龍真咲
龍 真咲(りゅう まさき、1982年12月18日[1] - )は、日本の女優・歌手。元宝塚歌劇団月組トップスター[2][3]。
りゅう まさき 龍 真咲 | |
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生年月日 | 1982年12月18日(41歳) |
出身地 | 日本 大阪府東大阪市 |
身長 | 171cm |
職業 | 女優・歌手 |
ジャンル | 舞台 |
活動期間 | 2001年 - |
活動内容 |
2001年:宝塚歌劇団入団、月組配属 2012年:月組トップスター就任 2016年:宝塚歌劇団退団、芸能活動再開 |
配偶者 | 既婚 |
公式サイト | 龍真咲オフィシャルサイト |
主な作品 | |
宝塚歌劇 『ロミオとジュリエット』 『ベルサイユのばら』 『ME AND MY GIRL』 『風と共に去りぬ』 『1789-バスティーユの恋人たち-』 舞台 『1789 -バスティーユの恋人たち-』 | |
備考 | |
宝塚歌劇団卒業生 |
来歴
編集1999年、宝塚音楽学校入学。
2001年、宝塚歌劇団に87期生として入団[6]。入団時の成績は29番[6]。宙組公演「ベルサイユのばら2001」で初舞台[6][7]。その後、月組に配属[6]。
小顔に長身、甘いマスクに麗しい歌声と、スターとしての素質を早くから覗かせ[8]、2006年のバウ・ワークショップ「Young Bloods!!」で、バウホール公演初主演[9][10]。
2007年の「パリの空よりも高く」で新人公演初主演[11][4]。同年の「マジシャンの憂鬱」で2度目の新人公演主演[11][7]。この頃より2期下の明日海りおと月組ホープとして扱われるようになる[8]。
2009年の「二人の貴公子」で、明日海とバウホール公演ダブル主演[12][13]。
2010年の「HAMLET!!」(バウホール・日本青年館公演)で、バウホール単独・東上公演初主演[12][13]。同年に霧矢大夢がトップ就任後は、明日海と共に月組2番手に昇格[8]。
2012年の霧矢退団後、月組トップスターに就任[1][14]。月組から16年ぶりに誕生した生え抜きのトップとなり、21世紀に入団した生徒から誕生した初のトップともなった[5]。相手役に男役から転向したばかりの愛希れいかを迎え、「ロミオとジュリエット」でトップコンビ大劇場お披露目[15][8][7]。同作と翌年の「ベルサイユのばら」では、準トップスターに就任した明日海と役替わりで主演を務める[16][17]。
2016年9月4日、「NOBUNAGA/Forever LOVE!!」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団[14]。劇団100周年時に在籍した最後のトップの卒業ともなった[14][17]。
退団後は、スペースクラフト所属となり、芸能活動を再開するが、2019年に退社し、芸能活動を一時休止することを発表[18][1]。同年、自身のインスタグラムで結婚したことを報告した[19]。
2023年に第一子を出産したことを報告[20]。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
編集初舞台
編集- 2001年4 - 5月、宙組『ベルサイユのばら2001-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』(宝塚大劇場のみ)
月組時代
編集- 2001年8 - 9月、『大海賊』 - 新人公演:デイビッド(本役:北翔海莉)『ジャズマニア』(東京宝塚劇場のみ)[10]
- 2001年10 - 11月、『大海賊』 - パン屋『ジャズマニア』(全国ツアー)
- 2002年1 - 5月、『ガイズ&ドールズ』 - 新人公演:クバーナの男(本役:紫城るい)[10][7]
- 2002年6 - 7月、『SLAPSTICK』(バウホール・日本青年館) - ルー・コディ
- 2002年8 - 12月、『長い春の果てに』 - 新人公演:ヴァール(本役:北翔海莉)『With a Song in my Heart』[10]
- 2003年1 - 2月、『春ふたたび』 - 家来『恋天狗』 - 権八(バウホール)
- 2003年4 - 8月、『花の宝塚風土記(ふどき)』『シニョール ドン・ファン』 - 新人公演:ディーラー(本役:一色瑠加)[10]
- 2003年11 - 2004年3月、『薔薇の封印』 - 新人公演:ピーター(本役:月船さらら)[10]
- 2004年4 - 5月、『愛しき人よ-イトシキヒトヨ-』(バウホール・日本青年館) - ボリス・ブラセンラ
- 2004年6 - 10月、『飛鳥夕映え』 - 新人公演:山背大兄皇子(本役:楠恵華)『タカラヅカ絢爛II』[10]
- 2005年2 - 5月、『エリザベート』 - 黒天使、新人公演:ルドルフ(本役:大空祐飛)[10][7]
- 2005年7月、『BourbonStreet Blues』(バウホール) - ロッシ/ロバート
