光月るう
光月 るう(こうづき るう、7月25日[1] - )は、日本の女優。元宝塚歌劇団月組の男役[1]。元月組組長[2][3]。
こうづき るう 光月 るう | |
---|---|
生年月日 | 7月25日 |
出身地 | 日本 埼玉県熊谷市 |
身長 | 166cm |
血液型 | A型 |
職業 | 女優 |
ジャンル | 舞台 |
活動期間 | 2002年 - |
活動内容 |
2002年:宝塚歌劇団入団、月組配属 2018年:月組副組長、月組組長就任 2023年:宝塚歌劇団退団、芸能活動再開 |
事務所 | ACT JP エンターテイメント |
公式サイト | 光月るう 公式プロフィール |
主な作品 | |
宝塚歌劇 『グレート・ギャツビー』 | |
備考 | |
宝塚歌劇団卒業生 |
埼玉県熊谷市[1]、文京女子大学高等学校出身[4]。身長166cm[1]。血液型A型[1]。愛称は「るう」、「るみこ」[4]。
所属事務所はACT JP エンターテイメント[1]。
来歴
編集2000年、宝塚音楽学校入学。
2002年、宝塚歌劇団に88期生として入団[5][1]。入団時の成績は7番[5]。星組公演「プラハの春/LUCKY STAR!」で初舞台[5]。その後、月組に配属[5][3]。
2018年5月7日付で月組副組長に就任[6][1]。同年11月19日付で月組組長に就任[7][1]。
2023年4月30日、「応天の門/Deep Sea」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団[2][3]。
退団後は舞台に出演する他、ライブや講演会、講師なども務める[8]。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
編集初舞台
編集- 2002年4 - 5月、星組『プラハの春』『LUCKY STAR!』(宝塚大劇場のみ)
月組時代
編集- 2002年8 - 12月、『長い春の果てに』『With a Song in my Heart』
- 2003年1 - 2月、『春ふたたび』 - 村の男『恋天狗』 - 村の男(バウホール)
- 2003年4 - 8月、『花の宝塚風土記(ふどき)』『シニョール ドン・ファン』
- 2003年9月、『なみだ橋 えがお橋』(バウホール・日本青年館)
- 2003年11 - 2004年3月、『薔薇の封印』
- 2004年4 - 5月、『愛しき人よ-イトシキヒトヨ-』(バウホール・日本青年館) - 和実の影
- 2004年6 - 10月、『飛鳥夕映え』 - 新人公演:中大兄皇子(本役:彩那音)『タカラヅカ絢爛II』
- 2005年2 - 5月、『エリザベート』 - 黒天使、新人公演:ジュラ(本役:真野すがた)
- 2005年7 - 8月、『BourbonStreet Blues』(バウホール) - ロッシ/ロバート
- 2005年9 - 12月、『JAZZYな妖精たち』 - ジェームス、新人公演:ピクシー(本役:北翔海莉)『REVUE OF DREAMS』
- 2006年2 - 3月、『Young Bloods!!-Sparkling MOON-』(バウホール) - プッチ
- 2006年5 - 8月、『暁(あかつき)のローマ』 - 新人公演:オクタヴィアヌス(本役:北翔海莉)『レ・ビジュー・ブリアン』
- 2006年10月、『あかねさす紫の花』 - 矢坂部連倉目『レ・ビジュー・ブリアン』(全国ツアー)
- 2007年1 - 4月、『パリの空よりも高く』 - フランチー、新人公演:ジェラール・ロルボン(本役:遼河はるひ)『ファンシー・ダンス』
- 2007年5 - 6月、『ダル・レークの恋』(全国ツアー) - パタナック
- 2007年8 - 11月、『MAHOROBA』『マジシャンの憂鬱』 - 新人公演:ジグモンド(本役:大空祐飛)
- 2007年12 - 2008年1月、『HOLLYWOOD LOVER』(バウホール・日本青年館) - エドウィン・シュバーク
- 2008年3 - 7月、『ME AND MY GIRL』 - 新人公演:ジョン・トレメイン卿(本役:霧矢大夢)[注釈 1][3]
- 2008年9月、『グレート・ギャツビー』(日生劇場) - ビロクシー[3]
- 2008年11 - 2009年2月、『夢の浮橋』 - 慈童丸、新人公演:薫(本役:霧矢大夢)『Apasionado!!』[3]
- 2009年3月、『二人の貴公子』(バウホール) - 求愛者
- 2009年5 - 8月、『エリザベート』 - ジュラ
- 2009年10 - 12月、『ラスト プレイ』 - ピエトロ『Heat on Beat!(ヒート オン ビート)』
- 2010年2月、『紫子』 - 逸見小次郎『Heat on Beat!(ヒート オン ビート)』(中日劇場)
- 2010年4 - 7月、『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』 - オジー
- 2010年9 - 11月、『ジプシー男爵-Der Zigeuner Baron-』 - ヨシュカ『Rhapsodic Moon(ラプソディック・ムーン)』
- 2010年12 - 2011年1月、『STUDIO 54(スタジオ フィフティフォー)』(ドラマシティ・日本青年館) - フランク・ドノバン
- 2011年3 - 5月、『バラの国の王子』 - 家臣(シカ)/家臣(男)『ONE』
