【オートレース】森且行2日目はしぶとく追い上げて3着も反省「道中で迷惑を掛けちゃいました」~川口SG日本選手権

スポーツ報知
2日目は3着で巻き返した森且行(左)

 抜けない、抜かせない、腕に覚えあるテクニシャンたちを絶妙にすり抜けて、貴重なポイントをかき集めた!

 オートレーサーの森且行(50)=川口・25期=は31日、埼玉県川口オートレース場で開催中のSG「第56回日本選手権オートレース」2日目・第3R「予選」に出走。8車立て、0メートルオープンの2枠からスタートはやや立ち遅れて、6番手からのタフな展開となったが、道中はしぶとく、鋭い足を繰り出して前を進んだ内山高秀、西原智昭、そして高橋義弘までをも逆転して3着でゴールインした。準決勝戦進出へ向けて、大きな6ポイント加算に成功した。

 激しくせめぎ合い、もつれ合うシビアな勝負を終えた森は、ひたすら反省モードだった。「いやあ、道中でいろいろ迷惑を掛けちゃいましたからね。ニシ(西原)には危ない思いをさせてしまいました。謝ります。エンジンはやっぱり止まらないなあ。タイヤが良かったのでエンジンをカバーできた感じだよね。何かやらないとって思ってキャブを扱ったんですが、逆に行ってしまいました。スタートは攻めたつもりだったんですが、タイミングは12かあ~。な~にが攻めました~!だよね(苦笑い)」

 道中でマシンがやや外に流れ、「減点されたら勝ち上がりは厳しいよね。でも、失格でも仕方ないと思っています」としんみりつぶやいていたが、判定はセーフ。失格も減点もなかった。「自分の中では、逆にアウトにしていただいたぐらいの方が気持ちはすっきりしたんですけれどね。だって、相手の選手に申し訳ないもん。ただ、判定は判定なので、やれることはやります!頑張ります!」

 自身が相手から不利を受けた時は、笑顔で「ぜ~んぜん、気にしないで!」とひたすら寛容なのに、本人がライバルに少しでも迷惑を掛けた時は平身低頭でわびまくる。究極のフェアプレー、ぶれないスポーツマンシップの男だからこそ、彼は選手たちから絶大なる尊敬の念を集める。森且行が森且行たるゆえんはここにある。

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