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オジロウチワキジ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オジロウチワキジ
オジロウチワキジ
オジロウチワキジ(オス) Lophura bulweri
保全状況評価
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: キジ目 Galliformes
: キジ科 Phasianidae
: コシアカキジ属 Lophura
: オジロウチワキジ L. bulweri
学名
Lophura bulweri (Sharpe, 1874)
和名
オジロウチワキジ
英名
Bulwer's pheasant
Wattled pheasant
White-tailed wattled pheasant

オジロウチワキジ(尾白団扇雉、Lophura bulweri)は、キジ目キジ科コシアカキジ属に分類される鳥類

分布

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インドネシアブルネイ、マレーシア(ボルネオ島固有種

形態

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全長56-81cm。翼長オス25.5-26cm、メス22.5-23.5cm。体重オス1.5-1.8kg、メス0.9-1kg。頭頂の羽毛が伸長(冠羽)しない。

顔には羽毛が無く、青い肉垂れ状の皮膚が露出する。嘴の色彩は黄色がかった白色。後肢の色彩は青みがかった灰色。

卵は長径5cm、短径4cmで、ピンク色を帯びた淡黄色の殻で覆われる。

オスは先端が青の黒い羽毛で被われる。尾羽は長く、尾羽の色彩は白い。また青い肉垂れがより大型で、虹彩が赤褐色。メスは褐色の羽毛で被われる。尾羽は短く、尾羽の色彩は赤褐色。また青い肉垂れがより小型で、虹彩が赤い。

生態

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標高1,500m以下にある森林に生息する。

食性は雑食で、果実昆虫などを食べる。

繁殖形態は卵生。6月に尾羽を広げて求愛する様子が観察された例がある。11月に木の根元で巣が発見された例があり、1回に3-8回の卵を産む。飼育下での抱卵期間は24-25日。

人間との関係

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開発による生息地の破壊、乱獲などにより生息数は減少している。インドネシアでは法的に保護の対象とされているが、特別な保護対策は行われていない。

関連項目

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参考文献

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  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ5 東南アジアの島々』、講談社2000年、61、155-156頁。
  • 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-I (キジ目)』、東京動物園協会、1987年、109-110、176頁。

外部リンク

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