HIYARI-HAT(ヒヤリ・ハット)とは、VOCALOID VY1V4を使用したお独り様ボカロックバンドの名称。バンド名の由来であるヒヤリ・ハット(重大な災害や事故には至らないものの、直結してもおかしくない一歩手前の事例の認知)から、「ヒヤリとする様な歌詞+ハッとするような閃き」というコンセプトで音楽活動を行っている。
2018年1月18日、デジタル・シングル「sing sing the Rock and Roll」で各種音源配信サイトにてリリース。音楽活動を開始。その後「トリガーハッピー」「ラジオが灯す春」とシングル曲をデジタル配信でリリースし、2019年3月16日、初となる5曲入りの1st デジタルEP「ヒヤリ・ハット」をリリース。1st EPとしての初期衝動と活動するにあたってフッ軽を目指した本作は「4トラック以下限定」という縛りで作成されたことにより、後にリリースされるEPが「縛り」というコンセプトで作成されるきっかけとなる。
2019年春、1stアルバム「爆ぜるな危険」を音楽配信に先駆けM3春2019でリリース。同年5月8日に配信開始。QUEENのWe Will Rock Youの様なビートに博多祝い目出度の世界観を融合した「ハット祝い目出度」やThe Crushの楽曲からヒントを得た「白い騒動~Rice Riot~」、ボ・ディドリービートを取り入れたロックナンバー「Heyヒヤリ・ハット」など、メインコンポーザーである"つつみ"のルーツであるロックのオマージュを各所に散りばめた楽曲で構成されている。その様式美に沿うようにアルバム最後にはバンド名を模した楽曲「ヒヤリ・ハットのテーマ」で幕を閉じる。
2020年、ヘヴィメタル縛りの楽曲で構成された2ndEP「HOBBYMETAL」をリリース。このEPが作成された背景には4曲目収録の「Live On The Knight」の存在が大きい。この楽曲を次回作のアルバムに入れるにはあまりにもバランスが合わないと感じ、メタル企画盤としてのEPとして楽曲を収録しようと思いついた所から制作が始まった。
同年秋に2ndAlbum「ヒヤリ・ハットⅡ」リリース。先の見えぬ不安な状態で作成された1stの頃と比べて環境が良くなったからか「二度寝・間食・ロックンロール」や「東京ルーズ」「もう0時!」など、悲壮感を持ちつつもユーモアかつ前向きな曲が増えているのが特徴。
2021年春、パンクロック×博多弁縛りの3rdEP「めんたいパンク4:55」リリース。前年より続いているコロナ禍のフラストレーションが歌詞に現れているが、何故博多弁にしたかというと、ギタリストの"つつみ"が人生の1/3以上を過ごした思い出のある故郷である事と、メッセージ性のあるパンク・ロックを演るならば、より局所的にメッセージ性が強まるお国言葉(方言)の方が良いのでは?と閃きと、方言にする事で配信時の審査の際に歌詞の訂正を受けないのではという思惑もあったという。
同年秋、3rdAlbum「ヒヤリ・ハットⅢ」リリース。「ゴリラ・カルチャー」「自粛警察」「セットアップ・ロッカー」の様な1stを彷彿させるようなハードな楽曲から「ほらほら時間は」「エビデンスダンス」の様な2nd以降のユーモアに富んだ楽曲で構成される。またM3で頒布されるCD-R盤に初めてライナーノーツが寄稿される。
2022年春、ブルース縛りの4th EP「Modeling Blues」リリース。ヴィンテージ志向や機材はこうあるべきだサウンドはこうじゃなくてはダメだという"ブルースはこうあるべき"という敷居の高さ(演者ではなく主にリスナー間のマウント、所謂ブルースおじさん)にうんざりしていた空気に風穴を開けるべく、楽曲の8割を打ち込みで作成したエポックメイキングな作品となっている。
同年秋「ヒヤリ・ハットⅣ」リリース。アルバム再構築した「君とロック」や、スタジアム・ロックを彷彿させる「We Are VOCAROCK」や「一瞬の詩」等スケールの大きな楽曲が収録され、またCD-R盤にはバンドメンバーによる楽曲解説が収録されている。
2023年春、英語歌詞HR/HM縛りの5th EP「Danger in the East」をリリース。CD-R盤には配信では割愛されている英語歌詞・訳詞を収録する事で盤を手に入れた人が楽しめる仕様になっている。またCD-R盤にはEPとしては初となるライナーノーツが収録。
