リーガ・デ・アセンソ
アセンソMX | |
---|---|
加盟国 | メキシコ |
大陸連盟 | CONCACAF |
創立 | 1994 |
最終年 | 2020 |
参加クラブ | 12 |
リーグレベル | 第2部 |
上位リーグ | リーガMX |
下位リーグ |
リーガ・プレミエル セリエA |
国内大会 |
コパMX スーペルコパMX |
最新優勝クラブ | アレブリヘス・デ・オアハカ (2回目) (アペルトゥーラ2019) |
最多優勝クラブ |
レオン イラプアト ネカクサ (4回) |
テレビ局 |
Canal 44 Claro ESPN Fox Sports Telemax Televisa TVC Deportes TVCUATRO |
公式サイト | 公式サイト |
2019-20 |
アセンソMX(スペイン語: Ascenso MX, 英語: Promotion MX)は、1994年から2020年まで開催されていたメキシコのサッカーリーグ。リーガMX(1部)に次ぐ国内2番目のリーグであった[1]。優勝クラブがリーガMXへ昇格し、最下位のクラブがリーガ・プレミエル(3部相当)へ降格する。リーグ名称のアセンソはスペイン語で「出世」や「昇進」などの意味。2013年からBBVA Bancomer(現:BBVA México)が公式スポンサーとなり、アセンソBBVA MX(Ascenso BBVA MX)として知られた。
かつてはプリメーラ・ディビシオンA(スペイン語: Primera División A, 英語: First Division A)という名称だったが、2009年に名称がリーガ・デ・アセンソへ変更され、大会形式も変更された。2012年からはアセンソMXという名称が用いられるようになり、再び大会形式が変更され、グループ制が廃止された。
2020年4月17日にアセンソMXの後を継ぐ形でリーガ・デ・エクスパンシオンMX(スペイン語: Liga de Expansión MX)が創設された。
歴史
[編集]1994年、メキシコサッカー連盟はセグンダ・ディビシオン(当時2部)をプリメーラ・ディビシオンAに名称変更し、プリメーラ・ディビシオン(1部)とプリメーラ・ディビシオンAの差がわずかであると吹聴した。この計画はプリメーラ・ディビシオンのホセ・アントニオ・ガルシア・ロドリゲス会長の手中にあり、特に参加に興味を示したサンフランシスコ・ブラックホークスとロサンゼルス・サルサ(ともにアメリカ)の2クラブも計画に含まれていたが、国際サッカー連盟(FIFA)はこの2クラブのプリメーラ・ディビシオンA参加を認可しなかった。このため、プリメーラ・ディビシオンAに参加するクラブはセグンダ・ディビシオンの参加クラブから決定した。第1回大会となった1994-95シーズンはアカプルコ、ガジョス・デ・アグアスカリエンテス、クルブ・セラージャ、イラプアトFC、CFラ・ピエダ、CDマルテ、CFパチューカ、アトレティコ・サン・フランシスコ、サン・ルイスFC、ラガルトス・デ・タバスコ、コラス・デ・テピック、インテル・デ・ティフアナ、アルコネス・デ・ケレタロ、ベナードス・デ・ジュカタン、CDサカテペクの15クラブでシーズン開幕を迎えたが、財政問題で参加を拒否されていたコブラス・デ・シウダ・フアレスが16番目のクラブとなった。
2006年には参加クラブ数が20クラブから24クラブに増やされること、本拠地の位置によってAとBの2グループに分けて行なわれることが決定した。
2009年には名称がリーガ・デ・アセンソに変更され、大会形式も大きく変更された。所属クラブ数は17クラブに削減され、グループ制が廃止された。2010-11シーズンは18クラブが参加した。2012年にはアスセンソMXという名称が用いられるようになった。2012-13シーズンは15クラブが参加しているが、2013-14シーズンには新たにゲレーロス・デ・オアハカが加わり、16クラブで行なわれる予定である。ゲレーロスはかつてセグンダ・ディビシオンを構成するクラブであり、2012年にはリーガ・デ・アセンソに昇格する予定だったが、インフラ面で参戦基準を満たしておらず、メキシコサッカー連盟によって参戦権を取り上げられた。
2020年4月13日、FEMEXFUTのエンリケ・ボニージャ会長は、2019新型コロナウイルスの流行と予算難を理由に2019-20シーズンのクラウスーラの残り試合の中止を発表した[2]。
大会形式
[編集]アペルトゥーラとクラウスーラともに、レギュラーシーズン(リーグ戦)とリギージャ(決勝トーナメント)の2つに分かれている。参加クラブが1回戦総当たりのリーグ戦を行なう。1位となったクラブはリギージャの準決勝に進出する。2位から7位となったクラブはリギージャの準々決勝に進出し、2位と7位、3位と6位、4位と5位がホーム&アウェーで準々決勝を戦う。準々決勝に勝利した3クラブに1位となったクラブを加えて準決勝、決勝を行う。
シーズン終了後、アペルトゥーラとクラウスーラの優勝クラブがホーム&アウェーの総合優勝プレーオフを行なう。その勝者がシーズン王者となり、リーガMX(1部)に昇格する。アセンソからリーガ・プレミエル(3部相当)への降格クラブは、過去3シーズン(3年間)の獲得勝ち点率で決定される。各シーズンのクラウスーラ終了後、獲得勝ち点率がもっとも低い1クラブがセグンダ・ディビシオンに降格する。
2015-16シーズン所属クラブ
[編集]クラブ名 |
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アトランテ |
アトレティコ・サン・ルイス |
BUAP |
セラヤ |
コラス |
フアレス |
ムルシエラゴス |
ネカクサ |
オアハカ |
ソノラ |
タパチュラ |
U・デ・G |
UAT |
ベナードス |
サカテカス |
サカテペク |
クラブ別優勝回数
[編集]クラブ | 優勝回数 | 優勝シーズン |
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シナロア | 4 | アペルトゥーラ2003, クラウスーラ2007, クラウスーラ2015, アペルトゥーラ2016 |
レオン | 4 | クラウスーラ2003, クラウスーラ2004, クラウスーラ2008, クラウスーラ2012 |