- 2005年9 - 12月、『JAZZYな妖精たち』 - リチャード、新人公演:オーベロン(本役:光樹すばる)『REVUE OF DREAMS』[10]
- 2006年2 - 3月、『Young Bloods!!-Sparkling MOON-』(バウホール) - RYU バウWS主演[9][10][13][7]
- 2006年5 - 8月、『暁(あかつき)のローマ』 - ストラトーン、新人公演:ブルータス(本役:瀬奈じゅん)『レ・ビジュー・ブリアン』[10]
- 2006年10月、『あかねさす紫の花』 - 天比古『レ・ビジュー・ブリアン』(全国ツアー)
- 2007年1 - 4月、『パリの空よりも高く』 - フローベル、新人公演:アルマンド・ジャッケ(本役:瀬奈じゅん)『ファンシー・ダンス』 新人公演初主演[11][10][13][4]
- 2007年5 - 6月、『大坂侍』(バウホール・日本青年館) - 極楽の政
- 2007年8 - 11月、『MAHOROBA』『マジシャンの憂鬱』 - レオー、新人公演:シャンドール(本役:瀬奈じゅん) 新人公演主演[11][10]
- 2007年12 - 2008年1月、『A-“R”ex』(ドラマシティ・日本青年館) - ヘファイスティオン
- 2008年3 - 7月、『ME AND MY GIRL』[10]
- 2008年8月、『ME AND MY GIRL』(博多座) - ジェラルド・ボリングボーク[注釈 1]/ジャクリーン・カーストン(ジャッキー)[注釈 1][13]
- 2008年11 - 2009年2月、『夢の浮橋』 - 道定『Apasionado!!』
- 2009年3月、『二人の貴公子』(バウホール) - パラモン バウW主演[12][13][7]
- 2009年5 - 8月、『エリザベート』 - ルイジ・ルキーニ[7]
- 2009年10 - 12月、『ラスト プレイ』 - クリストファー『Heat on Beat!(ヒート オン ビート)』
- 2010年2月、『HAMLET!!』(バウホール・日本青年館) - ハムレット 東上初主演[12][13][7]
- 2010年4 - 7月、『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』 - ショーヴラン[注釈 1]/アルマン・サン・ジュスト[注釈 1][13][7]
- 2010年9 - 11月、『ジプシー男爵-Der Zigeuner Baron-』 - パリ『Rhapsodic Moon(ラプソディック・ムーン)』
- 2011年3 - 5月、『バラの国の王子』 - 王様/先代の王様『ONE』
- 2011年7 - 10月、『アルジェの男』 - ジャック『Dance Romanesque(ダンス ロマネスク)』
- 2011年11 - 12月、『我が愛は山の彼方に』 - チャムガ『Dance Romanesque(ダンス ロマネスク)』(全国ツアー)
- 2012年2 - 4月、『エドワード8世』 - ガイ・バージェス『Misty Station』[7]
月組トップスター時代
編集- 2012年6 - 9月、『ロミオとジュリエット』 - ロミオ[注釈 1]/ティボルト[注釈 1] 大劇場トップお披露目公演[8][15][7][4]
- 2012年10 - 11月、『愛するには短すぎる』 - フレッド・ウォーバスク『Heat on Beat!(ヒート オン ビート)』(全国ツアー)
- 2013年1 - 3月、『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』 - オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ[注釈 1]/アンドレ・グランディエ[注釈 1][16]
- 2013年5月、『ME AND MY GIRL』(梅田芸術劇場) - ウィリアム・スナイブスン(ビル)
- 2013年5月、雪組『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』(宝塚大劇場) - アンドレ・グランディエ[注釈 2]
- 2013年7 - 10月、『ルパン-ARSÈNE LUPIN-』 - アルセーヌ・ラウール・ルパン/アルベール・ド・サヴリー『Fantastic Energy!』
- 2013年11 - 12月、『JIN-仁-』 - 南方仁『Fantastic Energy!』(全国ツアー)
- 2014年1月、『風と共に去りぬ』(梅田芸術劇場) - スカーレット・オハラ[5][4]
- 2014年3 - 6月、『宝塚をどり』『明日への指針 -センチュリー号の航海日誌-』 - ジェイク『TAKARAZUKA 花詩集100!!』 - 花詩集の紳士/花の紳士S/若い僧/蘭の王/トップスター男/踊る紳士S/ブラックローズS/銀の花の男[4]
- 2014年7 - 8月、『宝塚をどり』『明日への指針-センチュリー号の航海日誌-』 - ジェイク『TAKARAZUKA 花詩集100!!』(博多座)