同年秋、5thアルバム「V(ファイブ)」がリリース。刹那的に過ぎていくボカコレ開催中への思いを込めた「背景、埋もれた底から」や、「AC2023」「HEY上々」などメッセージ性を全面に置いた楽曲が特徴。また1st EP収録の「エブリシング・イズ・オーケー」をアルバム用に再構築して収録された事により1st EP「ヒヤリ・ハット」の楽曲がすべてアルバムバージョンとして収録された事になる。また初期のシングルリリースのみでアルバム未収録だった「ラジオが灯す春」もアルバムバージョンとして再構築され収録され、初期の活動を一旦総括する内容となっている。
2024年春、疑似ライブ盤の6thEP「実感録音盤 ヒヤリ・ハットLive」をリリース。音楽配信では環境によって再現されないがCD-R盤では曲と曲の間の無音部分が発生しないライブ盤ならではのシームレス感を楽しめる仕様となっている。
同年秋、6thAlbum「GAMECHANGER」をリリース。曲名がアルバム・タイトルになるのは1st以来。楽曲「GAMECHANGER」は5th EP「Danger in the East」収録の楽曲を日本語歌詞にして再録したものだが、歌詞の内容は方向性は同じものの異なるものに変更されている。「犬笛」「She Run Ghana」の様な尖った歌詞の曲が収録されているが、その理由としては「例えば初音ミクにはポリティカルな歌詞は歌って欲しく無いと思うのが大半のリスナーの総意だと思う。しかしそれは逆に◯◯が歌ってますという看板を避けてきたヒヤリ・ハットだからこそ、その様な歌にも意欲的に挑戦する事が出来る。」とライナーノーツに解説がある。
【無色透名祭】We Are VOCAROCK →4thAlbum「ヒヤリ・ハットⅣ」収録
【三統一祭】etc. / ヒヤリ・ハット ft.初音ミクNT
【ボカコレ2022秋】雨は五月雨 →4thAlbum「ヒヤリ・ハットⅣ」収録
【ボカロメタル投稿祭】黒田節 →2nd EP「HOBBYMETAL」CD-R盤に収録(配信は未収録)
【ボカコレ2023春】Walk Away →5th EP「Danger in the East」収録
【第一回ボカロック投稿祭!!】PDCA →5thAlbum「Ⅴ」収録
【ボカコレ2023夏】拝啓、埋もれた底から →5thAlbum「Ⅴ」収録
【無色透名祭Ⅱ】飯テロのブルース →デジタル・シングルとしてRelease
【ボカコレ2024春】がなれ、お前のロックンロール →6thAlbum「GAMECHANGER」収録
【洋楽カバー祭2024秋】半斤八両
動画本数は少ないが毎年8月10日「ヒヤリ・ハットの日」に公式リリックビデオを公開している。
2021年
危険が危ない!(デモバージョン) -Youtube-
2022年
もう0時!(Official Lyric Video)
2023年
朝がまた来る
2024年
君とロック
EP
ヒヤリ・ハット (2019.3.6) ※CD-R盤なし配信オンリー
HOBBYMETAL(2020.5.4)
(2023年6月5日に収録曲"Blackthunder"がTunes Storeのメタルトップソングで4位チャートイン)
めんたいパンク4:55(2021.5.21)
Modeling Blues(2022.5.11)
Danger in The East(2023.6.2)
実感録音盤 ヒヤリ・ハットLive!(2024.8.2)
Album
爆ぜるな危険(2019.5.8)
ヒヤリ・ハットⅡ(2020.12.8)
ヒヤリ・ハットⅢ(2021.11.30)
ヒヤリ・ハットⅣ(2022.11.10)
Ⅴ(ファイブ)(2023.11.10)
GAMECHANGER(2024.11.21)
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最終更新:2025/01/01(水) 15:00
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