ネカクサ | 4 | アペルトゥーラ2009, クラウスーラ2010, アペルトゥーラ2014, クラウスーラ2016 |
イラプアト | 4 | インビエルノ1999, ベラーノ2000, アペルトゥーラ2002, クラウスーラ2011 |
ケレタロ | 3 | クラウスーラ2005, クラウスーラ2006, アペルトゥーラ2008 |
ラ・ピエダ | 2 | ベラーノ2001, アペルトゥーラ2012 |
アトレティコ・サン・ルイス | 2 | アペルトゥーラ2018, クラウスーラ2019 |
パチューカ | 2 | 1995-96, インビエルノ1997 |
サン・ルイス | 2 | ベラーノ2002, アペルトゥーラ2004 |
プエブラ | 2 | アペルトゥーラ2005, アペルトゥーラ2006 |
UANL | 2 | インビエルノ1996, ベラーノ1997 |
オアハカ | 2 | アペルトゥーラ2017, アペルトゥーラ2019 |
ティフアナ | 1 | アペルトゥーラ2010 |
UAT | 1 | アペルトゥーラ2011 |
フアレス | 1 | アペルトゥーラ2015 |
ベラクルス | 1 | インビエルノ2001 |
トロス・ネサ | 1 | クラウスーラ2013 |
インディオス | 1 | アペルトゥーラ2007 |
ティグリージョスUANL | 1 | ベラーノ1998 |
BUAP | 1 | クラウスーラ2017 |
UdeG | 1 | アペルトゥーラ2013 |
ベナードス | 1 | クラウスーラ2009 |
テコス | 1 | クラウスーラ2013 |
ガジョス・イドロカリドス・デ・アグアスカリエンテス | 1 | インビエルノ2000 |
ウニオン・デ・クルティドーレス | 1 | ベラーノ1999 |
ユカタン | 1 | インビエルノ1998 |
アトレティコ・セラヤ | 1 | 1994-95 |
タパチュラ | 1 | クラウスーラ2018 |
歴代優勝クラブ
[編集]昇格と降格
[編集]クラブ | 昇格 | 降格 |
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CDサカテペク | 5 (1950–51, 1962–63, 1969–70, 1977–78, 1983–84) | 5 (1961–62, 1965–66, 1976–77, 1982–83, 1984–85) |
CFパチューカ | 4 (1966–67, 1991–92, 1995–96, 1997–98) | 3 (1972–73, 1992–93, 1996–97) |
ケレタロFC | 4 (México 86,1989–90,2005–06,2009–10) | 2 (1993–94,2006–07) |
イラプアトFC | 4 (1953–54, 1984–85, 1999-2000*, 2002–03) | 2 (1971–72, 1990–91) |
CFアトラス | 3 (1954–55, 1971–72, 1978–79) | 3 (1953–54, 1970–71, 1977–78) |
サン・ルイスFC | 3 (1970–71, 1975–76, 2001–02) | 3 (1973-/74,1988–89,2002–03) |
ティブロネス・ロホス・デ・ベラクルス | 2 (1963–64, 2001–02) | 4 (1951–52, 1978–79, 1997–98, 2007–08) |
CDサモラ | 2 (1954–55, 1956–57) | 2 (1955–56, 1959–60) |
ハイボス・タンピコ・マデーロ | 2 (1964–65, 1972–73) | 2 (1966–67, 1974–75) |
アトランテFC | 2 (1976–77, 1990–91) | 2 (1975–76, 1989–90) |
ウニオン・デ・クルティドーレス | 3 (1982–83, 1998-99*) | 2 (1980–81, 1983–84) |
CFモンテレイ | 3 (1955–56,1959–60) | 1 (1956–57) |
モナルカス・モレリア | 2 (1956–57, 1980–81) | 1 (1967–68) |
UANLティグレス | 2 (1973–74, 1996–97) | 1 (1995–96) |
クルブ・レオン | 2 (1989–90, 2012–2013) | 2 (1986–87,2001–02) |
コレカミノスUAT | 1 (1986–87) | 1 (1994–95) |
インディオス・デ・シウダ・フアレス | 1 (2007–08) | 1 (2009–10) |
プエブラ | 3 (1969–70,1998–99,2006–07) | 2 (1998–99, 2004–05) |
トロス・ネサ | 1 (1988–89) | 1 (1999–2000) |
CDオロ | 1(1979/80) | |
CFラ・ピエダ | 1 (Ver 2001*) | 1 (---) |
エストゥディアンテス・テコス | 1 (1974–75) | 1 (2011–2012) |
クルブ・ティフアナ | 1 (2011–12) |
脚注
[編集]- ^ “Nace la Liga de Ascenso”. www.femexfut.org.mx (2009年6月22日). 2011年7月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年6月22日閲覧。
- ^ “Ascenso MX da por terminado el C2020 por falta de recursos ante el coronavirus”. mediotiempo.com. 2020年4月14日閲覧。
- ^ Die 18 Mannschaften in der Liga de Ascenso 2010/11 Archived 2012年3月24日, at the Wayback Machine. (Spanish; retrieved on May 27, 2010)