- 2014年9 - 12月、『PUCK(パック)』 - パック『CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』[5][4]
- 2015年2 - 3月、『風と共に去りぬ』(中日劇場) - スカーレット・オハラ[5]
- 2015年4 - 7月、『1789-バスティーユの恋人たち-』 - ロナン・マズリエ[5]
- 2015年9月、『DRAGON NIGHT!!』(ドラマシティ・文京シビックホール)
- 2015年11 - 2016年2月、『舞音-MANON-』 - シャルル・ド・デュラン『GOLDEN JAZZ』
- 2016年3 - 4月、龍真咲コンサート『Voice』(赤坂ACTシアター・ドラマシティ) - MASA-O
- 2016年6 - 9月、『NOBUNAGA〈信長〉-下天の夢-』 - 織田信長『Forever LOVE!!』 退団公演[5]
出演イベント
編集- 2001年12月、『ガイズ&ドールズ』前夜祭
- 2003年9月、大空祐飛ディナーショー『SPARK!!』[21]
- 2004年11月、瀬奈じゅんコンサート『SENA!』
- 2006年9月、TCAスペシャル2006『ワンダフル・ドリーマーズ』
- 2007年9月、TCAスペシャル2007『アロー!レビュー!』
- 2008年3月、『ME AND MY GIRL』前夜祭
- 2008年12月、タカラヅカスペシャル2008『La Festa!』
- 2009年6月、『百年への道』
- 2010年12月、タカラヅカスペシャル2010『FOREVER TAKARAZUKA』
- 2011年1月、龍真咲ディナーショー『Hot Fairy』 主演[22]
- 2011年12月、タカラヅカスペシャル2011『明日に架ける夢』
- 2012年12月、タカラヅカスペシャル2012『ザ・スターズ!〜プレ・プレ・センテニアル〜』
- 2013年10月、第52回『宝塚舞踊会』[23]
- 2014年4月、宝塚歌劇100周年 夢の祭典『時を奏でるスミレの花たち』
- 2014年10月、『宝塚歌劇100周年記念 大運動会』
- 2014年12月、タカラヅカスペシャル2014『Thank you for 100 years』
- 2015年12月、タカラヅカスペシャル2015『New Century,Next Dream』
- 2016年7月、龍真咲ディナーショー『Goodbye Fairy』 主演[24]
宝塚歌劇団退団後の主な活動
編集舞台
編集- 2016年12 - 2017年1月、『エリザベート TAKARAZUKA20周年 スペシャル・ガラ・コンサート』(梅田芸術劇場・オーチャードホール) - エリザベート/ルイジ・ルキーニ[25]
- 2018年4 - 7月、『1789 -バスティーユの恋人たち-』(帝国劇場・新歌舞伎座・博多座) - マリー・アントワネット[注釈 3][26]
- 2019年1月、『SHIRANAMI』(新国立劇場) - 赤星十三郎/小夜[27]
- 2019年3月、『DEVIL MAY CRY-THE LIVE HACKER-』(Zepp DiverCity TOKYO) - レディ[28]
- 2024年12月、『RUNWAY』(梅田芸術劇場・KAAT神奈川芸術劇場)[29]
ラジオ
編集ドラマ
編集- 2013年6月、TBS『TAKE FIVE〜俺たちは愛を盗めるか〜』 - 第8話[注釈 4]
受賞歴
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c “龍真咲が5月末に事務所退社、活動休止へ「人生見つめ直したい」”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2019年4月20日) 2021年11月25日閲覧。
- ^ a b “「母も1人の女性」 元宝塚の娘が、大人になって気付いたこと”. grape (2020年11月18日). 2021年11月25日閲覧。
- ^ a b c “元宝塚の龍真咲「巡り合わせ感謝」来年2月林はるか、林そよかとコンサート”. 日刊スポーツ (日刊スポーツNEWS). (2021年11月25日) 2023年8月4日閲覧。
- ^ a b c d e f g “あこがれの「PUCK」に主演/龍真咲 - プレシャス!宝塚”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2014年10月2日) 2021年11月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “龍真咲、「夢」と「愛」のステージで宝塚に別れ - プレシャス!宝塚”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2016年6月16日) 2021年11月25日閲覧。
- ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 113.
