ナショナル王者・征矢学、挑戦者・マサ北宮へ「情熱」さく裂「酒、飯を食う量…すべて負けたくない」…1・1「日本武道館」で激突
プロレスリング・ノアのGHCナショナル王者・征矢学が11日までにスポーツ報知の取材に応じ、来年元日「日本武道館」で挑戦を受けるマサ北宮へ情熱あふれる「負けたくない魂」をさく裂させた。
今月1日の新宿FACE大会で近藤修司を破り3度目の防衛を飾った征矢。直後に北宮がリングインし挑戦を表明し元日の武道館でのタイトルマッチが電撃決定した。
今月5日に都内で行われた会見で北宮がガム1個をかみながら登壇すると「負けたくない」と意を決し、唐辛子の板ガムをすべてほうばり口内が炎上した。この対抗心の真意を「マサマサ北宮には何に対しても負けたくない。これから元日までタイトルマッチを盛り上げていくところから戦いは始まっている」と激白した。
そして「試合はもちろん、いろんなことに関して…」と思いを巡らせると「例えば飲む酒の量、飯を食う量だって何に関しても北宮には負けたくない。すべてにおいて負けたくない」と元日までリング外での大食い対決、酒豪決戦もぶち上げた。さらに北宮が考えつかない「特訓」も敢行することを予告した。
北宮とは昨年9・24名古屋大会で稲葉大樹を含む3人で「オレたち世代でのしあがっていく」とノアの活性化を掲げ決起した。当時を振り返り「高みを目指して3人でやっていこうぜと純粋にのし上がっていきたいという単純な気持ち」と明かした。ユニットは結成しなかったが「まとまってやっていくよりも深いもの。ユニット同志になると組むことは多いけど戦うことがなくなる。しばりを作らずにのし上がっていきたかった」と明かした。
あれから1年たち、途中ケガでの欠場はあったがノアで初めてとなるシングル王座の「ナショナル」のベルトを巻いた。「ベルトを巻いてからがスタートだと思っていました」と明かした通りビッグマッチ前にはサウナ特訓を公開するなどリング外でも注目を集める言動を繰り返してきた。「すべて自分なりに真剣にやっています。全力でナショナルチャンピオンを貫きたい」と目をぎらつかせた。
1年前に「決起」した北宮とのタイトル戦は待望した一戦だ。19日の後楽園ホール大会では最初で最後の前哨戦が行われる。征矢は藤田和之と組み北宮は小田嶋大樹とのタッグで対戦する。「駆け引きのないぶつかり合いなるでしょう。前哨戦といわず本番のつもりで臨みます」と情熱をたぎらせていた。
◆1・1日本武道館大会全対戦カード
▼ダブルメインイベント2・GHCヘビー級選手権試合
王者・清宮海斗 VS 挑戦者・OZAWA
▼ダブルメインイベント1・スペシャルシングルマッチ NEW YEAR FIRST DREAM
中邑真輔 VS 佐々木憂流迦
▼GHCタッグ選手権試合
王者組・丸藤正道、杉浦貴 VS 挑戦者組・ジャック・モリス、X
▼GHCナショナル選手権試合
王者・征矢学 VS 挑戦者・マサ北宮
▼GHCジュニアヘビー級選手権試合 60分3本勝負
王者・ダガ VS 挑戦者・Eita
▼第4試合・スペシャルシングルマッチ
拳王 VS “想い人”KENTA
▼第3試合・シングルマッチ Brother vs Brother
イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr. VS ガレノ・デル・マル
▼第2試合・8人タッグマッチ NEW YEAR LIMIT BREAK
潮崎豪、モハメド ヨネ、小峠篤司、大原はじめ VS 藤田和之、石川修司、遠藤哲哉、ブラックめんそーれ
▼GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合/3WAYマッチ
王者組・HAYATA、YO―HEY VS 挑戦者組・AMAKUSA、宮脇純太 VS 挑戦者組・アレハンドロ、カイ・フジムラ
※最初に勝利したチームが、この試合の勝者。
▼ダークマッチ・NOAH THE RUMBLE(午後3時15分・試合開始
出場選手→小田嶋大樹、大和田侑、晴斗希、谷口周平、タダスケ、菊池悠斗ほか全13選手が出場。
※2名の選手の対戦から開始、60秒ごとに選手が入場し対戦に加わっていく全13選手によるランブル戦。勝敗は、フォール、ギブアップの他にトップロープ越しに場外に落ちると失格となる「オーバー・ザ・トップロープ」形式を採用。優勝者にはどのGHCタイトルにも挑戦できる権利が与えられる。