- 2011年7 - 10月、『アルジェの男』 - フェリックス『Dance Romanesque(ダンス ロマネスク)』
- 2011年11 - 12月、『アリスの恋人』(バウホール・日本青年館) - ルーク
- 2012年2 - 4月、『エドワード8世』 - ジー・トロッター『Misty Station』
- 2012年6 - 9月、『ロミオとジュリエット』
- 2012年10 - 11月、『愛するには短すぎる』 - マクニール・オコーナー『Heat on Beat!(ヒート オン ビート)』(全国ツアー)
- 2013年1 - 3月、『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』 - ダグー大佐
- 2013年5月、『ME AND MY GIRL』(梅田芸術劇場) - アナスタシア・ブラウン夫人
- 2013年7 - 10月、『ルパン-ARSÈNE LUPIN-』 - フィナール『Fantastic Energy!』
- 2013年11 - 12月、『JIN-仁-』 - 勝麟太郎(海舟)『Fantastic Energy!』(全国ツアー)
- 2014年1月、『風と共に去りぬ』(梅田芸術劇場) - ベル・ワットリング
- 2014年3 - 6月、『宝塚をどり』『明日への指針 -センチュリー号の航海日誌-』 - アルバート一等航海士『TAKARAZUKA 花詩集100!!』 - 蘭の歌姫A
- 2014年7 - 8月、『宝塚をどり』『明日への指針-センチュリー号の航海日誌-』 - アルバート一等航海士『TAKARAZUKA 花詩集100!!』(博多座)
- 2014年9 - 12月、『PUCK(パック)』 - マシュー・グレイヴィル『CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』
- 2015年1 - 2月、『Bandito(バンディート)-義賊 サルヴァトーレ・ジュリアーノ-』(バウホール・日本青年館) - アントニオ・ディ・マッジオ
- 2015年4 - 7月、『1789-バスティーユの恋人たち-』 - ジャック・ネッケル
- 2015年8月、専科『オイディプス王』(バウホール) - 報せの男[3]
- 2015年11 - 2016年2月、『舞音-MANON-』 - アレクサンドル・ブロイ/ロン・ボイ・ミン『GOLDEN JAZZ』
- 2016年3 - 4月、龍真咲コンサート『Voice』(赤坂ACTシアター・ドラマシティ) - RUU
- 2016年6 - 9月、『NOBUNAGA〈信長〉-下天の夢-』 - 今川義元『Forever LOVE!!』
- 2016年10月、『FALSTAFF』(バウホール) - キャピュレット
- 2017年1 - 3月、『グランドホテル』 - ウィット『カルーセル輪舞曲(ロンド)』
- 2017年4 - 5月、『瑠璃色の刻(とき)』(ドラマシティ・TBS赤坂ACTシアター) - ルイ16世
- 2017年7 - 10月、『All for One』 - ボーフォール公爵/リシュリュー枢機卿
- 2017年12月、『Arkadia-アルカディア-』(バウホール) - ジャン=ポール・ヴァロー
- 2018年2 - 5月、『カンパニー-努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』 - 脇坂英一『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』 - じいや
- 2018年6 - 7月、『雨に唄えば』(TBS赤坂ACTシアター) - R・F・シンプソン
- 2018年8 - 11月、『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 - ツェップス
- 2019年1月、『Anna Karenina(アンナ・カレーニナ)』(バウホール) - ステパン・オブロンスキー(スティーバ)
- 2019年3 - 6月、『夢現無双』 - 沢庵宗彭『クルンテープ 天使の都』 Wエトワール
- 2019年7 - 8月、『チェ・ゲバラ』(日本青年館・ドラマシティ) - フルヘンシオ・バティスタ/アンドレス・セルニチ
- 2019年10 - 12月、『I AM FROM AUSTRIA-故郷(ふるさと)は甘き調(しら)べ-』 - エルフィー・シュラット
- 2020年2月、『出島小宇宙戦争』(ドラマシティ・東京建物 Brillia HALL) - タダタカ
- 2020年9 - 2021年1月、『WELCOME TO TAKARAZUKA-雪と月と花と-』『ピガール狂騒曲』 - ミシェル
- 2021年3月、『幽霊刑事(デカ)〜サヨナラする、その前に〜』(バウホール) - 経堂芳郎
- 2021年5 - 8月、『桜嵐記(おうらんき)』 - 老年の男『Dream Chaser』[3]
- 2021年10 - 11月、『川霧の橋』 - 源六『Dream Chaser-新たな夢へ-』(博多座)
- 2022年1 - 3月、『今夜、ロマンス劇場で』 - 本多正『FULL SWING!』
- 2022年5月、『Rain on Neptune』(舞浜アンフィシアター) - ネレイド
- 2022年7 - 10月、『グレート・ギャツビー』 - ジョージ・ウィルソン[2][3]
