | ||||
中野琴音 | 作陽 | AC長野パルセイロ・レディース | |||||
桑原藍 | 3 | AICJ | ベスト8 | INAC神戸レオネッサ | |||
32 | 2023年 | 那須野陽向 | 4 | 2 | 修徳 | ベスト8 | アルビレックス新潟レディース |
33 | 2024年 |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “第21回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 大会概要 ~今年度より冬開催が決定~”. JFA. (2012年9月27日) 2012年9月27日閲覧。
- ^ “全日本高等学校女子サッカー選手権大会の神戸市等での開催”. 神戸市. (2013年12月24日) 2014年1月16日閲覧。
- ^ “大会要項”. JFA.jp. 2024年11月23日閲覧。
- ^ a b “大会要項|第31回全日本高等学校女子サッカー選手権大会|JFA.jp”. JFA|公益財団法人日本サッカー協会. 2023年1月8日閲覧。
- ^ 。TBSのほか第22回までの開催地の地元だったSBSテレビで準決勝の第2試合と決勝を生中継、並びに準決勝・決勝に進出した地元の系列局では当該試合を放送した。MBCは第21回決勝が同日夕方にダイジェスト版、第22回準決勝が第1試合のみ録画中継にて放送、MBSは第22回決勝(兵庫県の日ノ本学園決勝進出し優勝)を1月17日深夜録画中継にて放送された。また第23回(同左)は開催地の地元局であるMBSテレビでは放送予定がないため、同局協力による事実上の裏送りにより、準決勝の第2試合をニアライブ、決勝戦を生中継にて放送された
- ^ MRTは日本テレビを主幹局とする全国高等学校サッカー選手権大会(こちらは男子選手)のTBS系での唯一の参加局であるため、年によっては女子の決勝の翌日に男子の決勝を放送する場合がある
- ^ 関西大会については後日MBSでも近畿ローカルにて放映された
- ^ 試合によって生放送と録画放送が分かれる
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト - 日本サッカー協会