StarCraft とは、ブリザード・エンターテインメント社(Blizzard Entertainment)の制作したRTSゲームである。
1998年3月にブリザード・エンターテインメント社が発売したRTSゲームで、Windows用、Mac用、NINTENDO64用(日本未発売)で展開された。
シングルモード用のシナリオと各種族にユニットを追加する拡張版「StarCraft:Brood War」がWindows用、Mac用として1998年11月にリリースされている。現在はこの拡張版Brood Warを加えた状態で遊ばれるのが一般的である。
Terran・Protoss・Zergという3種族からいずれかを選択し互いの存亡をかけて戦うゲームである。種族ごとに生態系・発展体系・ユニット性能がまったく異なるが、全体的には強さのバランスが絶妙に調整されていると高く評価されている。
世界で最も多く売れたRTSゲームタイトルとして2009年06月にギネス認定されている。海外、特に韓国での人気が非常に高く、全世界で売られた1100万本のうち半数近くが韓国での売り上げであると言われている。
ニコニコ動画では他のゲームタイトル同様にプレイ動画の投稿があるが、韓国のプロリーグ動画などのStarCraft関連動画に日本語字幕を付けたものなども見られる。
2010年8月21日にWCG2010のStarCraft日本予選が運営生放送により配信された。
配信結果はのべ来場者数26705人、総コメント数66945コメントとなっている。
最初に行われた運営アンケートによるとStarCraftのプレイ経験のある人は2割ほどで、多くが未経験や初見であった。
StarCraftは海外においては評価も人気も上々だが、日本においてはさっぱり人気のない状態となった。
これには以下のような複数の要因があるとみられる。
最後の項について補足しておく。
ブリザード社が運営している対戦環境であるBattle.netは国ごとにチャットチャンネルが分けられているが、日本チャットチャンネル上では主に韓国人プレイヤーからのゲームとは関係のない嫌がらせの荒らしが慢性的に行われていて、まともに会話が出来ない状態になっていた。
もちろん韓国人プレイヤーが皆荒らしていたというわけではない。しかし前記したようにStarCraftは韓国での絶大な人気があったので、ごく少ない割合の韓国人プレイヤーが荒らしであっても結果的にかなりの人数となってしまい、元々そう多くもない日本チャットチャンネルはそういった悪質プレイヤーのターゲットにされ続けた。
そんな嫌がらせを敬遠した日本人プレイヤーはBattle.netを避け、FSGS(Free Standard Game Server)を使用して個人によって立てられ運営されるGenesisやHeavenといったローカルサーバ主体へと移住してしまった。
そのような状況であったため、ローカルサーバの存在を知らない新規プレイヤーがBattle.netに接続すると最初に目にするのは人もろくに居ず荒らされ続ける日本チャットチャンネルという状態で快適に遊びづらくなり、また移住したローカルサーバ側も周知不足から新規プレイヤーの参加はそう多くなく、先細りとなってしまった。
これは2ちゃんねるなどで韓国人が日本に対する強い反日感情を持っていることが広く知られるよりも過去の話である。
そんなStarCraft1から12年という長い期間を空けて2010年7月27日にStarCraft2が発売となった。日本語版が出る予定はないが、今度は日本でもそこそこ以上の人気となってほしいものである。
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最終更新:2025/01/02(木) 06:00
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