- 2022年11 - 12月、『ブラック・ジャック 危険な賭け』 - サザランド『FULL SWING!』(全国ツアー)
- 2023年2 - 4月、『応天の門』 - 藤原良房『Deep Sea-海神たちのカルナバル-』 退団公演[2][3]
出演イベント
編集- 2002年9月、『レビュー記念日』
- 2004年11月、瀬奈じゅんコンサート『SENA!』
- 2005年6月、『ゴールデン・ステップス』
- 2006年11月、『夢のメモランダム』
- 2007年1月、『清く正しく美しく』
- 2008年3月、『ME AND MY GIRL』前夜祭
- 2008年12月、タカラヅカスペシャル2008『La Festa!』
- 2009年6月、『百年への道』
- 2011年12月、タカラヅカスペシャル2011『明日に架ける夢』
- 2012年12月、タカラヅカスペシャル2012『ザ・スターズ!〜プレ・プレ・センテニアル〜』
- 2014年12月、タカラヅカスペシャル2014『Thank you for 100 years』
- 2015年12月、タカラヅカスペシャル2015『New Century,Next Dream』
- 2016年12月、タカラヅカスペシャル2016『Music Succession to Next』
- 2017年10月、第54回『宝塚舞踊会』[9]
- 2017年10月、美弥るりかディナーショー『Razzle』[10]
- 2019年4月、美弥るりかディナーショー『Flame of Love』[11]
- 2023年3月、『光月るう サロンコンサート』 主演[12]
宝塚歌劇団退団後の主な活動
編集舞台
編集- 2024年7月 - 8月、『父との夏』[13]
- 2024年12月、『RUNWAY』(梅田芸術劇場・KAAT神奈川芸術劇場)[14]
- 2025年2・3月、「エンターテインメント時代劇『幕末』」(大阪・東京) - 坂本龍馬主演[注釈 2][15]
受賞歴
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e f g h i 光月るう 公式プロフィール ACT JP エンターテイメント株式会社。
- ^ a b c d 宝塚歌劇月組の組長・光月るう、千海華蘭、蘭世惠翔らが来年4月に退団 スポーツ報知。
- ^ a b c d e f g h i j Memories of 光月るう タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ a b 『宝塚おとめ 2023年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2023年、45頁。ISBN 978-4-86649-223-0。
- ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 114.
- ^ 『2018年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2019年、87頁。ISBN 978-4-86649-090-8。
- ^ 宝塚月組の新組長に光月るう 現組長の憧花ゆりのは退団 デイリースポーツ。
- ^ “宝塚歌劇団を卒業して、第二章の幕開けとなる光月るうさんインタビュー”. エンタメターミナル. ERIZUN (2023年10月3日). 2024年11月1日閲覧。
- ^ 第54回「宝塚舞踊会」('17年・宝塚) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 美弥るりかディナーショー「Razzle」('17年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 美弥るりかディナーショー「Flame of Love」('19年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 光月るう サロンコンサート('23年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ “ハルベリーオフィス10周年記念公演に、中尾隆聖ら出演「父との夏」”. ステージナタリー (ナターシャ). (2024年5月28日) 2024年5月28日閲覧。
- ^ “宝塚歌劇100周年メンバーが集結するショー「RUNWAY」ビジュアル解禁”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年8月21日). 2024年8月22日閲覧。
- ^ “光月るう・彩音星凪がW主演、劇団そとばこまちのエンターテインメント時代劇「幕末」”. ステージナタリー. ナターシャ. 2024年11月1日閲覧。
- ^ 『2020年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2021年、55頁。ISBN 978-4-86649-159-2。
参考文献
編集- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。
外部リンク
編集- 光月るう 公式プロフィール
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