- ^ a b c d e f g h i j k l “龍 真咲さんインタビュー(前編)”. ゴーゴーご組. 宝塚歌劇団プロジェクト (2012年2月13日). 2021年11月25日閲覧。
- ^ a b c d e 100年史(人物) 2014, p. 157.
- ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 239.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n “月組 龍 真咲”. ウィズたからづか. フェアリーインタビュー (2008年5月). 2021年11月25日閲覧。
- ^ a b c d 100年史(舞台) 2014, p. 316.
- ^ a b c d 100年史(舞台) 2014, p. 242.
- ^ a b c d e f g h “月組 龍 真咲”. ウィズたからづか. フェアリーインタビュー (2010年5月). 2021年11月25日閲覧。
- ^ a b c “龍真咲、来年9月で退団 宝塚100周年式典“最後のトップスター””. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2015年12月16日) 2021年11月25日閲覧。
- ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 202.
- ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 203.
- ^ a b “龍真咲、今秋宝塚退団 最後まで龍のごとく上りつめ(2/3ページ)”. 産経ニュース (産経デジタル). (2016年1月10日) 2021年11月25日閲覧。
- ^ “元宝塚・龍真咲、神田うのら所属スペースクラフト入りで新たなスタート”. ORICON NEWS (oricon ME). (2016年10月21日) 2021年11月25日閲覧。
- ^ “龍真咲「両親のような温かく楽しい家庭を」インスタで結婚報告”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2019年11月20日) 2021年11月25日閲覧。
- ^ “元宝塚月組トップ・龍真咲、第1子出産「力強い産声と命の重みを感じて過ごしています」19年に結婚”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2023年8月4日) 2023年8月4日閲覧。
- ^ 大空祐飛ディナーショー「Spark !!」('03年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 龍真咲ディナーショー「Hot Fairy」('11年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 第52回「宝塚舞踊会」('13年・宝塚) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 龍真咲ディナーショー「Goodbye Fairy」('16年・ホテル阪急インターナショナル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ “「エリザベート」ガラコン、小池修一郎「より円熟した新発見のあるものに」”. ステージナタリー (ナターシャ). (2016年11月5日) 2021年11月25日閲覧。
- ^ “「1789」“進化&深化”して最高の革命へ、小池徹平・加藤和樹ら意気込む”. ステージナタリー (ナターシャ). (2018年2月7日) 2021年11月25日閲覧。
- ^ “5人の“猛獣”が共演「SHIRANAMI」幕開け、早乙女太一ら「観に来てねー!」”. ステージナタリー (ナターシャ). (2019年1月11日) 2021年11月25日閲覧。
- ^ “「DEVIL MAY CRY」馬場良馬扮するダンテらのビジュアル解禁”. ステージナタリー (ナターシャ). (2019年1月18日) 2021年11月25日閲覧。
- ^ “宝塚歌劇100周年メンバーが集結するショー「RUNWAY」ビジュアル解禁”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年8月21日). 2024年8月22日閲覧。
- ^ a b c 100年史(人物) 2014, p. 53.
- ^ 『2015年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2016年、85頁。ISBN 978-4-908135-68-2。
参考文献
編集- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。
外部リンク
編集- 龍真咲オフィシャルサイト
- 龍真咲 (@masakiryufree) - X(旧Twitter)
- 龍真咲 (@masaki_ryu) - Instagram