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ホンダ・CBX

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

CBX(シービーエックス)とは、本田技研工業が日本国内でかつて製造発売していたオートバイのシリーズ商標である。

概要

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同社のフラグシップモデルであるCBシリーズの中で「究極」を意味するXを付帯させた。2015年現在では、海外向け現行車種の販売は行われているが、日本国内では販売を終了している。

なお単純にCBXとだけ表記される場合は、X(輸出名称:CBX)の販売名称を指すほか、CBX400Fを省略して「CBX」と呼称する場合もある。

モデル一覧

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※本項では排気量で分類し解説を行う。

125cc以下

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CBX125F

125cc - 250cc

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  • CBX150AERO - 空冷4ストロークSOHC単気筒エンジンを搭載する海外専売モデル。
  • CBX150 - CBF150CRF150Fと共通の空冷4ストロークSOHC単気筒となるコア2エンジンを搭載。新大洲本田摩托有限公司が生産する海外専売モデル[1]
  • CBX200Strada - 空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒エンジンを搭載する海外専売モデル。
CBX250TWISTER
(CBF250派生車種)
  • CBX250RS - 派生車種として販売開始されたGB250クラブマンとは兄弟車
  • CBX250S - 前述のCBX125Fベースの上位機種。CBX125RS搭載のMC10E型エンジンとは異なり、空冷4ストロークSOHC単気筒エンジン(MC12E型)を搭載する。

250cc - 400cc

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CBX400F
  • CBX400F - 400ccクラス市場ではスズキ・GSX400Fに続くDOHC4バルブ直列4気筒というメカニズムを採用する。
  • CBX400Fインテグラ - ハーフフェアリングを装備したCBX400Fのバリエーション車種。
  • CBX400カスタム -CBX400Fと同時期に販売されたアメリカンスタイルのオートバイであるがエンジン・車体などが異なる[2]

400cc - 750cc

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CBX750F
  • CBX750F - 耐久レーサーイメージのツインライトをハーフカウルに装備したデザイン

コックピットは3眼メーターで戦闘機イメージをCB750Fから進化

CBX系ウインカーを持つが、ポジションライトは片眼のイエローバルブのみ

フロントタイヤは切り返し重視の16インチだが、同時期のVF750Fより 一回り細いものを履く よって、VF、VFRの16インフロントよりも切れ込み角が高めである 切り返し重視の16/Ⅰ8インチホイールは、VFと同じく レーサーか、ツアラーか狙いがぶれている中途半端なしあがりとなってしまっている

空冷DOHC4バルブ直列4気筒エンジン。

CBに続く第3世代4気筒でバックトルクリミッター、油圧バルブ調整、自動チェーンテンショナー、油圧クラッチでメンテナンスフリーを目指す 排気は4→2→1→2

3段オイルクーラーをヘッドライト下に装備する

後にCB750F(RC42) のベースエンジンとなる 最高速度は200km/h

    • CBX750Fボルドール -

フルカウルを装備したCBX750Fのバリエーション車種。 本来、ボルドールはCB1300に続く 白/赤塗装であるが 唯一、銀/赤のウルトラマンカラーを身にまとう とにかく、頭デッカチの車両である

    • CBX750ホライゾン - ビキニカウルを装備したCBX750Fのバリエーション車種。

限定解除用車両、白バイ仕様で大活躍 CBX750Fより高値推移であった 18/16インチのキャストホイール装備し、シャフトドライブが特徴 黒赤/黒青仕様がある

    • CBX750P - 警察(白バイ)仕様のCBX750ホライゾンのバリエーション車種。

750cc以上

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CBX1000
  • CBX1000 - CBXシリーズの祖となる最初のモデル。

正式にはCB-X(10)を意味するため 本来はCB系に類するもので CBXとは別系統である

脚注

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  1. ^ 2006年5月15日プレスリリース
  2. ^ CBX400F用NC07E型エンジンは内径x行程が55.0×42.0(mm)に対し、CBX400カスタム用NC11E型エンジンは56.0×40.4(m)mであり、CBX650カスタム用RC13E型エンジンと共通設計で油圧式バルブクリアランスオートアジャスタ・ブラシレス背面ジェネレータなどを搭載する。

関連項目

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外部リンク

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