ホンダ・CBX
CBX(シービーエックス)とは、本田技研工業が日本国内でかつて製造発売していたオートバイのシリーズ商標である。
概要
[編集]同社のフラグシップモデルであるCBシリーズの中で「究極」を意味するXを付帯させた。2015年現在では、海外向け現行車種の販売は行われているが、日本国内では販売を終了している。
なお単純にCBXとだけ表記される場合は、X(輸出名称:CBX)の販売名称を指すほか、CBX400Fを省略して「CBX」と呼称する場合もある。
モデル一覧
[編集]※本項では排気量で分類し解説を行う。
125cc以下
[編集]- CBX125F - 空冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒エンジンを搭載。
- CBX125カスタム - CBX125Fをアメリカンタイプにした派生車種。同一エンジンを搭載するがトランスミッションは5速と異なる。
125cc - 250cc
[編集]- CBX150AERO - 空冷4ストロークSOHC単気筒エンジンを搭載する海外専売モデル。
- CBX150 - CBF150・CRF150Fと共通の空冷4ストロークSOHC単気筒となるコア2エンジンを搭載。新大洲本田摩托有限公司が生産する海外専売モデル[1]。
- CBX200Strada - 空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒エンジンを搭載する海外専売モデル。
- CBX250RS - 派生車種として販売開始されたGB250クラブマンとは兄弟車。
- CBX250S - 前述のCBX125Fベースの上位機種。CBX125RS搭載のMC10E型エンジンとは異なり、空冷4ストロークSOHC単気筒エンジン(MC12E型)を搭載する。
- CBX250Twister(日本国外向け) - 欧州向けの輸出モデルCBF250の南米向け別仕様となる姉妹車。空冷4ストロークDOHC単気筒エンジンを搭載。CBX250Twisterとしては、2001年にブラジルで先行し、2002年からアルゼンチンとメキシコおよび南アフリカで発売され、2008年まで販売された。
250cc - 400cc
[編集]- CBX400F - 400ccクラス市場ではスズキ・GSX400Fに続くDOHC4バルブ直列4気筒というメカニズムを採用する。
- CBX400Fインテグラ - ハーフフェアリングを装備したCBX400Fのバリエーション車種。
- CBX400カスタム -CBX400Fと同時期に販売されたアメリカンスタイルのオートバイであるがエンジン・車体などが異なる[2]。
400cc - 750cc
[編集]- CBX550F - 前述のCBX400Fベースの上位機種。
- CBX550Fインテグラ - ハーフフェアリングを装備したCBX550Fのバリエーション車種。
- CBX650カスタム
- CBX750F - 耐久レーサーイメージのツインライトをハーフカウルに装備したデザイン
コックピットは3眼メーターで戦闘機イメージをCB750Fから進化
CBX系ウインカーを持つが、ポジションライトは片眼のイエローバルブのみ
フロントタイヤは切り返し重視の16インチだが、同時期のVF750Fより 一回り細いものを履く よって、VF、VFRの16インフロントよりも切れ込み角が高めである 切り返し重視の16/Ⅰ8インチホイールは、VFと同じく レーサーか、ツアラーか狙いがぶれている中途半端なしあがりとなってしまっている
空冷DOHC4バルブ直列4気筒エンジン。
CBに続く第3世代4気筒でバックトルクリミッター、油圧バルブ調整、自動チェーンテンショナー、油圧クラッチでメンテナンスフリーを目指す 排気は4→2→1→2
3段オイルクーラーをヘッドライト下に装備する
後にCB750F(RC42) のベースエンジンとなる 最高速度は200km/h
- CBX750Fボルドール -
フルカウルを装備したCBX750Fのバリエーション車種。 本来、ボルドールはCB1300に続く 白/赤塗装であるが 唯一、銀/赤のウルトラマンカラーを身にまとう とにかく、頭デッカチの車両である
- CBX750ホライゾン - ビキニカウルを装備したCBX750Fのバリエーション車種。
限定解除用車両、白バイ仕様で大活躍 CBX750Fより高値推移であった 18/16インチのキャストホイール装備し、シャフトドライブが特徴 黒赤/黒青仕様がある
- CBX750P - 警察(白バイ)仕様のCBX750ホライゾンのバリエーション車種。
750cc以上
[編集]- CBX1000 - CBXシリーズの祖となる最初のモデル。
正式にはCB-X(10)を意味するため 本来はCB系に類するもので CBXとは別系統である
脚注
[編集]- ^ 2006年5月15日プレスリリース
- ^ CBX400F用NC07E型エンジンは内径x行程が55.0×42.0(mm)に対し、CBX400カスタム用NC11E型エンジンは56.0×40.4(m)mであり、CBX650カスタム用RC13E型エンジンと共通設計で油圧式バルブクリアランスオートアジャスタ・ブラシレス背面ジェネレータなどを搭載する。